2020年、明けましておめでとうございます!

遅れましたが、2020年、明けましておめでとうございます。

今年もさらに、職場で、地域で、労働者・働く者が、団結して闘いましょう!

闘いと団結の中に、生きる希望をつかむ、そんな年にしたいと思います。

年末、年始と、相談や加入、闘いが進んでいます。

2020年は、間違いなく、歴史を決める年になると確信しています。

みなさん、ともに闘い、勝利しましょう!

群馬合同労働組合 執行委員長 清水彰二

労働組合建設の新たな挑戦へ!

月刊労働運動9月号原稿

労働組合建設の新たな挑戦へ!

群馬合同労働組合 執行委員長 清水彰二

群馬合同労組第14回定期大会が成功

 群馬合同労組は、2019年7月14日に第14回定期大会を開催した。組織拡大の勝利を確認し、新たな闘いに入った。大会では、コンビニオーナーの相次ぐ結集とローソンのストライキなどの歴史的な闘いの前進を、国鉄闘争を基軸に闘ってきたが故の重要な地平として積極的に総括した。また、パワハラを受けたJR労働者の加入(動労連帯高崎との二重加盟)、外国人労働者の組織化や国際連帯の前進など、合同一般労働組合の展望と可能性を示すことができた。

中央タクシー分会の苦闘と勝利

 今大会の全体を支えたのは、2015年6月から始まった中央タクシー分会の闘いであり、一体で前進してきた群馬バス分会の闘いであった。

 3人で闘ってきた中央タクシー分会の闘いは、分会の闘いの方向性と団結をめぐる分会内部の対立から、Sの脱落と裏切りを生み出した。そしてその対立を乗りこえて、職場の多数派として、組織化が前進しようとしたとたんに、分会長に対する卑劣なテロ襲撃事件が起こり、分会長はPTSD(心的外傷後ストレス障害)で業務に就くことができなくなった。半年近くにおよぶ闘病の末に、復職を果たした矢先、再度の襲撃で家が破壊された。分会長は捨て身で闘う決意を固めたが、それは無理だった。いったん退却して、新しい闘いに備えるために中央タクシーを退職する決断をした。一方で、T組合員を軸として固定残業代裁判で決定的な勝利の展望をつかんだ。証人尋問で宇都宮司社長は、タコグラフの改ざんという犯罪行為について何の弁明もできなかった。群馬合同労組は、中央タクシーを絶対に許さない。そもそも運転手が過労死しようが重大事故を起こそうが、何とも思わないブラック企業との非和解の闘いだ。群馬合同労組は、この死闘に負けることなく、団結と闘いを守り抜いた。この勝利が、群馬合同労組の闘いの全体を支えたことがもっとも重要な総括だ。

群馬バス分会の勝利と新たな試練

 群馬バス分会も、春闘ストを頂点とした職場の闘いと労働委員会闘争を軸にして不屈に闘ってきた。アルコールを口実とした分会長解雇、度重なる不当処分、ユニオンショップを結ぶ私鉄総連群馬バス労働組合の一部幹部による会社と一体となった分会つぶしなどで苦しい闘いだった。

 今年の6月、群馬県労働委員会は、群馬バス事件の2年ごしの7件の申立に対して救済命令を交付した。命令は、分会長の解雇(アルコール)、副分会長の停職(コースミスと携帯電話の使用)という2つの懲戒処分について、組合差別とは言えないとして棄却した。組合として中央労働委員会に不服申立をするのか否かで、意見が分かれた。執行委員会で当該を含めてこの問題を討議した。採決の結果として不服申立はしなかった。不当な命令であることは明らかだ。不当労働行為というのは、法律や規定からは見えないものがたくさんある。現場は毎日不当労働行為との闘いだ。しかし現状ではこれ以上の命令は望めないと判断せざるをえなかった。不服申立をするならば、団結のためにこそ闘うという立場が必要だ。そこで当該との一致が勝ち取られなかった。試練である。

 労働者は、闘う以外に生きていくことはできない、だからどんなに困難であろうとも闘いに立ち上がる。その先に、大きな団結と希望がある。群馬合同労組第14回大会が示した、その確信にたって、さらに闘いを前進させていくことだ。

