派遣切りに補償させる!

 新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の中で、労働者の仕事や生活に影響が拡大しています。

 群馬でも、旅行関係のバスやタクシー、飲食業などで、雇用調整助成金を申請して労働者を休業に入れる企業が続出しています。

 製造業でも、自動車工場でさえも工場が止まりました。部品が入ってこないことで工場を止めざるをえない工場も増えています。

 こうした中で、3月の半ばに、群馬県の自動車下請けの工場で、派遣で働いていた外国人労働者が、突然解雇されたと相談がありました。

 契約期間を数日残し、突然の解雇で、解雇予告もなかったとのことです。まだ入って間もなかったのですが、ユニフォームも購入させるなど、長期の派遣を期待させるものでした。

 突然の解雇で、生活できなくなる、こんなやり方はひどい、という当然の相談でした。

 群馬合同労組に加入してもらい、派遣会社に、解雇予告手当と契約期間の休業手当を要求しました。

 そして派遣会社から連絡があり、要求通りに支払うとの回答を得ることができました。小さな勝利ですが、貴重な勝利です。

 これから深刻さは深まるでしょう。派遣会社だってつぶれるところが出てくるはずです。何ができるか、わかりません。

 しかし確かなことは、一人では何もできないということです。団結しましょう。助け合いましょう。ぜひ群馬合同労組へ、相談してください。

Español スペイン語 

No permitiré que despidan a trabajadores temporales.

La propagación mundial del nuevo coronavirus está afectando el empleo y los medios de vida de los trabajadores.

En Gunma, hay una serie de empresas que solicitan subsidios para el ajuste de empleo y ponen a los trabajadores fuera de las vacaciones, como autobuses relacionados con viajes, taxis e industrias de alimentos y bebidas.

Las fábricas se detuvieron en la fabricación e incluso en fábricas de automóviles. El número de fábricas que tienen que detener la fábrica está aumentando porque las piezas no entran.

A mediados de marzo, hubo una consulta de que un trabajador extranjero que estaba trabajando en un despacho en una fábrica de subcontratistas de automóviles en la prefectura de Gunma fue despedido repentinamente.

No me dieron ningún aviso porque mi contrato fue rescindido repentinamente hace unos días. Todavía era corto cuando empecé a trabajar, pero incluso compré un uniforme.

Esta es una consulta natural.

Se unió al Sindicato Sindical Conjunto de Gunma y exigió que la Empresa de despacho pagara un mes de subsidio.

Después de eso, recibí una llamada de mi compañía y dije que pagaría correctamente. Es una pequeña victoria, pero es una valiosa victoria.

A partir de ahora, la seriedad se profundizará. Incluso la agencia temporal tiene que ir a donde se derrumbó. No sé qué puedo hacer.

Pero lo que es seguro es que no puedes hacer nada solo. Unidad. Vamos a ayudarnos unos a otros. Consulta con la Unión Gunma.

Português ポルトガル語

Não permitirei a demissão de trabalhadores temporários.

A disseminação global do novo coronavírus está afetando o emprego e os meios de subsistência dos trabalhadores.

Em Gunma, há uma série de empresas que solicitam subsídios para o ajuste do emprego e colocam os trabalhadores fora das férias, como ônibus relacionados com viagens, táxis e indústrias de alimentos e bebidas.

Fábricas pararam na fabricação e até mesmo em fábricas de automóveis. O número de fábricas que têm que parar a fábrica está aumentando porque as peças não entram.

Em meados de março, houve uma consulta de que um trabalhador estrangeiro trabalhando em um despacho em uma fábrica de subcontratados de automóveis na prefeitura de Gunma foi subitamente demitido.

Não me avisaram porque meu contrato foi rescindido há alguns dias. Ainda era curto quando comecei a trabalhar, mas até comprei um uniforme.

Esta é uma consulta natural.

Ele se juntou ao Sindicato Conjunto gunma e exigiu que a empresa de expedição pagasse um mês de subsídio.

Depois disso, recebi uma ligação da minha empresa e disse que pagaria corretamente. É uma pequena vitória, mas é uma vitória valiosa.

De agora em diante, a seriedade vai se aprofundar. Até a agência temporária tem que ir onde ela desabou. Não sei o que posso fazer.

