富士ゼロックスは1万人リストラ撤回せよ!台湾の仲間と本社に抗議申し入れ!

富士ゼロックスは1万人リストラ撤回せよ!台湾の仲間と本社に抗議申し入れ!

10月23日から富士ゼロックスの1万人リストラ方針に反対して無期限ストライキに立ち上がった台湾富士ゼロックス労働組合。彼らの思いを託されて、上部組織の桃園市産業総労働組合の書記・吳嘉浤(ウー・チャホン)さんと通訳として王雅芳(ワン・ヤパン)さんが11月2日の夜に来日、動労千葉・全日建関西生コン支部・港合同などが呼びかける11・4全国労働者総決起集会などで台湾富士ゼロックス労働組合の闘いの支援を訴えた。

 

 

台湾の本社と4つの倉庫を拠点にして、倉庫をピケットで封鎖して闘われた無期限ストライキ。富士ゼロックス資本は、資材を海外から空輸するなど、金に糸目をつけずにストつぶしに総力をあげた。そうした中、台湾富士ゼロックス労働組合は11月2日22時をもっていったん無期限ストライキを収束させ、さらに大きな闘いに備える決断をした。

 

こうした中で、台湾から来日した2人と、合同一般労働組合全国協議会は、11月5日、東京・六本木の東京ミッドタウンにある富士ゼロックス本社に対する抗議と申し入れ行動に立ち上がった。群馬合同労組からも清水委員長が全国協議会の先頭に立った。

台湾富士ゼロックスでは975人の従業員のうちの約3割の300人の「削減計画」(解雇だ!)が打ち出された。日本に整理解雇の4要件というものがあるように、台湾でも黒字の企業にリストラ解雇など認められていない。台湾の富士ゼロックスはずっと黒字だ。本社の大号令に従ってるだけの台湾富士ゼロックスは労働組合との交渉からも逃げ回り、不誠実な対応に終始している。無期限ストライキはやむにやまれぬ闘いだ。

11月5日朝、インターネットで事前に打ち出した行動なので、東京ミッドタウン前にはすでに警備車両が待ち構えていた。「敷地の外でやってください」という警備に従い、朝8時からビラとマイクで宣伝を始める。ウーさんがマイクで訴える。「富士ゼロックスのリストラは台湾だけの問題ではない。日本の労働者もいっしょにストライキで闘ってください!」心からの叫びは東京のオフィス街にこだました。

 

 

9時に宣伝行動を切り上げ、富士ゼロックス本社への申し入れ行動に移る。台湾富士ゼロックス労働組合の「申入書」(ならびに合同一般労働組合全国協議会の申入書)を本社に届けるのが目的だ。富士ゼロックス本社は、富士フイルムHD、富士フイルムといっしょに富士フイルムHDが所有する東京ミッドタウンウェストビル内にある。1階受付は、共通の受付になっている。

回りにはすでに警備関係の背広の男たちがそこここに配置されている。まずこの受付で要件を告げ、担当者の面会を求める。ところが、3人の受付の女性は、「面会はできかねます」との対応。「それはないでしょう。担当者が言うならまだしも、なぜ受付の方にできないと言われなければいけないんですか?」受付の女性たちも途方に暮れて、横の方にいた上司の顔を見ている。ヒソヒソと指示を出しに行く上司をつかまえる。「あなたが責任者ですか?」しぶしぶ認める。名前と所属を聞くがなかなか話そうとしない。追及すると富士ゼロックスの社員ではなく、ビルの管理会社の社員だと言う。じゃあなおさらおかしい。富士ゼロックスに話をしに来たのに、管理会社がなぜダメだと言うのか?アポなしで大勢で押しかけたから、という。じゃあどうすれば会えるのか?それに従うから条件を提示させなさいと返す。答えられなくて黙ってしまう。そんな感じでワーワーやり取りをして押し込んでいく。しかしらちがあかない。じゃあ座って待つしかない、と座り込む。台湾の2人を先頭にこの日いっしょに行動した日本の仲間全員が座り込む。台湾で富士ゼロックス労働組合が座り込んだように。ビル管理会社の責任者に寄り添って指示を出していた「副責任者」が責任者に「警告を出すように」と促し、責任者が「不退去である。警告する」と繰り返す。すぐに警官隊20人ほどが隊列組んで入ってくる。冗談じゃない。警官隊の隊長に事情を話す。台湾から従業員の要請書を携えてきたのに、受付で取り次ぎもしない、こんな非常識あるか?と。隊長も頭を抱えてしまう。「それはそうだが、110番があったから…」。会社として、会えないなら会えないと、ちゃんと対応しろと要求しているところだから、警官隊は外に出せと要求すると、外に出した。結局、富士ゼロックスは本社総務部が受付の電話で対応することになった。通訳の王さんががんばる。「会わない」「受け取らない」の一点張りの本社総務に対して、「台湾の400人の組合員を代表して来ています。それではだめです!」と。最終的に、「では申入書を受付に置いていきます!」と通告。電話は一方的に切れる。申入書を受付に置いて、申し入れの一行は引き上げる。

「こんな大きな会社がこんな非常識な対応しかできない。何が怖いのか?」台湾の仲間が言う。「今日は日本のみなさんが、こんなにもいっしょに闘ってくれた。これからもさらに大きな連帯をお願いします。必ず勝利します!」

 

 

 

 

台湾の2人はこの後、動労千葉、韓国民主労総ソウル本部訪日団30人とともに、理念交流集会に参加。この日の闘争の報告をし、国際連帯についての意見交換と交流を深めた。

 

 

 

 

2000年にJR東海・葛西敬之らとともに「四季の会」を作り2006年の第一次安倍政権発足を支えてきた古森重隆。第1次安倍内閣時代にNHKの経営委員会の委員長に就任してNHK改革と称して安倍のメディア支配の重要な土台を敷いた男。この古森が2018年ゼロックス社を買収して、富士フイルムHDの完全子会社化し、新たに富士ゼロックス社の会長の座につくや、打ち出したのが従業員の2割にあたる1万人削減方針だ。しかし二つの問題が古森を危機に追い込んでいる。ひとつは、ゼロックス社の株主がニューヨーク州上級裁判所に提訴し、4月27日に買収差し止めを認める仮処分が下された。もうひとつが、古森の1万人削減方針に対して、台湾富士ゼロックス労働組合がストライキで反対闘争にに立ち上がったことだ。日本の改憲阻止・安倍打倒の闘いが結びついた。国際連帯の力で安倍・改憲・戦争と新自由主義に立ち向かおう。

 

無期限スト支援を訴え台湾富士ゼロックス労組の上部団体が11・4に来日! 11・5富士ゼロックス本社申し入れ行動に結集を!

無期限スト支援を訴え台湾富士ゼロックス労組の上部団体が114に来日!

115富士ゼロックス本社申し入れ行動に結集を!

 

2018年11月1日

合同一般労働組合全国協議会

 

10月23日から無期限ストライキに突入している台湾富士ゼロックス労働組合。日本の本社が打ち出したリストラ1万人削減計画で台湾で1000人の従業員のうち300人の解雇が狙われている。組合の要求は「仕事権」(労働権)の保障である。1000人の従業員のうち400人が団結して5つの拠点で闘っている。ピケを張り、暴力的な破壊や、個別の切り崩し・脅しをはねのけて闘っている。10月30日には日本交流協会前に100名を越える組合員が結集し、仕事権を保障せよ!と声をあげた。富士ゼロックスは不誠実な対応に終始し、上部団体の桃園市産業総労働組合や弁護士の団体交渉出席も認めない。何としても仲間の解雇を許さない闘いとして10月31日でストは9日目を迎えている。

諸悪の根源は日本本社だ。台湾富士ゼロックス労働組合は日本の労働者の支援連帯を求めている。この呼びかけに動労千葉、合同一般労組全国協議会、全国労組交流センターが応え、連帯のメッセージを送った。台湾富士ゼロックス労働組合はさらなる支援連帯を呼びかけるために11・4全国労働者総決起集会(正午・日比谷野外音楽堂)に上部団体の桃園市総労働組合の仲間を派遣することを決定した。合同一般労働組合全国協議会は、来日する仲間と、富士ゼロックス本社に対して抗議・申し入れをともに闘うことを決定した。11・4全国労働者総決起集会に集まり、国際連帯の力で戦争と改憲をぶっとばし、安倍を打倒しよう。

 

合同一般労働組合全国協議会は、11月5日(月)、桃園市総労働組合の仲間とともに富士ゼロックス本社へのビラまき・申し入れ行動に立ち上がります!ぜひ結集をお願いします!