「過激派」組合という差別を打ち破る

 命令は、他方、重要な判断を示して、労働者と労働組合の団結権を擁護した。

 ひとつは、群馬バスが、群馬合同労組は「過激派」との印象をつくり出し、雇用契約書に「加入」「関与」「接触」を禁じるという新たな誓約事項を付け加えたこと。いわく『日本国憲法施行の日以後において、日本国憲法又はその下に成立した政府を暴力で破壊することを主張する政党その他団体を結成し、又はこれに加入いたしません。』『…政党その他団体の傘下、下部組織又は影響下にある組織に加入いたしません。またそれら組織の構成員又は支持者と契約行為はもとより、関与、接触いたしません。』

 これは、公務員の欠格条項を、バスの運転手も準公務員だと強弁して、テロ対策にまぎれて、書き足したものだが、群馬県労働委員会は不当労働行為で無効と判断し、すべての事業所に「ポスト・ノーティス」(実質的な謝罪文の掲示)を命令した。

会社規定、ダイヤグラム及びハンドル時間・中休時間を記した書類の交付を命令

 合同一般労働組合の団体交渉権については、現実的にブラック企業の不当な対応が目につくが、群馬県労働委員会の誠実団交応諾義務に関する判断は明快だ。

「ダイヤグラム及びそれぞれのダイヤグラムのハンドル時間・中休時間(※待機時間)を記した書類の性質をみると、組合員の日々の勤務の状況を確認するために必要な文書であるといえる。そうすると、これらの文書は、組合員の労働時間及びそれに基づく賃金計算が実際に上記の就業規則及び三六協定に照らし適正であるかを確認し、未払賃金が存在しているか否かを確かめるために、組合にとって不可欠な資料である…」

「団体交渉は、原則として、労働条件に関する合意形成を目指して行われるものであるが…組合が…組合員の労働条件が法令等に照らして適正に規律されているか否か、また、実際に業務を遂行する過程において法令及び就業規則等に定められた基準が遵守されているか否か検証する場であるともいえる」

新たな闘いのステージへ

 群馬合同労組群馬バス分会は、この3年に及ぶ闘いの勝利の上に、この秋、新たな闘いに入る。すでにT組合員が組合加入前に、一方的に乗合から貸切に配転されたことについて、もとに戻せという要求を2年越しで要求してきた。ところが、群馬バスはまともな検討もせずに拒絶を繰り返してきた。だがもうそれは通用しない。必ず勝利する。

3・16群馬春闘行動2019に結集を!

群馬バス分会24時間ストライキ突入!

春闘集会 3月16日(土)13時30分 高崎市労使会館(高崎市東町80-1)第4会議室

春闘デモ 3月16日(土)15時30分 高崎市労使会館前→高崎駅西口→和田町地下道→高崎駅東口→ヤマダ電機LABI1前解散(約1時間)

3月16日(土)に群馬バス分会のストライキを先頭に、「群馬春闘行動2019」を取り組みます。ぜひみなさんの参加をお願いします。職場で孤立したり、信頼できる仲間がいない状況で苦しんでいるのは、みなさん同じではないでしょうか?そんなみなさんが、参加して、団結を実感して、職場でがんばろうという気持ちになってくれたら成功だと思っています。朝から群馬バス門前スト突入集会、13時30分から高崎市労使会館(高崎市 東町80-1)で「群馬春闘行動2019」集会、集会後15時30分デモで高崎駅一周します。

群馬バス分会の闘いは、はじめてのストライキを行うところまで前進してきました。5月には不当労働行為についての群馬県労働委員会の命令が出されます。かさにかかって、会社は分会つぶしを行ってきましたが、屈せずに闘い続けた分会の3人の仲間の勝利の地平です。分会の闘いは全くの正義です。この春の闘いから一気に攻勢に打って出る決意です。みなさんのご支援をよろしくお願いします。

中央タクシー分会の闘いは、昨年11月川谷内分会長が出勤時に暗闇の中で襲撃されるという、とてもショッキングな事件が起こりました。PTSD(外傷後ストレス症候群)で、不意なフラッシュバックで身体が動かなくなるというとても困難な状況が続いて、今も仕事に復帰できていません。その間にも、会社の嫌がらせで、苦しい思いをしてきました。しかしこれにも屈せずに、闘う体制をつくり出しつつあります。中央タクシー分会の闘いは、絶対に負けるわけにはいかない闘いです。会社を追いつめ、勝利するためにも、「群馬春闘行動2019」を闘います。

