吉ヶ谷へ抗議の宣伝行動

26 10月 by gungoroso

吉ヶ谷へ抗議の宣伝行動

 2022年10月26日、群馬合同労組は、小規模多機能の家・吉ヶ谷に対して抗議の宣伝行動を行った。平日ではあったが10数名の組合員が結集した。

吉ヶ谷磯部支所前にて
吉ヶ谷秋間本所従業員駐車場前
吉ヶ谷秋間本所前
安中市役所前にてビラまき

 群馬合同労組は、この間、(株)吉ヶ谷に対して、田村智専務取締役によるA組合員に対する解雇通告の録音ファイル、さらに田村和子代表取締役社長によるB組合員に対する「面談」の録音ファイルを文字起こしして、不当解雇通告、不当労働行為、パワハラの事実を突きつけ、早期の団体交渉開催と謝罪を要求した。そして、それでもなお、団体交渉を引きのばし、リモート方式を譲らず、日時の提案もしない会社に対して、この間の経緯を明らかにしたビラを作成して、配布を開始した。

 こうした中で、吉ヶ谷は、10月24日にファクスにて、再度、団体交渉の開催については、群馬合同労組がリモート方法による団体交渉を承認することを条件として、日時の調整に移る、と一方的な通告を行った。当初は新型コロナ対策で「利用者及び職員以外の立ち入りを制限している」という理由だった。しかし世の中は「ウィズ・コロナ」だと制限緩和に動いている。それを指摘して理由にならないと組合が抗議すると、今度は専務が自分は肺炎にり患しているのでなどと理由にならないことを理由にし、さらに今度は、「インフルエンザ他感染症対策」も加えた。冗談ではない。そもそも会社は団体交渉を施設内で行うことなど考えてもいないし、施設では外からの利用者が出入りするが手指の消毒くらいしかしていない。まったく誠実に交渉に応じる姿勢が見られないのである。

 群馬合同労組は、10月25日群馬県労働委員会に、対面での団体交渉を行うように、あっせんの申請を行った。謝罪と是正が行われなければ、不当労働行為の救済申立ても行う。徹底的に闘うことを突きつける今回の抗議宣伝行動である。

 この日、群馬合同労組は、安中市役所でのビラまきから行動を開始した(配布したビラはこちら。https://gungoroso.org/?p=2614)。ビラはほとんどの市役所職員、さらに周辺の労働者市民が受け取って見入っていた。その後秋間本所と磯部支所の二つに分かれて施設前での抗議宣伝行動を行った。磯部支所では社長がいて、専務も登場した。すぐに逃げて行ってしまった。秋間では、看護師のM氏が、職員駐車場前でビラを配布している組合員を発見するとものすごい形相でクラクションを鳴らしながら組合員を跳ね飛ばしそうな勢いで駐車場に突っ込んできた。さらに玄関前で「おはようございます」とビラを渡そうとした組合員に対して「バカじゃないの!」と言いながら高笑いし、施設の中の従業員に「あいつらバカじゃないの!」と叫んでいた。それから出てきて組合員の写真を撮影して挑発した。この調子でパワハラをやるんだろうな、許せないと組合員はみんなが思った。

 しかし、外に閉ざされた施設で、どのような違法行為やパワハラ、不当労働行為でもまかり通ると思ったら大間違いである。心してもらいたい。

 群馬合同労組は、これ以上の団体交渉引きのばしは容認できないとの判断で、リモート方式であっても団体交渉を開かせることを優先することを決めた。よって、群馬県労働委員会へのあっせんと同時進行で、また不当労働行為救済申立てを準備しつつ、第一回の団体交渉をリモート方式で行うことを容認するとの回答を先ほど行った。リモートと言えども、会社の言い逃れや開き直りを許さない。

ポスティング中にあった新島襄旧宅
新島襄旧宅あたりから見下ろす碓氷(うすい)川
挑発に出てきた看護師M氏

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