 

【集合場所・時間】

11月5日(月)午前7時45分 地下鉄六本木駅8番出口集合

 

★富士ゼロックス本社行動の後、桃園市総労働組合の仲間は午後1時から千葉市のDC会館にて開催される日韓理念交流会に参加の予定です。可能な方はこちらもご参加ください。

 

台湾富士ゼロックスの組合員が23日を期し無期限ストライキに突入!

台湾の富士ゼロックスの労働者が昨23日から無期限ストライキ突入です!台湾の仲間からぜひ日本の労働者に伝えてほしいとメッセージを託されました。断固連帯を!拡散を!日本の富士ゼロックス本社に対する抗議の声を!

 

台湾富士ゼロックスの組合員が23日を期し無期限ストライキに突入した!

日系企業富士フィルムは今年(2018)一月にオフィス事務機を専門的に運営するアメリカゼロックスを買収するとともに、全世界で約8千5百名の社員をリストラという消息が出た。台湾の富士フィルム労働組合によれば、台湾子会社は今回の業務合併により2020年までに全社員975名の中に約30%に当たる300人を解雇するということになる。実際に、年初のリストラ消息が出てから、既に50人あまり会社側に呼ばされ、自動離職法案を受けた。今でも多数の中高齢の社員は解雇リスクに露出している。そこで、労働組合は会社側と交渉して労働権利を確保しようとした。
台湾富士ゼロック労働組合の組合長によれば、労資双方は2017年6月から団体協約による交渉をし始めたが、そのとき主に台湾北部五股と龜山に位置する富士ゼロックス工場移転の問題について交渉した。だが、一年経っても、何の進展もない。それだけではなく、会社側は密かに社員に工場移転同意書に署名し、労働組合と協力しないように要求した。これを見るだけでも、会社側は労働組合と交渉する誠意は全くないことを分かる。しかも、会社側はその後労働部に不当労働行為裁決を申請した。今年七月、 台湾富士ゼロックス労働組合は会員大会を開き、長引いて進捗のない交渉過程に終止符を打つことに合意した。それと共に、公文書を会社側に出す傍らに、ストライキ計画を具体化しようと乗り出した。 台湾富士ゼロック労働組合によると、会社は明らかに台湾不当労働行為裁決法(勞資爭議處理法)第8条「労資争議は調停、仲裁、または裁決する間、労働者側は労資争議事件を理由にストライキ、または他の争議行為を起こしてはならない」を利用し組合がストライキすることを阻止しようとする。
労働組合は会社が社員を不当解雇する意志があること、労働部に不当労働裁決を申請したことに抗議するため、今月八日からストライキ投票を起こした。22日夜投票結果が発表され、全体労働組合員407人の中に、投票人数は377人、318人ストライキに同意し、58人不同意、1人無効票だった。つまり、同意票は全体組合員の78%を占め、半数同意を超えたので、合法なストライキ権を勝ち取った。すぐさまに、台北ヘッドクオーター、そして台北三重、台中、高雄三か所にある倉庫は一斉にピケットラインを設置した。
10月23日午前、労働組合は記者会見を開き、正式にストライキを公表すると共に、会社側に社員の労働権について、労働組合と交渉するように呼びかけた。
組合長鄭炎によると、会社は今年一月に年齢、賃金などを基準にシニア社員を中心にリストラと進めるとともに、社員に現法律で定めるものよりいい条件で自発退職法案を出した。けれど、その法案たちは労働基準法の基準を満たされたものだけだった。
その後、会社はまた前言を取り消し、今まで一度もリストラを言及したことがないと言った。しかし、このリストラは台湾を含め13個のアジア太平洋支社で執行するように上級は命令を出した。なのに、会社側は沈黙を固守し続けた。
組合長鄭炎によるとまた、今年だけでも台湾富士ゼロックスは労働基準法違反として23回も処罰され、それ数は台湾での企業ナンバー3だ。具体的に、残業時間は法定時間を上回り、残業代未支払いなどだった。
今回ストの最も重要な要求は会社側と交渉することにより組合員の働く権利を確保するシステムを構築することだそうだ。将来組合員を解雇する場合、事前に労働組合の許可を得なければならない。

 

台湾富士ゼロックス 労働組合ストライキ声明書

使い捨てと見なされるのを拒否する!団結闘争が唯一の道
我々は台湾富士ゼロックスの社員だ。12年前(2006年)日本富士フィルムは台湾の中信グループ(CTBC Financial Holding Co)傘下の台湾富士ゼロックスを買収した。そのとき従業員の権利に損はないと宣伝したが、ただ二年経ったところでリストラを敢行した。多数の社員は事務所に呼ばれサインして会社を出ていけと命令されたり、派遣職に転落するようになった。中年失業は本当に労働者に起こる最悪の悪夢だ。その後労働組合を立ち上げたが事態を挽回するのにはもう手遅れだ。そのとき立ち去った同僚の様子はいまも我々の心に深く残った。そして、我々はもう一度同じ場面に迫られようとしている。
我々は営業、技術、そして庶務という3大業種でなりたっている。仕事をする時背広を着る。ヘッドクオーターは台北の繁華街のビルで子会社も高雄の時代富豪というビルにある。我々は社会でいうホワイトカラー労働者で、オフィスで反抗心がないという話をよく聞く社員だ。我々の専門は事務所で書類処理に関するサービスだ。我々は一所懸命に働いている。営業マンはクライアントを取るのに必死だ。だが、業績が悪くなるとほかの業務に移動するよう命令され、適応に支障が生じた場合、不適任で辞退を迫る。庶務社員は命を削って深夜まで残業をした。ところが、上司はそれを残業として認めなかったせいで過労は闇に埋もれた。技術社員、つまりエンジニアの運命は24時間お客のために待機することだ。そのせいで、多数の同僚は機械を修理し続けたところ脳梗塞になった。しかし、産業災害認定においてもわざと人を困らせた。富士ゼロックスはエコなどの事業を通し社会企業の賞を数々受賞した。だが、見た目きれいな商標の裏側に労働基準法を繰り返し違反し、その頻度は台湾で指折りのブラック企業だ。
皮肉でも、我々は無数の会社に効率と専門をもたらしたが、今は消耗品として捨てられる岐路に立たされている。
十年前会社は我々にリストラのあと賃金を上げてやると話したことがある。だが、十年経った今でも賃金は上がっていない。それどころか、十年後の今日は富士フィルムは61億ドルでアメリカの富士ゼロックスを買収した途端、全世界で1万人リストラ計画をすぐさまに打ち出した。毎年4億ドルの人件費を削減するのが目的だった。資本家の眼中に利益しかなく、労働者は犠牲を余儀なくされた。台湾富士ゼロックスは黒字を上げているのにも関わらず、300名、つまり全社員の30パーセントのリストラを‘配分’された。その後、会社側は大量の社員の勤務評定を大幅に過低評価し、B-と評した。社員は今不安の毎日を過ごしている。今回のリストラ計画について、会社側は今まで一度も台湾富士ゼロックス労働組合と交渉したことがない。日本の親会社の命令一つで、台湾の労働者は犠牲をしいられなければならないのか?日本と台湾は外交において友好な関係にある。けれど、日本の資本家は植民地の考えで台湾の労働者を対しているのか?
活路を求めるために、我々はただ自分の仕事場で革命を起こすしかない。93%の投票率、組合員全体の78%がストライキに賛成した。我々は共同でこの難しい決断をした。親愛なるお客様、私たちの立場をわかってください。我々が成功し、本当に良質なサービスを提供できるように願う。台湾各地にある組合員、団結しよう。私たちは遠くにある日本の財閥に運命を左右されることを拒否し、自分の未来を掌握しよう。対等交渉をしろ!日本資本は植民地扱いをやめろ!日本の同志たちにも呼びかける!労働者には国境はないだ!私たち台湾人労働者のストライキに支持を送ってください!

