1%だって賃下げはのめません!

 新型コロナウイルス感染拡大で苦境が続くバス業界。群馬バスでは、ついに賃下げの動きが始まりました。群馬合同労働組合群馬バス分会は以下の声明を発しました。

群馬バスで働くみなさん!

1%だって賃下げはのめません!

2020年12月22日 群馬合同労働組合群馬バス分会

 新型コロナウイルスの感染拡大が広がる中、株式会社群馬バスは、年間5億円の赤字、会社の存続の危機だとして、給料改定案を群馬バス労働組合に提案しました。基本給と役付手当の10パーセント前後の減額、地域加算手当の見直し、です。来年3月16日から実施したいとの提案です。群馬バス労働組合は、組合3役・各支部支部長による組合委員会を開いて協議した結果、「受諾はとうていできない」との結論に至り、12月24日に役員全員で会社との話し合いを行うことを決めたとのことです。

 群馬合同労組は、今こそ、すべてのバス労働者が団結して、生活と雇用を守るために闘うべきだと訴えます。

 賃下げ=給与規程の改定は受け入れられません。10%はもちろん、5%だって、1%だって受け入れられません。2015年8月に正社員化と引き換えに給与規程が改悪され、賃金が下がりました。これに納得がいかず、唯一給与改定に同意せず、一年契約更新の嘱託契約を継続してきたのが群馬合同労組のT組合員です。今年、正社員化する方向で話し合いを持ちましたが、判明したのは正社員の給与規定になると賃金が下がるということでした。T組合員の時給は840円、群馬県の最低賃金は837円です。

 倒産寸前なのは、群馬バスだけではありません。すべてのバス会社が倒産寸前なのです。国鉄分割民営化以来の公共交通切捨てとマイカー社会化、地方と弱者の切捨てによって、公共交通としての路線バス事業はすでに瀕死の状態でした。致命傷を与えたのは、オリンピック景気への過度な期待と投資をあおって、コロナで暗礁に乗り上げた安倍・菅政権です。生活も健康も犠牲にして、低賃金で、バス事業を支えてきた労働者が、なぜそのあおりをくらわなければならないのでしょうか?

 団結してストライキで立ち上がるのが唯一の生きる道です。

 労働者が、働く者が、なめられているのです。政府や経営が引きおこした失敗を、労働者の賃下げや解雇で乗り切ろうとすることを許してはいけません。経営者は、倒産しそうだからといって、燃料費を値切るようなことはしません。しかし賃金は値切ろうとするのです。賃金は絶対に値切ることはできないことをわからせる必要があります。

 新型コロナの感染拡大の中で、船橋市の医療労働者がストライキに立ちあがったことが大きな話題になりました。命を削って働いてきたのに、ボーナスがカットされたのです。絶望して退職する労働者も増えています。ますます人員不足で仕事が回らなくなります。ストライキは、みんなが仕方がないとあきらめてしまう絶望の状況を変えるために闘われました。

 「医療労働者がストライキ!」の報道は全国にとどろきました。仕方がないなんてことはない。みんなが立ち上げれば状況を変える希望が生まれます。実はみんなが同じ状況で苦しんでいたのです。

 今必要なのは、どこかで誰かが、ストライキに立ちあがり、全国のバス労働者に団結を呼びかけることです。ストライキを誰も非難はできません。必ず全国から共感が巻き起こります。会社を救うためにも、流れをつくり、政治を動かさなければなりません。バス会社の倒産など、社会が許してはならないのです。

 群馬バスの労働者のみなさん、とりわけ群馬バス労働組合の役員のみなさん。給料改定=賃下げには、絶対反対で闘いましょう。一歩譲歩すれば、必ず二歩三歩の譲歩につながります。コロナがいつ収束するかわかりません。オリンピックはできません。会社が危機だという度に賃下げされます。整理解雇も出てきます。今は一歩も譲歩してはいけません。合意できなければ、ストライキをやりましょう。労働組合には力があります。労働者には力も誇りもあります。

 私たち群馬合同労働組合は、バス労働者の生活と雇用を守るために、先頭に立って、全力で闘う決意です。団結して、がんばりましょう!

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