Mas o que é certo é que você não pode fazer nada sozinho. Unidade. Vamos nos ajudar.

English 英語

We don’t permit a dismissal of dispatch worker.

The global spread of the new coronavirus is affecting workers’ employment and livelihoods.

In Gunma, there are a number of companies that apply for subsidies for adjustment of employment and put workers out of vacation, such as travel-related buses, taxis and food and beverage industries.

Factories stopped in manufacturing and even in car factories. The number of factories that have to stop the factory is increasing because the parts do not come in.

In mid-March, there was a consultation that a foreign worker working in a dispatch in a car subcontractors factory in Gunma Prefecture was suddenly fired.

She wasn’t given any notice because her contract was suddenly terminated a few days ago. It was still short when she started working, but she even bought a uniform.

This is a natural consultation.

She joined the Gunma Joint Trade Union and demanded that the dispatch company pay a month’s subsidy.

After that, I got a call from the company and said he would pay properly. It’s a small victory, but it’s a valuable victory.

From now on, seriousness will deepen. Even the temporary agency has to go where it collapsed. I don’t know what I can do.

But what’s certain is that you can’t do anything alone. Unit. We’re going to help each other. Consultation with the Gunma Godo Union.

コロナウイルス問題で街頭宣伝

 群馬合同労組は本日3月1日、7名で高崎駅東口で街頭宣伝を行いました。

 準備も急ごしらえ、短い時間で人通りもとても少ない状態したが、用意した数百枚のビラはあっという間になくなりました。

 「多くの労働者が仕事や収入を失おうとしています。感染の不安の中で仕事を行っています。労働者が力をあわせて声をあげる以外に希望はありません。お気軽に組合に相談してください。」

 そう訴えながらビラをまいていると、かなりの人が「これはもらっておこう」という感じで手を伸ばして受け取っていきます。

 「がまんして働く」でも「やめる」でもなく、「職場を変える」…

 そういう選択肢があることを労働組合が証明する時です。みなさん、いっしょに声をあげましょう。

 お気軽にご相談ください。

相談・問合せは

電話 090-9016-0272

gungoroso@ybb.ne.jp

fax 027-0352-5760

産休申出を理由とした雇止め解雇、撤回へ

 先日ブログに書いた、派遣の若い日系外国人女性がマタニティーハラスメントで雇止め解雇を通告された件(http://gungoroso.org/?p=1876)。

 派遣元の派遣会社との団体交渉が10月31日に開かれた。当事者の若い夫婦と女性執行委員、清水委員長が団交に出席した。会社は東京から労務部長と課員が出席。

 結論は、①雇止め解雇の通知は撤回、②産休は保障する、③妊娠・出産を理由とする契約更新拒否をしない、④就業規則は閲覧してもらう。ほぼ要求は通り、一発勝利回答でした。

 日系ペルー人のAさんは、雇用契約は12月いっぱいだが、この10月31日で「雇止め解雇」だと通告されていた。Aさんはこの日団交出席のために有給休暇を取った。前日の最後の出勤の日には班長が、「今日で最後ですね、ご苦労様でした」と、あいさつに来た。いやな雰囲気だった。事前の打ち合わせで、これは2人だけの問題ではない、法律を守れと、妥協せずにしっかり闘おうと話し合った。

 団体交渉。労務部長が、冒頭回答を口頭で行った。「雇止め解雇の通告については撤回します」!よかった。夫婦は喜びの顔。その上で、労務部長は謝罪した。現場の「コミュニケーション不足」「担当者の知識不足」「理解不足」でこういう事態になってしまったこと、団体交渉がギリギリになってしまったこと、おめでたいことなのにたいへんな心労をかけたこと。

 現場の「理解不足」「知識不足」は、言葉通りに受け止めるわけにはいかない。1年以上継続雇用したものにしか産休は認めない、と現場管理者は当事者に回答したが、これは育児休業の規定をわざと、産休の規定にすり替えた悪質なものだ。さすがに派遣会社としては、こんなことで悪評が立ったり、認可が取り消されては取り返しがつかないということだろう。組合からは、しっかりした管理者教育を行うように申し入れ、会社も了解した。