ヒロシマ集会での韓国・城西工団労組委員長のアピール

 

被爆73周年8・6ヒロシマ大行動が、広島現地で開催され、群馬合同労組からも参加して、ともに声をあげました。

前日の5日には、広島市東区民文化センターホールで「国際反戦反核集会」が開催され、韓国・大邱(テグ)を中心に、城西(ソンソ)工団労働組合、迎撃ミサイル・サード配備阻止を闘うソンジュ住民対策委員会、民衆行動の仲間たち11名、イラク戦争従軍で息子を亡くしたアメリカの反戦の母・シンディシーハンさん、アメリカ・サンノゼ平和と正義センター、イラクの医師、パレスチナ・ガザからなど、たくさんの海外の仲間が結集してくれました。すべての結集・発言がすばらしいのですが、韓国・テグにおいて、群馬合同労組と同じように地域で労働者の組織化を進めている城西(ソンソ)工団労組のキムヒジョン委員長のアピールは、これからの労働運動の前進、国際連帯闘争の前進にとって、とても重要なので、許可を得て、ここに紹介させていただきます。

 

南北、米朝首脳会談以後韓国労働運動の現況と課題

城西工団労組委員長・キムヒジョン

こんにちは。韓国、大邸(テグ)、城西(ソンソ)工団労働組合委員長のキム・ビジョンです。

トウジェン(闘争)でごあいさつします。トゥジェン!

毎日、一触即発の戦争の危機の下で、どのように韓国で生きているのか心配している同志たちが多いはずです。でも韓国の人々は、もう戦争に馴染んでしまったような感じです。

私が幼かった時、北朝鮮軍が攻め込んでくるといって、家ごとにラーメンをはじめ食べ物を買い占めたことを思い出します。その後にも「平和のダム」(※)を建設するといって、国全体が大騒ぎになった記憶もあります。最近、北朝鮮で核弾頭ミサイルを発射したというニュースまで…。しかし朝鮮戦争終戦後65年の間、戦争はなく、一言で言うなら、もう韓国の人々は戦争に無感覚な状態です。

しかし、星州(ソンジュ)・ソソンリに配備されたサードについては、北朝鮮のミサイルを防御でき、朝鮮半島が脅威から守られるとして配備に賛成し、米軍が撤退すればすぐ戦争が起こると言って、「アメリカを通じた戦争抑止力」に寄りかかっているのが現実です。こ.れは「コメディ」のような親米反共思想が根深く打ち込まれたことが原因でしょう。

イミョンバクとパククネ大統領が、この親米反共主義を利用して戦争の脅迫で労働者民衆を弾圧してきたとすれば、ロウソク以後に誕生したムンジェイン政権はとても洗練された方式でやってきています。

わずか数年前、パククネが「統一大当たり」(訳注:統一で北朝鮮の安い労働力と韓国の技術力が結合すれば韓民族経済は大発展するという論)を前面に出してきた時、人々はその実現の可能性に多くの疑問符を投げかけました。そしてさほど時がたたないうち開城(ケソン)工業団地は閉鎖されましたし、南北関係は急速に冷却化しました。このパククネの「統一大当たり」論はムンジェイン政府でパッと花を咲かせています。

全国経済人連合会、大韓商工会議所など資本家団体と各種研究機関は、南北経済協力に対するバラ色の展望を、毎日のようにばらまいていて、鉄道、電力、電機、セメントなどいわゆる南北経済協力の主は、すでに好況を享受しています。朝鮮半島平和の裏面には、韓国資本主義の北朝鮮進出と陸路を通じた中国、シベリアまでねらう資本の利害が代弁されているのです。

しかし労働者民衆の生活は決してたやすくはいきません。

2014年4月16日、304人が、「じっとしていなさい」という国家を信じて待ち、海に沈められました(セウォル号事件)。彼ら・彼女らは、大半が労働者民衆の子どもたちでありましたし、国家は彼ら・彼女らの死を隠すことに汲々としました。

また、最近明らかになったパククネ政権とヤンスンテ大法院長が共謀した司法壟(ろう)断により、双龍(サンヨン)自動車、KTX非正規職闘争、鉄道ストライキ、全教組非合法化など、数多くの労働者が血の涙を流しました。

ロウソクで当選したというムンジェイン氏は、大統領当選と同時に非正規職であふれる仁川(インチョン)空港を訪問し、「公共部門100%正規職転換」「最低賃金1万ウォン」を約束しました。ムンジェインの人気は一時89%を超えたりもしました。それと共に、自分を信じて1年間だけ待ってくれと言いました。引き続き労使政大妥協が必要だとして、「社会的合意主義」を前面に押し出しました。1年の問に、強固な路線の組合は壊し、労使協調的な組合は抱き込んで、労使政大妥協を試みようとしたのです。

このようなムンジェイン政権に対する不徹底な階級的認識が、ムンジェイン政権と対話をするという候補を民主労総執行部に入れることになりました。

同志たちがご存知のとおり、ムンジェイン政権は昨年、最低賃金を2けたの率で上げたというのですが、その最低賃金には賞与金と食費・交通費をはじめとする福利厚生費を含ませました。

世界最高の長時間労働を変えると言って、労働時間短縮を前面に出しましたが、週40時間制でなく週52時間制が法制化されましたし、手当は削減されました。日本も最近「働き方改革」により、月100時間、年間720時間まで超過労働が可能なように許容して、高所得専門職は労働時間規制自体をなくしてしまったという話を聞きました。この法は賃金柔軟化、労働柔軟化の道をより一層拡大すると思います。

全教組は相変らず法外労組で、双龍(サンヨン)自動車では30番目の犠牲者が出ました。相変らず75メートルの煙突の上にファインテックの労働者が、この蒸し暑さにかかわらず267日目の籠城闘争をしており、ヤンスンテの司法壟断で発生した犠牲者は、相変らず路上に追い出されて闘争しています。

城西(ソンソ)工業団地には6万人の労働者が仕事をしています。高齢の労働者、女性労働者、移住労働者が中心になっています。彼ら・彼女らは大半が最低賃金水準の賃金に置かれていて、低賃金だからこそ長時間労働をしなければ暮らすことができません。

ムンジェイン政権が、最近自身の公約である最低賃金1万ウォンに「速度調節」をしなければならないと言っています。南北首脳会談や北・米サミットのニュースも見ることができない状況にある城西工団労働者にとっては、「朝鮮戦争の危険が消えて、南北の平和がくる」という期待どころか、最低賃金の約束も古草履のように捨てるムンジェイン政権に対する期待も見出すことはできないと思います。

朝鮮半島の平和を話しながら、酷暑の戦場のような死の現場で仕事をする労働者、出入国取り締まり班の係員の踏みにじる暴力の下で苦しむ移住労働者がいて、果たしてムンジェイン政権の平和は誰のための平和でしょうか?

同志たち。

「平和」といっても、誰かを排除する平和、平和を話しながら一方で死の戦場に追い詰める平和は、私たちは拒否します。

南北首脳会談以後、イジョンソク前統一部長官は、「労働組合のない韓国の労働者=北朝鮮の労働力」と言いました。そして中小企業中央会をはじめとする資本家階級は、北朝鮮労働力が、最低賃金引き上げと労働時間短縮、少子化傾向によってますます若い労働力が減って人手不足が深刻化する中で、大いに役に立つと主張しています。韓国の資本家はよだれを流すほかないでしょう。事実上、非識字率0%で最高の勤勉性を持っている北朝鮮労働力は、資本家には最高のプレゼントであるわけです。

このような時、労働者階級は揺らぐことなく闘争しなければなりません。世界的経済危機は労働者階級に闘争を要求しています。

寒い冬、韓国を明るくしたロウソクのあかりは、資本主義の矛盾を明らかにすることには失敗し、新自由主義政権を誕生させました。労働運動を改良化させる社会的合意主義、内容は影も形もない形式だけの民主主義は、結局資本と政権の食欲による結果を表わすだけです。

「労働のない民主主義」「労働のない平和」を暴露して、自由主義勢力に反対する先進的な活動家の闘争と連帯、一歩進んで世界的連帯が必要です。

韓国の闘争歌の、「九十九回敗北してもただ一度の勝利」という歌詞(※)のように…資本主義が平和をもたらすことはできず、労働者の階級的連帯なしで新しい社会は成り立つことができません。したがって九十九回敗北しても最後のただ一度の最終勝利のため、共に闘っていきましょう。トゥジェン!

