スーパー・ベイシアに要求書提出!
カインズホームやワークマンを展開するベイシアグループのスーパー、ベイシアに要求書を提出しました。現場は人員不足で限界です。職場を変え、生活を変えるためには、賃上げと労働条件改善は待ったなしです。群馬合同労組・闘うユニオンに結集してともに声をあげましよう!
2023年1月27日
株式会社ベイシア
代表取締役社長 相木 孝仁 様
群馬合同労働組合
執行委員長 清水彰二
要求書
群馬合同労働組合は、群馬県を中心にした、一人でも加入できる地域合同一般労働組合です。ベイシア吾妻店パート(ロング)従業員・Kが、当労働組合の組合員であることを通知いたします。
あわせて、下記の通り要求いたします。
2023年2月17日までに団体交渉を開催のうえ、文書にて回答くださいますようお願いいたします。
また、取り急ぎ就業規則・賃金規程・36協定書(付属協定書含む)の写しを当組合に交付してくださいますようお願いします。
団体交渉の拒否や、組合員への事情聴取含めた介入は、労働組合法第7条において不当労働行為として禁止されていますので、くれぐれもそのようなことのないようにお願いします。
記
(1) 36協定などの労使協定を締結するにあたり、労働者代表との合意が労働基準法に定められています。しかしながら、労働者代表の選出に関して、Kはこれまでに意思確認をされたこともなければ、労働者代表が誰であるかを知ることもありませんでした。労働基準法上の民主的選出に関して、重大な疑義があります。この点についての説明と、どのように是正していくのかの説明を求めます。
(2) 貴社の大半を占めるパート・アルバイト従業員は、不安定な雇用と労働条件の下で最低賃金を基準とした賃金水準に縛り付けられています。Kはロングでフルタイムに近い労働条件でありながら、年収は200万円に届きません。同一労働同一賃金が言われて久しいですが、非正規労働者の生活は苦しいままです。貴社の掲げる「豊かな生活づくり」にも反します。
さらに物価上昇が急激に進行しています。もはや賃上げなしにはこれまでの生活さえ維持できません。
また、昨年10月の最低賃金の改定によって、時給が見直しされた従業員と、見直しされなかった従業員が生まれました。このような分断は納得ができません。見直しされなかった従業員は、長くベイシアで働き、ベイシアに貢献してきた従業員です。賃金が見直しされなかった従業員にも、見直しされた従業員と同等の時給の賃上げをして下さい。
現場では、労働条件が改善されないがために泣く泣く退職を選ぶ従業員が後を絶ちません。残った従業員は、店を回すために、その分も仕事をこなさなくてはなりません。
とりわけ、家族の扶養の範囲内で働く従業員が、希望する時間だけ就業できる環境を作らないと現場は混乱します。そのためには、余裕のある人員の確保が必要であり、最大のポイントが賃金水準になります。時給1500円は、生活するために必要な賃金ですし、人員を確保するためにも必要な金額です。
ちなみに、現在ベイシア吾妻店惣菜部では、3人のアルバイトがいます。3人とも年末年始の短期アルバイトで来た学生です。春以降はいなくなるのは確実です。1月10日で辞めたパートさん1人、2月15日までで辞めるロングパート1人、家庭の事情で長期休暇中のパートさん、このパートさんも辞めてしまうかもしれません。そして惣菜部では、高齢化となっており、人員の確保は重要課題です。中之条駅南にベルクが今年秋オープンします。その前に人員確保ができるように、1日でも早く人員を増やせるように、ベイシアで働きたいと思ってもらえるような労働条件の確保は待ったなしです。
(3) 惣菜部で使っているフライヤーの金網がとても重く、腰痛など身体を痛める従業員が後を絶ちません。貴社の安全配慮義務の問題として早急な改善を求めます。
(4) 現在ベイシア吾妻店の惣菜の品出しは、正社員のいる日は正社員が行い、正社員のいない日はKと他1名が行っています。○○の持病があるKには過重な業務です。正社員が常にいる、ないしは重労働ができる従業員を業務にあてるように早急に是正してください。
以上
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