群馬バス第4回団体交渉で闘い前進

5月30日、群馬バスとの第4回団体交渉がビエント高崎で開催された。群馬バスからは代理人弁護士3人、会社から7人の計10名、組合からは群馬バス分会3名先頭に7名の出席だった。

 

そもそも要求書は2月13日付。3月いっぱいで契約更新のなるT組合員の雇用条件を巡る問題など、遅くとも3月いっぱいには団体交渉を開催するように再三申し入れたが、会社は引き延ばした。おまけに5月2日付のファックスでは、一方的に要求項目の除外を提案し、その条件を承諾することが団体交渉の条件だと通告してきた。

目に余る群馬バスの誠実交渉義務違反に対して、群馬合同労組は昨2017年12月26日付で群馬県労働委員会に追加で労働組合法第7条2号誠実団交応諾義務違反で救済申立を訴えてきた。会社の団交引き延ばしは、それを証明するようなものだった。もちろん、この経緯は証拠として労働委員会に提出して訴えを補強してきた。

 

結果として群馬バスは、今回、大きくは二つの点で、これまでのほとんどゼロ回答一辺倒の対応をあらためた。

ひとつは、団交の前日の夕方だが、事前に回答をファクスにて組合に送付したこと。

もうひとつは、組合員のいる職場に組合掲示板の設置を認めたこと。これについては労使協定の内容をめぐってまだ詰めの交渉が残るが、ほぼ確定した。

 

労働委員会をめぐる闘いも、委員調査もあと1~2回で終了して、いよいよ審問(証人尋問)に入る。労働委員会に勝利して、群馬バスの組合つぶしの不当労働行為をただしたい。何より組織拡大から日本の運輸労働者の総決起につながるような闘いを目標にする。群馬バスの労働者の皆さん、運輸労働者の皆さんの加入をお願いしたい。

 

群馬バス事件、群馬県労働委員会に準備書面提出

群馬バスの不当労働行為救済申立を行っている群馬県労働委員会の調査は、いよいよ大詰めを迎えようとしている。この間の調査では、組合の主張や、労働委員会の求釈明への対応で、新たな証拠が会社から提出され、群馬バスの不当労働行為はますます明らかになっている。3月29日付で提出した群馬合同労組の準備書面(6)から何点か紹介したい。

 

O組合員の2017年6月23日付懲戒処分(停職7日)が不当労働行為であることの補強

 

  • 被申立人は、「携帯電話の使用について」(乙23号証9頁)という2016年(平成28年)11月27日付通達において、「大渋滞等が発生し、折り返し時間等、業務上の連絡をする場合」として、非常時の業務上の携帯電話の使用の仕方について、マニュアルとも言える指示を出した。そこで指示された内容は、「道路脇等に停車し、乗客へ業務連絡のため、携帯を使用する旨、車内アナウンスを行う事」である。

 

  • Oが2017年6月9日に実際にとった行動は、「ドライブレコーダ精査結果について」(乙23号証14頁)によれば、踏切遮断中につき停車した際に、「はい すみません。ちょっと連絡させていただきます。携帯使います」と車内アナウンスをした上で、携帯電話を取りだし、操作を開始したものである。予想よりも踏切が早くあがってしまったので、結果として通話をしながら発進してしまう形になってしまい、その点の問題はあるが、基本的には②の非常時の業務連絡の会社のマニュアル・指示通りに行動したと言える。この点、②の通達においては「道路脇等に停車し」とあるが、「等」について具体的に指示をしているものではなく、Oがこの時、時間的に余裕があると判断して踏み切り停車中に架電をしたとしても、それは判断のミスであり、マニュアルから逸脱した行動とは言えない。

 

  • この「携帯電話の使用について」(乙23号証9頁)については、第3回団体交渉の中でも、被申立人・M代表取締役が、以下のように発言して、むしろ本件懲戒処分の根拠にしている。

「いまやっちゃいけないものっていうのが、アルコールを飲んで運転すること、あと携帯電話っていうのに関して、この二つに関してはすごくうるさいわけですね、そういう中においてとくに携帯電話をしながら運転したっていうことにおいていろいろテレビでもさわがれているわけですよ、そういう中において、携帯電話に関してもいろいろと注意するようにということでいろいろと文書等も行政官庁からも来ていますのでね。そういう中においてうちでも電話携帯の使用についてということでちゃんとこういうようなやつをやっているわけですよ。どういうふうにやるかっていうことで。これはM所長の方でやった資料ですね」「これは携帯電話の使用についてっていうことで、室田の方で所長がちゃんとこういうふうに出してますよね」「回覧というかはんこまでいただいてますよ」

