吉ヶ谷と安中市役所へビラまき行動!吉ヶ谷はパワハラを謝罪しろ!
2023年12月14日、群馬合同労組は「吉ヶ谷はパワハラを謝罪しろ!」と書いたボードを掲げて、安中市役所と高齢者介護施設・吉ヶ谷(秋間本所・磯部支所)への抗議宣伝行動を行った。
メンタルで退職に追い込まれた当該の2人の組合員も元気にビラまきに参加した。安中市役所の職員にはこれまでに何度も吉ヶ谷の報告ビラを配布してきただけに関心は高く、ほとんどの職員が挨拶を返しながらビラを受け取っていく。市役所前を通る車の運転手もみんなのぞき込んでいく。
吉ヶ谷・磯部支所には、田村智専務の車が止まっているが、ビラまきに対して隠れてこもったままだ。洗濯物を干しに出て来た職員にビラを渡すと、中に報告しに行ったにもかかわらず、出てこない。カーテンを少しだけそっと開けて何やら写真だけ撮っている。しばらくすると母親の田村和子社長がすごい顔をして磯部支所に車で入ってきた。しかし出てこない。
吉ヶ谷・秋間本所では、当該の2人の組合員の登場に父親の田村佳孝が驚き、こそこそとカーテンの隙間から写真を撮影した。パワハラの当事者の職員がA組合員に「久しぶりですね」などととぼけたことを言ってくる。2人が復職するのではないかと恐れているのだろう。
何よりも、退職に追い込まれた当該組合員が元気に職場ビラまきに登場したことが、この間の闘いの勝利を象徴していた。組合は労働委員会での不当労働行為救済命令を必ず勝ち取る。
11月28日、吉ヶ谷の不当労働行為救済を申し立てた群馬県労働委員会で、第2回審問が開かれ、田村智専務の証人尋問が行われた。
田村智専務は、2022年9月19日にA組合員に対して理不尽な解雇通告を行ったのが出発点であるのに、今になって、解雇は撤回して配置転換を通知したなどと、誰も信じない証言を行った。明々白々、解雇通告というパワハラを行っておいて、撤回を明言したことも謝罪をしたこともないくせにである。また自分が代理人弁護士に宛てて出した、組合差別のメールを、自分が書いたものではないかのようにごまかそうとして出席者の失笑を買った。
重要なことは、吉ヶ谷が2022年11月29日に利用者家族に対して行った虐待の説明会を、安中市の調査結果とは違う内容で行って、A組合員を傷害事件を起こした職員と決めつけたことである。組合の反対尋問に対して、田村智は説明会は安中市からの調査結果の通知と「ほぼ同時頃」に行ったこと、事前に暴行=身体的虐待があったという認識のもとに用意された内容で行ったことを証言した。職員の間でも、利用者家族の間でも、A組合員の解雇・処分を要求する状況が作られたのだ。
吉ヶ谷の経営陣・田村親子には必ずその責任を取ってもらう。
労働者はパワハラに負けずに、闘う労働組合に加入してともに闘おう。