組織拡大と一時金勝利!群馬バスとの団体交渉報告

25 8月 by gungoroso

組織拡大と一時金勝利!群馬バスとの団体交渉報告

組織拡大と一時金勝利!ストで群馬バス分会が前進!

 既報の通り、群馬合同労組群馬バス分会は今年2022年5月9日に全日ストライキを闘った。夏冬各12万円・年間24万円と労使協定に明記されていたのに、新型コロナのパンデミックの中で各5万円の「餅代」でごまかすという対応が続いていた。群馬合同労組は、各12万円の支払いを要求したが、受け入れられずに、ストを闘った。

 スト後はじめての団体交渉が、8月23日開催された。

 夏季賞与支給前に交渉を要求したが、団体交渉は支給の後だ。許せない。しかし、今期夏季賞与は11万円が支給された。まったく当てにしていなかった組合員が一番驚いた。支給されたのは分会のストライキの成果であるのは間違いない。

 また、ストライキの後、東京営業所のバスガイドの正社員Aさんが群馬合同労組に加入した。群馬バスは2018年に東京オリンピック需要をあて込んで東京営業所を開設し、運転手とガイドを集めた。ところがコロナで貸切バス事業は、苦境に立たされた。Aさんは口説かれて入社したのに、入社後すぐに追い出すかのように会社の対応が変わったという。群馬合同労組に相談・加入し、パワハラ、セクハラ、処遇の問題で要求を整理し、はじめての交渉となった。コロナ感染拡大が続く中、群馬バス本社研修センターで双方人数を8名に制限して交渉は開かれた。

 組合は賞与に関して12万円満額の支給を要求した。なぜ12万円ではなく、11万円なのか?と会社にただした。決定者の大島会長、御園生社長は、出席していない。会社は「ない袖は振れない」、会社の存続のためやむを得ないとお決まりの言い訳。そういう状況で、しかし、今期賞与を出さなければ退職者が出るだろうという状況を鑑みて、努力して出したのだという。それならば、群馬バス労働組合との労使協定に明記された12万円を出すべきでしょう、約束を守るべきでしょうと組合は追及する。会社は、12万円は確約ではない、努力義務だと主張する。では、今期の夏季賞与をめぐって群馬バス労働組合と交渉をしたのか、群馬バス労働組合と妥結しての11万円だったのかと問うと、交渉していないとの答え。努力義務だ、退職者が出る問題だというならば、当然ユニオンショップ協定を結んでいる組合との協議事項であろう。しかし会社にはそのような意識は全くない。賞与を出すにしても12万円ではなく11万円、群馬合同労組の要求に応じたわけではないと意思表示したいのだろう。11万円と決定する場で誰も12万円払った方がいいと言った人がいなかったのかと聞いたが、いなかったらしい。基本的には大島会長と御園生社長が決めること、文句を言われる筋ではないということなのだ。いいでしょう、群馬合同労組は闘いますよ、ということである。やはり、群馬合同労組群馬バス分会のスト方針は正しかったのだ。組織拡大こそが必要だ。

 東京営業所バスガイドA組合員の問題。パワハラ、セクハラの問題について、会社の回答は、事実は確認できなかった、あるいはパワハラの意図はないというものだった。今後あらためて、証拠の整理と事実の解明を進めるのだが、A組合員が4年もがんばって耐えて、ついに団体交渉で決起したことが決定的な勝利である。

 処遇についても、東京営業所ではバスガイド以外には「地域加算手当」という手当が支払われている。バスガイドにはそれよりも5万円も安い「都市経験手当」という手当だ。この差別的な処遇を受けているのはA組合員だけなのである。この件に関して、明らかになったのは、①地域加算手当は基本給と同等の基準賃金と賃金規程に明記されていること②地域加算手当はバスガイドは除外するという規定は存在しないこと③都市経験手当は根拠規定がないこと③群馬バス労働組合が2020年春闘要求で「一律支給」を要求してバスガイドにも支給するように要求していたこと、などである。会社は持ち帰って検討するとの回答である。群馬合同労組は、遡及して、支払いを求めて闘う。

 路線バスの現場では、退職者が相次ぎ、人手不足が深刻化している。バス運転手は年々高齢化が進み、休みが取れず、健康問題も深刻だ。有休の申請などで配車係とのトラブルが続いている。労働条件の改善以外に人手不足解決はないのだが、会社は現場にしわ寄せをして乗り切ろうとする。現場がすさむ。労働者が団結して闘うことを取り戻さなければ希望がない。群馬合同労組群馬バス分会は先頭で闘う。

 群馬バスの労働者の皆さん、全国のバス労働者の皆さん、ともに闘いましょう!

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