障害をもった労働者も、ユニオンに相談・加入を

13 5月 by gungoroso

障害をもった労働者も、ユニオンに相談・加入を

合同労組(ユニオン)は誰でも加入できる!

障害をもった労働者も、ユニオンに相談、加入してもらいたい。

 法定雇用率は2021年3月より2.3%に引上げられており、従業員数43.5人以上の規模の企業において障害者を雇用する義務が発生する。

 誰もが、予期せぬ業務災害、病気や事故で障害者になる可能性がある。

 その時、働き続けることは難しいのであろうか。

 五体満足でなければ働くのは難しいのだろうか。

 障害者雇用は、身近な問題だと受け止めにくいかもしれない。

 しかし、誰もが安心して働ける職場づくりは、労働組合にとって重要な課題だ!

「大手生命保険会社Zはパワハラ・障害者虐待の事実を認めよ!」

 大手生命保険会社Zに雇用されていた身体障害者Bさんが、上司によるパワハラと障害者虐待を訴えて群馬合同労組に加入して、闘ってきた。会社名は伏せて、このブログに記事を掲載してきたところである。

 2021年9月2日付の要求書で組合は、①B組合員に対する障害者虐待・パワハラを認め、関係者の処罰と謝罪・補償すること、②B組合員の退職は、会社の責任に帰するので特定離職での離職票の交付、の2点を要求した。これに対して大手生命保険会社Zの回答は、調査の結果、①の事実は認められなかった、②についても「本人の希望に沿った」「自己都合退職」として拒否をした。

 B組合員は、サービス残業の強制、退職前に大手生命保険会社Zにも報告している、医師より物品の運搬に従事したことによる影響だと推測されると診断を受け現在も治療中の疾病(直属の上長が替わり上肢障害による合理的配慮を求めても受けれなかった、有給休暇を入社1年半まで与えてもらえず、大学病院で診察も受けれなかった)などについて、労働局雇用環境・均等室、職業安定部、労働基準監督署などへの申告によって、パワハラ・障害者虐待の事実を認定させるという闘い方を行ってきた。B組合員と家族が、これは障害をもった労働者全体の問題だとして、全力で闘いを切り開いてきた。

 そしてこのほど、未払い残業代として22万円余りの支払い義務を会社に認めさせ、労災に関しても、治療費については医療機関が労災として取り扱うところまで前進してきた。今は、退職は労災によるものだと認定させるために全力をあげている。

 以下は、B組合員から寄せられた文書だ。

 群馬合同労組は、確かにあまり力になれているとは言えないが、しかし労働組合として要求書を提出し、会社に回答させたことは大きな意味があったと考えている。群馬合同労組として、しっかり最後まで闘う。

労働組合へ入った理由

私たち働く障害者の人権はとても低いです。

だからこそ、問題の早期解決につなげるために、労働組合に加入しました。

労働組合に入るメリットとしては、労働条件の維持や改善を団体として交渉できます。 不当な扱いやハラスメントなどの苦情を会社に伝えやすくなるため、問題を早期解決につなげやすくなります。 個人ではなかなか交渉ができない場面であっても、労働組合を通じて行動することで、対等な立場で話し合うことができます。 さらに、組合に参加することで普段の業務ではなかなか知り得ない賃金や労働環境に関する情報や、経営層の考え方を把握する機会が持てます。 また、労働組合に所属することは会社に対する一定の抑止力にもなり、不当行為が発生するのを未然に防げる面もあります。 同じ悩みを抱える人たちと行動を共にすることで、問題の早期解決につなげられます。

在職中に労働組合へ加入しなかった理由は、元の勤務先ではユニオンシップだったため社員全員が加入する労働組合があったからです。

その労働組合になぜ労働環境について相談しなかったか不思議に思う人は沢山いると思います。

会社の労働組合は会社の御用組合であって名ばかりの組合で、組合の役員は自動的に決まり、傍から見たら、私たちの組合費で懇親だという名目で、仲のよい人同志で『今回は何を飲もう、食べよう。』と言い合い、私たちの組合費を個人的に消費している組合でした。

昼休みに、組合役員と特定の社員や時には組合に加入していない総務部長までが生寿司を組合費で食べ、その食べた寿司桶が昼休み後に社員用の通路に出ていることもざらにありました。

こんな組合に相談しようと思いますか。

それに、その組合の支部役員も加担して、私が[障害者である]という理由付けをして、私への嫌がらせに加担している人もいたので、そんな組合に相談しても仕方ないと思っていました。

障害者を知らない人は、障害者という肩書がついたら、楽に生きれると思うでしょう?

