群馬県労働委員会で闘い前進 群馬バス事件第5回委員調査

1月30日(火)、群馬バス不当労働行為救済申立事件の第5回委員調査が開かれた。群馬合同労組は群馬バス分会、中央タクシー分会が有休をとって今回も全員が出席。総勢10名の組合員が補佐人として結集して闘った。

 

群馬バスの準備書面や提出する書証は突っ込みどころ満載で、これは勝てるなという確信が組合員にひろがっている。なぜかというと、会社の不当労働行為意思は事実であるので、隠しようがない。というか、隠そうとすればするほどボロが出る。控え室はまるで新年会でもやってるかのような、にぎやかさ、はなやかさ、大爆笑の連続。

 

この日に労働委員会から会社に対して出された「救釈明」をひとつ紹介したい。

『「被申立人は、第2回団体交渉において把握したO氏の意向にしたがって、勤務の調整を行っているだけである。」とあるが、「O氏の意向」は第2回団体交渉におけるどの発言を指すか、明らかにされたい。』…

これは存在しないものをあると強弁するからこういう救釈明が出てくる。「ないでしょ?あるというのだったらどこなのか明らかにして?」ということ。組合がさんざん追及しても、いいかげんにしらばっくれていたが、労働委員会ではそうはいかない。出してもらいましょう。

群馬合同労組組合員の悪口・誹謗中傷言いたい放題だった「爆サイ」も労働委員会の証拠に出されて形成が悪くなったら書き込みがピタッと止まった。弁護士に怒られて会社が書き込み禁止を指示したというところだろう。所詮、会社の指示でやってただけだということがよくわかる。

 

群馬合同労組への相談と加入が続いている。2018年は闘う労働組合が、大きく闘争と組織の拡大で、労働者に希望と団結の火をともす年だ。ともにたち上がろう。

高崎の管理団体が外国人実習生の労組脱退要請した問題で上毛新聞が群馬合同労組に取材

1月22日付の新聞各紙が、「高崎の外国人受け入れ団体 実習生の労組脱退要請」といっせいに報じた。フィリピン人技能実習生が高崎の管理団体「AHM協同組合」から埼玉県の建設会社に派遣され、そこで殴る蹴るの暴行・暴言を日常的に受け、神奈川シティユニオンに加入、ユニオンが管理団体に対して問題解決と新しい受け入れ先を補償するように要求したところ、組合脱退をしないと新しい受け入れ先を見つけることはできないので組合から脱退してほしいとの要望をファクスでユニオンに送りつけたというのである。(下の記事は上毛新聞2018年1月22日付朝刊)

 

この記事が掲載された1月22日、上毛新聞の記者から群馬合同労組に電話で取材があり、話をした。それが翌23日付上毛新聞に掲載された。(下の記事)。

 

 

外国人実習生の集団の姿を、いま、日本全国誰もが目にしていると思う。関東では最近はベトナムの若者が目立つ。

その実態は驚くような奴隷状態である。

 

 

 

 

「泣き寝入り」と表現したが、無法の限り、暴力の限りが外国人実習生を奴隷状態に縛り付けている。こうした外国人実習生の怒りを、日本の労働者、労働組合が真剣に向き合い、彼らを守り、ともに闘う労働組合、労働運動をつくり出さなければならない。なぜなら、こうした現実は日本の労働運動が国鉄分割民営化で解体された結果であり、とりもなおさず日本の労働者の奴隷化=非正規化と一体ですすめられているからである。

 

群馬合同労組は、外国人実習生、滞日・在日外国人労働者、日本の非正規労働者の怒りを受け止め、ともに闘う労働組合です。一人で悩まずに、まずは相談を。

 

『国際連帯』に寄稿 『訪韓行動でサムチョクとの交流と連帯深める』 

訪韓行動でサムチョクとの交流と連帯深める

 

群馬合同労組 執行委員長 清水彰二

 

 

2017年11月11日から13日まで、群馬合同労組は私を含めて3名で、動労千葉訪韓団の一員として訪韓闘争に参加した。私と須永副委員長は、2015年2016年に続いて3回目。2017年6月に加入した青年がはじめて参加した。

須永副委員長は、5年前から韓国語の学習に力を入れ、3ヶ月の語学留学はじめ何度となく韓国へ通ってきた。とりわけ古い友人であるMさんに誘われて、2016年サムチョク(三陟)市の脱原発運動との交流の旅に同行した。

