中央タクシーは解雇通告を撤回しろ!
4月13日午後、前橋地裁で中央タクシーの残業代等割増賃金裁判の判決がありました。
T組合員の請求に関しては支払いを会社に命じましたが、金額は別表になっているようで主文のみの判決言い渡しでは読み上げませんでした。2つ目の主文が38万円を支払えという判決ですが何の金かがわかりません。懲罰としての付加金ではないかと思います。タコグラフを改ざんするなど悪質なやり方があばかれましたから。訴訟費用は6分割して被告が1を、残りを原告が、とも言いました。そうすると残業代が38万円で同額の付加金ではないかと思われます。これは推測です。
200万以上の請求で38万円。負けではないけれどひどい判決です。S元組合員に関しては敗訴です。請求した残業時間をほとんど認定しなかったと思われます。判決文が届いて詳細わかるのは後日になりますが。
同じく本日17時から中央タクシーは群馬営業所で営業所従業員への説明会を開きました。4月17日付で全員解雇と通告しました。組合員以外にはすでに伝えてあったようです。それも許しがたい。解雇予告手当と有給の買い上げが補償とのこと。
団体交渉を拒否して裁判の判決日のこのタイミングでの解雇通告。ビラまきと抗議で会場の群馬営業所に組合員で押しかけると、会社は敷地から出ろと大騒ぎ。「人が集まるのは自粛」、と団交拒否しておいて、解雇の説明会はやるのか!とこちらもヒートアップ。で、結局会社が呼んで、パトカー3台ほか警察官が大結集して大騒ぎになりました。
6月までは特例措置で雇用調整助成金を使った休業補償ができるし、最初に会社はそのように説明しました。約束をひるがえしての全員解雇通告。労働組合の力が問われています。闘いは続きます。
中央タクシーの労働者のみなさん。運輸労働者をはじめすべての労働者のみなさん。力をあわせて声をあげる以外に生きていくことができない時代がやってきました。ともに立ち上がりましょう!