 男女雇用機会均等法は、派遣労働者であろうと、非正規労働者であろうと、妊娠・出産を理由とする解雇や契約更新拒否を禁じている。また母性保護規定として、妊娠中の女性が請求した場合には、他の軽易な業務に転換させるなどの措置を取らなければならない。これは派遣先も同じである。 今回の場合、派遣会社の悪意というより、派遣先の悪意を感じざるをえない。悪意というより、慣例としてこのような対応がずっと続いてきたに違いない。派遣会社は、お客さんである派遣先会社の意向に従うか、忖度(そんたく)する。そうしないと、ほかの派遣会社に派遣の枠を取られてしまう。

 妊娠したら解雇、産休を取りたいと言ったら解雇、こんなことをどんな職場でも、どんな派遣会社でも許さない、そういう力を労働組合が作るしかない。特に外国人の派遣労働者にはあきらめずに必ず相談してもらいたい。

 11月3日(日)正午、日比谷公園野外音楽堂で全国労働者総決起集会が開催される。国籍や民族をこえた国際連帯集会でもある。ぜひ成功させたい。みなさんの参加をお願いします。

産休取りたいと言ったら雇止め?外国人労働者への仕打ち

 この夏から外国人労働者の相談と加入が続いている。法律がないがしろにされる、現場のでたらめがまかり通る…驚くばかりだ。

 その中でも、先日の若い日系外国人夫婦の話は、ゆるしがたい。夫婦ともに日系の派遣労働者で、名前も日本名、日本で暮らして十数年で漢字もかなり読み書きできる。

 奥さんが妊娠をして、予定日は来年の早い時期。妊娠の話は派遣先に早くから伝えた。雇用=派遣契約は3ヶ月ごとの更新。10月1日から更新された雇用=派遣契約は12月いっぱいまで。更新されると同時に、彼女は派遣会社の担当社員に産休を取りたいと話した。すると担当者は、上に相談してみますと答えた。

 それからしばらくして、その担当者から回答があった。なんと、産休は社員か、1年以上継続した派遣社員しか使えない、あなたは10月いっぱいで雇止めだと告げたのだ。とんでもないマタニティー・ハラスメントだ。

 納得がいかず、相談した人から群馬合同労組を紹介されたと、組合に相談の電話が入った。

 群馬合同労組は、すぐに会って、夫婦に加入してもらい、派遣会社の東京の本社に要求書を提出。雇止め解雇の撤回、産休の保障、妊娠・出産を理由とする契約更新拒否をしないこと、就業規則の提出を要求した。

 近く団体交渉が開催される。絶対に雇止め解雇を撤回させて、産休を保障させたい。

 別の日系外国人の青年組合員に、その話をしたらこう答えた。 「あぁ、よくあるんだよね。」

1ヶ月の派遣雇用契約は違法です

 群馬県内の大手製造工場で働く日系外国人Aさんから相談があった。

 8月のお盆休み明けで雇止め解雇を通告された。1ヶ月もない中で。

 労働基準監督署に相談もしたが、契約期間満了では仕方がない、と突き放されたという。

 派遣の労働条件通知書と雇用契約書がいっしょになっていて、派遣期間も雇用期間も1ヶ月。しかも更新の時に署名もなつ印もしていないという。

  2012年(平成24年)の改正労働者派遣法第35条の4により、30日以下の期間を定めた雇用に基づく労働者派遣は原則禁止と規定されている。リーマンショックの時の派遣切りで、日雇い派遣が大問題になり、改訂されたものだ。

 この30日以下は禁止、というのが微妙なもの。1ヶ月の雇用契約というのは、30日であったり、31日であったりする。1ヶ月の雇用契約というのは、31日の月は合法で、30日の月は違法なわけだ。

 それでたいがい、非正規労働者は、一番短い2ヶ月という雇用契約が多い。これならば例え違法な解雇で訴えられても2ヶ月払えば済む、というハラなのだ。これ自体、許しがたい。

 ところが、Aさんを雇用していた大手系列の派遣会社は、1ヶ月の雇用契約を繰り返すという違法な派遣を行い、そして突然の雇止め解雇を行った。外国人労働者に対する、許しがたい扱いだ。

 群馬合同労組は、要求書を提出して、近日、団体交渉を行う。

 日系外国人の解雇はこの間増えてきている。より安い技能実習生に置き換える動きもある。闘わないと生きていけない。群馬合同労組に相談してもらいたい。ともに声をあげよう。