私の障害を知って『障害者は働かなくていいよね』と言われたことが何度もあります。

けれど、障害年金も医療費助成も受けられない私は働かなくては生活ができません。

『働ける場所があるだけ、ありがたいことだね』と言われたことが何度もあります。

障害のある当事者や家族から、よく『働ける場所があるだけでもありがたいです』と聞くことがあります。

しかし、この言葉で、不合理な差別や虐待を飲み込んでいる実態があります。

障害があっても、自分らしく生きるために、その能力を発揮できる仕事に就いて賃金をもらうことは、とても重要なことです。

[障害者雇用促進法]では法定雇用率が定められ、障害者の雇用者数は伸び続けています。

しかし、障害者には最低賃金の保障はありません。

最低賃金の減額の特例許可制度といい、一般の労働者より著しく労働能力が低いなどの場合(精神又は身体の障害により著しく労働能力の低い者)に、最低賃金を一律に適用するとかえって雇用機会を狭めるおそれなどがあるため、特定の労働者について、使用者が都道府県労働局長の許可を受けることを条件として個別に最低賃金の減額の特例が認められています。

厚生労働省. “最低賃金の減額の特例許可申請書様式・記入要領 精神又は身体の障害により著しく労働能力の低い者” https://www.mhlw.go.jp/www2/topics/seido/kijunkyoku/minimum/dl/01-11.pdf. 参照日2022-05-10

働く障害者の中には、障害を理由に低賃金を余儀なくされたり(健常者と障害者で雇用形態・待遇を変えたりして)、職場で怒鳴りつけられたり、悪口を言われたりする人もいます。

他にもセクハラに留まらず性的暴力や暴力を受けた人もいます。

例えば、足が悪いのに重たい書類の運搬を何度もさせられたり、会社内の別のフロアにあるバリアフリートイレの利用を禁じられたりということもあるそうです。

私も両手指に障害があり、入社時には障害による合理的配慮をしてくれるという採用担当者との約束を入社後4ヶ月目に直属の上司と総務部長が替わった途端に破られました。

私は両手指の形状が健常の人とは明らかに違い、両手指合計4本しか動かないにも関わらず、一番重かった荷物は30キロ超の営業職員用の4人用メールロッカーをフロア内に移動する作業をさせられたことがあります。

日常的に大量の約20キロ弱のコピー用紙の箱が納品されたら、コピー室に運び、中身を用紙棚に入れる作業や大量に届く段ボール箱の空段を畳んだものなど、大量のゴミを4階から1階にある共同ビルのゴミ置き場へ廃棄する作業などもしていました。

サービス残業の強制、会社の業務で使う物まで自腹の強制、入社1年半まで1日の有給休暇は使わせてくれない、自社で販売している保険に強制的に加入させられ給与から保険料は引去りされる、一緒に働く同僚たちの暴言も酷くある、そんな最悪な職場でした。

こんな職場環境なので、当然、体調も悪くなり、肥満の私が入社後に約10キロ痩せて標準体重になりました。

今、この会社を辞められ、無職・無収入になり、自宅で療養中です。

入社半年後から、左下腹が特に痛むと個人病院通いをして、痛み止めをもらっていました。

勤務先の内部通報窓口には何度も重量物の運搬業務をしなくて済むよう頼みました。

けれど、希望は叶いませんでした。

とうとう、身体の痛みも我慢できなくなりました。

直属の上司は休ませない、退職させない考えだったので、その上司に対抗し、ちゃんとした検査・治療を受けるために、障害者権利擁護センターへ使用者の障害者虐待で申告しました。

その後すぐに大学病院で『左下腹が痛かったのは業務負傷で左脊椎神経10番の損傷をしていたからです』と説明され診断されました。

今、この左脊椎神経の損傷による痛みも未だあり、午前中は治療薬の影響もあるのか床に伏せっています。

この秋まで、この業務負傷で就労不能です。

全治1年3ヶ月ほどの負傷になる見込みです。

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