避難・別居中の吉ケ谷代表者の妻が組合差別を証言!
2025年5月16日、(株)吉ケ谷の群馬県労働委員会の棄却命令の取消裁判で、群馬合同労組は証拠申出書を提出して5人の証人尋問を求めると共に組合側の証人として申請したB組合員とCさんの陳述書を証拠として提出した。
Cさんは、なんと田村智専務(2025年4月から代表取締役)の妻である。衝撃が走る。Cさんは、夫である田村智氏から避難・別居中である。以下、Cさんの陳述書を紹介する(一部削除・書き換え)。
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私は、令和元年8月1日より令和6年6月まで、株式会社吉ケ谷(以下、吉ケ谷と言います)にて、准看護師として雇用されていました。入職当時は磯部事業所にて業務にあたり、その後産休育休を経て秋間本所での勤務や、在宅にて事務作業にあたっていました。
私の戸籍上の夫は、当時吉ケ谷の専務取締役であった田村智です。現在は、同社の代表取締役社長に就任しています。
夫と私は、令和元年に入籍をしました。共に再婚同士の婚姻であり、私には前夫との間にもうけた長男がおり、夫との婚姻に際し、長男と夫は養子縁組をしました。また、夫との間に令和2年に、二男が誕生しました。婚姻直後より夫から理不尽な扱いを受け、二人の子どもを連れて別居に至りました。裁判所に保護を求め、夫とは離婚調停中です。
組合員B氏、A氏との面識について。B氏と初めてお会いしたのは、私が秋間本所勤務をしていた期間に、伝達事項があり磯部事業所に赴いた際、新入職員であったBさんより声を掛けられ、互いに自己紹介を行った時です。その後、磯部事業所や、近隣の商業施設に出かけた際に出会うことが度々ありました。
また、A氏については、Aさんが入職前に吉ケ谷へ採用面接に来所された際に初めてお会いしました。
その後、Aさんは磯部事業所での採用となり、私が同支所へ赴いた際に何度かお会いし、他職員と一緒に挨拶程度の会話を交わす程度の関係でした。
Bさんから本件裁判での証人として力を貸してもらえないかとの依頼の電話を受けたのは、令和7年の4月上旬頃でした。私は吉ケ谷の群馬県労働委員会での不当労働行為救済申立のことを、群馬合同労働組合のブログ記事や、市役所付近等で配られたビラを知人からもらい受けたものを読んで知っていました。
私は長年にわたって他の医療職場で准看護師として働いてきた経験から、吉ケ谷での社長(当時は田村和子氏)、会長(当時は田村佳孝氏)、専務の田村智が行っていた言動にとても心を痛めておりました。また残業代が払われない、有給休暇も取得できないといった職場環境にも不満を抱き、職員のみなさんに同情しておりました。
夫婦関係が悪くなると、私自身が不利益な扱いを受け、退職へ追い込まれました。
悔しい思いをずっと抱えてきました。
そうしたところへ、突然、Bさんからの連絡を受けたのです。組合差別が行われていたことを私ならば見聞きしているに違いない。知っていることを証人として証言してもらえないかというのです。全く思いがけなかったのですが、私自身も悔しい思いをし、組合員のAさん、Bさんには同情していましたので、私が知っていることを証言する決心をしました。
令和4年9月に磯部支所で利用者さんが受傷したということ、この件に関してAさんとBさんが関係しているということを夫・田村智から聞きました。またその出来事を契機に、BさんとAさんが群馬合同労働組合(以下、労働組合といいます)に加入したとも聞きました。
その際、夫・田村智は、『あいつらは左翼の集団だ。』『あいつらは赤ヘルと呼ばれる危険な集団だ。お前は決して関わってはいけない。』『労働者に協力をするふりをして、高いお金を取っている。』『吉ケ谷を潰そうとしている。金を搾り取ろうとしている。』と私に話しました。
私は、令和4年9月末頃には吉ケ谷の秋間本所に配属されていました。その頃、Aさんが秋間事業所に配置転換を受け異動してきました。
Aさんは、なぜか事務所に近いホールの片隅にずっと同じ位置に立たされていました。ある時、Aさんが少し足を曲げ屈伸のような姿勢をとったところ、事務所からガラス越しに監視していた田村智が飛び出して行って、『お前今何をやっていた!誰がストレッチをしろと言った!』などと怒鳴りました。
ショックを受けた私が後で田村智になぜそのようなことをするのかと問うたところ、『自分から嫌になって辞めていくように、立ちんぼさせているんだ。』と言いました。
また、別の時には、田村智は自宅の洗面室で『(Aさんを)秋間に来させて、M(秋間所属の看護師)に監視させて、指導と称して虐めで辞めるように仕向ける』『組合員を役員が虐めたり、何か言ったりすると、組合のブログに実名に書かれるからMにやってもらう』と言いました。
その後Aさんは、一部の介護業務をするようになりました。
ある日、看護師のMがホールにいるAさんを離れた居室から『Aさん!早く来て!急いで!』といったような内容で、大声で呼び、Aさんが慌てて小走りや急ぎ足でそちらへ向かおうとしているところを、やはり田村智が『おい!今走ったな!』と追いかけていく場面に遭遇しました。
私はこのようないじめ、嫌がらせ、差別は許されてはいけないと思います。
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吉ケ谷の組合嫌悪、不当労働行為意思は明白です。群馬合同労組は群馬県労働委員会の不当労働行為救済命令の棄却命令を許さず、前橋地裁での命令取消行政訴訟に勝利します。