フェミニスト労働組合の皆さんへの謝罪

25 1月 by gungoroso

フェミニスト労働組合の皆さんへの謝罪

 2022年1月8日、フェミニスト労働組合が「女性のスト」や3・8「国際女性デー」を呼びかけるツイートをしたことに対して、群馬合同労働組合のH組合員が、この闘いを踏みにじり、嘲笑するようなコメントを付してリツイートを行いました。

 それは「男も休んでいいですか?笑」「何で撮影禁じるの?」「だったら屋内ですればいいのでは?」「なんだこの組合?」「なんか因縁つけられたみたいで気分悪い」などというものです。女性が暴力を受け、踏みにじられ、差別される現実に、勇気をもって立ち上がったことに対して、これを辱め、嘲笑するような行為であり、まったく許されることではありません。

 この件に関して、同じ労働運動を闘う仲間から、労働組合の組合員として問題ではないかとのご指摘とアドバイスを頂きました。群馬合同労働組合として、まったくその通りであると思います。

 すぐにH組合員と話をして、この行為は許されないこと、しっかりと執行委員会で議論をして、自己批判の立場を確認することとしました。

 2022年1月23日、群馬合同労働組合執行委員会を開催し、この問題を討論しました。そして、H組合員の問題として謝罪と反省の立場を明確にすること、群馬合同労働組合としても謝罪と反省の立場を明確にすることを確認して、ブログで表明することとしました。この場で、あらためてフェミニスト労働組合ならびに関係者の皆さん、そしてH組合員のツイートに心を痛め、怒りを抱いた皆さんにお詫びいたします。

 群馬合同労働組合は、まがりなりにも、労働者の団結こそが、社会を変える力であり、労働者の希望であると闘ってきました。しかし女性が有形・無形の暴力や脅迫や支配のもとに置かれている現実、それに男性の労働者民衆が加担をしている現実について無自覚であるならば、その「団結」はニセモノでしかありません。H組合員は今経営と職場で闘っていますが、問題のツイートは自らの闘いをおとしめるものです。

 女性が文明史の中で、日本の弥生時代以降の歴史の中で、そして日本の戦後史においても、歴然として社会的差別を受け、おとしめられてきたこと、このことを学び、女性の闘いの歴史から学ぶことが必要です。とりわけ新自由主義の中で、「男女格差の是正」「男女雇用機会均等」の名のもとに、女性の母性保護規定が破壊され、非正規職化とあいまって、女性の社会的な立場は劣悪化し、貧困と孤立の中で命や健康をも奪われています。これに怒る女性とともに闘える労働組合を作ろうと努力してきたつもりでした。たくさんの女性が組合に結集していっしょに闘ってきました。その中で女性が特別に深刻な社会状況・職場状況の中で生き働いていることを学んできたはずでした。

 しかし労働組合にあっても、たえず学び議論をして、知らず知らずのうちに自らも刷り込まれた差別意識を問い直し、人の痛みを理解すること、とりわけ社会的に弱い立場・差別される側に立って、ひとつひとつの闘い・取組みを行っていくことが必要であることをあらためて肝に銘じたいと思います。

 とりわけインターネットが社会の姿を変えた中で、女性や社会的弱者が声をあげることの困難・障壁は巨大なものです。女性たちの命がけの闘いによって、この事実も広く認知されてきたと思っていました。しかしそれは、自分たちの中にもまだまだ理解が足りないのだと思い知らされました。

 金があれば何でもできると思いこまされ、自分だけよければと分断される社会に対して、共通の敵を見定め、差別・分断を超えて、団結を獲得することだけが生きる道であることを再度確認したいと思います。群馬合同労組は、その立場で、組合員がひとつになって闘える道を模索したいと思います。これからも皆さんのご批判・ご指導をお願いいたします。

2020年1月25日

 群馬合同労働組合 執行委員長 清水彰二

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