3月17日、群馬バスに解雇撤回の抗議行動!(速報)

3月15日の群馬バスによるM分会長への解雇通告に対して、群馬合同労組は16日付で解雇撤回の要求書を送付。本日3月17日、朝から群馬バス箕郷バスセンター、榛名営業所、本社ビルに対して、抗議行動に立った。緊急だったが、15名の組合員・支援共闘の仲間が決起。M分会長先頭に解雇撤回まで闘う決意を叩きつけた。

 

 

 

群馬バスは不当解雇を撤回しろ!!

群馬バス分会長の解雇は
組合つぶしだ!

3月15日、株式会社群馬バスは、群馬合同労組群馬バス分会・M分会長に対して、3月10日出勤時のアルコール検知におけるアルコール反応の検出を理由に解雇を通告した。絶対に許さない。群馬合同労組は、M分会長の解雇撤回まで徹底的に闘うことを宣言する。
事実はこうだ。3月10日早朝、M分会長は5:50に出勤、アルコール検査を受ける。すると検知器が反応。数値は最大0.097、1時間ほど後には0になっていた。M分会長はふだんからスマートフォンをつかって、自分のアルコール量と時間をチェックしていたので、なぜ検知されたのか理解できない。動転していたM分会長は、あわてて出勤してきた所長の事情聴取に対して、前日は休みで夕食の時にビール1本、食後にビールを2本700ミリリットルを飲んだ、時間は22~23時くらいまでと話した。所長は、処分が決まるまで出勤停止を命じた。同日夕方安全管理部長から事実経過を再確認する電話を受けた。
M分会長は、その後、その日の出勤途中で飲んだ栄養ドリンクにアルコールが含まれていることがわかり、また飲酒した時間が自分の勘違いで報告した時間よりも1時間か30分早かったことに気づき、それらを記した3月13日付「陳述書」を、翌14日に会社に提出した。
提出した翌15日、14時に出社するように連絡が来た。出社すると、御園生専務、満島所長以下5名が待っていて、解雇通告が行われた。
理由は「飲酒罰則基準」と就業規則に照らして解雇するというもの。アルコール反応の検出と、「かつ勤務時間前8時間以内に飲酒した」ことが解雇に該当するとするものだった。通告と同時に「飲酒運転防止対策、飲酒罰則基準について」という社長名、平成25年(2013年)5月31日付「達示」が示された。ここには、第3項として、始業点呼時のアルコール検査で呼気中アルコール濃度0.15以上の場合(酒気帯びに該当)は「聴聞し、その内容により懲戒解雇または諭旨解雇」とある。そして第4項として、0.15未満の場合、「聴聞し、その内容により7日以内の停職」とある。問題はこの但し書きに、「但し、勤務時間前8時間以内に飲酒した場合、または2年以内に飲酒による懲戒を受けている場合は本項の扱いではなく同項(第3頁)の懲戒の種類で処分する」とある。そして検査にひっかかった当日の事情聴取で22時から23時くらいの間にビールを飲んだと話したことが「勤務時間前8時間以内」にあたるというのだ。
しかしM分会長は解雇通告の前日に「陳述書」を提出し、ビールを飲んだ時間は1時間か30分早かったと陳述を訂正している。また直前に飲んだ栄養ドリンクにアルコール成分が含まれていたと成分表の写真も添えて提出した。これらを検討することもなく、M分会長を一発で解雇したのだ。人手不足で汲々としているときに。こんなことで納得できるはずがない。
事態はあきらかだ。昨年8月31日付で分会結成通告を群馬バスに行って以来、群馬合同労組群馬バス分会は、会社の待機時間を2分の1にしてしまう労働時間管理と割増賃金計算、詐欺同然の手当、正社員化にともなう賃下げの実態など、次々に暴き出し、3月27日には決定的な証拠を突きつけて未払い残業代を支払えと第2回団体交渉で追及するところだった。職場でも不当なことに声をあげてきた。その先頭に立っていたのがM分会長なのだ。会社は不誠実な対応で逃げる一方、もはや群馬合同労組群馬バス分会をつぶす以外に、立ちゆかないところに追いつめられていた。そこに今回のM分会長のアルコール検知がおこった。きちんと事態をつかんで適正に対処するのではなく、当該の陳述書を無視・抹殺して、不当な解雇を強行した。群馬合同労組は、絶対にM分会長の不当解雇を許さず、解雇撤回まで闘い抜く。
群馬バスの労働者のみなさん、人ごとではありません。ともに闘いましょう!利用者のみなさん、全国の労働者のみなさん、どうかご支援をお願いします。

