群馬バスとの第1回団体交渉を勝ちとる!

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群馬バスとの第1回団体交渉を勝ちとる!

10月12日19時30分からビエント高崎にて、群馬バス株式会社との第1回団体交渉が開催された。会社は専務を先頭に管理職7名とたかさき法律事務所の代理人弁護士3名の計10名。組合は委員長清水、群馬バス分会の2名、そしてかつて群馬バスから追い出された中央タクシー分会柴崎副分会長を先頭に10名の参加。そもそも会社の代理人からは双方8名との提案だったが、組合が最低10名の席を確保するように通告しておいた。フタをあけてみれば会社も10名が並んでいた。

冒頭、「要求書」に対する会社の「回答書」を受け取り、それぞれ自己紹介して交渉が始まった。回答書の内容は以下の通り。

(要求書に関して)
「就業規則、三六協定を開示すること」について。
① 株式会社群馬バスは、当社従業員がいつでも閲覧できるようこれらを掲示し、周知を図っています。したがって、貴組合にこれらを開示する必要性はなく、その意思もありません。
②「M、Oの割増賃金について支給と計算の根拠を文書にて説明すること。不適切であれば、適正な賃金を支払うこと。」について。
同根拠は両名の雇用契約書記載のとおりです。また、当社は、両名に対し、適正な賃金を支払っています。
③ 「M榛名営業所長によるOに対する退職勧奨について謝罪すること。」について。
M榛名営業所長がO氏に対し退職勧奨を行ったという事実はありません。
(追加要求書に関して)
④ 「現在有効な「賃金支給規程」、及び三六協定に関する「別添協定書」の写しを当組合に交付すること。」について。
当社は、当社従業員がいつでも閲覧できるようこれらを掲示し、周知を図っています。したがって、貴組合にこれらを開示する必要性はなく、その意思もありません。
⑤ 『「群馬バス労働組合」との間で締結された、その他すべての協定書について、当組合に写しを交付すること。』について
群馬バス労働組合との関係上、同協定書を貴組合に開示することはできません。
⑥「2015年7月28日に行った給与説明会の説明資料の写しを交付すること。」について
当社は、同日に給与説明会を開催していませんが、同年8月26日に行われた給与説明会の資料でよろしければ交付することは可能です。
⑦『Mは「群馬バス労働組合」に加入する意志を示したことがないが、2016年4月以降「労働組合費」が給与から控除された経緯について説明されたい。』について
当社が群馬バス労働組合とユニオンショップ協定及びチェックオフ協定を締結している関係上、労働組合費がM氏の給与から控除されていました。
⑧「M、Oの過去二年分の未払い割増賃金を支払うこと。」について
当社は、両名につき未払割増賃金はないものと考えております。
⑨『該当する期間の二名のタイムカードの記録の写し、「乗務員乗務報告書」、「中休時間」の記録と計算表、残業時間・残業手当の計算表を交付すること。』について
当社としては、貴組合にこれらを開示する義務はなく、これらを交付する意思もありません。
⑩「2016年8月分給与に関して、M・Oのそれぞれについて、生活手当、退職手当、その他手当のうち、固定残業代として計算されている金額を説明すること。」について
O氏については、生活関連手当のうち4720円及び退職金手当のうち5664円の計1万0384円が定額残業代です。M氏については、生活関連手当のうち4720円が定額残業代です。
⑪『Mの入社時に休日に関して「週休二日」、「休日出勤は任意」との説明を受けているが、これに関して会社の見解を示すこと。』について
当社は、M氏が入社時にいかなる説明を受けているかについては担当者退職のため把握していませんが、当社としては、「週休二日」及び「休日出勤は任意」との前提に立っています。

驚いたこと。
① 会社と群馬バス労働組合がユニオンショップ協定を結んでいたということ。分会組合員は知らなかったのに。(会社は説明しているはずと言い張ったが)
② 組合員が「交通費」だと思っていた(説明された)「生活手当」10,000円のうち、4,720円は「定額残業代」にあてられていたこと。つまり交通費と扶養手当として支払われていたのはたったの5,280円で、あとの4,720円は手当でも何でもなく残業代だったこと。
③ 同様に2002年6月以前から働いている正社員に「退職手当」として支払われてきた12,000円も実際の手当は6,336円だけで、残りの4,720円はただの残業代だったということ。

その他の回答については「給与説明会」の資料を交付しただけで、誠意のかけらも感じられない。

組合はまずM榛名営業所長によるO組合員への「退職勧奨」について確認する。所長は「退職勧奨」など思い当たらないという。組合は当該が「無呼吸症候群」に関連する具体的なことを追及するが、所長はそれは業務の安全のために必要なことを行ったまでと言う。しかし所長は「歩いて通勤しろ」と言った。それについて所長は「命令したのではない」という。それは通用しない。O組合員は、命令と受け取って歩いて通勤したのだ。こういう事実があるにもかかわらず、そんなつもりではなかったと言って逃げる。O組合員ははっきりとパワハラをやめろ、所長にはついて行けないとやめた人が何人もいる、と言った。これはパワハラをこれからは許さないという宣言だ。心してほしい。