ウソつき親子との団体交渉

昨年11月の訪韓闘争でソウルにひるがえった組合旗

 1月17日、伊勢崎市にあるFという会社との第1回団体交渉が開催された。

 Iさんが、面接を受けてぜひ働いてほしいという話になったのが昨年12月20日頃。短い勤務では収入にならないので、フルタイムにしてくれるならば、働きますと言ったところ、ご要望にはできる限り応えるからと、採用が決まった。12月22日に初出勤で一日勤務した。ところがこの日に仕事の引き継ぎをするはずの退職予定の女性従業員から、この会社はおかしい会社、あなたには向かないから他の仕事を探した方がいいという話をしつこくされた。勤務を終えて、このことを社長に電話で話した、どうしたらいいのかと。すると社長の態度が一変した。理由はわからない。翌朝、社長からIさんに1本のメール、「あなたは当社にふさわしくないので、もう出勤しないでください」と。

 Iさんはすぐに群馬合同労組に相談、加入して、25日に「不当な解雇を撤回すること」「解雇に対する謝罪と補償」を要求した。ところが社長は時間稼ぎで逃げ回り、やっと第1回団体交渉開催にこぎつけた。

 団体交渉は、双方2名としてくださいとの要請だったので、よしとした。誠実な交渉を期待した。ところが団交に出てきた社長と息子は、作り話を用意してきたのだ。「面接の時に3日間お互いに様子をみて決めると合意した(息子はメモまででっち上げた)」「労働条件は一日4時間でお願いした」「給料は月15万円ほしいと言われたが、10万円しか出せないと話して合意した」「解雇理由は接客態度(笑顔がない)」など。

 ところがボロが出た。時給は810円(群馬県の最低賃金は809円)、一日4時間で月いくらくらいと説明したのかと聞くと、覚えていない、計算してみてください、という。それで計算してみる。7万ちょっとにしかならない。接客態度というけど社長がいた時に客が来たのか?「来ていない」という。

 おかしいじゃないか!ウソじゃないか!全部ウソじゃないか!違うのか?違うなら違うと言ってみろ!と追及すると、完全に二人して黙り込んでしまった。

 ウソで不当解雇をひらきなおるのか?謝罪しろ!と要求するが、謝らない。「持ち帰って、よく検討して…」

 誰と検討するのか?と聞くと、社労士だという。どこの何という社労士かもしゃべらせた。

 こんなウソつき、無責任な経営者のもとで、勝手にクビを切られて、泣き寝入りさせられている労働者が、悔し涙している労働者がどれだけいるのだろうかと思う。そういう人たちのためにもあいまいな解決にしてはいけないと思う。1月中に再度団交を開催させて結論を出す。絶対に居直りは許さない。

やられる前にやっつけよう~ある女性労働者の相談

先日労働相談から組合加入した非正規労働者30代女性のAさん。

以前の職場でもパワハラを受け、メンタルをやられてしまった。

今の職場は雇用契約を結んでまだ数ヶ月だが、すでに無責任体質とパワハラでガマンの限界。頭痛と動悸が激しくて、もう仕事が続けられない状態だと、群馬合同労組にSOSの労働相談。運良くその日のうちに会って話をすることができた。

組合は、いくつかの段階をつくって、無理のない形で、会社に改善を要求していけばいいと提案した。

  • 組合通告と要求書をとにかくつくる。
  • まず直接の上司に現場的に改善を要求する。(必要であれば組合の話もする)
  • 現場的に改善されないならば、正式に会社に要求書を送付する。

 

その日のうちに要求書の案をつくった。

要求内容はその都度、修正すればいいということで。

組合は、この時、次のような話をした。

  • 労働者をめぐる状況、とくに非正規労働者をめぐる状況は、ますます悪くなる。非正規の使い捨て、パワハラはますますひどくなる。
  • その原因は、労働者にあるのではない。国鉄分割民営化からはじまる新自由主義政策にある。
  • それは徹底的な「コスト削減」「もうけ優先」
  • それを支えるものは、国鉄分割民営化を画期とする国鉄労働運動解体と総評解散・連合スタート。
  • 労働者が現場から闘う労働組合を取り戻すこと、復権することが、カギをなす。
  • 群馬合同労組は、群馬における、闘う労働組合復権の唯一の砦である。
  • だから群馬合同労組に加入して、ともに闘おう。