 

(※)「平和のダム」:1986~87年、ソウル五輪を前にして、当時のチョンドファン軍事独裁政権は、北朝鮮の北漢江上流ダム建設による「ソウル水攻め」の脅威をキャンペーンし、これを防ぐものとして「平和のダム」が建設された(87年2月着工、1989年1月1次完工)

 

(※)韓国の闘争歌の歌詞:「行け!労働解放」の歌詞(原曲はアンジェイ・ワイダ監督の映画『鉄の男』(1981年)で使われ有名になったポーランド連帯労組の歌)。

九十九回敗北しても ただ一度の勝利 ただ一度の勝利

バリケードを越え 越えて ついに労働解放へ

やむことのないわれらの闘争 誰もわれらを止めることはできない

労働者と資本家の間には 決して平和はない

偉大な労働 そのたくましい腕 機械を止めて 開け歴史を

血に染まった旗 労働者の軍隊 行け!労働解放

 

5月26日旭非正規職支会支援共闘会議結成集会が大成功

5月26日東京亀戸文化センターで開催された旭非正規職支会支援共闘会議結成集会は70人の参加で成功。とてもいい出発ができました。

結成集会では、群馬合同労組の清水彰二委員長が、支援共闘会議の事務局長に就任しました。よって群馬合同労組のブログでも当面、旭非正規職支会の闘いや支援共闘会議の情報などもアップしていきます。

主催者の開会あいさつに続いて、テグ文化放送という地方テレビ局がつくったメーデー特集の「時々刻々」という番組のビデオを上映しました。番組はチャホノ支会長を招いて、旭非正規職の1000日の闘いを労働者の目線で追ったすばらしいものでした。これに日本語の字幕をつけたものを上映しました。ぜひみなさんにも見てほしいと思います。

そして旭非正規職支会の仲間から送られてきたビデオメッセージ

そして20分の基調報告は群馬合同労組の清水委員長から。

 

 

5・26旭非正規職支会支援共闘会議結成集会 基調報告

2018年5月26日 群馬合同労働組合執行委員長 清水彰二

みなさん、こんばんは。群馬合同労働組合という、個人で加盟できる地域合同一般労働組合の委員長をしている清水と申します。準備会の事務局を代表して基調報告をさせていただきます。

先ほどテグ文化放送の「時々刻々」という番組のメーデー特集のビデオをご覧いただきました。大きな流れは説明されていました。そしてどういう労働者が闘っているのか、ビデオメッセージで、一人一人の顔、声、思いをわかっていただけたと思います。

職場を転々とし、最低賃金ギリギリの賃金で、土日も休めない、風邪を引いても休めない、昼食時間は20分、ミスをすると懲罰で赤いチョッキを着せられる。文句を言おうものなら解雇が待っている。労働組合なんて縁のない世界と思っていた、そんな請負・非正規労働者が、ついに旭硝子の韓国法人で労働組合を結成しました。3年前の5月29日、あと3日でちょうど3周年になります。職場の力関係が一変し、事務所の前で「民主労組を死守して人間らしく暮らそう!」と皆でスローガンを叫び、会社の朝礼に組合の朝礼が取って代わりました。しかしそれから1ヶ月、旭硝子韓国法人・旭硝子ファインテクノ韓国(AFK)は、労働組合ができた請負会社GTSと共謀して、まだ6ヶ月も残っていた請負契約を突然破棄、これを受けて請負会社GTSは全員に整理解雇通告をしました。メンテナンスの一斉休暇と偽って工場から全員閉め出した上に、メール一本で178人を一斉解雇したのです。2回に渡る「希望退職」という金による切り崩しにも負けずに、23名の組合員が解雇撤回・職場復帰を求めて闘っています。工場前テントを拠点に毎日朝昼夜と工場前や街頭にたって、闘っています。労働者の闘いがあるところ、どこにでも出かけていって必死で毎日闘っています。

本日の旭非正規職支会支援共闘会議の結成は、何よりも一日も早く、彼らの解雇撤回をともに勝ち取る決意をうち固めるものです。

これほどまでにわかりやすい不当解雇、組合つぶしの不当労働行為がなぜいまだに解雇撤回できないのでしょうか?「時々刻々」のビデオにもあったとおり、不当解雇された旭支会の労働者は、雇用労働庁、日本でいえば労働基準監督署への告訴を行いましたが、雇用労働庁も検察も動きません。模様眺めと責任放棄で、労働者の激しい怒りを浴びています。労働委員会への救済申立も行いました。地方労働委員会は棄却、中央労働委員会は一部救済命令でした。しかし会社が救済命令の取り消しを求めて、裁判に訴え、一審、二審と負けました。

一番大きいのは、韓国では、たとえ組合つぶしの不当解雇があったとしても、その場合責任を問う「使用者」というのは直接の雇用主に限定されてしまうという問題があります。親会社と子会社の請負契約に問題がなければ、親会社が子会社にどんなに悪質な解雇をやらせても、雇用関係がないということで親会社は

免罪されてしまうのです。おまけに旭硝子は子会社を廃業させてしまいました。中央労働委員会で一部救済命令が出ましたが、実は肝心のこの下請会社の解雇の責任を親会社に認めるかという点では、棄却の判断をしています。親会社に対して、解雇の責任は認めないが、組合活動に対する支配・介入はあった、だから、「正当な労働組合活動が萎縮または侵害する行為をしてはならない」「労働者の生活の安定と再就職などの支援対策を用意」せよとの命令でした。これを会社が不服として起こした救済命令取り消し裁判では、その中途半端さとごまかしを突かれて、敗訴してしまいました。これでは親会社は、子会社に労働組合ができても、子会社をつぶしてしまえば、自分の責任は問われないことになってしまいます。請負(偽装請負)の労働者は永遠に労働組合が作れない。団結権がないのと同じです。

あるインタビューでチャホノ支会長は、20代は正規職で、30代は廃業で職場を失い、40代は下請非正規職として暮らしていると言いました。また亀尾(クミ)市では、1990年代は労働者集会をすれば2,000人が集まったが、現在は100人集まるのも難しいといいます。

日本では国鉄分割民営化から嵐のように始まった新自由主義、世界中を飲み尽くしていった新自由主義が、韓国でも、労働者から職場を奪い、仕事を奪い、労働組合を奪っていきました。たくさんの労働組合、労働者がこれに対して、命をかけて闘いました。しかし雇用は破壊され、大量の非正規労働者・請負労働者が生み出されました。正規と非正規の分断が労働者の団結を奪い、奴隷のように低賃金で文句も言わず働かざるをえない状況が広がっています。

2004年亀尾(クミ)市にある金剛化繊という会社の廃業に対して、工場を占拠して闘った労働者の一人がチャホノ旭非正規職支会支会長です。彼は、1年7ヶ月の工場占拠を一歩も工場を出ずに闘い、その後9ヶ月の獄中闘争を闘いました。出獄後、「つぶれた亀尾(クミ)地域労働組合運動をよみがえらせる」と、迷わず旭硝子の非正規職場に入りました。苦節6年、ついに労働組合結成の展望が見えたとたんに、旭硝子はチャホノ支会長の部門の整理解雇に突っ込んできました。しかし、これに旭硝子の請負労働者は組合結集でこたえました。度肝を抜かれた旭硝子は、請負会社をまるごとつぶすというやり方を取るしかなかったのです。旭非正規職支会の労働者は、歴史の扉をひとつこじ開けていまがあります。