3月16日はJR東のダイヤ改正日。動労千葉は前日の15日からストライキで闘いに立ち上がります。また動労連帯高崎も鈴木副委員長の不当な雇止め攻撃を許さない闘いに入っています。群馬春闘行動2019はJRの闘う仲間たちとともに国鉄闘争勝利を勝ち取る闘いです。

昨年秋に長野の千曲ユニオン副委員長でセブン-イレブン・ジャパンの本社社員(OFC)河野さんを中心に合同一般労働組合全国協議会で「コンビニ関連ユニオン」の結成を呼びかけました。いま東大阪市のセブンイレブンのオーナーの24時間営業拒否の闘いが大きく社会を動かしています。オーナーも労働者も人間らしく生きられる状況を団結して作り出すという、大きな新しい挑戦が始まりました。群馬合同労組もともに闘います。労働者や中小事業主が使い捨てにされる「新自由主義」社会を引っ繰りかえす大運動に発展させましょう。

韓国の旭(AGC旭硝子)非正規職支会の請負労働者の解雇撤回闘争は、4年を前についに違法派遣で会社が起訴されるという決定的な勝利をつかんでいます。3月28日のAGC旭硝子の株主総会に向けて韓国から訪問団がやってきます。労働者の国際連帯の力で一日も早く解雇撤回を実現したいと思います。

群馬合同労組は、困難な壁をひとつひとつ打ち破り、組織拡大に勝利してきています。大きな組織力は、それだけで会社との力関係に転じます。7月の定期大会までに100名組織拡大を実現する決意です。そのために、春闘行動2019を全力で闘います。みなさんの結集を心から呼びかけます。ともに闘いましょう!

ブラック企業がのさばるのは私たちがだまっているから
闘えば勝てる!ブラック企業をぶっとばそう!

低賃金に長時間拘束、闘わなければ生きていけない!

 群馬合同労組群馬バス分会は、3月16日(土)に24時間ストライキに入ります。
 2016年に、会社の手先になった群馬バス労働組合に怒り、群馬バスの労働者が群馬合同労働組合に加入して、闘いが始まりました。
 1年契約の嘱託雇用で運転手を長年使ってきた群馬バス。その基本給は時給800円でした(現在は810円)。運転している時間にはハンドル手当をつけますが、待機時間は半分にしてしまいます。このやり方で、低賃金の長時間拘束、おまけに自分の給料が計算できない。おかしいと言えば、いじめのような嫌がらせを受けることも。
 2015年に群馬バスは、労働契約法改正にともなう「5年ルール」(5年の継続雇用を続けた労働者に「無期転換申込権」が与えられる)を見こして、1年契約を正社員に転換しましたが、それはベテラン運転手の賃下げを強制するものでした。
 こうした労働者の生活や誇りを踏みにじる群馬バスに対する分会の勇気ある闘いが始まりました。
 しかし群馬バスは、群馬合同労組群馬バス分会に対して、不当な組合つぶしの攻撃をくり返し仕掛けました。不当解雇、不当処分、不当労働行為の連続です。これにも分会の仲間は屈せずに闘い、群馬県労働委員会での救済申立はついに5月に命令が出されるところにきました。
 現在、バスの労働者をめぐる悲惨な状況は社会問題になっています。関越自動車道での高速バスの事故、軽井沢スキーツアーバスの事故…あれほどの事故を起こしても、運輸労働者の状況はまだまだ改善していません。路線バスの運転手も同様の状況があります。労働者の生活と命を守るのは、乗客の命を守ることと同じことです。
 このような状況を変える力は、労働組合が団結してストライキで闘うことです。

労働者の未来はまっくらだ!