第2回団体交渉で残業時間・残業代の不正をやめさせよう

群馬バス分会の第2回の団体交渉は3月27日(月)に開催される。
この間判明したことは
①2015年の正社員化によって3万5千円もの基本給の賃下げが行われていたこと。
②正社員化前の残業代が月800円均一だったこと。
③残業時間も「中休」(待機時間)部分が半分に計算され、36協定も、賃金計算も不当である
こと
④1月の給与で組合員に6万円もの不明な未払い賃金があること。
⑤新しく採用された運転手は基本給と手当で14年働いた運転手よりも3万円も安いこと。
⑥これらがユニオンショップ協定を結んだ社内組合との労使協定をもとに行われていること。
群馬合同労組は、こうした現状を労働組合の団結の力でぶっとばそうと闘いに入る。群馬バスの労働者は群馬合同労組に入り、ともに闘おう!

【資料】 2月1日付「要求書」
冒頭、2016年11月30日付貴社「回答書」に抗議する。貴社は2016年10月12日の第1回団体交渉の場で当組合への提出を約束した賃金支給規程・36協定書の提出を拒否した。その理由は、同団体交渉にて貴社が資料として提出した「労働時間の考え方」という資料を当組合がホームページに掲載したことだと言う。この資料が「機密情報」であり、勝手に公開したことが信頼関係を損なったというのである。そもそも公開しないという確認などしていない。この「労働時間の考え方」が機密情報であるかどうか、当組合は従業員・市民のみなさんにみていただき、判断していただこうと考える。行政から補助金ももらう、公共交通を担う事業体であるにもかかわらず、労働組合との約束も一方的に踏みにじる不誠実な貴社の対応を、当組合は許さないことを通告しておく。
あらためて、以下の要求をするので、2017年2月中に団体交渉を開催の上、文書にて回答するよう、申し入れる。

(1)Oの2017年1月度給与に関して、時間外賃金の未払い分64402円を支払うこと。
(2)Mの2017年1月度給与に関して、時間外賃金の未払い分15957円を支払うこと。)
(3)Oの2017年1月度給与に関して、業務日報から算出した実際の実働時間(ハンドル時間)130時間40分とダイヤの実働時間(ハンドル時間)126時間50分との差、3時間50分について、未払いなので3時間50分÷2×1085.2円(時給)=2080円を支払うこと。
(4)第1回団体交渉にて貴社は運転していない待機時間、すなわち「中休」は「自由に利用できる休憩時間」であって、原則無給であると主張するが、貴社の「中休」は貴社の指揮命令下におかれた「手待時間」であり、れっきとした労働時間であるので、二分の一に計算する計算方法をやめること。(※「出勤を命じられ一定の場所に拘束されている以上いわゆる手待ち時間も労働時間である」(昭和33年10月11日基収6286号))
(5)「中休時間」のうち時間外にあたる部分を二分の一に計算する根拠となっている「中休時間における賃金の取扱いに関する事項」に関する群馬バス労働組合との労使協定について、当組合に開示、写しを交付すること。
(6)現在のOの労働条件に関して、2015年に群馬バス労働組合と合意された労使協定「正社員化に伴う労働条件に関する事項」について、当組合に開示、写しを交付すること。改訂前の「乗務給」「ハンドル」の規程について説明すること。
(7)最近2カ年のM・O二名の「乗務員乗務報告書」の写しを当組合に交付すること
(8)休日の振替について、本人の合意を取ること。振替日を必ず指定すること。
(9)榛名湖線・榛名神社~榛名湖間など、車幅が道路幅を超える危険箇所に関して、安全上に問題があるので、会社の安全配慮義務の問題として対策を講じること。
(10)安中ダイヤにおいて、乗客が定員をオーバーする時、どのように対応するべきか明らかにすること。        以上

群馬バス運転手の時給は800円!?

第2回団体交渉は3月27日に

群馬バスの代理人から団体交渉の提案がやっときた。2月中の開催を要求していたのだが、提案の電話がかかったのが3月1日。そして3月最終週の提案。第2回の団体交渉は3月27日(月)と決まった。
今回の要求書の重要な争点が、2015年夏頃に行われた正社員化(それ以前は群馬バスの運転手は基本的に一年契約の有期雇用社員だった)にともなって、どのように賃金体系が変わったのか、ということである。
表を見てほしい。これはO組合員の、過去の基本給・残業・出勤日数などのデータだ(給与明細が手元に残っているもの)。