 

  • 被申立人は内部文書によって、Oの非常時対応が必ずしもマニュアル・指示を逸脱したものではないことを承知していたにもかかわらず、その事実を申立人には開示せず、本件懲戒処分を正当化し続けてきた。

 

  • よって、Oの「携帯電話を使用した状態でバスを運転した」理由による、7日の停職の懲戒処分は申立人組合員に対する不当労働行為である。

Mの解雇が不当労働行為であることの補強

 

  • 被申立人は、第5準備書面、第1の2において「安全管理部は、同月(※2017年3月)14日、上記弁明及び陳述書(※甲28号証)の内容を検討するにあたり、被申立人が導入しているアルコール検知機器による試験データ(乙19)で、飲用直後はアルコール反応が検知されたとしても飲用後1分程度で反応が検知されないことを再確認した。」と主張した。また同第1の4において「被申立人は、申立人が今後本件解雇につき争うであろうことを想定し、トップカイザー3000なる栄養ドリンクの飲用によりアルコール反応が検知された旨のM氏の供述が事実と反することを確認するため、同月22日、総合バスセンターにおいて、総合バスセンター所長A氏を被測定者として、トップカイザー3000の飲用後におけるアルコール反応の検知経緯を確認した。(乙20)」と主張した。

 

  • 被申立人のMの「陳述書」(甲28号証)に対する評価に関連して、被申立人は第4準備書面において「M氏は、飲酒時から最も近接したM氏にとって記憶が最も鮮明な時期に、飲酒終了時刻を午後11時と明確に認め、栄養ドリンクに関する言及を全く行っていなかったのである」(2頁22行目)と疑問を投げかけながら、トップカイザー3000のアルコール反応については「陳述書」が提出された翌日には、わざわざ被験者をたてて確認作業を行った。この際、飲用直後にはアルコール反応が出ている。

 

さらに、M解雇後の2017年3月22日には、被申立人は「申立人が今後本件解雇につき争うであろうことを想定し」、「総合バスセンター所長A氏を被測定者として、トップカイザー3000の飲用後におけるアルコール反応の検知経緯を確認した。」

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群馬バス分会が職場闘争と労働委員会を軸に会社を追い詰める!

月刊労働運動2018年3月号投稿記事

 

群馬バス分会、職場と労働委員会軸に会社をおいつめる

 

群馬バスは2015年に、それまで1年契約の有期雇用だった運転手・従業員を正社員化した。しかしそれは勤続年数の長い多くの労働者の賃下げをともなった。今からすると、これは2018年問題、すなわち「5年ルール」の適用を見すえたものだったといえる。ほとんど詐欺のようなやり口だ。

 

群馬バスは2016年の群馬合同労組分会の登場に対して、徹底的な分会破壊攻撃で一気に分会解体をやろうとおそいかかった。

  • 2016年12月には2017年4月以降の雇用契約書に「テロ行動等を行う過激組織を想定した」雇用契約書の新たな誓約事項を加えることを決定。加入・接触を禁じるというもの。
  • 書き込みサイト「爆サイ」を使った分会に対する誹謗中傷や職場での「仲間外れ」
  • 2017年3月のアルコール呼気検査を理由とするM分会長の解雇
  • O副分会長に対して原則的に出勤だった法定外休日を差別的一方的に休日にして兵糧攻め(平均毎月25000円の減収)
  • O副分会長に対する停職7日の懲戒処分
  • 不誠実団交
  • 団交拒否

 

群馬合同労組は、分会の不退転の闘いを軸にしながら、門前抗議行動、市内デモ、毎週の高崎駅金曜日行動での運転手へのビラ配布行動などを闘い、負けなかった。

何より、現場の闘いと一体となり、現場の反撃を組織する闘いとして、これらすべての攻撃を不当労働行為として、群馬県労働委員会で救済命令を求めて、3次にわたる救済の申し立てを行った。

 

