自宅待機命令は組合つぶし!××企業・上州貨物自動車を許さない!
嫌がらせ、ウソ、でっちあげ…
上州貨物自動車株式会社(代表取締役 佐藤賢一:高崎市大八木町573)が群馬合同労組上州貨物自動車分会組合員の2名に対して、3月24日に突如として自宅待機命令書を発して、明日で50日になります。自宅待機命令書には期間は5月25日まで、もしくは60日以内、とされていますが、会社からはいまだになんの調査の指示も連絡もありません。
自宅待機命令中の給料に関しては、組合の抗議行動によって、全額支払いを約束させました。ところが、5月上旬に支給された4月分給与は、自宅待機命令中の2名には10万円少なくなっています。理由もわかりません。嫌がらせとしか考えられません。
N副分会長に対する、自宅待機命令の理由は、就業時間中の組合活動に関する調査、とされています。
以下は、3月31日に行った第2回団体交渉でのやり取りです。(清水=組合委員長、朝妻=会社弁護士)
清水:で、それはね、あの、組合に入れと言った、と
いう認識なんですか?
朝妻:ま、言った可能性がある。
清水:で、言ってなければ、それは組合活動ではない
ですよね。
朝妻:ま、言ってなければ、そうですね、
清水:自宅待機命令出しといてさ、ね、ありうる?そ
ういうことが。3月の10日で、ねえ。ちょっとちゃ
んと話聞かせて、って。ね、組合加入、組合に
入れって言われたんですか?言われてないんで
すか?って、本人に聞けばすぐわかるでしょ?
じゃあ、それじゃあ、就業時間中の組合活動じゃ
ないね、って、すぐ結論が出る話ですよね?そ
れをやってないんですね?
朝妻:ま、ですので、…。
清水:はい、わかりました、いいです。
K高崎営業所長は、「自宅待機命令書」を、いまだに高崎営業所の掲示板に貼り出したままにしています。しかもこの命令書は、賃金は「本人の責めに帰すべき事由により無給(ないし60%支給)とする」となっており、組合の抗議行動によって訂正される前の命令文です。ウソの情報をわざと掲示し続けて、見せしめにしているのです。
不利益変更押し付けるための組合つぶし
3月31日に開かれた第2回団体交渉で、上州貨物自動車は、2019年8月に会社と当時あった労働組合との「覚書」を組合に提出しました。これには、年俸の中には、月40時間の「みなし残業」の賃金を含むとし、時間外賃金については「会社経営を圧迫する点を考慮」して「月平均賃金より算出」してインチキを行うことが示し合わされていました。
しかもこの合意を行った片方の労働組合が、委員長が今の高崎営業所長たるKであり、この1月あまり後には解散してしまった労働組合なのです。
そしてこの合意については知っている従業員がほとんどいません。雇用契約書にも就業規則にも書かれておらず、無効なのです。
世間ではこういう会社を「ブラック企業」と言います。私たちは黒人労働者に申し訳ないので「××企業」と呼びます。××企業は許しません。みなさんのご支援・ご協力をお願いいたします。
上州貨物自動車第2回団体交渉 (3/31)より
組合清水:雇用契約書がありますけども、…この雇用契約書に、みなし残業40時間だとか、時間外賃金に対する、月平均賃金より時給を算出。このやり方についての説明がないんですよね。
会社朝妻代理人:月平均のやつは書いてる。40時間は書いてないと思います。…。
清水:うん。えーと、それ、その点はどうなんですかね?要するに初耳ですよね、これは。
…
朝妻:その点も雇用契約書に明記をした形で、新たな雇用契約を作っていただく、ということで、今社労士の方と調整をして、まあ検討しています。
清水:まあ、今まで書いてなかった、っていうことは認めるわけですよね。
朝妻:うん、そこに、40時間については、記載はない。契約書に記載はないのは、はい、そのとおりですね。
…
清水:うん。雇用契約書にもね、書いてないし、えー、就業規則にも書いてない、と。
朝妻:うん。
清水:で、賃金規定にも書いてない、と。で、いうことで言えば、まあ雇用契約としてはね、あの年俸制480万円と、これにみなし残業は入っていない、というのが、常識的な理解だと思うんですね。
朝妻:まあ、その点、そちらはそういう…。
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清水:まだ、雇用契約を結ぶ、結んでないわけですよね、この3人はね。
朝妻:まあそうですね。
清水:で、他の人はみんな結んだんですか?
