再度解雇撤回。新聞配達ユニオンへ!
2020年5月31日付の記事「再度のデタラメな解雇通知」(https://gungoroso.org/?p=2006)で報告した○○新聞××店の専業B組合員の解雇撤回を求める第1回団体交渉が、6月3日××店にて行われました。見事に解雇を撤回させることができました。
組合からは、当該のBさん先頭に、同じ〇〇新聞配達労働者Aさんなど7名が出席。××店はC所長(経営者)と代理人の弁護士が出席しました。
C所長・代理人は、回答書を準備して団体交渉に臨みましたが、そこでの結論は「復職は難しい」というものでした。団体交渉の中で、行き違いも含めて、事実はどうであったのか、ひとつひとつ明らかにしていきました。その中で、やはりB組合員には解雇されるいわれがないことは明白になりました。C所長は、□□県で店長をしていて、○○新聞から××店の営業を引き継がないかと誘われて、やると答えたのが、仮引継の5日ほど前のこと、急きょ決まって引き継いだものの、なんの準備もなかったこと、相談する人もいなかったことなどを明らかにしました。びっくりするような話です。それでは雇用契約書作れと言われてもすぐにハイとはならないのも致し方ないという気持ちになってしまいました。○○新聞と業界の体質の問題だと言わざるをえません。
解雇撤回は流れとして避けることはできませんでした。しかしC所長は、最後まで気持ちの問題としてB組合員といっしょにやれるのか不安だと言います。それはB組合員だって同じです。組合だってC所長憎しで交渉しているのではありません。労働者が気持ちよく働ける職場を作るためにこうやって交渉しています。B組合員はその労働組合を代表して職場でがんばってもらわないといけません。B組合員は気持ちを聞かれて、自分はこの仕事を死ぬまでやっていくしかないと思ってきた。もう一度戻れるんであれば一生懸命やりますとしっかり答えました。これで復職が決まりました。
この間の闘いを通じて痛感するのは、新聞業界・新聞配達業界の大きな闇です。労働基準法なんてあってないようなものです。しかし一人の労働者が勇気をもって立ち上がれば、状況を大きく変えることができます。
最後に当該のB組合員のお礼のメールを紹介します。
「今日は、有り難う御座いました。一人より二人、二人より三人で交渉する事がいかに効力を発揮するかを実感しました。適切な交渉に、感謝しています。本当に有り難う御座いました。」
仲間との団結、ということですね。
新聞配達で働く労働者のみなさん、ぜひ新聞配達ユニオンに結集してください。いっしょに力を合わせましょう!