サムチョク市は人口7万人、韓国の江原道にある東海岸の海辺の町。1982年に原発建設計画が持ち上がるが1998年に白紙撤回させた。ところが2010年に再び原発の建設計画がおこり、これに2014年市長選挙と住民投票で勝利して、ついに原発計画の白紙撤回を勝ちとった。サムチョク郵便局前で行われてきた水曜日集会、巡礼行進、老若男女さまざまな市民が力をあわせて闘ってきた。現在は火力発電所建設計画が持ち上がり、これとも闘いをすすめている。

須永副委員長のサムチョク訪問以降、2012年8月から毎週欠かさず行ってきた高崎金曜日行動と、サムチョクの原発反対運動との交流がはじまった。フェイスブックを通じた交流はリアルタイムでお互いの連帯を深めた。韓国・サムチョクの闘いの重要な節目には、高崎金曜日行動や群馬合同労組のデモなどでハングルでメッセージを発信して、連帯を表明してきた。逆にサムチョクから群馬・高崎に連帯行動が組織され、メッセージや激励が送られてきた。2017年6月に仲間が金曜日行動参加中に脳出血で倒れ、必死で闘病リハビリに取り組んでいることに対して、心暖まる激励が組織された。お互いの交流が、温もりのある、顔の見える交流に深まっていった。

 

 

 

今回の訪韓闘争で、サムチョクの仲間は、須永副委員長を通じて、群馬の訪韓団に対して、至れり尽くせりの受け入れ体制を取ってくれた。宿の手配から、空港への出迎え、滞在期間の食事から、全過程を通じて、行動をともにしてくれた。忙しい中、バスでソウルまで5時間もかかるサムチョクから、たった数時間の交流のために、わざわざ会いに来てくれた仲間がいた。

今回の訪韓で、とても重要だったことは、サムチョクの労働者との具体的な交流が実現できたことである。サムチョクの原発反対運動は、宗教者を中心にして、労働者も農民も市民も、老若男女がひとつになって闘ってきた。その中で、労働者はやはり重要な役割を果たしていることがわかる。サムチョクの仲間は、とりわけても訪韓した群馬合同労組の仲間にサムチョクの労働者を引き合わせたいと、今回の受入体制を取ってくれたのである。

特に、その中に2016年11月14日に動労千葉訪韓団として籠城中のテントに表敬訪問したサンピョセメントの労働者がいる(群馬の訪韓団は先に帰国して不参加)。民主労総江原嶺東地域労組東洋セメント支部の下請け労働者たちは、石灰石を採掘し、セメント生産業務を担っていたが、賃金は元請けの約40%。2014年5月に下請け会社に初の労組を結成し、翌年2月、雇用労働部が東洋セメントの偽装請負を認定、元請け正規職として雇用するよう決定した。その直後、東洋セメントは労組解体を目的に下請け会社との契約を解除し、下請け労働者101人を解雇した。以来、弾圧に屈せず、組合員23人が闘ってきた。非正規職撤廃とさけび、27日間の断食高空ろう城闘争、935日の闘争を闘い抜いて勝利、ついに正規職としてサムチョクの職場に戻るという。まさに復職のための研修期間中に今回の交流を実現できた。文字通り韓国の非正規職撤廃闘争の重要な闘いである。

他にもサムチョクの労働者を次々と紹介してもらった。サムチョクの水曜日行動の写真を見て、ここに私がいますといった具合だった。

11月12日の午前中、午後からの民主労総の大会を前に、サムチョクの仲間の案内でソデムン(西大門)刑務所を見学した。西大門(ソデムン)刑務所は、日本の植民地にされた朝鮮で、日本の植民地支配に抵抗した人々を拷問し、死刑にした極悪の刑務所。戦後はアメリカかいらいの軍事独裁政権に反対し、平和と民族統一、民主主義をのぞんだ人々を、やはりスパイにでっち上げて、拷問し、処刑した場所。それが今は博物館となって、子供連れがたくさん見学に来ていた。私たちは、案内してくれたサムチョクの仲間からこんな話を聞いた。お連れ合いがパク・チョンヒ大統領の時代にスパイにでっち上げられ、10年間の刑務所生活を余儀なくされたこと、その後再審で無罪を勝ちとり、今も政治犯の救援運動をされていること、義父はこの西大門(ソデムン)刑務所で殺されたこと…。私たちは、このサムチョクの仲間とともに慰霊塔で祈りを捧げることができた。私たちの祈りはもちろん日本人としての謝罪ではあるが、それは贖罪ではなく、力をあわせてプロレタリア世界革命をともに実現し、戦争も核も必ずやなくしてみせるという決意である。

 

 

 

https://international-center.amebaownd.com/

中央タクシーの団交をめぐる攻防

中央タクシーが1月1日元日付で「団体交渉の開催について」という回答書をファクスで組合に送付してきた。ファクスを受信したのは1月2日14時。いきさつについてはこちらをご覧ねがいたい。 http://gungoroso.org/?p=1147

いわく

「2017年12月20日に団体交渉の申し入れの開催の通知を確認し、2018年1月12日に開催というご提案でございましたが、都合がつきかねるため、恐れ入りますが下記の日程での開催をお願いいたします。」

指定してきたのは「1月18日 11:00~12:00」

3週間早まった。だいたいやる気になればいくらでもできるんだ、この会社は。

おもしろくない。やっぱりもう一度「不当労働行為」「救済命令」とやってもらって新聞にも書かれないとわからないらしい。

組合から「申入書」を1月3日にファクスと郵送で送付。

 

申入書

 

先般、連絡された団体交渉の期日及び会場について、当組合として同意する。

しかしながら、通告書記載通り2017年5月17日行われた団体交渉の未回答事項を含め、重要かつ緊急性の高い事項も含まれており、従前通りの交渉時間では誠実団交応諾義務が履行されたとは言い難い。

上記事由にて、下記の事項を申し入れる。誠実な対応がない場合は不当労働行為として群馬県労働委員会に救済申立てを行うつもりである。早急に回答されたい。

  1. 団体交渉における交渉時間を2時間以上に設定すること
  2. 通告書記載通り、7日前までに書面にて回答すること

以上

謹賀新年。年賀状と郵便局のビラ入れ

 

2018年、正月から郵便局でのビラまきで、活動開始。

クロネコヤマトの業務爆発と値上げで、郵便局はたいへんな業務量の増加で現場は苦しんでいる。

闘わないJP労組。

毎年恒例の郵便局でのビラ入れに当局は神経をとがらせている。

ある局では、局前の駐車場に車を停車して、管理職が群馬合同労組のビラまきの登場を待ち構えていた。

こちらがビラを手渡そうと敷地に足が入ると「敷地に入らないでください!」と大声あげて、出勤しようとする従業員との間に管理職が割って入る。

手を出したものの、驚いて、手を引っ込めてしまう従業員。

こんな管理職はふだんからパワハラを平気でくり返しているに違いない。

ここでも労働者を苦しめているのは、当局と一体で闘わない御用組合と、非正規職化の分断。

群馬合同労組はいっぱい年賀状出しているいいお客様なんだけどな。

こんなどうしようもない会社と管理職、群馬合同労組に入って仲間といっしょに闘いませんか?

ぜったい楽しいよ、その方が。

 

 

 

 

 

 

 

 

「5年ルール」適用逃れで雇止め!? 闘う労働組合の力で非正規職を撤廃しよう!

あけましておめでとうございます。

非正規職をめぐる決戦の年、2018年。

群馬合同労組は闘う労働組合の復権をかけてみなさんとともに闘います。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

群馬合同労組 執行委員長 清水彰二

 

 

「5年ルール」適用逃れで雇止め!?

闘う労働組合の力で非正規職を撤廃しよう!

 

「5年ルール」で
有期雇用は無期雇用に!

「5年ルール」をご存じでしょうか?
2013年4月に労働契約法が改正されて、5年継続して有期雇用を続けてきた非正規雇用労働者に「無期転換申込権」が発生することになりました。つまり契約期間が1年とか○ヶ月とかの有期雇用契約を5年以上くり返してきた労働者を、会社・雇用主は、本人の申込があれば、期間の定めのない雇用=無期雇用に転換しなければなりません。2018年4月1日で、この法の施行からちょうど5年になり、この「無期転換権」が発生します。これに当てはまる労働者は、みなさんの職場にも多くいるのではないでしょうか?

適用逃れに走る企業

本来ならば労働者にとって歓迎すべきこのルール。しかしこれまで有期雇用労働者を、安く、使い捨てができる労働者として都合よく使ってきた会社・資本は、この都合の悪いルールが適用される前に、長年働いてきた労働者を大量に解雇・「雇止め」で使い捨てにしようとしています。あるいは会社の雇用システムに逃げ道をつくって、これからも使い捨てのきく労働者として都合よく使えるようにしようとしています。
その先頭に立ってきたのが、東京大学などの国公立大学、トヨタをはじめ経済界をリードする自動車会社などです。日本をリードする大学や企業が率先して、脱法行為をはたらく…他の業界や中小企業がそれを見習う…日本全体がブラック化するわけです。

まともな闘う労働組合が必要!