賃金の問題に関して。
「賃金規程」「36協定」「別添協定書」に関しては、回答をひっくり返して、写しを群馬合同労組に交付することを約束させた。群馬バス労働組合には交付しているという。なぜうちには交付しないのか?差別するのか?と追及した。専務はグダグダ言ったが、最終的に出すと言った。
群馬バス労働組合との他の協定書については具体的に言ってもらいたい、そうすれば検討すると言う。そもそもどんな協定があるのかもわからないんだからそれをまず出してくれと要請する。検討するとの回答。
未払い割増賃金については「ない」との回答。「ない」というのであれば、「ない」ということを当人に納得させる、キチンと説明するのが筋だろう。自分のタイムカードの記録も開示しない、業務報告書も開示しない、計算方法も開示しないで、「ない」と言うのはひどいだろう。この点についても今年の8月分の賃金のデータと計算を提出することを重ねて要求した。会社は最後には「前向きに検討する」と言った。組合は「出すと受け止める」。
会社から残業代の計算についての説明を受けた。雇用契約書に記載されていることなのだが。
いくつか確認できた点。
運転と運転の間の折り返しの休憩時間について。実際には遅れが出たり、早めに着いたりして、ダイヤ通りには行かないわけだが、給与の計算にあたってはダイヤ通りで計算しているということ。実際の個々の労働時間管理はしていないということ。
給与明細に記載されている残業時間は、運転と運転の間の「休憩時間」を半分だけ労働時間として計算して算出していること(ただし8時間まではそのまま。1時間は休憩時間として除外)

そもそも運転と運転の間の「休憩時間」だが、これは本来の意味で休憩時間と言えるのだろうか?厚生労働省でも「休憩時間は労働者が権利として労働から離れることが保障されていなければなりません。従って、待機時間等のいわゆる手待時間は休憩に含まれません。」と説明している。「自由利用が保障されている」のが休憩時間だ。運転と運転の間の時間、確かにトイレに行くことはできる。しかしおよそ自由利用が保障されているわけがない。高崎駅で次の出発を待つ時間、バスを置いて遊びに行ってもいいのか?そんなわけがないだろう。ところが、会社は運転していない時間は基本「休憩時間」で金を払う必要はないという。だけどそういうわけにもいかないから半分は金を払ってやっている、という言い方なのだ。このやり方で、実際の拘束時間は給与明細に記載された時間よりはるかに長くまさに過労死レベルを超えているのだ。おかしい。これは労働組合が闘わないのが悪い。

休日に関して。「週休二日」及び「休日出勤は任意」との前提に立っている、と会社は回答した。そもそもM組合員は今年初めに就職するに際して、家の農作業もあるので、休みが多くちゃんと休めるというので群馬バスに就職した。ところが相談もなしにシフトには休出が当たり前に組み込まれている。とてもじゃないが断れる状況ではない。話が違うじゃないか、というところから今回の要求書になっている。Mさんが、自分は週休二日にしてほしいと言うや否や、「じゃあいいですよ。Mさんは今後週休二日にします」(休出はさせない)と脅しのように専務が言う。週休二日にこしたことはないが、しかし食っていけなければ意味がない。「任意」というからには、ちゃんと意思確認も必要だろうと言っている。専務の言い方は、文句を言う奴には、思い知らせてやる、と言っているようにしか聞こえない。これがこの会社の素顔か。
ちゃんと休みたいときは休めるように、「任意」なら「任意」であるというシステムが必要だ。そういう努力を会社がやれということだ。中には金より休みがほしいという運転手もいる。今回の団体交渉で休日出勤は「任意」、希望すれば「週休二日」でいいということが確認できたことは大きなことだ。

団体交渉はおよそ1時間40分、午後9時過ぎに終了。
第1回団体交渉は、二人の分会の仲間が、決然と立って、群馬バスの労働者全体の利益のために闘ったことが決定的だ。7人の管理職が首を並べても全然負けなかった。労働者の怒りと力を見た。それは群馬合同労組の団結を強くした。終わった後のミーティングで、分会の仲間が、このままでは過労死しかねない、これからも闘っていくと言った。まさにそうだ。国鉄分割・民営化がいかに運輸労働者の状況や地方公共交通の状況を悪くしたかをあらためて見る思いだ。希望の光は労働組合の団結した闘いだ。群馬バスの労働者のみなさん、群馬合同労組群馬バス分会に結集してともに声をあげよう。中央タクシー分会のようにストライキで闘おう。

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群馬バスとの第1回団体交渉を勝ちとる!」への9件のフィードバック

  1. ありがとうございます。 大勝利でございます。 緊張して頭が真っ白になってしまいましたが、悔しい思いで辞めた人のぶんもぶっつけました。 言い逃れしかできない会社を追い詰める自信ができました。 自分もできました。皆さまも、共に立ち上がりましょう。