M分会長に対する解雇は、呼気中アルコール濃度0.094という酒気帯びにもならない数値であり、本来なら停職のレベルである。これを規定が周知されていなかった中で、M分会長がうっかり事情聴取で勤務の8時間以内に飲んだと言ってしまったことに会社は飛びつき、M分会長が訂正の陳述書を出したにもかかわらず、「供述の変遷」と、まるで刑法犯のように扱い、一発解雇した。

O副分会長に対する兵糧攻めもひどかった。団体交渉で、群馬バスが、面接時には「週休2日」と言いながら、法定外休日を強制的に出勤日に割り当てていることを組合が問題にし、「法定外休日出勤は任意」と回答させたことをもって、会社は団交でO副分会長には法定外休日出勤させるなと組合が要求したとでっち上げて、法定外休日を強制的一方的に休みにした。それによって月額25000円の減収になった。生活できない。組合はそんなことは要求していない、すぐに差別的な扱いをやめろと要求しても、会社は団交で決めたことだと開きなおって、団交も拒否した。現場で毎回抗議して闘ったが、いっこうに直さないという形で組合員を精神的にも生活的にも追いつめた。減収にも踏ん張ってもらったが、どうしようもなければ組合から貸付を行った。

たたみかけるように群馬バスはO副分会長が系統を間違えて運行したミスを理由に懲戒処分を行った。これまで系統間違いで処分ということはなかったが、ドライブレコーダーであらを探し、ミスに気づき、踏切で停止中に携帯電話で営業所に報告したところ、踏切が開いて、通話しながら発車してしまったことを、ことさら運転中の通話にでっち上げ停職7日にした。

 

書き込みサイト「爆サイ」に群馬バスのスレッドがたち上がってやがて分会に対する悪口ざんまい、「アカだ」「過激派」だ、挙げ句の果てには「臭い」だの子どもの「イジメ」さながらの悪質な書き込みが始まった時期と、群馬バスの分会攻撃が始まる時期が重なる。

 

分会の仲間は、負けずにがんばり、7月には3人目のT組合員の加入を新たに勝ちとった。ここから一気に力関係の逆転が始まる。

 

何より、2015年の正社員化をただ一人拒否して、一年契約更新でがんばってきたT組合員の加入によって、雇用契約書の新たな誓約事項の不当労働行為が明らかになった。この規定はT組合員のような新たな加入を絶対に許さないという会社の意思であったが故に、T組合員の加入、組織拡大が、一切の力関係をひっくり返す重大な出発点になったということだ。

労働委員会にこの動かぬ証拠を出されて、会社はしどろもどろだ。言い逃れを重ねるが、これがまた墓穴を掘る。

O副分会長の休日出勤差別も、労働委員会への救済申立を機に、会社は開きなおることができなくなって、すでに実質的に粉砕してしまった。

M分会長の解雇も、O副分会長の懲戒処分も、これら全体の中で、会社の不当労働行為意思を明らかにすることによって、勝利の展望を手中にした。12月に団交拒否と誠実団交応諾義務違反で労働組合法第7条第2号で救済を新たに申し立てたことによって、会社は今までのような不誠実団交を開き直れなくなっている。

 

2月13日付で組合は、新たに16項目の要求書を出した。ひとつひとつが、この間の力関係の逆転を反映する重要なものだ(群馬合同労組ブログ参照のこと)。労働委員会もいよいよ証人尋問の段階(審問)に入っていく。

 

当初は分会組合員と話をするなと自分の組合員を脅していた群馬バス労働組合(私鉄総連)の委員長が、O副分会長に猫なで声で「そろそろうちに戻ってこないか?」と声をかけてきたそうだ。冗談じゃない。

また「爆サイ」の群馬バススレッドが、いますっかり群馬バス内部からの書き込みがなくなった。群馬バスは2月5日付で社長名の「達示(たっし)」を発出して、基本書き込みを禁止したのだ。何を今さら、これまでこのスレッドで群馬合同労組組合員に対する悪口を書きたい放題だったのを知らなかったとでも言うのだろうか?