そしていま、旭非正規職支会の前に立ちはだかる、組合つぶしの不当労働行為と、親会社の「使用者」性を認めないという法律の壁です。「時々刻々」のビデオの中でチャホノ支会長は「集団解雇事態を事実的に決定したのは日本本社にいる人たちです」と言いました。そして旭硝子東京本社は「韓国旭硝子と旭硝子グループは別法人だ。他の法人について話す言葉はない」とコメントしています。

日本の私たちに今求められているのは、こんな不正義の張本人が、日本の旭硝子資本そのものであることを徹底的にはっきりさせて、日本において、旭硝子を追及し、組合つぶしの不当労働行為の責任を取らせるということに他なりません。

今日ここに集まった私たちの力はまだまだ小さいです。しかし私たちがやろうとしているのは、単なる支援ではありません。

旭支会の組合員アン・ジンソクさんのインタビュー記事があります。彼の希望は、日曜日くらいは休みたい、それだけでした。労働組合なんてとんでもない、作ればすぐ解雇されるだけだと思っていたといいます。断れずに参加した組合の説明会で、民主労総組織争議室長がこう言ったそうです。「皆さんはとても運がいい。一生に一度、あるかないかの機会だ。労組をすれば新しい世界が見えるだろう」と。ふつう選択権はこちらにあるので、説明を聞きに来てくれた人に対して弱い姿を見せるべきなのに、堂々として、自信ある態度だった。「それで、深く考えた。そうだ、やってみよう。私もその新しい世界を一度見ようと」心を決めたそうです。

ここにいる私たちも、とても運がいいのだと思います。こんなすばらしい旭支会の仲間たちと団結してともに闘う機会に恵まれました。そしてそれは間違いなく、韓国と日本の労働者が民族も国境もこえて、新しい世界を見ることになると思います。

旭非正規職支会の仲間たちの解雇撤回の闘いは、「整理解雇撤回!非正規職撤廃!労働3権完全保障!」を実現する闘いです。これは世界の労働者階級の最先端で、新自由主義を打ち倒す闘いに他なりません。資本家階級が国境を越えて結びつき、労働者階級の生き血を吸って生き延びることに対して、労働者階級の国際的団結でこれを打ち破り、新しい世界をつくりましょう。

 

ここで旭硝子という会社がどういう会社か、確認しておきたいと思います。

「旭硝子」。三菱財閥・岩崎一族が1907年に作った会社で、戦前は『旭玻璃』(あさひはり)という名前で日本軍軍用物品を納品しながら植民地の国民を強制的に徴用して戦争犯罪に加担した企業であることが2012年になって明らかになりました。

現在ガラス業界の売上高で世界2位。業界は高い寡占状態が続き、主要各社は世界シェアの争奪をかけてグローバルな世界戦略を展開しています。旭硝子は、日本・アジア、欧州、米州、3極体制をベースに30を超える国と地域でグローバル事業を展開しています。旭硝子ファインテクノ韓国はTFT-LCD(薄膜トランジスタ液晶ディスプレイ)用ガラス基板の製造を行う、その中の重要な拠点です。2004年に設立され、資本金の67パーセントは旭硝子が握り、社長は山崎幸男という日本人です。会社設立にあたり、「投資協定に関する覚書」を慶尚北道(キョンサンブクド)及び亀尾(クミ)市と、旭硝子が締結しています。旭硝子が慶尚北道経済と地域社会の発展に寄与することを約束するのを条件に、慶尚北道・亀尾市は旭硝子に15年間の地方税減免、34万㎡の土地の50年にわたる無償賃貸契約などを約束するというものです。しかし旭硝子がやっていることは何でしょうか?地域に貢献どころか、まるで植民地のように、おいしいとこ取り、労働者を低賃金で休みも取らせず搾り取り、使い捨て。たまりかねて労働組合を作ったら組合つぶしの不当解雇です。みなさん、これは日本の私たちが決着をつけることです。必ず旭硝子に責任を取らせましょう。

 

さて、私たちが、このたび、旭非正規職支会支援共闘会議を結成するにいたった経緯について、お話します。

韓国民主労総とのソウル本部を窓口とした、動労千葉との国際連帯事業がスタートしたのは2003年。アメリカによるイラク侵略戦争に対して、世界中の労働者が怒りと危機感で闘いを開始していました。イラク侵略戦争は朝鮮侵略戦争につながると、その先頭に立っていたのが、民主労総でした。交流の中で、動労千葉を中心とした日本の国鉄闘争の意味を理解し、連帯と交流が始まります。以来毎年の11月全国労働者総決起集会に民主労総ソウル本部の訪日団が参加をし、ソウルでの労働者大会に動労千葉を軸とした日本の訪韓団が参加をするようになりました。以来、現場レベル含めた交流と団結が深まります。

2015年7月14~18日に、解雇されて間もない旭非正規職支会の組合員が日本の旭硝子本社に抗議するために来日しました。そして今年2月21日~3月9日にも3人の組合員が来日、動労千葉が受け入れ体制を取り、私たちもともに闘いました。この経験と交流の中から、旭硝子本社を攻める恒常的な支援共闘組織を立ち上げようという機運が生まれました。

旭非正規支会が立ち上がってからのこの3年間は、韓国での労働者の闘いが前進・発展し、それがついに全民衆の総決起・ろうそく革命となってパククネ政権を打倒するという地平を打ち立てました。その地平の上に、今、南北首脳会談と「板門店宣言」があります。

ろうそく革命の力こそアメリカ・トランプ政権による朝鮮侵略戦争の狙いを打ち破っています。アメリカこそは朝鮮戦争休戦協定をも踏みにじって、日米安保同盟をも基礎に、一貫して朝鮮半島を核の戦場にする体制を強化し、その支配の元に組み敷いてきた元凶です。戦後世界支配の危機にたつアメリカは、トランプの登場によって、核の先制使用も含めた「斬首作戦」の強行によって、再び朝鮮半島を戦場にしようとしてきました。

これに対して、民主労総の労働者を先頭に、韓国の民衆は、アメリカと一体のパククネを打倒、パククネ、イミョンバクという二人の元大統領を監獄に送り、「積弊清算」をかかげて、あらゆる領域で古い支配体制との闘いに立ち上がっています。ムンジェイン政権のもとでも、サードの配備を阻止すべく、旭支会の仲間も含めて、ソンジュの路上に座り込んで、戦争を止めています。

旭支会の解雇撤回の闘いは、このろうそく革命後の「積弊清算」の大きな柱です。ろうそく革命が社会の主人公が労働者民衆であることを示したにもかかわらず、請負・非正規労働者が首を切られたままである現実、これを支える法や体制を現場労働者の闘い・団結の力でひっくり返す闘いです。まさに労働の現場で、新自由主義を実力で打ち倒していく闘いであり、この力で戦争を止めようという闘いでもあります。

5月21日、ハンサンギュン民主労総前委員長が、拘束されて2年半ぶりに釈放を勝ち取りました。民主労総は声明でなぜハンサンギュンが3年の実刑を受けなければならなかったのか、について「簡単な解雇、一生非正規職を強要したパククネ政権労働改悪を防ぐためにゼネラルストライキをした罪、 反民主・反民生・反労働のパククネ政権に屈服することなく 13万民衆総決起を組織・指揮した罪、 セウォル号の真実を解明するためのパククネの車の壁を突破するために全身を投げた罪」だとしました。ハンサンギュン前委員長は「労働尊重の世の中は労働者の団結した力で実現しなければ蜃気楼に過ぎないということを忘れずにおこう」「労組の組織率30%・600万労総時代のために、未組織・低賃金非正規職労働者と共にする1人の組織担当者になる」との出獄の決意を明らかにしています。歴史はまた大きく動き出しました。

 

