就業規則改ざんの狙いは「服務規律」違反で組合員解雇 上州貨物自動車

29 9月 by gungoroso

就業規則改ざんの狙いは「服務規律」違反で組合員解雇 上州貨物自動車

上州貨物自動車が群馬県労働委員会に提出した従業員の「陳情書」のひとつ

 上州貨物自動車は組合の闘いに追いつめられて、改ざんする前の就業規則をやっと労働委員会で提出した。するととんでもないことがわかった。

 2023年11月、A分会長の加入通知と要求書を群馬合同労組が会社に送った一か月後に、上州貨物自動車は就業規則の改ざんを行った。そのやり方は、労働者代表の意見聴取も行わず、労働基準監督署にも届け出ず、末尾の附則にも改定の記録を残さないというものだ。不審に思ったA分会長が念のために、労働基準監督署に確認しに行って、改ざんがわかったのである。同じ日付・同じ体裁の就業規則が二つ存在して、正規のものはないことにされようとした。

 今回判明したことは、「会社の規則、服務規律に違反したとき」は、改ざん前の正規のものでは「訓戒」と規定されていたのに、この改ざんによって、「会社の判断で、訓戒・減給・出勤停止・降格・諭旨解雇・懲戒解雇のいずれかの懲戒処分を科す」ことができるように変更されていたのである。さらに服務規律は80項目だったものが、124項目に増えていたのだ。

 就業規則の改ざん後、会社はA分会長と組合員を解雇して追い出すために全力をあげた。組合が門前でビラまきをすれば、危険や問題がなかったかと従業員と個別面談を行い、A分会長の車両点検が時間がかかり過ぎだと言いがかりをつけてはビデオ撮影を繰り返した。一方で、K所長が2022年に正社員の雇用契約を説明もせずにこっそり一年契約の非正規に変更してしまったことがばれて、組合が騒ぐと、今度は就業時間内の組合活動をでっちあげて、2人の組合員を2ヵ月も自宅待機にして懲戒解雇を準備した。それらはすべて就業規則の改ざんと一体の組合つぶしだったのだ。

 しかし就業規則の改ざんがばれては、土台が崩れる。2カ月の自宅待機の結果はB副分会長への「訓戒」だ。組合は「10倍返し」を宣言して、会社を圧倒している。

 会社の不当労働行為を争う群馬県労働委員会は、会社のウソとペテンを暴く重要な場となっている。就業規則の改ざんについては、「当時の顧問社会保険労務士の指導に従ったもの」「具体的な条項を社会保険労務士と被申立人(※会社)役員との間ですり合わせておらず、社会保険労務士から提供された就業規則案をそのまま採用した」などと見え透いたウソの主張をしている。

 また、自宅待機命令明けに、2人の組合員に行った不当配転について、まともな説明もできずに、他の従業員からの「陳情書」等を理由にした。K所長は2023年3月31日に言うことを聞く従業員だけを集めて、このままでは仕事がなくなるなどと脅して、組合員の解雇・排除等を求める「陳情書」等の提出を指示した。そして4月1日から4月5日までの間に高崎営業所従業員の過半数を上回る20人から組合員の「解雇」「処分」「退職」などを求める「陳情書」などが提出された。会社は追いつめられ、この「陳情書」等20通を労働委員会に証拠として提出した。自分の墓穴をどんどん深く掘っているのだ。

 高崎営業所の仲間のみなさん。組合員は、会社の詐欺的な正社員から非正規社員への労働条件の不利益変更を許せない、みなさんを救わなければいけないと、声をあげ闘ったのです。会社とK所長にどんな不正でも黙って従い、ついていきますか?K所長のウソと不正は必ず裁かれます。組合は必ず勝利します。組合といっしょに勇気をもって闘いましょう。

B分会長の「訓戒」処分に対する「始末書」

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