中央タクシーはつぶれる前に団体交渉を行え!


 群馬合同労組中央タクシー分会は、2015年以来、長野市に本社がある中央タクシーと闘ってきました。中央タクシーは、1975年開業の長野のタクシー会社ですが、1999年から成田・羽田・中部国際空港への直接送迎タクシー事業を始め、これが業務の中心となっていました。

 長時間・長距離の空港送迎、お客さんに合わせる24時間営業…これを固定残業代制度を悪用して、過酷労働を強制していた中央タクシーに対して、労働者が声をあげて、群馬合同労組に加入して、闘ってきました。

 この新型コロナのパンデミックの中で、客と売り上げが激減、経営が行き詰まり、4月から新潟・栃木・山梨の営業所の閉鎖、従業員の解雇、残った営業所でも雇用調整助成金の申請をして、従業員は休業せざるをえない状態に立ち至りました。

 群馬合同労組は、今年1月で60歳定年を迎えたT組合員の再雇用が、差別的に時給1000円の時給制とされたことについて、団体交渉で抗議をし、労働委員会への不当労働行為救済申立も準備していたところでした。組合員の残業代をめぐる裁判も闘い、4月に判決が予定されています。国際自動車の残業代をめぐる最高裁判決が間違いなく追い風になる局面にあります。こうした中で群馬営業所のT組合員含む多くのドライバーも休業を余儀なくされました。

 群馬合同労組は、即座に4月1日付で要求書を提出しました。要求項目は以下の通り。

  • T組合員の処遇(勤務と業務、賃金、雇用、補償等)について。
  • 休業についての労使協定について。
  • 今後の貴社の経営及び雇用についての見解・見通しについて。

いつもの会場が使えないという理由で会社が団交を引き延ばすことは予想がついていたので、組合で会場は確保しておきました。

 会社は、それでも「政府の自粛要請」を理由にして、文書での回答で済ませようとしました。

 冗談ではありません。組合と会社は、群馬県労働委員会で、不誠実団交をめぐって争い、和解合意書を作成しています。これをも引き合いに出して再度の団体交渉の申し入れを行いましたが、今度は「緊急事態宣言」を理由として、拒否しました。4月中旬に全従業員に対して説明会を行うので、それまで待ってくれというのです。

 緊急事態は、組合員と労働者にとってこそ、緊急事態です。もたもたしていたら、全部犠牲を労働者におっかぶせられて、はいさようなら!となりかねません。冗談ではありません!中央タクシーはただちに誠実に団体交渉を開け!事態を説明して、労働者への補償について話し合いに応じろ!

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