① 正社員化の前の基本給は、乗務給とハンドル給に別れていて、それぞれ何を意味するのかがわからない。
② 乗務給とハンドル給の合計が基本給になると思われるが、月の平均額は225,983円になる。ところが正社員化されてから基本給は191,000円に下げられている。なんと3万5千円の賃下げだ。
③ 見過ごせないのは、正社員化前の残業代の計算方法だ。これまた、なんと、時給はきれいに800円にされている。毎月均一というのも理解できないし、なぜ800円なのかも理解できない。大型免許を持ち、乗客の命をあずかるプロのドライバーだ。時給800円とは驚きだ。(現在もその条件を継続している労働者もいる)
④ 正社員化の後、O組合員の時給は1,085円に上がっている。しかし、基本給が平均35,000円も下げられた上、残業時間の「中休」(待機時間)部分が半分にけずられ、残業時間全体もなぜか全然少なくされていることによって、収入は減ったままだ。さらに昨年1月に入ったM組合員にいたっては時給は986円だ。
新しいドライバーほど安い

入社して14年になるO組合員と、入社1年のM組合員。
賃金の大きな違いが二つある。
ひとつは、基本給。O組合員は191,000円。M組合員は173,500円。その差は毎月17,500円になる。
もうひとつは、「退職手当」。O組合員には毎月12,000円がつくが、M組合員にはつかない。もちろん、どちらも退職金は出ない。
これだけケチな会社だと、どうなるか?もちろんコストの高い労働者より、コストの安い労働者におきかえたくなる。だから古い労働者を大事にしなくなる。

群馬合同労組に入ってともに闘おう

会社の管理職や群馬バス労働組合の役員、交通ユニオンの役員が、群馬合同労組は過激派、群馬合同労組に入ると抜けられなくなる、家族まで就職できなくなる、群馬合同労組には絶対に入るな、と、吹いているらしい。しかし群馬合同労組は、群馬県労働委員会からも資格審査を受けて、救済命令も受けているれっきとした労働組合だ。だから会社も団体交渉から逃げられない。組合員の家族が組合員の活動を理由に就職できなかったことなんて聞いたことがない。もっとも家族がどんな人かで採用を決める会社なんて、ろくな会社ではないのだから、そんな会社には入らない方がいい。差別、いじめ、パワハラが横行する職場に間違いない。家族のためにやめた方がいい。
過労死レベルの長時間労働を強制されて、賃金の計算方法もわからない、計算してみたら疑問だらけ、こんなひどい状況を放置してきたのは、ほかならぬ会社と群馬バス労働組合、交通ユニオンだ。職場を変えるのは、労働者の団結の力だ。一人一人の労働者にこそ、力がある。だから群馬合同労組にはいって、ともに力をあわせて、職場を変えよう。
資料 2月1日付「要求書」

冒頭、2016年11月30日付貴社「回答書」に抗議する。貴社は2016年10月12日の第1回団体交渉の場で当組合への提出を約束した賃金支給規程・36協定書の提出を拒否した。その理由は、同団体交渉にて貴社が資料として提出した「労働時間の考え方」という資料を当組合がホームページに掲載したことだと言う。この資料が「機密情報」であり、勝手に公開したことが信頼関係を損なったというのである。そもそも公開しないという確認などしていない。この「労働時間の考え方」が機密情報であるかどうか、当組合は従業員・市民のみなさんにみていただき、判断していただこうと考える。行政から補助金ももらう、公共交通を担う事業体であるにもかかわらず、労働組合との約束も一方的に踏みにじる不誠実な貴社の対応を、当組合は許さないことを通告しておく。
あらためて、以下の要求をするので、2017年2月中に団体交渉を開催の上、文書にて回答するよう、申し入れる。

(1) Oの2017年1月度給与に関して、時間外賃金の未払い分64402円を支払うこと。(別添計算書参照)(訂正あり)
(2) Mの2017年1月度給与に関して、時間外賃金の未払い分15957円を支払うこと。(別添計算書参照)
(3) Oの2017年1月度給与に関して、業務日報から算出した実際の実働時間(ハンドル時間)130時間40分とダイヤの実働時間(ハンドル時間)126時間50分との差、3時間50分について、未払いなので3時間50分÷2×1085.2円(時給)=2080円を支払うこと。(別添計算書参照)(訂正あり)
(4) 第1回団体交渉にて貴社は運転していない待機時間、すなわち「中休」は「自由に利用できる休憩時間」であって、原則無給であると主張するが、貴社の「中休」は貴社の指揮命令下におかれた「手待時間」であり、れっきとした労働時間であるので、二分の一に計算する計算方法をやめること。(※「出勤を命じられ一定の場所に拘束されている以上いわゆる手待ち時間も労働時間である」(昭和33年10月11日基収6286号))
(5) 「中休時間」のうち時間外にあたる部分を二分の一に計算する根拠となっている「中休時間における賃金の取扱いに関する事項」に関する群馬バス労働組合との労使協定について、当組合に開示、写しを交付すること。
(6) 現在のOの労働条件に関して、2015年に群馬バス労働組合と合意された労使協定「正社員化に伴う労働条件に関する事項」について、当組合に開示、写しを交付すること。改訂前の「乗務給」「ハンドル」の規程について説明すること。
(7) 最近2カ年のM・O二名の「乗務員乗務報告書」の写しを当組合に交付すること
(8) 休日の振替について、本人の合意を取ること。振替日を必ず指定すること。
(9) 榛名湖線・榛名神社~榛名湖間など、車幅が道路幅を超える危険箇所に関して、安全上に問題があるので、会社の安全配慮義務の問題として対策を講じること。
(10) 安中ダイヤにおいて、乗客が定員をオーバーする時、どのように対応するべきか明らかにすること。        以上