旭非正規職支会支援共闘会議の活動について提案したいと思います。

  • 旭非正規職支会への支援・連帯・交流を広げ、深め、一日も早い解雇撤回のためにともに闘う。
  • 旭硝子が行った不当労働行為を日本において広く暴露・弾劾して、旭硝子を許さない世論を形成する。SNSやインターネットを活用する。
  • 幅広く、支援共闘会議の組織を拡大して、日本における支援共闘陣形を強化する
  • 旭硝子本社、工場などへの申し入れ行動・宣伝行動などを組織する
  • 旭支会の日本遠征闘争をサポートする
  • 旭非正規職支会が作成した本『野の花―工団に咲く』を広める
  • 支援カンパの取り組み

必要なことは何でもやろう、という精神で、みなさんとともに進んでいきたいと思います。

 

最後に私たちは、旭非正規職支会の労働者の闘いに真に連帯するために、日本の労働者民衆の責務として、安倍政権による改憲を絶対に許さない闘いをつくり出すこと、そして動労千葉を先頭に新たな局面に入った国鉄闘争を軸にしながら、日本の労働運動の闘う新たな大きな潮流を作り出すことを誓いたいと思います。それは改憲翼賛に右旋回しつつある連合との対決を作り出すこと、それを旭硝子の工場の中からも実現することです。非正規職撤廃の闘いを、旭非正規職支会の闘いから学びながら、必ず作り出しましょう。

旭非正規職支会の闘いの持つ力を、私たちが形に変えることで、そうした飛躍を実現していきたいと思います。ぜひとも、みなさん、旭非正規職支会支援共闘会議に加入し、そして広めてください。どうぞよろしくお願いいたします。

 

山本弘行議長

小泉義秀副議長

金元重さん

動労千葉・佐藤正和さん。集会には田中康宏委員長はじめ動労千葉から多数参加。

日本板硝子共闘労組

鈴木コンクリート工業分会・吉本さん。

なんぶユニオン・宮里さん。

事務局次長・鎌田さん。

 

旭非正規職支会・支援共闘会議結成宣言

 

日本の旭硝子の韓国法人・旭硝子ファインテクノコリアは、非正規職労組結成1ヵ月後の2015年6月30日、メール1本で178人の労働者に対し集団解雇の暴挙に及んだ。旭非正規職支会は日本の旭硝子本社の責任を徹底的に追及すべく、2015年7月14~18日および本年2月21~3月9日の2回にわたり日本の遠征闘争に決起した。この遠征闘争を全力で支援する中から、支援組織立ち上げの機運が生まれた。

 

旭非正規職支会の闘いは外注化、非正規職化、子会社化・転籍、偽装請負、違法派遣など日本の労働者が直面する闘争課題と全く同じだ。

私たち自身の闘いとして、旭硝子資本を社会的に追い詰める街宣や諸々の要請・弾劾行動を積み上げ、旭非正規職支会の解雇撤回・職場復帰を必ずや実現していこう。

 

安倍政権は連合を改憲勢力に変質させようと必死である。しかし、日本の労働者階級はこのまま唯々諾々と改憲に賛成し、戦争に加担していく存在ではない。

旭非正規職支会の闘いは日本の労働者の魂を捉えることは間違いない。日本の旭硝子の職場に、旭非正規職支会と共に闘う労働者の組織をつくり出すことは全く可能なのだ。

 

旭硝子は、日本帝国主義の植民地時代の1907年、朝鮮人労働者を強制徴用し「軍艦島」を経営した三菱資本の系列によって設立され、軍用物品を納品しながら肥え太り戦争犯罪に加担して行った。そして再び2005年に、法外な特恵と劣悪な労働条件を拠り所として、旭硝子ファインテクノコリアという子会社を韓国亀尾(クミ)市に設立したのだ。この歴史を踏まえ、私たち自身が日本の地で、労働運動の変革をめざし非正規職撤廃、改憲・戦争阻止の大運動を職場・地域から作り上げ、安倍政権打倒の闘いを推し進めて行かねばならない。

 

『われわれは、非人間的な待遇を受けながら働いている。辛く困難な仕事を全部任せられながら、なんでこんな扱いを受けなければならないのか。いつまで管理者たちの顔色を窺わなければならないのか。これ以上無視されながら働くのをやめよう。労働組合を通して現場を変えよう。労働組合を作って人間らしく生きよう』(チャホノ旭非正規職支会長)

 

この変革を求める労働者の声を全国に響き渡らせ、旭非正規職支会との国際連帯の新たな一歩を踏み出す時だ。

旭非正規職支会の呼びかけに応え、可能な支援行動を臆することなく展開し共に闘う組織として成長していくことを決意する。もって本日ここ亀戸文化センターにおいて、「旭非正規職支会支援共闘会議」の結成を宣言する。

2018年5月26日

 

入会、お問い合わせは、事務局長・清水彰二まで。

〒260-0017 千葉県千葉市中央区要町2-1-8 DC会館

gungoroso@ybb.ne.jp

090-9016-0272

 

3・2韓国・旭硝子非正規職支会 支援・連帯集会へ

旭硝子は不当解雇された韓国労働者たちを復職させろ!

 

3・2旭非正規職支会支援・連帯集会

3月2日(金)午後6時開会

江東区文化センター第1、第2研修室

 

旭支会国会前行動・記者会見

3月7日(水)午後3時 衆議院議員会館前

 

 

『国際連帯』に寄稿 『訪韓行動でサムチョクとの交流と連帯深める』 

訪韓行動でサムチョクとの交流と連帯深める

 

群馬合同労組 執行委員長 清水彰二

 

 

2017年11月11日から13日まで、群馬合同労組は私を含めて3名で、動労千葉訪韓団の一員として訪韓闘争に参加した。私と須永副委員長は、2015年2016年に続いて3回目。2017年6月に加入した青年がはじめて参加した。

須永副委員長は、5年前から韓国語の学習に力を入れ、3ヶ月の語学留学はじめ何度となく韓国へ通ってきた。とりわけ古い友人であるMさんに誘われて、2016年サムチョク(三陟)市の脱原発運動との交流の旅に同行した。

サムチョク市は人口7万人、韓国の江原道にある東海岸の海辺の町。1982年に原発建設計画が持ち上がるが1998年に白紙撤回させた。ところが2010年に再び原発の建設計画がおこり、これに2014年市長選挙と住民投票で勝利して、ついに原発計画の白紙撤回を勝ちとった。サムチョク郵便局前で行われてきた水曜日集会、巡礼行進、老若男女さまざまな市民が力をあわせて闘ってきた。現在は火力発電所建設計画が持ち上がり、これとも闘いをすすめている。

須永副委員長のサムチョク訪問以降、2012年8月から毎週欠かさず行ってきた高崎金曜日行動と、サムチョクの原発反対運動との交流がはじまった。フェイスブックを通じた交流はリアルタイムでお互いの連帯を深めた。韓国・サムチョクの闘いの重要な節目には、高崎金曜日行動や群馬合同労組のデモなどでハングルでメッセージを発信して、連帯を表明してきた。逆にサムチョクから群馬・高崎に連帯行動が組織され、メッセージや激励が送られてきた。2017年6月に仲間が金曜日行動参加中に脳出血で倒れ、必死で闘病リハビリに取り組んでいることに対して、心暖まる激励が組織された。お互いの交流が、温もりのある、顔の見える交流に深まっていった。

 

 

 

今回の訪韓闘争で、サムチョクの仲間は、須永副委員長を通じて、群馬の訪韓団に対して、至れり尽くせりの受け入れ体制を取ってくれた。宿の手配から、空港への出迎え、滞在期間の食事から、全過程を通じて、行動をともにしてくれた。忙しい中、バスでソウルまで5時間もかかるサムチョクから、たった数時間の交流のために、わざわざ会いに来てくれた仲間がいた。

今回の訪韓で、とても重要だったことは、サムチョクの労働者との具体的な交流が実現できたことである。サムチョクの原発反対運動は、宗教者を中心にして、労働者も農民も市民も、老若男女がひとつになって闘ってきた。その中で、労働者はやはり重要な役割を果たしていることがわかる。サムチョクの仲間は、とりわけても訪韓した群馬合同労組の仲間にサムチョクの労働者を引き合わせたいと、今回の受入体制を取ってくれたのである。

