上州貨物自動車の組合つぶしを粉砕!

31 7月 by gungoroso

上州貨物自動車の組合つぶしを粉砕!

副分会長に出した懲戒は「訓戒」

始末書を科す懲戒処分「訓戒」

 7月28日(金)、群馬合同労組上州貨物自動車B副分会長に対して、会社から「懲戒処分通知書」が届いた。始末書の提出を科すという「訓戒」だった。解雇だってやりかねないと待ち受けてきた。勝ったに等しい。

 

 この懲戒を出すために、会社はB副分会長に対して、2カ月の自宅待機命令の末に、退職勧奨までやってきた。B副分会長を会社から追い出すためにこの懲戒処分の攻撃をかけてきたことは明白だった。いっしょに自宅待機命令を受けたA分会長に対しては、K高崎営業所長による名誉棄損罪での220万円の損害賠償請求裁判、会社とKによる刑事告訴までかけてきている。B副分会長に対して、結局「訓戒」という、始末書の提出を科すだけの処分しかできなかったことは、会社の組合つぶしの攻撃がとんざしたということだ。

 A分会長に関して、会社は、7月21日の団体交渉で、刑事告訴の結果を待って、懲戒処分を出すと言明した。しかし刑事告訴について組合が相談した弁護士は、「陳述書を提出していて、任意出頭に応じていれば、それ以上のことにはならない、心配はいらない」とアドバイスしてくれた。損害賠償請求の民事訴訟についても、反訴を用意する。この間のK高崎営業所長と会社による自宅待機命令や差別的な入構制限は明白なパワハラであり、無期を有期に雇用契約を不利益変更したのは労働契約法違反である。残業代についても変形労働時間制は成立していない。配車や残業代の差別も明らかである。この責任は取らせる。これから10倍返しだ。

ビッグモーターと同じ?

 メディアではビッグモーターの経営陣の横暴ぶりが問題になっているが、上州貨物自動車も変わらない。昨年3月には高崎営業所の正社員の無期雇用契約を1年の有期・非正規雇用に変更してしまった。説明もせずに、詐欺的に従業員に雇用契約書に署名なつ印させている。

 群馬合同労組は、このような詐欺的な契約の不利益変更は労働契約法違反で無効であると主張した。そして元の無期の正社員雇用契約が有効であることを確認しろと会社に要求して、団体交渉の開催を1月31日を期限に行えと要求した。

 これに対して上州貨物自動車がやったことは…

①就業規則の服務規律や懲戒規定の違法な改ざん

②団体交渉の引き延ばし

③組合員の懲戒処分のネタさがしとでっち上げ

④懲戒の調査のためと称した2カ月の自宅待機命令

⑤警告書の送りつけなどの脅し、等々…である。

詐欺的な有期雇用契約は有効?

 問題は、昨年3月の無期から1年の有期に、詐欺的に変更した雇用契約を有効であると居直っていることである。現にK高崎営業所長がA分会長を名誉棄損の損害賠償請求した裁判の訴状には「有期雇用従業員」と明記されている。

 組合は、「こんな労働契約法違反の、詐欺的な不利益変更は無効であり、認めてはいけない、それを前提とした今年3月の契約更新に応じてはいけない」とビラやブログで仲間に呼びかけたのである。

 組合は1月31日までに団体交渉を開催して、この問題についての交渉を行うように要求したが、会社は団体交渉を引きのばした。この過程でこの問題を不安に思って2人の仲間が組合に加入した。

 会社は組合との交渉を行わず、昨年3月の1年有期の雇用契約は有効との前提で、他の従業員との新たな雇用契約締結を急いだ。そして1年の雇用契約が終了する直前の3月24日に代理人の朝妻が従業員を集めて新しい雇用契約の説明を行い、双方合意の契約の証拠を作り、同じ日に2名の組合員には2カ月の自宅待機命令書を交付して、高崎営業所、いや会社からの追い出しをはかったのである。

詐欺的な雇用契約を認めてはいけない!

 その懲戒の嫌疑とされたのは、まさに昨年の詐欺的な有期の雇用契約を認めてはいけない、雇用契約の締結に応じてはいけないと、仲間に話したこと(B)、あるいはラインでメッセージを送ったことである。それを就業規則違反とでっち上げたのである。またラインでK高崎営業所長の責任を追及して、「詐欺の手口」「ウソつき」「ワンマンでやりたい放題」「差別や嫌がらせ」「ウソと脅しで押さえつけてきた」と書いたことが名誉棄損だとして民事と刑事でA分会長を訴えたのである。冗談ではない。すべて本当のことだ。

就業規則の改ざんがばれる

 今回のB副分会長に対する懲戒処分が「訓戒」にとどまったのは、一つは就業規則の改ざんがばれた結果である。会社は組合から要求書が届いたタイミングで就業規則の懲戒の規定を大幅に書き換えていた。一言でいえば簡単に解雇できるものにした。ところがこれを誰にもわからないように変更して、変更した記録も残さなかった。だから代理人の朝妻も知らなかったのである。組合によってそれがばれてしまった。ばれてはしょうがないというものだ。そんなもので懲戒などできるわけがない。

 それともう一つは労働委員会での調査が開始されて不当労働行為の材料がいくつも明らかになっていることである。でたらめばかり、ウソばかりで、勝ち目はない。だいたいK高崎営業所長が3年前に労働組合委員長だった時とあまりに違いすぎませんか?という話である。

労働組合には力がある

 ビッグモーターのような会社はどこにでもある。むしろビッグモーターのような会社がのさばる社会が今の日本の社会だ。上州貨物自動車や吉ヶ谷のような常識外れの経営者がなんでも通ると思っている。労働者は痛めつけられ、誇りを奪われる。

 しかし、労働者は、そんな会社と、労働者として、労働組合として団結して闘って勝利することができる。群馬合同労組上州貨物自動車分会の組合員の勇気ある闘いは、そのことを証明する闘いである。

 組合員はここまで大変な苦痛を強制されてきた。今もA分会長は刑事告訴や民事賠償請求裁判の「被告」である。しかしA分会長やB副分会長の勇気ある闘いが分会と組合の団結を強化し、労働者の可能性を広げているのである。

いっしょに立ち上がろう!

 現在群馬合同労組は、上州貨物自動車に関して、群馬県労働委員会に3つの救済申立を行っている。就業規則等の写しを交付しない不誠実交渉、組合員と他の従業員との分断をはかる支配介入、自宅待機命令、配置転換、就業規則の改ざん、民事賠償請求、刑事告訴、懲戒処分、残業代差別…これらをすべて不当労働行為として認定して、救済命令を出すように求めて闘っている。また残業代請求裁判、民事賠償請求裁判に対しては反訴で闘う準備も進めている。

 ウソでごまかして、労働者を脅して、ワンマンのやりたい放題が続くと思ったら大間違いだ。上州貨物自動車で働く労働者のみなさん。もう我慢しなくて大丈夫です。いいたい事ははっきり言いましょう。ともに立ち上がりましょう!

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