朝妻:えーと、他の方は皆…。
清水:それは何?労働条件で、この、みなし残業代を、入れてやる、ってことですか。
朝妻:そうですね。
清水:それは、だからみんな怒るわね。で、そもそもね、少なくともですよ、1年の有期の雇用契約については改めよ、という要求をしたのに対して、それは有効だと考えております、と回答しましたよね?その時点で、その回答を、なんでしないんですか?あ、無期のね。
朝妻:ですので、私どもとしては、完全にそれが無効だということで、今回変えたわけではございません。 こちらとしては、ま、今後そこの部分、有期か、無期か、ということの争いについて、長期化をした場合のコスト、あと、他の従業員さんのですね、希望。それから会社側での今後のあり方、そういうことを含めて、それであれば、期間の定めのない、という形で、契約をする、という方向で、まあ、検討してる、ということになります。
清水:ん?もう、したんでしょ。
朝妻:あ、あの、えーと、厳密に、まあ、申し上げると、あの、契約自体は個々の方に、…3月、3月ですね?ええ、3月中にさせていただいておりますし、…やらせていただいた
清水:だから、したんでしょ?だから。残ってるのは、あと3人だけでしょ?
朝妻:そうですね。
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K高崎営業所長:えー、もう、年始めから始めておりました。1月とか2月とか。
清水:じゃ、もうその時点で、これはわかっていたわけですよね?
朝妻:あ、ただそれは、検討を始めた、ということで、
清水:いや、検討始めたにしても、ね、その覚え書きで、みなし残業40時間だとかっていうのはね、こういうのが出発点だよと。それはもう1月の段階でわかってたわけですよね。
朝妻:あ、そうですね。
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清水:団体交渉で、ね、雇用契約書が2022年の3月に、期間の定めなしから、1年の期間、えー、有期の雇用契約書に変更されていました。で、これについて、まあ、その時はMさんについて、本人は自覚してなかったと、聞いた覚えはない、ということで、説明もなしにね、契約内容を正規から非正規にする、っていうのは問題だ、という話をしたら、団体交渉の場で、Kさんは、いや、説明しています、と答えました。で、それをについて、たまたまMさんが、録音をね、持っていたので、で、それを文字起こしして出しました。その中には、その点の説明は一切ありませんでした。 だから、説明したっていうのは、事実でありませんでしたね?嘘でしたね?という話をしたら、ね、ハンコを署名捺印してもらっているので、確認しているはずです、という回答書が来ました。これ、朝妻さんですよね?じゃないんですか?
朝妻:そうですね。はい。
清水:で、それは、それは通りませんよ、っていうことで、ね、まず、これについては事実の経過として説明してなかったし、説明した、って嘘ついたし、これについては、ね、謝罪が必要じゃないですか?と。説明が必要じゃないですか?と。申し訳ありませんでした、っていうことを、従業員に、 はっきりさせるべきじゃないですか?っていうことですよ。で、これをKさんに今聞いているわけ。
K:今ね、実際、あの、まあ、Mさんとのやり取りでの証拠っていうことで、出していただいたんですけれども、 あの、まあこれ見る限り、えー、私の、確かに説明はございませんでしたね。ただ、あの、実際に、全員が全員、あの、全員が全員にですね、説明をしなかったかって言ったら、そうでもない、っていうことなんですよね。で、ただ、実際にあのこの証拠を見た中で、あの、私のね、その、説明文が確かに入ってないですね。
えー、これはまあ、…な事実だと思いましたね。うん。なので、今後あの、建設的な提案として、あの提案っていうことでいただいたので、ちょっと考えていますので、ま、今後は気をつけたいと思います。
清水:うん、聞こえませんでしたかね、謝罪がまず必要じゃないですかって。すいませんでした、って言わないんですか。
朝妻:や、あのこちらの
清水:ちょっと黙って。
朝妻:以上です。
清水:黙ってください。それはしない? 謝罪しなくていい、と思っているんですか?どっちですか?今、謝罪の言葉はなかったんですけども、謝罪する必要はない、ということですか?難しいこと聞いていませんよね?(間)ま、確かに説明した人がいるかもしれません。だけど、説明を受けずに、ね、正社員を1年契約の有期の非正規社員の契約書に署名捺印させたことは事実ですよね?
朝妻:ちょっとよろしいですか。
清水:じゃなくて、待ってください。
朝妻:あのー
清水:待ってくださいって言ってる。
KW:本人がいるんだから、
清水:それやったのはKさんなんだから、Kさんの、ね、どう思ってるかを聞いているんです。
K:ま、今お答えさせていただいた通りでございますので、
清水:んじゃ、謝罪はしないと?
K:そうですね、はい。