群馬バスへの要求書の金額がまちがってました。増えてしまいました。

2月1日付で群馬バスに対して提出した要求書(http://gungoroso.org/?p=707)のうち、未払い残業代がまちがっていました。訂正と「おわび」を群馬バス(代理人 たかさき法律事務所)に提出しました。O組合員の1月度の未払い残業代は56,670円ではなく64,402円でした。増えてしまいました。

原因は、単純な引き算ミス。ブログの計算書(http://gungoroso.org/?p=723)をていねいにご覧になった方は気づいた方もおられることでしょう。エクセルの表をいろいろ手直ししているうちに、関数の式が消えてしまっていました。

ほかにもちょっとしたミスで、ある1日の「ハンドル時間」「中休時間」が2分づつまちがっていました。これによって請求金額が18円少なくなりました。

計算表を作るのは、「しろうと」にはたいへんな作業でした。労働者には、理解もできない、理解できても計算できない、という賃金体系になっているのが痛いほどわかりました。しかし、苦労のしがいがあって、計算表ができあがりました。これで、会社の総務よりも正確に正しく、かんたんに賃金計算ができるようになりました。

早速M組合員の2月度の明細表が届いたので、賃金を計算して比べてみました。

結果。残業時間は、明細書の「30時間39分」に対して97時間をこえています。「中休」を2分の1にしないで本来の拘束時間から計算すると実に121時間です!

未払い残業代は8万をこえ、2分の1にしなければ11万をこえます!

どうしてこうなるのか?団体交渉で会社にしっかりと説明してもらわないといけませんが、どうやら秘密は休日にあるようです。実際要求書を出したあと、明細の「休日出勤」「有給休暇」「欠勤」の日数が空白になっています。群馬バスは、休出と有休をごちゃまぜにして、休日数を法定休日だけに処理してしまっているとしか考えられません。これはどろぼうと同じです。

さらにまた、賃金規程に「固定残業代」という規程がちりばめられています。たとえば「生活関連手当」1万円。従業員には「交通費」と「家族手当」のようなものと説明されてきた(群馬バスでは交通費が支給されていない!)、この「生活手当」が「固定残業手当」を4,720円含むとされています。つまり残業代・残業時間から、これが引かれている可能性があります。「退職金手当」も同じです。「交通費」「家族手当」「退職金(前払い?)」として受け取っていると思っていたものが、何と自分が働いた残業代として処理されている可能性が大きいのです。

どうです?みなさん?これって「詐欺」ではないでしょうか?

今回、要求書の金額を間違えたことについて、組合は「謝罪」のことばを添えました。間違えたのですから。しかし、です。ちゃんと、労働者の賃金の計算の根拠を、あなたはこれだけ働いたので、こういう計算になります、と、ていねいに説明するのは、会社のやることではないでしょうか?会社は「機密情報」だと言って、約束したものも出さず、業務日報やダイヤもコピーも取らせません。組合は手探りで組合員から情報をあつめて、苦労して賃金を計算して、出して見せました。どちらがあやまるべきなのでしょうか?

群馬バスの労働者のみなさん。自分がどれだけ働いたのか、必ず記録を残しましょう。労働者は奴隷ではないのです。群馬合同労組群馬バス分会に入って、当たり前のことを、当たり前に要求し、きちんと勝ちとりましょう。それは労働者として当然のことです。

 

ちなみに群馬合同労組群馬バス分会の組合員は、業務日報の写真画像を記録し保存することを営業所長に認めさせています。こそこそせずに、日報提出の前に、堂々と写真撮影しましょう。あなたの労働をただ働きに終わらせないために。

 

群馬バスは誠実に団体交渉を行え

群馬バスに対して2月1日付で要求書を提出した(既報)。2月中の団体交渉を要求したのに、今日まで何の音沙汰もない。たかさき法律事務所の代理人に電話してどうなっているか確認した。

「いま日程の調整中です。」「2月中の開催はちょっとむずかしい…」

いつまでもこの調子でやろうなんて許さない。なにせ賃金不払いは不法行為。労働基準法(24条)違反で、30万円以下の罰金が科せられる犯罪行為だ(労働基準法120条1号)。行政から補助金ももらっているのに、許されるはずもない。

群馬バスは昨日群馬バス労働組合と団体交渉を行ったようだ。どんな要求で、どんな交渉だったのか…

要求書で、O組合員の1月度の未払い残業代を56,670円等と出したが、要求書に添付した計算書を一部公開する。文句のつけようがあるなら、ぜひつけてほしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

群馬バスに要求書、こんなにただ働きが!