Aさんは「よくわかりました」と言いました。

それから数日後、Aさんから以下のメールが届きました。

 

上司とはまだ話はしていません。

ただ、自分の気持ちや主張を上司にダイレクトに出すようにはなりました。話しをするのも嫌だと思ってましたが、とにかく自分から話しかけて、仕事上ミスがないように質問したり、疑問点はぶつけるようにしてます。

休みはとりやすい職場なので…できれば続けたい職場ではあります。。

 

パワハラというほど強い排斥があるわけではないので、少し様子を見てみようかと思っています。

何か変な動きがあったら、要求書に書くことが増えるだけと思って自分でもう少し踏ん張ってみます。

なので、少し様子見することにしました。不思議なもので団体交渉という手段もできると思うと、不思議と強い気持ちや自分が足を付いて立ったような気持ちで、やられてたまるか!と頭痛や動悸もなくなりましたし前向きな気持ちになっています。

 

とはいえ、またいつトラブルに巻き込まれるかわからないので、他の団体交渉などにも参加させてもらって、色々とお勉強させていただきたいです…また何か変化があった際は相談させていただきたいです。今後ともよろしくお願いいたします。

 

これはすばらしいことです。

ともすると、当該の労働者が弱くてついてこれない、と、労働組合が闘わない口実にされてしまいがちです。しかし、Aさんのこのメールは、労働運動にとって今必要なことは、ひとりひとりの人生かけた、決起に対して、闘うことの意味、勝利の展望をしっかり示すことだと教えています。自分の闘いの意味を、この30年におよぶ新自由主義との闘いの中に、しっかりと歴史的な意味のある闘いなのだと位置づけたとき、労働者は、打って変わって、戦闘的によみがえるのだということ。それこそが、もうひとつの世界を押し開く、力の源泉であるということです。

 

群馬合同労組はこのような闘いをどんどん広げていきたい。そして大事なことは、こういう闘いは、説得力をもって、どんどん拡大していくということです。

やられてしまってからでは反撃はむずかしい。精神的肉体的にやられてしまって、復職の選択肢もなくなってから、反撃するのはちょっとむずかしい。

やられる前にやっつけよう。

個人加盟の労働組合はその武器になる。職場に団結できる仲間がさしあたり見つからなくても、ここには強くてやさしい仲間がいる。

保険に入るつもりでもかまわない。ぜひ相談してほしい。

女性の労働相談と加入が続く

この数ヶ月、女性労働者の相談と加入が続いている。若いシングルマザーの相談と加入が目立つ。それに障害者など。

いずれもパワーハラスメントが伴っているのが、特徴だ。メンタルをやられて眠れなくなったり、胃腸炎を起こすパターンが多い。

多くの人が、労働基準監督署に相談し、弁護士に相談して、最後に群馬合同労組に相談してくる。弁護士が、労働組合に相談してみたら?とアドバイスしてくれたというケースもある。

 

労働組合としては、かなり重たいものがある。しかし、人の命や人生にかかわる問題。いい加減な対応は許されない。

 

ひとつひとつ、労働組合に入って、言えなかったことを会社に、上司にぶつけて、団結して闘えば、道は開けるのだということを、つかみとっていく。生きる道はそこにあるのだと、つかみとっていく。そこから、もっと広く深く、労働者全体の解放を目指した労働組合運動の必要性を訴える力、組織する力を作り出していくことだ。

 

手遅れになる前に、勇気を出して、組合に相談してほしい。痛みつけられ、取り返しのつかない状況になる前に。キズが深くなると、会社をやめる選択肢しか残らない。しかし必要なのは、そうなる前に、仲間と団結して、職場を変え、社会を変え、労働運動を変えることだ。そういう流れをつくれれば、労働運動は社会を変革する大きな機関車になることができる。

 

自分の思いを聞いてもらうこと、いっしょに悩んで考えてもらうこと。労働者にはまずこれが大事なこと。

最初に相談に来るときの顔つきと、組合に加入して要求書を会社に出すと決心したあとの顔つきは、明らかに違っている。

勇気を出して、労働組合の一員として、会社と闘うということ。ここに社会を労働者が変える力がある。悩まずに、相談してください。

 

相談無料。電話は出られないときもありますが、何度かかけてみてください。

メールの相談も歓迎です。

 

090-9016-0272

gungoroso@ybb.ne.jp

 

 

N社は資格取得費用の請求をやめろ!