特に、その中に2016年11月14日に動労千葉訪韓団として籠城中のテントに表敬訪問したサンピョセメントの労働者がいる(群馬の訪韓団は先に帰国して不参加)。民主労総江原嶺東地域労組東洋セメント支部の下請け労働者たちは、石灰石を採掘し、セメント生産業務を担っていたが、賃金は元請けの約40%。2014年5月に下請け会社に初の労組を結成し、翌年2月、雇用労働部が東洋セメントの偽装請負を認定、元請け正規職として雇用するよう決定した。その直後、東洋セメントは労組解体を目的に下請け会社との契約を解除し、下請け労働者101人を解雇した。以来、弾圧に屈せず、組合員23人が闘ってきた。非正規職撤廃とさけび、27日間の断食高空ろう城闘争、935日の闘争を闘い抜いて勝利、ついに正規職としてサムチョクの職場に戻るという。まさに復職のための研修期間中に今回の交流を実現できた。文字通り韓国の非正規職撤廃闘争の重要な闘いである。

他にもサムチョクの労働者を次々と紹介してもらった。サムチョクの水曜日行動の写真を見て、ここに私がいますといった具合だった。

11月12日の午前中、午後からの民主労総の大会を前に、サムチョクの仲間の案内でソデムン(西大門)刑務所を見学した。西大門(ソデムン)刑務所は、日本の植民地にされた朝鮮で、日本の植民地支配に抵抗した人々を拷問し、死刑にした極悪の刑務所。戦後はアメリカかいらいの軍事独裁政権に反対し、平和と民族統一、民主主義をのぞんだ人々を、やはりスパイにでっち上げて、拷問し、処刑した場所。それが今は博物館となって、子供連れがたくさん見学に来ていた。私たちは、案内してくれたサムチョクの仲間からこんな話を聞いた。お連れ合いがパク・チョンヒ大統領の時代にスパイにでっち上げられ、10年間の刑務所生活を余儀なくされたこと、その後再審で無罪を勝ちとり、今も政治犯の救援運動をされていること、義父はこの西大門(ソデムン)刑務所で殺されたこと…。私たちは、このサムチョクの仲間とともに慰霊塔で祈りを捧げることができた。私たちの祈りはもちろん日本人としての謝罪ではあるが、それは贖罪ではなく、力をあわせてプロレタリア世界革命をともに実現し、戦争も核も必ずやなくしてみせるという決意である。

 

 

 

https://international-center.amebaownd.com/

11・5全国労働者総決起集会~韓国訪問・国際連帯の力で原発も戦争もとめよう!

トランプを迎えうち、北朝鮮への先制攻撃を許さないと声をあげた11・5全国労働者総決起集会/改憲阻止1万人行動。10年以上にわたって積み上げてきた韓国とアメリカ、ドイツとの国際連帯が、決定的な意味をもっていることが、浮かびあがってきた。

 

群馬合同労組は、2011年3・11福島原発事故以来、群馬・高崎での反原発運動の重要な役割を担ってきたと自負している。2012年8月から高崎金曜日行動をよびかけ、以来5年あまり一度も休むことなく高崎駅西口での金曜集会をおこなってきた。2016年須永副委員長が韓国・三陟(サムチョク)の原発建設反対運動を訪れてから、その縁で高崎金曜日行動とサムチョクとの、フェイスブックでの交流・連帯がはじまった。

 

 サムチョク市は人口7万人、韓国の江原道にある東海岸の海辺の町。1982年に原発建設計画が持ち上がるが1998年に白紙撤回させる。ところが2010年に再び原発の建設計画がおこり、これに2014年市長選挙と住民投票で勝利して、ついに原発計画の白紙撤回を勝ちとった。サムチョク郵便局前で行われてきた水曜日集会、巡礼行進、老若男女さまざまな市民が力をあわせて闘ってきた。高崎金曜日行動はサムチョクの闘いに感激し、ハングルのプラカードをかかげて応援のエールを送った。

今年の6月23日、毎週高崎金曜日行動でいっしょに核と原発に反対し、戦争に反対して声をあげてきた救現堂(くげんどう)・秋山太一さんが、金曜日行動の現場でアピールの後、脳出血で倒れて、救急車で病院に運ばれた。サムチョクの仲間は、我がことのように心配して、今度は日本語のプラカードをかかげて高崎と秋山さんにエールを送ってくれた。

その中で11月11日、清水委員長、須永副委員長、6月に加入した青年の3名が、動労千葉訪韓団の一員として韓国民主労総の労働者大会に参加するために訪韓した。高崎の金曜日行動にも参加してくれている栃木の仲間2人も加わった。サムチョクの仲間は、空港まで出迎え、宿をとってくれ、サムチョクの労働者に会わせると、たいへんな歓迎をしてくれた。高崎からは金曜日行動の仲間の連帯のボードをつくり、日本酒のおみやげを託されて持参した。

 ソウルの労働者集会では、サムチョクの仲間から多くのサムチョクの労働者を紹介してもらった。昨年動労千葉訪韓団として籠城中のテントに表敬訪問したサンピョセメントの労働者にも紹介してもらった。非正規職撤廃とさけび、27日間の断食高空ろう城闘争、935日の闘争を闘い抜いて勝利、ついに正規職としてサムチョクの職場に戻るという。すばらしい労働者ばかりだ。サムチョクの原発反対運動は、カトリック教会の牧師さんが代表をつとめ、農民や、市民、何よりこうした労働者が職場で闘いながら、団結して、原発計画を葬ってきた。日本の私たちが学んで同じ闘いをやらないといけない。

 

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=jOKWsGTH1eA

 

そして日本に帰ってきた高崎金曜日行動。ついに秋山太一さんが車いすでカムバック。再びみんなの前でマイクをにぎった。…「未来をあきらめないでがんばりましょう」「友人のデニス・バンクス(アメリカンインディアン運動のリーダー)が亡くなった。土にかえる。」「放射能から、命と大地を守る、それはどこの国でも同じ」「アメリカではホワイトハウスに対して闘っている」「日本ではなぜ労働界や民衆が正しいことをいわないのか」「理想をかかげて戦争をさせないという当たり前のことを声に出して言う」「今日は4ヶ月ぶりにそんなわけで、このあいだアジアパン食べたら元気になって(笑)今日は出てきました」「アジアが平和でなければ日本が平和だなんてありえない」「韓国に戦争させて日本は平和だなんてとんでもない話」「核戦争になれば1億や何千万の人が一瞬に死にます」「苦しんで死ぬ」「そんなことは二度としてはいけない」「はっきりさせましょう。戦争なんてはじまってから言ってももう遅い。」(ドンドンドンドン(太鼓を叩く))「戦争はさせない!」(ドンドンドンドン)「我々の目の黒いうちは戦争はさせない!」「若者たちを犠牲にするな!」(ドンドンドンドン)「タカキンはみんなの声で理想を掲げて前に進みましょう!」「みなさんありがとう!」

 そして最後に記念写真。ハングルでかいたプラカードをもって。太一さんが持つプラカードには「愛してます!」

 

 「サムチョク平和」さんがフェイスブックで投稿してくれた文章を紹介します。

「原子力発電所反対運動を始めてとても疲れる時がありました。

しかしこのように感動を受けるのでかつてきつかったことなどが溶けてしまいます。

…互いに連帯するということがこのようにお互いに力になりますね。

玄海灘を越えて平和の手を握る私たちは政府がやれない仕事を民間人ができると思いました。

核のない世の中

戦争のない世の中のために堅く手を握ります。」

☆☆☆

 

 

それから今回の訪韓行動で重要だったことに、サムチョクの二人の仲間の案内で(お一人は数時間の交流のためにバスで片道5時間かけてソウルに来てくれた)、西大門(ソデムン)刑務所を見学してまわったことがある。西大門(ソデムン)刑務所は、日本の植民地にされた朝鮮で、日本の植民地支配に抵抗した人々を拷問し、死刑にした極悪の刑務所。戦後はアメリカかいらいの軍事独裁政権に反対し、平和と民族統一、民主主義をのぞんだ人々を、やはりスパイにでっち上げて、拷問し、処刑した場所。それが今は博物館となって、子供連れがたくさん見学に来ていた。

