日本中央バス第1回団体交渉、職場を変える大きな一歩!
2024年8月1日、高崎市において、日本中央バス(本社:前橋市下佐鳥町、戸塚博恵代表取締役)との第1回団体交渉が開催された。組合の要請の通り、事前に回答書と、就業規則・賃金規程、36協定書、労使協定の写しが組合に交付されていた。組合からは、清水委員長、日本中央バス分会長、分会書記長、他合計8名が出席、会社側は第一芙蓉法律事務所(霞が関)の大澤弁護士、東弁護士、常務、統括運行管理部長(取締役)他合計5名が出席した。
自動車運転業務に拘束時間の上限規制を適用した2024年問題に関して、群馬合同労組は残業時間の減少による賃金の減少がおこらないようにせよとの要求を出していたが、これについて「勤勉手当」を新設して、減額のないようにしているとの回答があった。この点については、実際に減額にならないのか継続してみていくことを確認した。
勤務と勤務の間のインターバル時間が8時間から9時間になったことについても、違反のないようにしていくとの回答である。組合員が一度これを下回ったが、急な業務による結果であり、今後は繰り返さないこと、出勤時間をどこにするのかについてもこれまでの経緯について説明が行われた。
車両整備の組合員の業務過多、残業代の未払い、労働時間管理の問題性についても、当該から厳しく現状が訴えられた。会社の存亡にかかわる安全問題であること、そうした業務における会社の無責任な対応は放置はできない。早急な是正及び残業代問題の解決を確認した。
日本中央バスにはユニオンショップの労働組合があるが、これが労働組合として機能していない、会社と一体化しているという問題があった。様々な深刻な現状を何とか変えたいと二人の労働者が勇気をもって群馬合同労組に結集した。群馬合同労組のブログを見ればわかるように、群馬合同労組の組合員を追い出そうと、とんでもない攻撃をする会社がいくつもある。二人の仲間は厳しい闘いをも決意して立ち上がった。この決意と群馬合同労組の団結があれば、職場を変えることは決して難しいことではない。第1回団体交渉はその確信を深めるのに十分なものであった。
日本中央バスの労働者のみなさん。運輸労働者のみなさん。労働者こそが会社を動かしている。数は力。群馬合同労組にぜひ加入してください。ともに職場を、社会を変えましょう。