N社は資格取得費用の請求をやめろ!

 

8月、Fさんから労働相談があった。

Fさんは3年前からN社(前橋市)で働きはじめた。いい会社だと思って入った。入社して、業務に必要なので、大型自動車やフォークリフトなどの資格・免許を取るように指示をされ、取得した。費用は、当然会社が支払った。この時に、入社して5年以内に退職した場合は、資格取得費用を返還するという書類に署名をさせられたという。

Fさんは事情があって、3年たったこの8月をもって、退職することを決めた。するとN社は、資格取得費用約34万円を支払えと要求した。そして最後の8月の給与の支給は、通常の銀行振込ではなく現金渡しとすること、そしてその場で不足分の資格取得費用を支払え、つまり8月分の給与の支払いはゼロで、それでも足りない分を支払えと要求した。

困り果てたFさんから群馬合同労組に相談がよせられた。

N社の対応は労働基準法第16条=「賠償予定の禁止」、すなわち「使用者は、労働契約の不履行について違約金を定め、又は損害賠償額を予定する契約をしてはならない。」に明白に違反している。労働基準法では、使用者と労働者が労働契約を結ぶ際、違約金を定め、または損害賠償額を規定する契約を結ぶことは、労働者の退職の自由を奪うものであるとして明白に禁止しているのである。

Fさんは、このことを自ら調べて知り、会社に説明したものの、全く聞く耳をもたないという。Fさんは群馬合同労組に加入して、闘うことを決めた。

 

群馬合同労組は、8月1日付で、N社に対して、「要求書」を簡易書留で送付、Fさんが群馬合同労組に加入した通告を行うと同時に①資格取得費用の返還請求を撤回すること②理由のない出勤停止をさせないこと③過去の未払い残業代について支払うこと、の3点について、団体交渉を開催して回答することを要求した。

すると、8月6日付で、N社の代理人を名乗る弁護士から以下の内容の「催告書」が内容証明郵便でFさんに届いた。

 

催告書

…株式会社Nは、貴殿の免許取得費用として、合計34万6500円を立て替えています。貴殿の退職希望日は免許取得日より5年を経過していませんので、免除はありません。そこで、立替金の返還請求として、合計34万6500円の支払いを求めます。退職の日に持参のうえ支払ってください。万一支払いなき場合、法的手段を検討しますので、念のため申し添えます。

 

N社は、要求書を出されて、あわてて資格取得費用を、「立て替え」たのだ、貸したのだ、と事実をねじ曲げて、請求を貫こうとした。「法的手段を検討します」などと脅しも忘れずに。

また組合からの団体交渉についての申し入れに対して、明白に団体交渉は行わないと拒否をしてきた。

 

F組合員は群馬合同労組と連名で、8月9日に、以下の内容の通告書を送付した。

「Fの2016年8月分の給与の支払い方法について、通常の銀行振込ではなく、2016年8月26日に出社のうえ、現金払いにて支払うとのことでありますが、同意いたしかねますので、あらためてここにご通知申し上げます。通常通り、2016年8月26日に全額銀行振込にてお支払いいただきますようにお願いいたします。」

 

これで8月分の給与を通常通り銀行振込をしなければ、賃金未払いで明白な労働基準法違反である。

資格取得費用を「立て替え」「貸した」と言い張るのであれば、法的手段に訴えるのであれば、ちゃんと「貸した」という証拠を出してみよ、ということだ。そんなものがあるはずがない。

 

結局F組合員は無事に退職し、8月分給与は通常通り銀行振込で全額支払われた。その後、現在のところ、資格取得費用についての請求はない。

退職を決めてからの紛争であり、今回未払い残業代もたいしたことはないということで、組合としては現在様子を見ている。しかし、このような、違法を承知で、労働者の足下を見て、不当な請求をする会社・資本を許せない。たくさんの労働者が泣き寝入りを強いられているのだと思う。黙っていることはない。群馬合同労組とともに声をあげよう。

 

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