O副分会長のミスが原因だと掲示された運輸局の監査が、実は会社が許可を受けずに事業計画を変更したという重大な違反が原因で、施設の使用停止で、バス一台ナンバープレートが外されていることも明らかになった。

群馬バスはどうしようもない会社だ。国鉄闘争を闘う労働組合、全国協でともに闘う労働組合に結集して闘えば、必ず勝利できる。ゼネストめざしともに闘おう。

群馬バスに16項目の要求書。不当労働行為をうち破る勝利へ追撃。

群馬合同労組は、2月13日付で群馬バスに対して要求書を提出した。要求項目は16項目にのぼる。いつも時間切れで終わるので、「最低3時間の十分な時間を確保されたい」と申し入れた。群馬県労働委員会に不誠実団交で救済を申し立てているので、どう回答するか注目している。

 

項目をいくつかピックアップする。

 

  • 貴社従業員で組織する他の二つの労働組合と同様に、群馬合同労働組合の組合掲示板を各事業所に設置すること。

 

群馬バス労働組合にも交通ユニオンにも組合掲示板がある。組合差別の不当労働行為をしないというのなら当然組合掲示板を群馬合同労組にも用意しなければいけない。

 

  • 互助会の強制加入をやめること。脱退の自由を認めること。

 

群馬バスは雇用契約書の誓約事項に「互助会に加入いたします」と書き込んであって、これで雇用契約を結ぶ。そして毎月3,000円が自動的に控除される。会社が同額を負担するが、会費のほとんどは毎年の社内旅行に使われる。北陸に一泊で一人当たり7万円くらいの予算だと思われる。それがどうも不透明。平日でしょ?自分の会社のバスでしょ?慶弔見舞金もあるが、自分で貯金した方が全然得だ。時給800円の賃金しか払ってないんだから脱退の自由を認めろ。

 

  • 待機所から停留所までの移動時間について、中休扱いとしている取扱いを是正されたい。

 

「中休」というのは終点時間と始発時間の間の時間などを指すが、群馬バスはこのいわば待機時間というべき「中休」を原則休憩時間と規定している。要するに賃金を払っていない。さすがに無理があるので、「中休」を2分の1の時間にして労働時間としている。

この待機時間が長いときは、バスは待機所にいったん移動して待機してから、また出発時間に始発の停留所に戻るという運行をする。ここで停留所と待機所との往復移動の時間は明確に実車の時間なのだから、「中休」にするのはおかしい。不払い労働ではないか?

 

  • 安全講習を中休時間、解放時間に受講させる取扱いを、業務時間内に受講させるように是正されたい。

 

当然ですね。

 

  • 関東運輸局のホームページに、貴社に対する行政処分の情報が記載されている。それによると2018年(平成30年)1月30日付で「輸送施設の使用停止 20日車」の処分、概要は「平成29年7月19日、法令違反の疑いがあることを端緒に監査を実施。2件の違反が認められた。(1)事業計画の変更認可違反(道路運送法第15条第1項)、(2)運転基準図の記載事項の不備、運転者への指導義務違反(旅客自動車運送事業運輸規則第27条第1項)」とある。それぞれその内容について説明すること。

 

群馬バスは2018年1月30日付で関東運輸局から行政処分をうけて公示され、関東運輸局のホームページで公表された。主な違反は「事業計画の変更認可違反」というもので許可を受けずに事業計画を変更したという重大な違反だ。

 

 

問題は、このきっかけとなった2017年7月19日の監査。

群馬バスはこのあと7月25日に「夏季の総点検の再確認」なる榛名営業所長名の文書を出し、営業所の運転手に回覧、各々なつ印を求めたのだが、そこには「(群馬合同労組O組合員の)先月の経路間違え、携帯電話使用により、群馬運輸支局の厳しい監査が入り、隅々までチェックされましたので、今後は、いろいろな指導を行わざるを得ません」と、自らの責任をほおかむりして、すべてO組合員のミスの責任にしてさらし者にした。そもそもこのミスさえも停職7日の懲戒処分にするようなものではないことを労働委員会で完全に明らかにしてきた。

群馬バスはすべてを明らかにせよ。不当労働行為の上塗りを許さない。

 

  • 貴社は…「具体的には、今年の6月に高崎アリーナで開催されたバレーボールの「FIVBワールドリーグ2017高崎大会」において、外国チームの輸送業務に携わる状況が生じています」と回答したが、「FIVBワールドリーグ2017高崎大会」の外国チームの輸送業務に携わるにあたって、国から「テロ対策の徹底について」とのことで、「テロ行動等を行う過激組織を想定した」雇用契約書の「新たな規定」を設けるように指示や指導があったのか否か、回答されたい。また国からの指示や指導がなかったならば、「テロ行動等を行う過激組織を想定した」雇用契約書の「新たな規定」を設ける必要性を、誰が、いつ、どこで、どのような理由で、提案したのか、明らかにされたい。
  • …雇用契約書の「テロ行動等を行う過激組織を想定した」雇用契約書の「新たな規定」を設けることを決定した2016年12月頃に、「テロ対策の徹底」のために貴社が行った対応をすべて明らかにされたい。