 いま、社会にはAI(人工知能)が導入され、労働者の仕事が機械に奪われています。労働者はまともな仕事がなくて困っているのに、「人手不足」が騒がれて、AIと機械の導入は不可避だとされています。
 ある調査では、レジうちや運転手、事務、接客、宅配、プログラマー、機械修理工、組立などの仕事は90パーセント以上が、公認会計士、翻訳士、証券会社の社員、弁護士などの知的職業でも、60%がAIにとって代わられる、日本は特に置き換えが激しいだろうとされています。
 すでに銀行では、大規模なリストラが打ち出され、苦労して就職した若者が、苦悶の中で転職活動に追いやられています。
 資本主義は、いくら機械を導入して安くてすばらしい商品を生産しても、それを購入する労働者の生活を保障することができなくなりました。
 いまや貧困国では貨幣の信用が崩れ、世界恐慌の時代のように、理不尽な飢えに苦しんでいます。
 一方でもうけを確保できない資本は、アジアの貧困国に進出して、詐欺同然の「高利貸し」で暴利をむさぼり、借金で生きていけなくなった農民や中小自営業者を、無権利な労働者として酷使しています。また多くの若者がサギ同然にだまされて、外国で無権利な外国人労働者として酷使されています。
 安倍政権は、この日本と世界の資本主義の行き詰まりを改憲と戦争で突破しようとしています。「国のため」と労働者の怒りと不満を封じ込め、実際に戦争と侵略で資本家の危機を突破しようとしています。

労働者の団結と闘いだけが希望の道!

 この日本で、労働者の団結と闘い、春闘をよみがえらせましょう。群馬合同労組は、群馬バス分会、中央タクシー分会を先頭にして、断固として立ち上がります。ブラック企業をぶっとばしましょう!職場からともに声をあげましょう!改憲・戦争に立ち向かえる労働組合をつくりましょう!群馬合同労働組合に相談・加入してください!
 みなさん、春闘集会とデモに集まってください!

(株)岡本工作機械製作所からの回答書

 既報の通り、群馬合同労組は2月19日付で安中市に本社をおく岡本工作機械製作所にH組合員の加入通告をかねた要求書を提出したが、3月5日、前日付の「回答書」が届いた。

 要求通り、就業規則、給与規定、36協定の写しを交付してくれた。

 未払いだった時間外手当も支給するとの回答。

 しかし営業手当と労働時間の管理方法について、納得のいかない回答。

 そして肝心の団体交渉についての言及がない。これではダメでしょう…

 ということで、再度の要求書を早速提出した。

 岡本工作機械製作所の労働者のみなさん。群馬合同労組に入っていっしょに闘いましょう。

 このところ労働相談も増えて、何かと忙しい。闘いのひとつひとつの前進が歴史の扉を押し開いていく。

無期転換の申込みを!

 今の会社で5年以上続けて働いている非正規雇用の労働者のみなさん。

 4月から契約更新になる方も多いと思います。

 5年以上になっている人はぜひとも無期転換を会社に申し入れましょう。

 むずかしいことはありません。

 「5年以上継続して働いているので無期転換を申し込みます。よろしくお願いします。」で大丈夫。何か記録を取っておきましょう。

 文書で出した方が確実です。日付と名前を書いてはんこ押してコピーを取って出しましょう。

 こんなことを言うのは、この間でたらめな雇い止め解雇を通告されるケースが増えているからです。

 某企業(大企業のグループ会社)もそうでした。ある労働組合役員に対して、ささいな口実をつけて3月末での雇い止めの通告をしてきました。ところが彼は1年契約をくり返してすでに5年10ヶ月。5年経過してから2回も無期転換申込みをしましたが、そのたびに「無期転換申込みの期間が決まっているのでその時に」とごまかしてきました。そうしておいて雇い止め解雇を通告してきたのです。

 しかしこれはおかしい。労働契約法第18条に書いてあります。5年を経過したらその契約期間の間、いつでも無期転換を申し込むことができるし、会社は拒否はできません。組合は当然にも不当解雇だ、撤回せよと要求書を出しました。そして会社は、団体交渉でこれまでのやり方が間違っていたことを認めました。「今日間違いがわかった」そうです。これまでもこんなやり方で雇い止めされた労働者が何人もいたのではないかと思ってしまいます。しかも雇い止めの理由がまたひどい。

 この会社はまだ解雇撤回を正式に認めたわけではありません。しかし労働組合の闘いで不当な雇い止めをぶっとばせることは明らかにできました。

 非正規労働者にとってはこの雇い止めこそ、自らの奴隷状態の根源です。最近は求人票と雇用契約に更新は4回までと明記する悪質なケースも増えています。しっかりと権利を行使して、無期転換申込みをしましょう。闘う労働組合に相談することもあわせておすすめします。