群馬合同労組は、群馬バスに対して2月1日付で要求書を提出した。内容は以下の通り。

 

要 求 書

 

冒頭、2016年11月30日付貴社「回答書」に抗議する。貴社は2016年10月12日の第1回団体交渉の場で当組合への提出を約束した賃金支給規程・36協定書の提出を拒否した。その理由は、同団体交渉にて貴社が資料として提出した「労働時間の考え方」という資料を当組合がホームページに掲載したことだと言う。この資料が「機密情報」であり、勝手に公開したことが信頼関係を損なったというのである。そもそも公開しないという確認などしていない。この「労働時間の考え方」が機密情報であるかどうか、当組合は従業員・市民のみなさんにみていただき、判断していただこうと考える。行政から補助金ももらう、公共交通を担う事業体であるにもかかわらず、労働組合との約束も一方的に踏みにじる不誠実な貴社の対応を、当組合は許さないことを通告しておく。
あらためて、以下の要求をするので、2017年2月中に団体交渉を開催の上、文書にて回答するよう、申し入れる。

(1) Oの2017年1月度給与に関して、時間外賃金の未払い分56670円を支払うこと。(別添計算書参照)
(2) Mの2017年1月度給与に関して、時間外賃金の未払い分15957円を支払うこと。(別添計算書参照)
(3) Oの2017年1月度給与に関して、業務日報から算出した実際の実働時間(ハンドル時間)130時間40分とダイヤの実働時間(ハンドル時間)126時間48分との差、3時間52分について、未払いなので3時間52分÷2×1085.2円(時給)=2098円を支払うこと。(別添計算書参照)
(4) 第1回団体交渉にて貴社は運転していない待機時間、すなわち「中休」は「自由に利用できる休憩時間」であって、原則無給であると主張するが、貴社の「中休」は貴社の指揮命令下におかれた「手待時間」であり、れっきとした労働時間であるので、二分の一に計算する計算方法をやめること。(※「出勤を命じられ一定の場所に拘束されている以上いわゆる手待ち時間も労働時間である」(昭和33年10月11日基収6286号))
(5) 「中休時間」のうち時間外にあたる部分を二分の一に計算する根拠となっている「中休時間における賃金の取扱いに関する事項」に関する群馬バス労働組合との労使協定について、当組合に開示、写しを交付すること。
(6) 現在のOの労働条件に関して、2015年に群馬バス労働組合と合意された労使協定「正社員化に伴う労働条件に関する事項」について、当組合に開示、写しを交付すること。改訂前の「乗務給」「ハンドル」の規程について説明すること。
(7) 最近2カ年のM・O二名の「乗務員乗務報告書」の写しを当組合に交付すること
(8) 休日の振替について、本人の合意を取ること。振替日を必ず指定すること。
(9) 榛名湖線・榛名神社~榛名湖間など、車幅が道路幅を超える危険箇所に関して、安全上に問題があるので、会社の安全配慮義務の問題として対策を講じること。
(10) 安中ダイヤにおいて、乗客が定員をオーバーする時、どのように対応するべきか明らかにすること。

以上

要求書にあるとおり、第1回団体交渉で会社は、賃金の計算方法について、「労働時間の考え方」という資料を組合に提出して説明をした。そのポイントは、1日8時間の所定労働時間をこえる場合、実運転時間(ハンドル時間)以外の待機時間を、二分の一に計算するということだ。これには戦後すぐに国鉄で、実乗務時間を基本に、準備時間や便乗時間を2分の1、3分の1にするというやり方が取られ(いわゆる動力車乗務員勤務制度)、交通運輸労働者の労働条件の基準とされてきた歴史がある。しかしこれは労働組合がストライキで闘い、その力関係の上で機能してきたものだ。国鉄分割民営化で労働組合がストライキも放棄して、労働者の非正規化が進行してしまった中で、このやり方は奴隷制度に近いものだ。なぜなら36協定さえ、2分の1にされた残業時間で守ればいいとされてしまっているのだから。
今回二人の分会の仲間がたち上がったことによって、この30年で、バス労働者がおかれている状況がいかにとんでもないものであるかが明らかになりつつある。しかもそのインチキを支えているのが御用組合との労使協定であることも明らかになった。
気をつけてもらいたいのは、1月度は、特別に休みが多いということ、残業時間が特別に少ないということ。それでもO組合員でいうと57000円も残業代が少ないのである。2分の1にしなければ優に10万円をこえる。2分の1にすることで、36協定も破り、過労死レベルを大きく超える長時間労働を強制し、その賃金の計算方法もわからなくしてしまう。まったくゆるしがたい。
群馬バスは、第1回団体交渉で、これはまずいと思ったに違いない。それで組合に提出すると約束した書類も、機密情報だ、組合は勝手に資料も公開したから信用できない、と逃げを打ったのだ。しかし、時刻表を貼りだしてインターネットでも公開している会社が、これを隠しても無駄なのだ。組合をなめてもらっては困る。おかげで何のためらいもなくオープンに組合は闘うことができる。
群馬バスの従業員のみなさん、全国のバスの運転手のみなさん。ともに声をあげよう。