私たちは、案内してくれたサムチョクの仲間から聞いた。お連れ合いがパク・チョンヒ大統領の時代にスパイにでっち上げられ、10年間の刑務所生活を余儀なくされたこと、その後再審で無罪を勝ちとり、今も政治犯の救援運動をされていること、義父はこの西大門(ソデムン)刑務所で殺されたこと…

 

 

 

 

 刑務所には、当時の監獄がそのまま保存され、拷問具や拷問風景の再現人形、死刑場や死刑台、写真や資料が展示されている。それは、まさに極悪非道、地獄の図である。ある部屋には犠牲になったたくさんの人々の写真が壁を埋め尽くしていた。サムチョクの仲間の話を思い出す。グッと熱いものがこみ上げる。

 別のコーナーでは、戦後の民主化闘争にたち上がったたくさんの人々、とりわけ労働者の闘いが写真や資料で展示されていた。今日の労働者の闘いがどのように、歴史を引きつぎ、一歩一歩前進してきたのかが迫ってくる。

 

 

 西大門(ソデムン)刑務所を見学した夜、軍隊慰安婦の少女像の前を通った。去年まで日本大使館の前に座っていた慰安婦の少女像だったが、撤去撤去とさわいでいた日本大使館が出て行ってしまった。そこを今もテントをはって大学生のグループが守っている。サムチョクの仲間にうながされて、少女像のとなりのイスに交代で座って少女像の手を握った。絶対にくり返させない、ともに闘う、それが私たちの謝罪だ。

 まだ組合に入ったばかりの青年が言った。日本に帰ったらこんな日本の悪逆非道を一人でも多くの日本人に教えなければいけない、と。そしてまた来年も必ず韓国に来ると。

 

 

 

 そうだ。労働者の職場での闘いを軸にして、地域で闘い、あらゆる民衆と団結して、韓国の仲間に恥じない闘いをつくり出す、これが韓国を訪問した者ひとりひとりの誓いであり、高崎の仲間の誓いだ。

 

労働者の団結と国際連帯の力でトランプ・安倍ぶっとばそう!11・5で展望示す

委員長の雑感

 

 

労働者の団結と国際連帯の力でトランプ・安倍ぶっとばそう!11・5で展望示す

 

トランプの訪日・アジア歴訪の目的は明らかだ。北朝鮮に対する先制核攻撃を日本と韓国に承認させ協力させること、戦争は金がかかるがそれは日本と世界に武器を売りつけることでやりくりすること。そこには日本国憲法などという制約は存在しない。すでに改憲はおわっているものとして、戦争に突っ込む。トランプと安倍は、その一点で「信頼関係」を構築している。

それにしてもメディアは、この一大事を前にして、沈黙と翼賛を決め込んでいるのだ。あらためて安倍の解散・総選挙の狙いがうかびあがる。

 

11・5全国労働者総決起集会/改憲阻止1万人大行進は、4800人の結集で、唯一、これと対決し、トランプ・安倍を直撃した。デモの上をトランプと安倍が乗ったヘリコプターが飛び、デモが街をふるわせた余韻のあとの銀座でトランプと安倍は食事をした。

 

トランプも安倍も北朝鮮に対する先制核攻撃をやる、キム・ジョンウンも北朝鮮という国家も死にいたらしめる、その意思で最初から手を結んだのだ。そのことを見すえないといけない。それに警鐘をならそうとしないメディアも信用してはいけない。私たちは、核時代の最初の試練になるやもしれない、現在の危機に激しく反応すべきだ。

 

私が意外だったのは、11・5労働者総決起集会に韓国から代表団を組織して参加した韓国民主労総の同志たちが、わりと楽観的だったことだ。それは昨年来労働者民衆がロウソク革命でパク・クネ大統領を打倒し、新しく大統領に就任したムン・ジェインが韓国の承認なしに北朝鮮への攻撃はさせない、日韓は軍事同盟ではないと言明する中で、理由のないことではない。

 

しかしアメリカや日本の支配階級がおそれているのはまさにそのような韓国の労働者階級民衆の革命的な前進だ。韓国の「革命」はアメリカの言いなりの軍事独裁、かいらい政権を打倒してしまった。朝鮮半島の38度線は、戦後アメリカ的世界の軸であったのであり、ソ連が崩壊し、中国が資本主義化(「改革開放」)する中でも、あらためてここを制圧する必要性が、アメリカにはあるのだ。

そしてそれは、没落してしまったアメリカが唯一、世界に圧倒的に誇れるもの、すなわち軍事力と兵器産業を武器にして、グローバリズムが崩壊した世界を再編するという悪魔の戦略だ。トランプという、理性のかけらもない人物がアメリカの権力を握るということが、こうした歴史の流れの中で現実化してしまった。世界と人類はまさにいま、核戦争の危機に直面している。

 

被爆による火傷(やけど)は、普通の火傷ではない。血液が核爆発の光と熱をうけて沸騰・蒸発して血管を破る、血管の破壊によって組織と細胞が破壊され、治らない火傷だ。死にいたる火傷。

 

人類は1945年、ヒロシマ・ナガサキをもって、核時代元年をむかえた。常に戦争の危機は人類絶滅の危機を意味した。人間は、自分の命だけを気にしていればいい時代が終わった。人類そのものの絶滅を意識しなければ生きていけない時代がはじまった。

最も核戦争に近づいたのは、キューバ危機。ソ連がキューバに核兵器を配備しようとした。世界を焼き尽くす核戦争のボタンに手がかけられた。日本でも沖縄に配備された1300発の核ミサイルがソ連、中国、北朝鮮に対して、発射される直前だった。ソ連はこの事態に対して、キューバへの核兵器の配備を断念した。それだけはソ連もほめられてもいい。しかし、私たちがいま、こうして生きているのは、奇跡なのかもしれない。

 

今日のトランプ・安倍の北朝鮮への「制裁」は、間違いなく、核攻撃になるだろう。韓国と日本への被害なしにキム・ジョンウンの首をはねる。そんなことは核兵器なしにはできない。

 

そんな考えが当たらないでほしい。それは当然だ。私もそう思う。

しかし未来予測を競い合う場合ではない。そんな事態をなんとしてもくい止める。

 

11・5全国労働者総決起集会/改憲阻止1万人大行進は、間違いなく、日本における唯一、そのような集会とデモとなった。そのことの意味をぜひともみなさんに伝えたい。そしてこの運動の拡大発展をみなさんと力をあわせて実現したい。一歩一歩前進してきた。しかし、それでは間に合わない。

 

闘いは自覚を持った1人からはじまる。勇気は勇気を呼び起こす。仲間との団結、そこに労働者階級の未来がひろがる。次は11月12日、ソウルで民主労総がよびかける「チョン・テイル精神継承全国労働者大会」に参加する。

11・30高崎・韓国ゼネスト連帯!団結デモ、25人で声あげる!

韓国民主労総は11月30日を「ゼネストと民衆不服従の日」として闘い抜いた。群馬合同労組は同じ日に連帯のデモを決定し、貫徹した。日本から、群馬から、連帯し、労働者の力で社会を変える、職場を変える闘いを開始しよう!ブラック企業をぶっとばそう!参加した25人は力一杯声をあげた。闘いはこれからだ!

韓国の労働者を非正規の使い捨てに突き落としたパク・クネ。

パク・クネ打倒の闘いは、民主労総の命がけの粘り強い闘いが切り開いた。

これとの連帯は日本から、群馬から闘う労働組合と団結を組織し、日本からゼネストの力をつくり出すこと。

「働き方改革」粉砕・安倍打倒!ブラック企業ぶっとばそう!中央タクシーを許さないぞ!群馬バスを許さないぞ!ともに闘おう!

 

 

 

 

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