末期症状の吉ヶ谷の不当労働行為を許さない!

14 4月 by gungoroso

末期症状の吉ヶ谷の不当労働行為を許さない!

 安中市にある小規模多機能型居宅介護施設・吉ヶ谷は、A組合員が自宅で転んで仙骨にひびが入る受傷をして、体重の重い利用者の移乗やトイレ介助の際の配慮を求めたことに対して、治るまで就労をさせないという組合差別の処遇を行った。

 組合が、組合差別の不当労働行為だとして申し入れを行ったところ、「出勤を否定するものではない」、しかし「就労の可否を記載」した診断書を提出しろとの回答書が届いた。

 組合は以下の通り、抗議の通知書を送付した。

2023年4月14日

株式会社吉ヶ谷代表取締役社長

田村 和子 様

通知書

 A組合員の受傷への対応に関して、当労働組合は下記の通り通知する。

 貴社は2023年4月12日付回答書において、B氏の腰部受傷に関して「コルセットを装着して業務負担を軽減することなく通常業務に従事していた」と回答した。しかしながら、事実は田村智専務自らが申し送りをして、体重の重い利用者の移乗やトイレ介助の業務の時は職員がサポートする体制を取ったのである。今回のAの受傷に関しても、同様のサポート体制を取れば何の問題もなかった。実際にAは4月5日の受傷から4月10日の受診まで通常業務を行ってきた。

 貴社が、Aが体重の重い利用者の移乗やトイレ介助を行う際にはサポートするようにと、他の職員に指示を出せば何の問題も起こらなかったのである。診断書を書いた医師も、配慮は口頭で言えば済むはず、ずいぶん厳しい職場だと感想を述べている。 

 医師としては「配慮せよ」との診断書は書けないとのことであり、この間の組合員に対する差別的な処遇に対する懸念から診断書の通り、Aの休職を申請し、通知する。

 貴社の組合員に対する差別的な取扱い、不当労働行為意思があらためて明白となった。怒りをもって抗議する。

(1) 添付の診断書の通り、2023年4月27日まで、Aは休職する。

(2) Aから別途傷病手当の申請を行うので誠実に対応されたい。

以上

 吉ヶ谷では、この間、利用者のベル(ナースコール)のスイッチを切るなど田村和子社長の対応に不安を抱いた職員が、高齢者虐待防止法の規定に基づいて安中市に虐待の調査を申告した。結果的には、ベルのスイッチを切った事実はあったが、目の届くところにいたとの社長本人の証言から虐待とは認定されなかった。社長は利用者がすでにベルを押せる状態ではなかったと弁明したそうだが、ベルを押せる状態でなかったならば、スイッチを切る必要はない。しかも、このあとベルを一斉に撤去してしまったのだ。こうした対応に職員と利用者の不安が広がっている。さらに吉ケ谷は安中市の虐待ではないという決定が出ると、勝ち誇るように施設に決定を掲示した。あきれてものが言えない。行政の指導は、不安に感じる職員がいるようならば、何度でも丁寧に説明を繰り返すように、というものである。

 組合はベルを元に戻せという要求を含めて、団体交渉を要求しているが、文書でのいいかげんな回答を行って団体交渉の必要性が認められないと団体交渉拒否を続けている。文書での回答をもって団体交渉を行わないのは明白な不当労働行為である。群馬合同労組は組合さえ追い出せば何でも通ると思っている吉ヶ谷を許さない。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください