上州貨物自動車はウソをつくな！要求書を提出！
群馬合同労働組合は、2023年8月18日付で上州貨物自動車に対して要求書を送付した。7月21日に第4回団体交渉を行い、会社と朝妻太郎代理人弁護士が、団体交渉で確認した事項を履行しない怠慢と不誠実な対応を弾劾した。それから一か月がまもなく経過するのに再度約束の不履行が繰り返されている。ウソ、不誠実、違法行為・不法行為の繰り返し。絶対に許さない。
また群馬合同労組は、上州貨物自動車の労働組合法違反の不当労働行為について、続けて2件の救済申立を群馬県労働委員会に対して提出した。7月14日付で①就業規則の改ざん②2名の組合員に対する懲戒処分の審査と自宅待機命令（2カ月）③2名の組合員の自宅待機命令後の配置転換④会社及びＫ高崎営業所長によるＡ分会長に対する刑事告訴とＫ高崎営業所長によるＡ分会長に対する名誉棄損・侮辱の損害賠償請求訴訟の提訴、以上の4つが不当労働行為であるとの申立がひとつ。
さらに7月30日付で、①Ｂ副分会長に対する「訓戒」の懲戒処分②Ａ分会長に対する残業代差別、の2つが不当労働行為であるとの申立がもうひとつ。
ウソと違法行為と差別の責任は取ってもらう。
以下は、8月18日付の要求書。
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2023年8月18日
要 求 書
第4回団体交渉において、当労働組合は貴社に対して、団体交渉での確認・約束事項を誠実に、すみやかに履行するように、再三申し入れたところである。ところが、現在に至るも約束はひとつとして履行されていない。貴社は、当労働組合が貴社の同様の不誠実な対応を「噓つき」「クソ企業」とブログで弾劾したところ、内容証明郵便にて警告書を送りつけるなどの対応を行ってきた。しかしながら、これらの不誠実かつ違法な対応は、もはやこのように弾劾されて当然の所業であると言わざるを得ない。厳重に抗議するとともに、すみやかに文書を提出の上、2023年9月4日までに団体交渉を開催の上、文書で回答されたい。
記
- 第4回団体交渉において確認した通り、タイムカードの保管状況、違法に廃棄または紛失したタイムカードの状況について直ちに報告されたい。第5回団体交渉には総務経理の責任者たる狩野昭一会長が出席の上、責任ある説明をされたい。
- 当労組組合員について、現存するタイムカードの写し、及び給与計算の根拠となる資料の写しをすべて交付されたい。
- 第4回団体交渉において確認した通り、令和2年に改定して高崎労働基準監督署に届け出た就業規則の写しを直ちに交付されたい。
- 第4回団体交渉において確認した通り、2023年度の36協定書の写しを直ちに交付されたい。
- 第4回団体交渉におけるＫ高崎営業所長は契約の2023年3月の更新時に従業員にどのように説明したのかと組合から問われて以下のように答えた。
- 「とりあえず、えー、ま、契約書上は、その、ま、有期、有期になっていますけれども、えー、有期ではない、と。あの、当然ね、その、ま、あの、皆さんの、やる気とか、あの、 労働の質の向上を、上げるために、えー、そういうふうに、えー、させていただいたんですけれども、あの、その中で、やっぱり、あの、契約書の中で、無理があるっていうんであれば、あの、改めて、じゃ、無期で、マキ直しさせてください、っていうことを伝えましたね。」（「上州貨物自動車第4回団体交渉記録」29頁6行目～）
- これは2022年3月の1年契約の有期の「雇用契約書」を無期雇用に「まき直す」＝さかのぼって契約を変更する、という説明である。「まき直す」とは不動産業界用語で、「すでに交わした契約に変更点があった際に、内容を変更して改めて契約を交わす」という意味で使われる。このＫ所長の発言の直後に、朝妻代理人がこのＫ発言を否定したが、当のＫ所長が従業員に対して、「有期ではない」「無期で、まき直しさせてください」と説明して、2022年3月の1年の有期雇用契約は「無期にまきなおす」としたうえで、2023年3月の契約更新の説明をしたことはこの説明から動かしようのない事実である。あらためて2023年2月ないし3月に個別面談した従業員とのやり取りを証拠や資料を提出の上、説明されたい。
- 2023年3月6日以前にＫ高崎営業所長が個別に契約更新の問題で面接した従業員は誰であるか、また他の従業員との個別面談がいつであったのか、回答されたい。またそれぞれの面談でどのような説明を行ったのか、報告されたい。
- 第4回団体交渉の中で、職務手当に関して、Ｋ高崎営業所長との以下のやり取りがあった。（「上州貨物自動車第4回団体交渉記録」17頁18行目）
- (33:07)
- 清水：で、じゃ、みんな一緒っていうことの中に、ね、職務手当、これ一緒じゃないですよね？
- Ｋ：うん…
- 清水：Ｋさんもらっていますもんね？
- Ｋ：なんでですか？
- 清水：もらっていますか？って、聞いているの。
- Ｋ：もらってないですよ。
- 清水：もらってないですか？これまでも、もらってないですか？
- Ｋ：もらってないですね。
- これに関して当労働組合のブログに内部告発の投稿が行われている（非公開扱い）。これは以下のようなものである。
- 「Ｋ所長は管理者で本来貰えない残業代をもらっている。しかも残業時間を水増ししている。残業時間を操作して手下にはたくさんの残業代を与えて、反対派には残業時間を与えない
- 本社総務にＫ所長の不正を確認せよ」
- 「Ｋ所長のお手盛りで残業代を支給
- 本社の経理担当に確認してもらいたい」
- 「本社経理がＫ所長の経費不正を知っている」
- 当労働組合はＫ高崎営業所長が団体交渉において嘘の回答を行ったと判断せざるを得ない。不正は明らかである。謝罪の上、Ｋ所長の職務手当受給の実態を明らかにされたい。
以上