群馬バスとの第1回団体交渉を勝ちとる!

群馬バスとの第1回団体交渉を勝ちとる!

10月12日19時30分からビエント高崎にて、群馬バス株式会社との第1回団体交渉が開催された。会社は専務を先頭に管理職7名とたかさき法律事務所の代理人弁護士3名の計10名。組合は委員長清水、群馬バス分会の2名、そしてかつて群馬バスから追い出された中央タクシー分会柴崎副分会長を先頭に10名の参加。そもそも会社の代理人からは双方8名との提案だったが、組合が最低10名の席を確保するように通告しておいた。フタをあけてみれば会社も10名が並んでいた。

冒頭、「要求書」に対する会社の「回答書」を受け取り、それぞれ自己紹介して交渉が始まった。回答書の内容は以下の通り。

(要求書に関して)
「就業規則、三六協定を開示すること」について。
① 株式会社群馬バスは、当社従業員がいつでも閲覧できるようこれらを掲示し、周知を図っています。したがって、貴組合にこれらを開示する必要性はなく、その意思もありません。
②「M、Oの割増賃金について支給と計算の根拠を文書にて説明すること。不適切であれば、適正な賃金を支払うこと。」について。
同根拠は両名の雇用契約書記載のとおりです。また、当社は、両名に対し、適正な賃金を支払っています。
③ 「M榛名営業所長によるOに対する退職勧奨について謝罪すること。」について。
M榛名営業所長がO氏に対し退職勧奨を行ったという事実はありません。
(追加要求書に関して)
④ 「現在有効な「賃金支給規程」、及び三六協定に関する「別添協定書」の写しを当組合に交付すること。」について。
当社は、当社従業員がいつでも閲覧できるようこれらを掲示し、周知を図っています。したがって、貴組合にこれらを開示する必要性はなく、その意思もありません。
⑤ 『「群馬バス労働組合」との間で締結された、その他すべての協定書について、当組合に写しを交付すること。』について
群馬バス労働組合との関係上、同協定書を貴組合に開示することはできません。
⑥「2015年7月28日に行った給与説明会の説明資料の写しを交付すること。」について
当社は、同日に給与説明会を開催していませんが、同年8月26日に行われた給与説明会の資料でよろしければ交付することは可能です。
⑦『Mは「群馬バス労働組合」に加入する意志を示したことがないが、2016年4月以降「労働組合費」が給与から控除された経緯について説明されたい。』について
当社が群馬バス労働組合とユニオンショップ協定及びチェックオフ協定を締結している関係上、労働組合費がM氏の給与から控除されていました。
⑧「M、Oの過去二年分の未払い割増賃金を支払うこと。」について
当社は、両名につき未払割増賃金はないものと考えております。
⑨『該当する期間の二名のタイムカードの記録の写し、「乗務員乗務報告書」、「中休時間」の記録と計算表、残業時間・残業手当の計算表を交付すること。』について
当社としては、貴組合にこれらを開示する義務はなく、これらを交付する意思もありません。
⑩「2016年8月分給与に関して、M・Oのそれぞれについて、生活手当、退職手当、その他手当のうち、固定残業代として計算されている金額を説明すること。」について
O氏については、生活関連手当のうち4720円及び退職金手当のうち5664円の計1万0384円が定額残業代です。M氏については、生活関連手当のうち4720円が定額残業代です。
⑪『Mの入社時に休日に関して「週休二日」、「休日出勤は任意」との説明を受けているが、これに関して会社の見解を示すこと。』について
当社は、M氏が入社時にいかなる説明を受けているかについては担当者退職のため把握していませんが、当社としては、「週休二日」及び「休日出勤は任意」との前提に立っています。

驚いたこと。
① 会社と群馬バス労働組合がユニオンショップ協定を結んでいたということ。分会組合員は知らなかったのに。(会社は説明しているはずと言い張ったが)
② 組合員が「交通費」だと思っていた(説明された)「生活手当」10,000円のうち、4,720円は「定額残業代」にあてられていたこと。つまり交通費と扶養手当として支払われていたのはたったの5,280円で、あとの4,720円は手当でも何でもなく残業代だったこと。
③ 同様に2002年6月以前から働いている正社員に「退職手当」として支払われてきた12,000円も実際の手当は6,336円だけで、残りの4,720円はただの残業代だったということ。

その他の回答については「給与説明会」の資料を交付しただけで、誠意のかけらも感じられない。

組合はまずM榛名営業所長によるO組合員への「退職勧奨」について確認する。所長は「退職勧奨」など思い当たらないという。組合は当該が「無呼吸症候群」に関連する具体的なことを追及するが、所長はそれは業務の安全のために必要なことを行ったまでと言う。しかし所長は「歩いて通勤しろ」と言った。それについて所長は「命令したのではない」という。それは通用しない。O組合員は、命令と受け取って歩いて通勤したのだ。こういう事実があるにもかかわらず、そんなつもりではなかったと言って逃げる。O組合員ははっきりとパワハラをやめろ、所長にはついて行けないとやめた人が何人もいる、と言った。これはパワハラをこれからは許さないという宣言だ。心してほしい。

賃金の問題に関して。
「賃金規程」「36協定」「別添協定書」に関しては、回答をひっくり返して、写しを群馬合同労組に交付することを約束させた。群馬バス労働組合には交付しているという。なぜうちには交付しないのか?差別するのか?と追及した。専務はグダグダ言ったが、最終的に出すと言った。
群馬バス労働組合との他の協定書については具体的に言ってもらいたい、そうすれば検討すると言う。そもそもどんな協定があるのかもわからないんだからそれをまず出してくれと要請する。検討するとの回答。
未払い割増賃金については「ない」との回答。「ない」というのであれば、「ない」ということを当人に納得させる、キチンと説明するのが筋だろう。自分のタイムカードの記録も開示しない、業務報告書も開示しない、計算方法も開示しないで、「ない」と言うのはひどいだろう。この点についても今年の8月分の賃金のデータと計算を提出することを重ねて要求した。会社は最後には「前向きに検討する」と言った。組合は「出すと受け止める」。
会社から残業代の計算についての説明を受けた。雇用契約書に記載されていることなのだが。
いくつか確認できた点。
運転と運転の間の折り返しの休憩時間について。実際には遅れが出たり、早めに着いたりして、ダイヤ通りには行かないわけだが、給与の計算にあたってはダイヤ通りで計算しているということ。実際の個々の労働時間管理はしていないということ。
給与明細に記載されている残業時間は、運転と運転の間の「休憩時間」を半分だけ労働時間として計算して算出していること(ただし8時間まではそのまま。1時間は休憩時間として除外)

そもそも運転と運転の間の「休憩時間」だが、これは本来の意味で休憩時間と言えるのだろうか?厚生労働省でも「休憩時間は労働者が権利として労働から離れることが保障されていなければなりません。従って、待機時間等のいわゆる手待時間は休憩に含まれません。」と説明している。「自由利用が保障されている」のが休憩時間だ。運転と運転の間の時間、確かにトイレに行くことはできる。しかしおよそ自由利用が保障されているわけがない。高崎駅で次の出発を待つ時間、バスを置いて遊びに行ってもいいのか?そんなわけがないだろう。ところが、会社は運転していない時間は基本「休憩時間」で金を払う必要はないという。だけどそういうわけにもいかないから半分は金を払ってやっている、という言い方なのだ。このやり方で、実際の拘束時間は給与明細に記載された時間よりはるかに長くまさに過労死レベルを超えているのだ。おかしい。これは労働組合が闘わないのが悪い。

休日に関して。「週休二日」及び「休日出勤は任意」との前提に立っている、と会社は回答した。そもそもM組合員は今年初めに就職するに際して、家の農作業もあるので、休みが多くちゃんと休めるというので群馬バスに就職した。ところが相談もなしにシフトには休出が当たり前に組み込まれている。とてもじゃないが断れる状況ではない。話が違うじゃないか、というところから今回の要求書になっている。Mさんが、自分は週休二日にしてほしいと言うや否や、「じゃあいいですよ。Mさんは今後週休二日にします」(休出はさせない)と脅しのように専務が言う。週休二日にこしたことはないが、しかし食っていけなければ意味がない。「任意」というからには、ちゃんと意思確認も必要だろうと言っている。専務の言い方は、文句を言う奴には、思い知らせてやる、と言っているようにしか聞こえない。これがこの会社の素顔か。
ちゃんと休みたいときは休めるように、「任意」なら「任意」であるというシステムが必要だ。そういう努力を会社がやれということだ。中には金より休みがほしいという運転手もいる。今回の団体交渉で休日出勤は「任意」、希望すれば「週休二日」でいいということが確認できたことは大きなことだ。