 

群馬バスは2017年4月以降の雇用契約書すべてに「誓約事項」として「日本国憲法施行の日以後において、日本国憲法又はその下に成立した政府を暴力で破壊することを主張する政党その他団体を結成し、又はこれに加入いたしません。」、「日本国憲法施行の日以後において、日本国憲法又はその下に成立した政府を暴力で破壊することを主張する政党その他団体の傘下、下部組織又は影響下にある組織に加入いたしません。またそれら組織の構成員又は支持者と契約行為はもとより、関与、接触いたしません。」という規定を新たに付け加えた。これは明らかに群馬合同労組分会ができたことに対して「あれは過激派。入ったり付き合ったりしたら会社にいられらくなる」という不当労働行為として行ったのは明白で、現在労働委員会で争っている。追いつめられた群馬バスは、あさはかな言い逃れに必死なのだが、言い逃れは許さない。

 

 

一方群馬合同労組と組合員に対する悪口、誹謗中傷、イジメの書き込みし放題だった「爆サイ」の群馬バススレッドだが、いますっかり群馬バス内部からの書き込みがなくなった。

会社の指示があったと思っていたが、2月5日付で「インターネットトラブルの防止について」という社長名の「達示(たっし)」が掲示されたそうだ。

「無料通話アプリなどでの悪口や仲間外れ等の嫌がらせ行為の禁止」

「インターネット(コミュニティサイト、掲示板及びSNS等)を使用した当社、役職員、顧客及びその他第三者への犯罪行為(誹膀中傷、名誉棄損、信用棄損、脅迫等)及び不法行為の禁止」

「インターネット(コミュニティサイト、掲示板及びSNS等)を使用した当社、役職員、顧客及びその他第三者の情報漏えいの禁止」

…などをあげ、違反した場合は就業規則に則り、「厳格に処分する」とあるそうだ。

これまで、このスレッドで群馬合同労組組合員に対する悪口を書きたい放題だったのを知らなかったとでも言うのだろうか?さんざん書いてきて、それで黙る方も黙る方だが。

群馬バスは労働委員会で立場が危うくなると手のひらを返したように、こうなのだ。返す刀で群馬合同労組への一発逆転を狙っている。組合つぶしを許さず、団結して闘おう。

群馬県労働委員会で闘い前進 群馬バス事件第5回委員調査

1月30日(火)、群馬バス不当労働行為救済申立事件の第5回委員調査が開かれた。群馬合同労組は群馬バス分会、中央タクシー分会が有休をとって今回も全員が出席。総勢10名の組合員が補佐人として結集して闘った。

 

群馬バスの準備書面や提出する書証は突っ込みどころ満載で、これは勝てるなという確信が組合員にひろがっている。なぜかというと、会社の不当労働行為意思は事実であるので、隠しようがない。というか、隠そうとすればするほどボロが出る。控え室はまるで新年会でもやってるかのような、にぎやかさ、はなやかさ、大爆笑の連続。

 

この日に労働委員会から会社に対して出された「救釈明」をひとつ紹介したい。

『「被申立人は、第2回団体交渉において把握したO氏の意向にしたがって、勤務の調整を行っているだけである。」とあるが、「O氏の意向」は第2回団体交渉におけるどの発言を指すか、明らかにされたい。』…

これは存在しないものをあると強弁するからこういう救釈明が出てくる。「ないでしょ?あるというのだったらどこなのか明らかにして?」ということ。組合がさんざん追及しても、いいかげんにしらばっくれていたが、労働委員会ではそうはいかない。出してもらいましょう。

群馬合同労組組合員の悪口・誹謗中傷言いたい放題だった「爆サイ」も労働委員会の証拠に出されて形成が悪くなったら書き込みがピタッと止まった。弁護士に怒られて会社が書き込み禁止を指示したというところだろう。所詮、会社の指示でやってただけだということがよくわかる。

 

群馬合同労組への相談と加入が続いている。2018年は闘う労働組合が、大きく闘争と組織の拡大で、労働者に希望と団結の火をともす年だ。ともにたち上がろう。

群馬バスの誠実団交応諾義務違反を労働委員会に申立

12月26日付で、群馬バスの誠実団交応諾義務違反、労働組合法第7条第2号違反を群馬県労働委員会に不当労働行為救済命令を求めて、新たに申立をしました。平成29年(不)第4号事件として受付されました。(2017年の申立件数は4件で、そのうち3件が群馬合同労組、そのすべてが群馬バスとなりました)

すでに内容的には9月29日に申し立てた平成29年(不)第2号事件で出していたので、今回は、労働委員会の委員調査の中で、あらかじめ言明しておいた労働組合法第7条第2号事件として、別に救済命令を求めたということになります。

しかし会社が受けた打撃は大きく、12月25日には、あわててほったらかしにされていた回答書がファクスで送られてきました。そして回答自体もこれまでとは違って、具体的なものになりました。

とはいえ、その回答そのものが、会社の労務管理のデタラメさを証明するような内容になっています。今までさんざん不当労働行為を行ってきた会社を群馬合同労組は許すわけにはいきません。2018年冒頭からさらに追い打ちをかけます。

先日の高崎金曜日行動で群馬合同労組の「ブログニュース」を待機中の運転手に配っていたところ、「私はいりません。…今日でやめるんです…」という運転手がいました。変わらない会社、変わらない職場に愛想を尽かしてやめていく労働者が後を絶ちません。悔しい思いです。群馬合同労組は、あきらめ、去って行く労働者の団結の軸になる。これが2018年の決意です。みなさん、ともに闘いましょう。

 

今回の申立で請求した救済内容は以下の通り。

 

 

  • 被申立人は、就業規則(賃金支給規程含む)、三六協定(別添協定書含む)、ダイヤグラム及びそれぞれのダイヤグラムのハンドル時間・中休時間を記した書類、「中休時間における賃金の取扱いに関する事項」及び「正社員化に伴う労働条件に関する事項」の群馬バス労働組合との労使協定の写しを申立人組合に交付しなければならない。

 

  • 被申立人は、申立人の要求に対して、誠実に団体交渉に応じなければならない。

 

  • 被申立人会社は、本命令書受領後14日以内に、下記内容の文書を申立人労働組合に交付するとともに、同一内容の文書を55センチメートル×80センチメートル(新聞紙2頁大)の白紙に、楷書で明瞭に墨書して、被申立人本社、榛名営業所、箕郷営業所、貸切バスセンター、本庄営業所の各々見やすい場所に、30日間以上掲示しなければならない。

     記

当社が、群馬合同労働組合の要求書に対して、団体交渉で、開示・交付すべき文書を開示・交付しなかったこと、理由をつけて団体交渉に応じず、また回答を遅延させたことは、誠実団交応諾義務違反の不当労働行為と認定されました。

当社は、この不当労働行為について深く謝罪し、命令に従い、今後このような行為が行われないようにすることを誓約します。

  ○○年○○月○○日

      群馬合同労働組合 執行委員長 清水彰二 様

                   株式会社群馬バス

                   代表取締役  大島義一郎

以上

(注:年月日は文書を交付または掲示した日を記載すること。)

  • 被申立人会社は、(1)(3)項を履行したときは、速やかに当委員会に文書で報告しなければならない。

 

写真は12月18日の群馬県労働委員会群馬バス事件第4回委員調査会場にて。補佐人7名の結集で闘う。

群馬バスの群馬合同労組つぶしを労働委員会で粉砕

(写真:11・5全国労働者総決起集会で群馬バス分会先頭に、全日建関西地区生コン支部や全日建近畿地区トラック支部と交流・連帯)

すでに12月8日にブログで報告した通り、11月30日に、群馬合同労組は、群馬バスを相手に不当労働行為の救済を申し立てた県労働委員会で、全面的な準備書面と証拠を提出した。なかなか大変な作業で他の仕事に支障が出てしまったが、これから大攻勢に出たい。

群馬バスの群馬合同労組分会つぶしの攻撃は、いまや完全にデッドロックに行きついた。ユニオンショップ協定を結ぶ群馬バス労働組合の委員長が、O組合員に対して、またうちに戻ってきてくれ、これは内緒にしてくれ、などとすり寄ってきているありさまだ。