  2. 団体交渉始まり専務御園、総務里見の目の前に座り始まる前に御園に久しぶりだね御園さん元気そうだね、俺を不当解雇してくれてありがとうと言いました。すると笑顔が消えひきつった顔をして言葉が出ないようでした。それから1時間40分御園の顔を見つめ続けました。俺とは目を合わせないようにしていました。里見は下を向いてるだけで発言する事はいっさいなかった。お前らも労働者なんだよ!会社の権力を使って俺を解雇し、パワハラ、恫喝、やりたい放題を会社の中では日常に行ってきたけどな。中央タクシーの運行管理者篠原もたたが管理者ごときがパワハラ、恫喝して権力を振りかざし8人も1年半の間に辞めさせてきたのだ。会社から一歩出れば権力は通用しない!情けない奴らだ。中央タクシーの管理者篠原は今はパワハラ、恫喝出来なくなり、俺が出勤すると何を言われるのかと毎日怯えている。毎日篠原の顔を見るたび意見を言うと逆パワハラはやめてくれと言い出す始末だ。お前は今まで何人を苦しめてきたのだ!自分がされれば耐えられないのか?会社の権力を振りかざす奴はこんなレベルである。俺や分会書記長都丸さんは嫌がらせに負けず耐え抜いたから今現在があります。群馬バス労働組合は会社の言いなりの組合だ。今の世の中ブラック企業のやりたい放題である。長時間労働させ休みを与えない、会社に意見をすれば簡単に解雇される。労働者は団結して群馬合同労組みたいな闘う労働組合、HEROのような組合に入れば会社は何も出来ないのである。事実、榛名営業所長は分会二人にたいして組合通告をしてからパワハラ、恫喝しなくなり、今では二人から逃げ回る始末だ。これが労働組合、闘う労働組合の本来の姿である。3200円毎月払って会社の言いなり組合は労働組合とは言わない。皆の働いた3200円はどこに消えているのか?私鉄総連に人数分届けているのか?群馬合同労組は会社にたいし、ストライキ、会社前で抗議活動、高崎駅までデモ、市役所、駅にてビラ配り、会社が違法性を改めなければ何度でも闘い続ける本物の闘う労働組合です。自分の生活を守りたい、家族の為に賃金を稼ぎたい、人として休みが欲しい、パワハラ、恫喝には耐えられない、いろいろな相談が来ますがすべてはブラック企業がのさばっているからです。労働者は団結すれば強い、資本(会社)の好き勝手にはさせない世の中を作り労働者が生活出来る世の中を作ろう。
    最後に御園、4人で監禁して俺を解雇してありがとう。今まで悔しい思いをして辞めさせられた人の為にも勝利するまで闘い続けます。

    • 感動します、まさに群馬バス組合は会社の言いなりの御用組合、群馬合同労組に加入し私鉄総連の群馬バス組合を退会するにあたり、私鉄総連と群馬バスの看板を背負った群馬バス組合執行委員長とあろうお方が群馬合同労組の組合員に対し強迫まがいな言葉を発言しました、許しがたいです、そんな組合は早く抜け出し、皆で立ち上がりましょう

    • 柴崎さん?群馬バス組合は私鉄総連にきちんとおさめてるんですかね?

      怪しいですね⁉

      本日の特売!!

      砂糖、70万円

      えんどう豆、80万円

      うわ‼高ぇ~‼

  3. 群馬合同労組の皆さん、出席して頂いた皆さん、皆さんのご支援のおかげで大勝利に終わり、心より感謝致します

    群馬バス側の出席者、長井友之大先生、御園専務、その他、役職の方々など計10名

    あなた方は雁首そろって頭が弱いんですか??

    要求書に対する回答書で、協定書などを開示する意思はありませんと回答しておきながら、最終的には開示します??

    なら、最初から回答書に開示しますと記載すれば円滑に進行出来たのではと思います、長井大先生は時間の有効としきりに言ってましたが、回答を覆すことが一番時間をムダにしてますよ

    そんな判断もつかず弁護士だって言うんですから笑かす

    また、給料説明のなかでハンドル時間外の空き時間の半分に残業代を支給してると言ってましたが

    結局は休憩時間に時給の半分のはした金で、残業代を支給してるんだからとドライバーに雑用をやらせようって魂胆がみえみえでした

    悪質ですね

    群馬合同労組の皆さん今後もご支援のほど宜しくお願い致します

      • 業務報告書とタイムカードの写しを開示して下さいと言う要求に対し、開示する意思はありませんと回答きましたね?その理由を聞くと、長井大先生とあたの弱い専務は「見せる義務がないから」と幼稚な発言を
        したのは笑いました、言い替えれば義務のない事はやらなくて良いって解釈ですよね?じゃあ、俺も義務のないことは一切やねぇべ✌バスの掃除とか

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