問題は、このような非正規労働者に「死ね」というに等しい企業の横暴に対して、労働組合が闘わないということです。労働組合が企業と癒着して、正社員、それも一部の役員仲間のことしか守らなくなった結果です。
私たち群馬合同労働組合は、地域を拠点に、非正規労働者であっても、一人であっても加入できる労働組合です。1987年の国鉄分割・民営化以降、労働組合がストライキも闘いも忘れる中でも、筋を通してきたJRの国鉄千葉動力車労働組合・動労連帯高崎など動労総連合の仲間とともに、地域に労働者の命と権利を守るよりどころとなるべく闘ってきました。非正規労働者の大量首切りを許さず、「5年ルール」適用を堂々と要求して、非正規職を撤廃させるべく、みなさんとともに闘います。

非正規労働者の問題は
労働者全体の問題

今や非正規労働者は、賃金労働者の4割に達しています。1990年には2割でした。このままではすぐに5割をこえるでしょう。
企業は、「賃金の節約」を一番の目的として、この非正規雇用を拡大してきました。そして正社員に対しても、非正規雇用労働者の大量導入を突きつけ、賃金の削減と奴隷のような労働強化を強制してきました。電通の高橋まつりさんのような過労自殺も、このような非正規化の進行とそれによる職場の荒廃なしには起きなかったに違いありません。
非正規職撤廃をかかげて、労働者が、正社員と非正規社員の分断を乗りこえて、闘う労働組合に団結してスクラムを組む、それこそが、未来を切りひらく唯一の道です。群馬合同労働組合に入ってともに闘いましょう!

 

ブラック企業がのさばるのは私たちがだまっているから
闘えば勝てる!ブラック企業をぶっとばそう!【2017年の闘い】

中央タクシー分会

藤岡市に群馬営業所のある中央タクシー(株)は、長野市に本社をおき、成田・羽田への空港送迎の乗合タクシーを運行しています。テレビの「カンブリア宮殿」にも取り上げられ、いい会社だと絶賛されました。ところが実態は、固定残業代で「定額働かせ放題」。過酷な勤務が続く中、運転業務中に脳血管障害で運転手が死亡する事故もおこしました。
このままでは殺されると、3人の運転手が群馬合同労組に入って闘いを始めました。会社は、組合つぶしで対抗。分会長を運転業務からはずし、仕事をさせない(千羽鶴折りを命じる…)、パートの時給にする、長野に配転するなどの脅しをかけました。ほかの二人には固定残業代を8万円減額するという兵糧攻め。
こうした組合つぶしに対して、群馬合同労組は3回のストライキを先頭に職場の闘いで勝利してきました。そして2017年3月、ついに群馬県労働委員会で不当労働行為救済命令を勝ちとりました。すべての組合員への差別的扱いを「なかったものとして」扱い、手当や賞与の減額分を支払わせ、分会長を運転に戻させることができました。現在、固定残業代制度のインチキをあばいて、残業代請求の裁判を闘っています。
運輸業界の安全無視は、目をおおうほどであり、労働組合の安全闘争で労働者と客の命を守るために闘っています。

群馬バス分会

群馬バスでは運転手を含む従業員を、一年契約の有期雇用で雇用してきました。2015年夏に会社は、ユニオンショップ協定を結ぶ群馬バス労働組合と労使協定を結び、賃金減額を条件とする正社員化を従業員になかば強制しました。この賃金減額の生活破壊と会社のやり方、群馬バス労働組合の会社との癒着に怒り、3名の仲間が群馬合同労組に加入して、闘いをはじめました。
しかし群馬バスは、群馬合同労組の要求に対して、不誠実で差別的な対応を行いました。分会長が出勤時のアルコールチェックで引っかかったとき、わずかの数値であるにも関わらず、一発で解雇しました。また他の組合員に対してはちょっとしたミスで7日間の停職処分など、兵糧攻めで組合つぶしを行っています。
群馬合同労組は、これらすべての組合つぶしを許さない決意で、群馬県労働委員会に不当労働行為救済命令を求めて闘っています。中央タクシー分会のように、必ず奪われたものを取り返します。そのために、分会の仲間は、団結を固めながら、日々闘っています。
長時間拘束で低賃金、会社の労働者を使い捨てにするやり方に多くの労働者が職場を去って行きます。労働組合の闘いで職場をかえない限り、労働者の希望はありません。運輸労働者のみなさん、ともにたち上がりましょう!