群馬バスのみなさんへ年頭のごあいさつ
群馬合同労組群馬バス分会は、分会組合員の職場の組合掲示板に、組合からの年頭あいさつを貼りだしました。みなさん、今年もよろしくお願いいたします。
群馬合同労働組合からの群馬バスのみなさんへ年頭のごあいさつ
群馬バスで働くみなさん。明けましておめでとうございます。
年末も正月もなく、ご苦労さまです。
人員不足に、一時金支給なしなどの賃金削減…コロナでただでさえ大変なのに、心の中はやり場のない怒りでいっぱいだと察します。2022年は、働く者がまっとうに扱われる社会・会社を作るために、群馬合同労働組合はみなさんとともに力をあわせたいと思います。
「自動車運転の業務」に関しては、2019年の「働き方改革関連法」で置き去りにされた時間外労働の規制が、2024年4月から適用になります。中小企業で猶予されてきた「時間外割増月60時間以上50%にアップ」も2023年4月から適用されます。しかしこのままでは、群馬バスでは、法律に決められたことさえも実行されるか不安に思わざるをえません。
この30年間、日本の労働者の平均的な所得は上がりませんでした。韓国では約2倍、アメリカでも1.5倍になっています。韓国に抜かれ、日本の落ち込みが目立ちます。群馬バスに関して言えば、むしろ下がった人が多いのではないでしょうか?
この大きな原因に、日本の労働組合がストライキをやらなくなったことがあります。岸田政権が、企業に賃上げを要請していますが、労働組合がストライキで勝ち取らない賃上げは社会を変える力にはなりません。必要なのは、労働者がひとつになって、賃金の為、生活と健康のために立ち上がることだと思います。
そう考えると、この1~2年、群馬バスで労働組合がどのように闘うことができるのかがとても重要になります。
この間のコロナ危機の問題も、会社の責任とは言えない面が大きいかもしれませんが、群馬合同労組に対する不当労働行為、オリンピックを当てにして失敗した経営責任、労働者にばかり厳しい危機対応など、会社の責任もまた明白です。会社にしっかり責任を取らせる闘いをする中で、同じバス労働者や地域の労働者との共感・連帯を作り出しましょう。それが、社会も会社も変える労働者の大きな闘いに発展すると思います。
群馬合同労働組合は、みなさんとともに、その先頭で闘いたいと思います。組合加入も大歓迎です。お気軽に何でも相談してください。どうぞこの一年、よろしくお願いいたします。
群馬合同労働組合 執行委員長 清水彰二