群馬合同労組がこの間の闘いを通じてつかんだ重要な教訓は、会社の労働者支配は完全に群馬バス労働組合との癒着によって成り立っているということだ。だから会社が分会に攻撃しているときは、そのお先棒をかついで、組合員を攻撃する。会社の攻撃が行き詰まると今度は率先して懐柔する。群馬バス労働組合の組合員は、毎月2,000円~4,000円前後の組合費を払い続けている。その群馬バス労働組合は年間50万~70万円のオルグ費を計上しているという。「オルグ費」?みなさん、わかりますか?「オルグ」というのは「組織化」「説得活動」という感じのことば。普通は組合事務所に来てもらって、お茶を出して、話をすることだ。これになぜ50万とか70万のお金がかかるのか?そもそも何を「オルグ」するのか?言うまでもなく、群馬バス労働組合は会社とユニオンショップを結んでいるので、新入社員は「オルグ」などせずに自動的に組合員にされ、組合費が給与から控除されて組合に支払われる仕組みだ。「三役オルグ」?なおさらお金はかからない。普通は。みなさん、黙ってますか?こんなことに?

群馬バス労働組合や交通ユニオンの役員・組合員は、「爆サイ」というインターネットの匿名の書き込みサイトで、群馬合同労組の組合員を陰湿に攻撃してきた。今回の準備書面ではこれも証拠として提出した。

 

「NAZENとか言う原発反対運動の人とつるんでるんですねあの組合。インターネットで調べたら更にヤバい所と繋がりました!」(#25 2017/02/19 21:49)、

「もう泥沼から出られないでしょう!彼らを群労に紹介した人が、なぜ第3組合に加入しないのか⁉それはその恐ろしさを知ってるからでしょう!」(#28 2017/02/19 22:55)

「赤いトラクター歌ってる人に似た人みたいですよ!この間、ブログに赤いジャンパー着てガッツポーズしてましたから。よっぽど赤が好きなんですね!」(#42 2017/02/20 12:37)

「どおりで 朝からみなさん おはようございます。じゃなくて『おめでとうございます‼』って言ってたわけだ(笑)」(#164 2017/03/10 07:44)(※申立人・M分会長がアルコール検知器に引っかかった当日の投稿)

「噂どうりの過激派ですね!」(#247 2017/03/18 20:59)

「先日、前分会長を見掛けましたが、顔がイキイキしてました?やっと自分に合った職場が見つかったのかな⁉やっぱり、人には、向き不向き、合う合わないがあるから彼は賢いな❕それに比べると他の人たちは、—!皆さんも、くだらない事してないで、家族の為にも早く新しい人生探して下さい❕[匿名さん]」(#604 2017/06/09 09:06)

 

労働委員会で、会社の不当労働行為を全面的に打ち砕く闘いは、とても重要だ。O組合員だけ、勝手に組合が要求したとでっち上げて、週休2日にして、法定外の休日出勤をやらせない攻撃があった。何度抗議しても、らちがあかなかったが、団体交渉と労働委員会への申し立てで完全に粉砕した。労働者は、兵糧攻めすれば黙るという資本のおごりを、群馬合同労組は現実の闘いでへし折ってやる。

第3回団体交渉で、群馬バスは、全く不十分な回答しか行わず、団体交渉も時間がないと逃げた。組合は、必要な点について、9月28日付で再度要求書で回答を求めたが、回答期限前日の10月12日になって、ファクスで、労働委員会の対応に追われている、「同社としては後ほど回答を行う所存でありますので、もう少々お待ちいただきたく存じます」との連絡を送ったきり、それきり2ヶ月何の音沙汰もない。こんなふざけた回答がまかり通ると思っているのだから、許しがたい。どんなしっかりした労働委員会の準備書面が出るのかと期待したが、何とも気合いも中身もない準備書面に拍子抜けしたが、労働委員会が終わるまで回答しなくていいとでも思っているのだろうか?昨日、代理人に抗議したが、代理人もこれでは失格だろう。

12月18日は、県労働委員会で第4回委員調査が開かれる。どんな面下げて出てくるのか、楽しみだ。群馬バスの従業員のみなさん、すべての労働者のみなさん。群馬合同労組は一人でも加入できる闘う労働組合。組合に入っていっしょに闘いましょう。

12月17日(日)は日比谷野音の労働者集会へ!

