Jアラート訓練=戦争訓練やめて!
国民保護法に基づく「弾道ミサイル避難訓練」(国、県、自治体共同訓練)が12月19日に埼玉県上里町の神保原小学校で行われます。
11月18日には同じように小川町の東中学校で来年1月19日に行われようとしていた「訓練」を、生徒の保護者の決起で、PTAも揺るがし、中止に追い込んでいます。
埼玉県との話し合い(危機管理課)で、仲間の有志が中止しろと迫ってきたのですが、小川町の中止決定を受けて、埼玉の大野知事は「命を蔑ろにする行為」と訳の分からない理由で、中止した小川町を非難する始末です。
上里町では100年前の関東大震災の時に、42人の朝鮮人が虐殺されました。一方今年の虐殺100周年に上里町の主催で犠牲者の慰霊祭が執り行われています。町長、議長、県議や町の主な団体の関係者、民団と総連の方たち計60人あまりが参列して事件を繰り返さないと誓っています。国と埼玉県・大野知事はあえてこのような上里町を訓練地に選んで子供たちを動員しようとしているとしか考えられません。
私たちは、12月19日に行われる「訓練」中止を訴えて、抗議行動に参加したいと思います。ぜひご参加ください。
(1)11:30 JR神保原駅北口集合
そこからデモ出発 上里町役場へ約30分のデモ
(2)12:00 上里町役場前で、抗議・要請行動
(訓練は14:40~14:50)
改憲・戦争阻止!大行進
上里町での朝鮮人虐殺事件について
神保原では1923年9月4日、42人が虐殺された。何が起きたのか。
埼玉南部で保護検束された朝鮮人は中山道を北上させられた。
自警団が駅伝のように地域ごとに引き継ぐかたちだった。
行き先は群馬か長野かいまも定かではないが、いずれにしても県境の神流川を越えなければならなかった。
しかし神流川のたもとで、群馬県側の新町の自警団と藤岡警察署が「引き継ぎ」を拒否。
集団は追い返されることになった。
しかしそこで、神保原側の自警団や群衆がトラックの荷台などに乗せられた人々を襲撃、ひきずり下ろす。
その場を逃れた別のトラックは本庄警察署に戻るが、そこでも本庄の自警団が襲いかかった。
本庄警察署では88人が殺害された。
埼玉県はこのような上里町をあえて訓練地として選んだのではないか?絶対に許してはならない!