団体交渉はおよそ1時間40分、午後9時過ぎに終了。
第1回団体交渉は、二人の分会の仲間が、決然と立って、群馬バスの労働者全体の利益のために闘ったことが決定的だ。7人の管理職が首を並べても全然負けなかった。労働者の怒りと力を見た。それは群馬合同労組の団結を強くした。終わった後のミーティングで、分会の仲間が、このままでは過労死しかねない、これからも闘っていくと言った。まさにそうだ。国鉄分割・民営化がいかに運輸労働者の状況や地方公共交通の状況を悪くしたかをあらためて見る思いだ。希望の光は労働組合の団結した闘いだ。群馬バスの労働者のみなさん、群馬合同労組群馬バス分会に結集してともに声をあげよう。中央タクシー分会のようにストライキで闘おう。

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群馬バス分会が立つ!10月12日第1回団体交渉へ!

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群馬バスの二人の運転手が群馬合同労組に加入して、闘いにたち上がった。第1回団体交渉は10月12日(水)19:30からビエント高崎に決まった。代理人弁護士は群成舎と同じたかさき法律事務所・長井弁護士。団交に自分の事務所を提案して参加者一人2000円支払えと要求し、群成舎の詐欺まがいの有期契約更新を入れ知恵して、当該を病気に追い込んだ悪質弁護士だ。

 

群馬バスのひどい賃金規程が報告されている。

旧国鉄を下敷きにしていると思われるが、最低賃金ギリギリまで引き下げられている。昨年まで一年契約の契約社員だったが、時給は800円。昨夏、正規雇用に変更するも、賃金は時給は上がっているはずなのに、総額も手取りも下がった人の方が多いという。とにかく安い上に、手当を支給しても、「固定残業代手当」の一部にすると規定していて、どうもその分残業代が引かれているようなのだ。当人たちもわけがわかっていない。わかっているのは、とても長い拘束時間に、計算の合わない残業時間ということだけ。どう見ても足りない残業時間だが、それでも平均して月約75時間ある。

動労千葉の田中委員長に話したら驚いていた。その安さと残業時間の多さに。

「公共交通の運転手で、毎月残業時間が80時間近いなんてまともではない」と。

確かにそうだ。月80時間の時間外労働は、明白な過労死水準だ。

群馬バスには私鉄総連傘下の「群馬バス労働組合」がある。しかしこの組合は組合員を守らない。闘わない。それで二人は群馬合同労組に結集した。時間外労働月80時間というのも、この「群馬バス労働組合」との協定書による。

基本給は、職務の内容、能力、勤務成績、入社前の学歴または経験等の諸条件を総合考慮の上決定するとなっていて、新しい労働者ほど安い。二人の組合員でも2万円近い違いがある。その上、古い労働者には「退職手当」12000円がつくが、新しい労働者にはつかない。会社は、賃金の高い古い労働者を大事にするのではなく、追い出そうとする。パワハラや嫌がらせをやる。ときにはトラップまであるという話だ。このままではやられる。闘うしかない。それで分会が立った。

やっていることは、中央タクシーと同じ。だから、労働者は団結して闘おう。

以下は要求項目。

 

  1. 就業規則、三六協定を開示すること。
  2. A、Bの割増賃金について支給と計算の根拠を文書にて説明すること。不適切であれば、適正な賃金を支払うこと。
  3. M・榛名営業所長によるBに対する退職勧奨について謝罪すること。

 

そして9月26日に追加した要求項目。

(1) 現在有効な「賃金支給規程」、及び三六協定に関する「別添協定書」の写しを当組合に交付すること。
(2) 「群馬バス労働組合」との間で締結された、その他すべての協定書について、当組合に写しを交付すること。
(3) 2015年7月28日に行った給与説明会の説明資料の写しを交付すること。
(4) Aは「群馬バス労働組合」に加入する意志を示したことがないが、2016年4月以降「労働組合費」が給与から控除された経緯について説明されたい。
(5) A、Bの過去二年分の未払い割増賃金を支払うこと。
(6) 該当する期間の二名のタイムカードの記録の写し、「乗務員乗務報告書」、「中休時間」の記録と計算表、残業時間・残業手当の計算表を交付すること
(7) 2016年8月分給与に関して、A・Bのそれぞれについて、生活手当、退職手当、その他手当のうち、固定残業代として計算されている金額を説明すること。
(8) Aの入社時に休日に関して「週休二日」、「休日出勤は任意」との説明を受けているが、これに関して会社の見解を示すこと。