「5年以内に日本が戦争に参加?シール投票」で高崎街宣行動が盛況に
群馬合同労働組合は、執行委員会において、労働組合として戦争反対の闘いの先頭に立つこと、具体的に「改憲・戦争阻止!大行進・ぐんま」の活動の中心になって運動の発展に全力を上げることを確認してきました。
10月9日祝日、その第一弾として「改憲・戦争阻止!大行進・ぐんま」で高崎駅東口で戦争反対の宣伝行動を行いました。今回、シール投票形式で、意識調査を行いながら、ビラまき、マイクアピール、署名活動を行いました。高崎金曜日行動でも戦争反対の署名活動を行ってきましたが、なかなか立ち止まってくれません。どのようにして、立ち止まってもらって話ができるのか、とりわけ若者たちと戦争の話ができるのか…。アイデアを出し、議論をした結果がこのシール投票形式での意識調査でした。
「5年以内に日本が戦争に参加?」という設問に対して「すると思う」「わからない」「しないと思う」という3つの選択肢を用意して、手渡したシールをボードに貼ってもらいます。あいにくの雨の中、1時間ちょっとの時間でしたが、写真の通り、若者が次々とシールを貼ってくれて話ができました。こちらは参加者は11人で、用意したボードは2枚でしたが、全部で136人がシールを貼ってくれ、「すると思う」33枚、「わからない」40枚、「しないと思う」63枚という結果でした。自治体首長に対して自衛隊に個人情報を提供しないでという要請の署名活動も17人が応じてくれました。
とても学ぶことが多い行動でした。自衛隊員だという人がシールを「すると思う」に貼りながら、上官からは戦争は必ず起こる、死ぬことも覚悟するようにと言われていると話してくれました。
「しないと思う」に貼った人の多くはしないでほしい、という希望を込めたものだったのが伝わります。「わからない」は関心がないということではなくて、戦争が始まるかもしれないという不安で貼る思いも含まれています。「すると思う」という人は危機感を持っている人が多かったです。…
署名ではなかなか足を止めてくれない人たちがシールを受け取って足を止めてくれます。友達連れや家族連れがみんなでワイワイ言いながらシールを貼ってくれます。署名だとこうはいきません。署名したくてもみんなに置いて行かれてしまうので署名もできないのです。シールを貼ってくれたグループで戦争についての話が始まり、話をしながら去っていく。そういう場を提供するだけでもこの活動の意義は大きいと感じます。
署名だと足を止めない人たちが考えていないわけではないのだとあらためてわかります。特に若者は戦争を自分自身の未来を決める問題だと感じています。そういう若者たちとどうやったら会話してつながることができるだろうかと考えてきた結果がこのシール投票方式でした。こういう発想ができたのは群馬で原発反対でシール投票を考え出してやってきた経験があったからでもあります。こういう接点ができるとこちらもとても楽しくなるし、街宣の雰囲気も大きく変わります。署名やビラの配布数が多かったのもその表れでしょう。
戦争について危険だと思っている人、不安に思っている人はたくさんいることがわかりました。これからも「改憲・戦争阻止!大行進・ぐんま」の旗のもと、このシール投票を広げて続けていきたいと思います。仲間を募集中です!関心のある方はぜひ群馬合同労組にご連絡ください。