岡本工作機械製作所に要求書提出

 2019年2月19日、群馬合同労働組合は、安中市に本社のある岡本工作機械製作所に対して、Hさんの加入通告をかねて要求書を提出しました。

 要求項目は4点。①就業規則・賃金規定・36協定書の写しを交付すること、②労働時間管理について説明すること。③未払い残業代の支払い、④未払い手当の支払い、です。

 株式会社岡本工作機械製作所は創業から80年、東証2部上場、タイとシンガポールに工場をおき、世界中に販売拠点をおくグローバル企業でもあります。1982年に安中工場が完成し、2012年に安中に本社を移しました。

 岡本工作機械製作所には、企業内組合があります。しかし今回Hさんは、おかしいことにしっかりと声をあげてしっかりと正す、ということを決意しました。そのためには、しっかりと闘う労働組合が必要だというのがHさんの結論でした。そして群馬合同労働組合のことを知り、分会を作りたいと相談、加入し、この通告と要求書提出に至りました。  岡本工作機械製作所で働くすべての労働者のみなさん。ともに声をあげませんか?労働者は仲間と団結すれば、必ず職場を変えることができます。相談、加入をお待ちしています。

高崎環境保全社との第3回団体交渉で「敬礼」廃止!

2018年9月12日、18時からビエント高崎にて、高崎環境保全社(一般廃棄物収集運搬業務など)との第3回団体交渉を行った。団交の議題として合意したのは3つ。業務前の朝の神棚への礼拝をやめること、業務出発時の社長の見送りの際「敬礼」をさせる習わしの廃止、収集作業のスタート地点が遠いコースの出発を早めること。

ひとつめ。会社は朝の神棚への礼拝は今後も継続する、「安全祈願」であり、従業員に強制をするものではないので理解していただきたい、と回答した。神棚への「二礼二拍手一拝」、完全な神道の宗教儀礼だ。高崎市が過半の出資をしていて、社長はじめ重要ポストは高崎市からの出向、就業規則にはちゃんと「一党一宗に偏した政治及び宗教活動」を排するとうたっている。8時に業務課長の号令で一斉に礼拝、誰もが強制(業務命令)だと思ってきた。しかもじゃあ同席しなくてもいいのかとの質問に同席は必要、業務命令だという。納得できない。安全祈願の仕方は従業員の意見を集めて、検討する、しかし決めるのは会社という。組合は、様子をみる、市民に広く知らしめると通告した。

ふたつめ。出発時の社長の敬礼は廃止するとの回答。やっとまともな回答があった。高崎環境保全社は経営陣のとんでもない軍国主義で会社を回してきたのだ。廃止は当然。

みっつめ。遠いコースの出発時間の見直しは、作業効率からも認めるとの回答。

7時45分に運行管理からコースの確認を受け、安全運行の確認を受ける。8時に「安全祈願」。その後仕業点検。それからラジオ体操。「安全祈願」というが、そのおかげで仕業点検に時間が取れない。この団交の日にも車のバッテリーが上がっていて使えない車両もあった。そうすると対応で出発が遅れ、作業に余裕がなくなる。社長の敬礼にしても安全のためにやっていると説明するが、A組合員にすると敬礼の仕方で処遇が変わる。安全のためには意識が社長に集中してしまうので百害あって一利なしだ。

安全を口実にするな。労働者にとって、安全は命にかかわる問題。安全のために何がいいのかは、答えは明白。軽々しく安全を口実にする会社と代理人は許しがたい。

議題にしないと会社は伝えてきたが、親睦会について説明を求めた。役員も会計報告もわからない。規約も見たこともない。小林優公代理人は、議題ではない、そちらで調べてください、という。誰に聞いたらいいのか、役員は誰か、規約はどこで見られるのか、それすらわからないのに。誰が会長なのか、再度聞いたら、総務課長が「規約上、総務課長の私です」というので爆笑。規約を掲示しているかもわからない、総会も会計報告もしていない、なのに毎月2000円を強制徴収、使い道もわからない。規約で総務課長が会長と決めている、これで何が別団体なのか?代理人として無責任というしかない。

この日の団交はA組合員が社長からパワハラを受けて適応障害をおこし休職してから、復職後初めての団交だった。会社は要求項目が団交にそぐわない、人数は双方5名以内にしろなど、さまざまな条件をつけて団交を先延ばしにしようとした。団交には社長は出てこず、総務課長、総務庶務係長、それに代理人弁護士3名が出席。組合はとにかく団交を開かせて職場を変えるという方針でのぞんだ。大きな成果だ。これからは職場が軸になる。

 

2018年9月14日加筆

第3回団体交渉の翌日、A組合員から組合に届いたメールを紹介します。

「ブログ拝見しました。

昨日の今日で迅速なアップありがとうございます。

弁護士、公務員のレベルが低すぎて本当に爆笑でした。

 

敬礼の件は会社は現場の役職などに全員の意見を聞いてから判断すると通達があったらしいのですが、それを行わず団交で敬礼撤廃を言い出したので現場課長などは保全社の二枚舌に呆れています。

 

これからは現場の闘いに力を注ぎます。

 

本日出発の際、いつもはしないのですが私が敬礼をした時に社長は敬礼を返さず唇を震わせていました。滑稽で皆さんにお見せしたかったです。

 

親睦会の件は引き続き会社に言っていきます。

 

また執行委員会にはできる限り参加いたしますのでこれからもよろしくお願いします。」

病院給食外注会社A社との第2回団体交渉

病院給食外注会社A社との第2回団体交渉が開かれた。

※第1回団体交渉の経過はこちらの記事

求人詐欺を許さない!病院給食外注会社A社との第1回団体交渉開催

会社は解決金として〇〇万円を提示。会社には非はない、というのが前提だ。

当該と組合の怒りが爆発する。当該は「私の人生を返して!」と言った。それに対する回答がこれなのか!と。

現場のパワハラぶり、無責任ぶりもひどいものだが、やはり会社自体の問題だと言わざるを得ない。

そもそものハローワークの求人は「正社員」「栄養士」。シングルマザーのC組合員は先々のことを考えて、これまでの好きだった職場をやめて、ここにかけた。

今回の団交で、求人票を会社から提出させて内容を再確認させることができた。確かにCさんには実務経験がなかった。しかし求人票には「業界経験者を歓迎します。ただし就業に向け意欲のある方は選考対象とさせていただきます」とちゃんと書いてあって、ご丁寧に「初任者研修制度あり」とも書いてある。

担当のSV(スーパーバイザー)は、面接で突っ込んだ話もせずに、3ヶ月様子をみさせてもらいますと言った。求人票にはもちろん、試用期間あり、3ヶ月と書いてある。不思議には思わなかった。

ところが職場ではチーフのパワハラとイジメが始まり、示された「労働条件通知書」には、1年の有期雇用、「嘱託」となっている。おかしいとSVに確認の電話をすると、「よほどのことがない限り3ヶ月で正社員に切りかえる」と言った。

しかし3ヶ月たっても正社員に切りかえるという話はない。職場でのパワハラは続く。仕事の内容も「栄養士」から遠ざかるばかり。正社員になれないのかと迫ると「作業が遅い」「現状では無理」と。精神的に追い詰められ、ついには適応障害で、動悸・めまい・頭痛・嘔吐・脱毛などで仕事に行けなくなった。

最大の問題は「求人詐欺」だ。ハローワークで正社員という求人票を出して、それに応募したCさんに、本人にしっかり説明することもなしに、有期の嘱託雇用にしてしまった。就業してから「労働条件通知書」にサインさせて、それに気がついたCさんに「よっぽどのことがない限り」正社員に切りかえるとごまかして、そのまま嘱託のまま、Cさんを追い詰めて、適応障害に追い込んだ。

誠実な回答のない会社側の出席者を前に、Cさんは「私はいつでも死ねますよ」と突きつける。正社員にしないのならば最初からこんな会社には入っていないし、すぐに辞めていた。本当に無責任。これは現場もそうだが、会社のやり方、経営方針そのものだとしか言いようがない。都合のいいように人を簡単に、いい加減に採用して、そして切る。労働者をなんだと思っているのか。金の問題ではない。C組合員が納得して新しい一歩を踏み出せるような誠意を見せろということだ。

新自由主義によって無責任な会社がはびこる世の中になっている。そんな中で非正規労働者が健康を奪われ、命をも奪われている。労働者の団結、闘う労働組合が彼らの生きる希望にならなければいけない。近く第3回目の団体交渉にのぞむ。

 

この夏の前進

バタバタしているうちに9月に入ってしまった。

この暑い夏も群馬合同労組は着実な前進をしてきた。簡単にまとめてみた。

 

①某居酒屋チェーン店の店長だったA組合員の「パワハラ」問題で団体交渉を行う。納得いく和解で解決。

②某コンビニ店の副店長だったB組合員の賃金・労働条件の問題で団体交渉を重ねる。和解で解決。

③群馬バスの東京営業所開設にともなう募集に応募して4月に入社したCさん。条件とはちがう現実に退職を決めたが、不当な退職条件に怒って群馬合同労組に相談・加入。会社に加入を通告。

④訪問介護労働者のDさん。退職を申し出たとたんに、客のクレームが多いと社長から呼び出しを受け、絶対に行きたくないと組合に相談。加入してもらって、組合が社長に掛け合い、話し合いの録音を認めさせるということで、呼び出しに応じることになった。結局たいしたクレームではなく、退職をめぐる話し合いでDさんにとって期待以上の条件での退職となり、労働組合ってすごいですねとの感想。休みの日でも対応してもらえて助かったとも。

⑤請負労働者日系ブラジル人E組合員とペルー人F組合員の、日成産業株式会社を相手取った地位確認訴訟の第1回裁判が勝ち取られる。不当な雇止めを許さない闘いが新たな段階に入った。

⑥中央タクシー分会の闘いも、新たな段階に入った。労働委員会と残業代裁判も着実に前進。

⑦群馬バス分会の闘いも、掲示板の設置を勝ち取り、労働委員会もいよいよ証人尋問の山場に入る。群馬バスは会社側の証人申請をすることもできなかった。ふつうはこういうのを「負け戦」という。

 

安倍政権による、改憲をめぐる歴史の大きな節目を迎えている。改憲は、どんなに言い逃れをしようとも、「自衛」といえば戦争ができる国家にかじを切るもの。戦後の憲法をひっくり返すことは、「国防」の義務を憲法の柱に据え直して、戦後的な諸権利や「人権」・命までも奪うものになる。これと対決する運動と組織が必要だと、「改憲阻止!大行進」運動が全国で始まり、群馬でも8月19日に結成集会とあいなった。群馬合同労組はその中心としての役割を果たしている。小規模ではあれ、広範な運動の下地ができた。

 

8・6ヒロシマ大行動にも参加。旭非正規職支会支援共闘会議の取組はじめ、国際連帯闘争はとても重要な内実を築きつつある。

 

すべての要は職場と地域における労働者の団結と組織にある。ブラック企業がやりたい放題の新自由主義をぶっとばす闘いを!組合員と仲間の力をあわせて、さらに前に進もう!

11・4全国労働者総決起集会で闘う労働組合の力を示そう!

 

 

「月刊労働運動」8月号に寄稿

全国労働組合交流センターがが発行する「月刊労働運動」8月号に清水委員長の投稿が掲載されました。

中央タクシー分会長が労働者代表選挙に勝利

群馬合同労組 執行委員長 清水彰二

群馬合同労組は、7月15日に第13回定期大会を開催し、この一年の闘いの前進を集約する大きな成功を勝ち取りました。新たな青年、女性の結集が、大会の雰囲気を大きく変えました。そして組合員100人の組織拡大を実現し、改憲阻止大行進の先頭に立とうと、一年の方針を確認しました。

大会の成功の鍵は、中央タクシー分会と群馬バス分会の二つの拠点での闘いの前進でした。とりわけ中央タクシーの闘いは、とても豊かで重要な意味を持っています。

中央タクシー分会は、昨年3月、群馬県労働委員会で勝利して、減額された手当、払われなかった賞与、分会長の運転業務への復帰をすべて勝ち取りました。固定残業手当の違法性をめぐって裁判も起こし、現在も進行中です。

勝利命令以降、会社は、組合員には残業をさせない、固定残業手当も全額支払う、という対応を続けていますが、一方組合員でない労働者には相変わらず長時間労働で休みも取れない状況が続いています。業務中に倒れる労働者・重大事故が続出しています。会社の経営危機も深刻さを増してきており、容易に組合の要求ものみません。

群馬合同労組と分会には、労働組合として、これでいいのか?ということが問われました。分会も必死になって組織拡大に努力をしてきました。しかし群馬合同労組はこわいという抵抗感が根強く、組織拡大は困難をきわめました。

こうした中で二つの問題がおこります。

ひとつは、労働組合と組合員のあり方をめぐる分会組合員の分裂です。自分たちだけ楽をしていられれば、でかい顔をしていられれば、金を取れれば、それでいいという考え方が生まれました。そういう態度に職場の同僚たちの不信感も広がります。それではいけないという議論もしてきましたが、溝は埋まらず、分会の会議すらできない状態になってしまいました。

最終的に、執行委員長から、当該の組合員にそういう考え方・あり方は容認できない、と伝え、対決しました。現場の不団結、考え方や方向性の対立、会議が開けないという、放置してはいけない状況でした。それに対して、執行部として、解決に乗り出せなかったことが、現場組合員を困難に追い込んでしまいました。執行部の自己批判として、この状態を乗り越えるという決意を明確にしました。うまく解決したわけではありませんが、分会が息を吹き返しました。

もうひとつは、ちょうどこれと一体で、長野・新潟を含めて中央タクシーの労働者の怒りが爆発を始めたということです。月に2回しか休めない、疲れが取れない、安全が守れない、会社のやり方がインチキだらけだ…。それが会社に要求しよう、やはり労働組合をつくらないといけないのではないかという議論として始まりました。組合員にも相談が持ちかけられるようになりました。社長は動きを察知して、「労働組合をつくってもいいが、群馬合同労組だけはだめだ」と個別につぶして回りました。しかしこんな会社を相手に勝てるのは群馬合同労組しかないのではないか、そういう労働者が職場の中心にすわっています。

群馬営業所の2018年度の時間外労働をめぐる36(サブロク)協定の労働者代表選挙で(法律的にはこの労使協定なしに残業はさせてはいけない)川谷内分会長が20対11で勝利しました。勝ったのははじめてです。今の状況を川谷内分会長に何とか是正させてもらいたいという職場の思いが結実しました。

川谷内分会長は、法律や国土交通省基準通りとはいかないまでも、せめて法定休日ぐらい休めるようにと考えて、修正を要請しました。しかし会社は真摯にそれに応えることなく、先延ばしにします。

この状況を解決するために、群馬合同労組は、今年6月20日付で「違法な時間外労働及び休日労働が行われている現状を直ちに是正されたい。若しくは今後の対応を説明されたい。」「他事業所では、非民主的に協定締結が行われており、会社側の姿勢に問題がある。希望する非組合員をオブザーバーとして交渉時に同席させること。」との要求書を提出しました。

第11回団体交渉は7月5日に行われました。これに先立って7月3日に会社から「オブザーバー参加は認めない」との回答がファクスで送られてきました。長野本社の労働者〇名がオブザーバー参加の用意をしていてそれを知った会社が慌てたのでした。

団交では、会社は、これは労働組合との団交であって、36協定をめぐる交渉はできないと言いました。組合は、わかりました、組合としてはこのまま36協定未締結で時間外労働をやらせるのであれば、労働基準法違反で告発することだけ伝える、従業員以外は退席するので、36協定について交渉してほしいと告げて、委員長(非従業員)は退席しました。

その後の話し合いの中で会社はとんでもないことを言い出します。36協定が結べないのは川谷内分会長の責任だ、未締結状態を解消するためにあらたに別の労働者代表の選出を行う、すでにB氏が名乗りをあげ、承認を受ける手はずができている、として、B氏を話し合いに呼び込んだのでした。こんな状態でまともな話し合いが成立するはずもありません。話し合いに参加した二人の組合員は激しく闘って、会社を追い詰めました。終了後B氏にも「そんなことが通ると思ったら大間違いですよ。大問題になりますからね。自分から取り下げなさい」と忠告しました。

7月6日、川谷内分会長は、従業員代表の変更の撤回と法定休日確保について改めて申し入れました。すると7月7日、会社は要求を受け入れました。「群馬営業所から長野方面へは上田までの送迎に限定する事」、「帰社時間が遅れ、休日が、休息時間含めて32時間確保出来ない場合は、翌日の勤務をタクシーを使ったりし、繰り下げるなど行う事」と合意したのです。

勝ち取ったものはまだまだ小さいです。しかし労働者にとって労働組合が何であるかを、その力と希望を示すことができました。これからが勝負です。