有料老人ホーム・サニーライフに要求書送付
有料老人ホーム・サニーライフを運営する(株)川島コーポレーションに対して要求書を送付しました。こんなやり方で気に入らない労働者を追い出す会社・管理者は許せません。

2025年4月9日
〒292-1161 千葉県君津市東猪原248-2
株式会社 川島コーポレーション
代表取締役 川島 輝雄 様
群馬合同労働組合
執行委員長 清水彰二
要求書
群馬合同労働組合は群馬県を中心とした一人でも加入できる地域合同一般労働組合です。
貴社・サニーライフ群馬の従業員(看護師)であったAが当労働組合に加入したことを通告します。
Aは2025年ハローワークで貴社サニーライフ群馬の看護師募集の求人票を見て応募した。面接して採用され、同年3月4日に雇用契約書に署名なつ印して、その日から就業した。就職して1週間ほどしたころ、「支配人」(施設長)のB氏に話しかけた際に、同氏から「もう少しはっきり言ってくれ」「50のおっさんがさぁ」などと言われた。その数日後にもB氏に朝の挨拶をすると、はっきり言わないとわからないと叱責された。Aは注意されないように努力をしていたが、その後も何度もB氏から「声が小さい」「はっきり話せ」「全然だめ」「50のおっさんのくせに」などと言われた。「努力しています」と言っても「全然だめだ」と全否定する態度であった。
2025年3月31日も朝8時30分前に出勤した。顔認証で出勤の手続きをしようと、いつものように事務室に入り、「おはようございます」と言った。2~3人の同僚から「おはようございます」との挨拶が返ってきた。顔認証が終わって事務室の外に出ようとすると、机に座っていたB氏から「なんだ、今のあいさつは?」と言われた。Aは「これでも努力しているんです」と言ったが、B氏は「全然だめだ」と吐き捨てるように言った。
Aが事務室を出て3階フロアで業務にあたっていると同僚の看護師のC氏から、B氏が呼んでいる、9時に行くように、と伝えられた。
Aが9時少し前に1階に降りて事務室に行くとB氏はいつもの自分の席に座っていたが、「ちょっと早いけどこっちに来て」とソファーのある別室に招いた。そして「今朝のあいさつはなんだ?」となじった。Aは再度「努力しているんですが」と返したが、「あんなのでは全然だめだ」と認めようとしなかった。そして「これからどうするんだ?」と言った。Aは、退職を迫られていると思った。少しの沈黙があったが、「やめようと思います」と言うほかなかった。するとB氏はすかさず、「いつまでにするのか?」と言い、Aは「決まり(就業規則の規定)があるでしょうから、決めてください」と言った。するとB氏は「入ったばかりだからいつでもいい」と言った。Aは「では今日でやめます」というよりほかなかった。するとB氏はすぐに退職届の用紙を取りだしてきて、Aに記入させた。記入しているAに対して、B氏は「退職理由は一身上の都合としておいて」と指示した。そして「最後に名札とカギを返すように」と指示した。
Aはまったく不本意に退職届を出すことになった。B氏に呼び出されて話をするまで、退職するなどまったく考えてもいなかったが、退職するしかない状況に追いやられた。自らその日のうちに退職すると退職届を書いて提出する羽目になってしまった。
このことにより、Aは深く心に傷を負った。納得できず、何も手に着かない状況が続いている。労働基準監督署に出向き、不当性を訴え、貴社に「請求書」を送付して、「経済的・精神的損害に対する補償金として40万円の支払い」を求めている。
当労働組合は、これらの経過にふまえ、下記の通り、要求します。
2025年4月23日までに団体交渉を開催の上、文書にて回答してください。また、取り急ぎ、Aに関わる就業規則・賃金規定・労使協定書・三六協定書(付属協定書含む)の写しを当組合に送付してください。
なお、団体交渉の拒否、支配介入などは労働組合法第7条の不当労働行為に該当する違法行為となります。そのようなことのないように強く申し入れます。
記
以上