有給にしたって許さない。自宅待機命令撤回させるぞ!
上州貨物自動車(株)は、昨3月27日の群馬合同労組の抗議行動に追いつめられて、夕方になって回答書をファクスで送付して、自宅待機命令期間中の給料は全額支払う、しかし自宅待機命令は撤回しないと回答してきた。給料全額支払いの回答に組合員も家族も喜んだが、自宅待機命令自体が不当だ。
群馬合同労組上州貨物自動車分会は、今後も自宅待機命令撤回まで抗議行動を続けることを決定した。そして翌28日も上州貨物自動車(株)本社、その後高崎営業所への抗議宣伝行動を行った。
組合が暴いたように、自宅待機命令は、出勤停止の懲戒処分に等しい。その期間を無給にしておいて、どうして業務命令に従う義務があるというのか?民法にも労働基準法にも違反する明白な不法行為である。これを会社は認めざるをえなくなった。
そもそもなぜこのようなでたらめな自宅待機命令が出たのかというと、就業規則がでたらめだからである。就業規則に従って、自宅待機命令を出したのだが、就業規則自体が違法なしろものだった。ま、それに輪をかけて自宅待機期間が去年になっているというでたらめなものだったのであるが。
そして、自宅待機期間の給料は100%支払うと変更したものの、そもそもラインで送付したもの、同僚の証言を証拠にして懲戒の調査をすると言っているのに、なぜ自宅待機にする必要があるのか?上州貨物自動車は「関係する従業員に働きかけを行う恐れ」がある、「証拠確保の必要性」があるとして、自宅待機命令自体は撤回しないとした。まるで犯罪者のように組合員を扱って、出社させず、従業員と接触もさせないというのだ。
群馬合同労組上州貨物自動車分会はこんな不当な攻撃を絶対に許さない。必ず倍返しにしてやる。K所長も佐藤社長も、怖れるに足らないということが急速に従業員の間に事実として理解されつつある。
K所長が窓越しにビデオカメラを設置して撮影しだしたので、「安心しろ。当該の二人の組合員は時間前に帰宅してちゃんと自宅待機の業務命令に従っている」と教えてやる。給料100%払うと昨日の回答書で言ってきたので、業務命令に従う。無給で業務命令に従えというのが非常識なのだ。シュプレヒコールで「有給休暇が増えたぞー!でも許さないぞー!」とやったら仲間が笑ってた。
労働者は団結してこそ勝利できる。上州貨物自動車で働く労働者のみなさん、群馬合同労組上州貨物自動車分会に加入しよう。3月31日の団体交渉に参加しよう。