富士ゼロックスは1万人リストラ撤回せよ!台湾の仲間と本社に抗議申し入れ!

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富士ゼロックスは1万人リストラ撤回せよ!台湾の仲間と本社に抗議申し入れ!

10月23日から富士ゼロックスの1万人リストラ方針に反対して無期限ストライキに立ち上がった台湾富士ゼロックス労働組合。彼らの思いを託されて、上部組織の桃園市産業総労働組合の書記・吳嘉浤(ウー・チャホン)さんと通訳として王雅芳(ワン・ヤパン)さんが11月2日の夜に来日、動労千葉・全日建関西生コン支部・港合同などが呼びかける11・4全国労働者総決起集会などで台湾富士ゼロックス労働組合の闘いの支援を訴えた。

 

 

台湾の本社と4つの倉庫を拠点にして、倉庫をピケットで封鎖して闘われた無期限ストライキ。富士ゼロックス資本は、資材を海外から空輸するなど、金に糸目をつけずにストつぶしに総力をあげた。そうした中、台湾富士ゼロックス労働組合は11月2日22時をもっていったん無期限ストライキを収束させ、さらに大きな闘いに備える決断をした。

 

こうした中で、台湾から来日した2人と、合同一般労働組合全国協議会は、11月5日、東京・六本木の東京ミッドタウンにある富士ゼロックス本社に対する抗議と申し入れ行動に立ち上がった。群馬合同労組からも清水委員長が全国協議会の先頭に立った。

台湾富士ゼロックスでは975人の従業員のうちの約3割の300人の「削減計画」(解雇だ!)が打ち出された。日本に整理解雇の4要件というものがあるように、台湾でも黒字の企業にリストラ解雇など認められていない。台湾の富士ゼロックスはずっと黒字だ。本社の大号令に従ってるだけの台湾富士ゼロックスは労働組合との交渉からも逃げ回り、不誠実な対応に終始している。無期限ストライキはやむにやまれぬ闘いだ。

11月5日朝、インターネットで事前に打ち出した行動なので、東京ミッドタウン前にはすでに警備車両が待ち構えていた。「敷地の外でやってください」という警備に従い、朝8時からビラとマイクで宣伝を始める。ウーさんがマイクで訴える。「富士ゼロックスのリストラは台湾だけの問題ではない。日本の労働者もいっしょにストライキで闘ってください!」心からの叫びは東京のオフィス街にこだました。

 

 

9時に宣伝行動を切り上げ、富士ゼロックス本社への申し入れ行動に移る。台湾富士ゼロックス労働組合の「申入書」(ならびに合同一般労働組合全国協議会の申入書)を本社に届けるのが目的だ。富士ゼロックス本社は、富士フイルムHD、富士フイルムといっしょに富士フイルムHDが所有する東京ミッドタウンウェストビル内にある。1階受付は、共通の受付になっている。

回りにはすでに警備関係の背広の男たちがそこここに配置されている。まずこの受付で要件を告げ、担当者の面会を求める。ところが、3人の受付の女性は、「面会はできかねます」との対応。「それはないでしょう。担当者が言うならまだしも、なぜ受付の方にできないと言われなければいけないんですか?」受付の女性たちも途方に暮れて、横の方にいた上司の顔を見ている。ヒソヒソと指示を出しに行く上司をつかまえる。「あなたが責任者ですか?」しぶしぶ認める。名前と所属を聞くがなかなか話そうとしない。追及すると富士ゼロックスの社員ではなく、ビルの管理会社の社員だと言う。じゃあなおさらおかしい。富士ゼロックスに話をしに来たのに、管理会社がなぜダメだと言うのか?アポなしで大勢で押しかけたから、という。じゃあどうすれば会えるのか?それに従うから条件を提示させなさいと返す。答えられなくて黙ってしまう。そんな感じでワーワーやり取りをして押し込んでいく。しかしらちがあかない。じゃあ座って待つしかない、と座り込む。台湾の2人を先頭にこの日いっしょに行動した日本の仲間全員が座り込む。台湾で富士ゼロックス労働組合が座り込んだように。ビル管理会社の責任者に寄り添って指示を出していた「副責任者」が責任者に「警告を出すように」と促し、責任者が「不退去である。警告する」と繰り返す。すぐに警官隊20人ほどが隊列組んで入ってくる。冗談じゃない。警官隊の隊長に事情を話す。台湾から従業員の要請書を携えてきたのに、受付で取り次ぎもしない、こんな非常識あるか?と。隊長も頭を抱えてしまう。「それはそうだが、110番があったから…」。会社として、会えないなら会えないと、ちゃんと対応しろと要求しているところだから、警官隊は外に出せと要求すると、外に出した。結局、富士ゼロックスは本社総務部が受付の電話で対応することになった。通訳の王さんががんばる。「会わない」「受け取らない」の一点張りの本社総務に対して、「台湾の400人の組合員を代表して来ています。それではだめです!」と。最終的に、「では申入書を受付に置いていきます!」と通告。電話は一方的に切れる。申入書を受付に置いて、申し入れの一行は引き上げる。

「こんな大きな会社がこんな非常識な対応しかできない。何が怖いのか?」台湾の仲間が言う。「今日は日本のみなさんが、こんなにもいっしょに闘ってくれた。これからもさらに大きな連帯をお願いします。必ず勝利します!」

 

 

 

 

台湾の2人はこの後、動労千葉、韓国民主労総ソウル本部訪日団30人とともに、理念交流集会に参加。この日の闘争の報告をし、国際連帯についての意見交換と交流を深めた。

 

 

 

 

2000年にJR東海・葛西敬之らとともに「四季の会」を作り2006年の第一次安倍政権発足を支えてきた古森重隆。第1次安倍内閣時代にNHKの経営委員会の委員長に就任してNHK改革と称して安倍のメディア支配の重要な土台を敷いた男。この古森が2018年ゼロックス社を買収して、富士フイルムHDの完全子会社化し、新たに富士ゼロックス社の会長の座につくや、打ち出したのが従業員の2割にあたる1万人削減方針だ。しかし二つの問題が古森を危機に追い込んでいる。ひとつは、ゼロックス社の株主がニューヨーク州上級裁判所に提訴し、4月27日に買収差し止めを認める仮処分が下された。もうひとつが、古森の1万人削減方針に対して、台湾富士ゼロックス労働組合がストライキで反対闘争にに立ち上がったことだ。日本の改憲阻止・安倍打倒の闘いが結びついた。国際連帯の力で安倍・改憲・戦争と新自由主義に立ち向かおう。

 

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