 

『働き方改革』関連法案反対!共謀罪粉砕!12・17労働者集会

呼びかけ:合同・一般労働組合全国協議会ほか

会場:日比谷野外音楽堂  日時:2017年12月17日(日)13:30開始

デモ:15:15出発 日比谷公園~西幸門~東電前~数寄屋橋交差点~東京駅

群馬バス労働委員会で準備書面提出

群馬バスを相手にした群馬県労働委員会での不当労働行為救済申立。

第2次申立で、第1次のM分会長の解雇撤回に加えて、4件の救済申立をした。

11月30日、この第2次申立に関する主張をメインとした準備書面(4)を労働委員会に提出。

57ページの長さであるが、公開する。

不当労働行為意思は明白だ。負けるわけがない。

 

(写真は2017年団結忘年会)

 

群労委平成29年(不)第1号・平成29年(不)第2号

株式会社群馬バス不当労働行為救済申立併合事件

 

2017年11月30日

 

群馬県労働委員会

会 長   清水 敏 様

 

 

申立人  群馬県高崎市柴崎町60-2

群馬合同労働組合

執行委員長  清水彰二

 

 

準備書面(4)

 

 

第1  第2  (略)

 

第3 被申立人が2017年4月以降の雇用契約書「誓約事項」に付け加えた事項が不当労働行為であることついて

 

  • 具体的事実等

 

1  2017年3月31日、Tと被申立人は、2017年4月1日から一年間の「嘱託雇用契約書」を締結した(甲43号証)。その中に「誓約事項」第7項として「日本国憲法施行の日以後において、日本国憲法又はその下に成立した政府を暴力で破壊することを主張する政党その他団体を結成し、又はこれに加入いたしません。」、及び第8項として「日本国憲法施行の日以後において、日本国憲法又はその下に成立した政府を暴力で破壊することを主張する政党その他団体の傘下、下部組織又は影響下にある組織に加入いたしません。またそれら組織の構成員又は支持者と契約行為はもとより、関与、接触いたしません。」という文言が新たに付け加えられた。

 

2  前項1に関して、申立人は、2017年8月に組合員・Tから同「嘱託雇用契約書」の写しの提出を受けて事態を認識し、2017年8月22日付「追加要求書」にて「Tとの雇用契約に関して、2017年度(2017年4月以降)の雇用契約書においてはじめて追加された項目であるかどうか、回答されたい。」(甲45号証(4)②)と要求したところ、被申立人は2017年9月11日第3回団体交渉において「T氏及び当社間の雇用契約については、平成29年4月1日から1年間を有効期間とする雇用契約書において初めて追加されたものです」(甲46号証 2(4)イ)と回答した。

 

3  また同追加要求書にて「この第7項および第8項と同内容の条文は、Tとの雇用契約書以外にも、貴社従業員との雇用契約書に記載されているものであるかどうか。また記載されているのであれば、その範囲について回答されたい。」(甲45号証(4)①)と要求したところ、被申立人は「平成29年1月以降に当社が締結した雇用契約書には全て、同内容の規定が記載されています。」(甲46号証 2(4)ア)と回答した。

 

4  さらに申立人は、同追加要求書(4)として以下の点について回答を要求した。

④    第7項および第8項中「日本国憲法施行の日以後において、日本国憲法又はその下に成立した政府を暴力で破壊することを主張する政党その他団体」について、具体的にどのような団体を想定しているのか、また「革命的共産主義者同盟全国委員会(中核派)」は該当するのかどうか回答されたい。

⑤    第8項中「その他団体の傘下、下部組織又は影響下にある組織」について労働組合も該当するものであるかどうか回答されたい。

⑥    第8項中「それら組織の構成員又は支持者と契約行為はもとより、関与、接触いたしません」について、労働組合への加入は該当するかどうか回答されたい。また支持者と会話をする行為も該当するのかどうか回答されたい。「関与、接触」について具体的に説明されたい。

⑦    ある団体が、第7項および第8項中「日本国憲法施行の日以後において、日本国憲法又はその下に成立した政府を暴力で破壊することを主張する政党その他団体」に該当するかどうか、また第8項「その他団体の傘下、下部組織又は影響下にある組織」に該当するかどうかについて、だれがどのようにして判断および認定をするのか、回答されたい。またある行為が、第8項「関与、接触」に該当するかどうかについて、だれがどのようにして判断および認定をするのか、回答されたい。

 

5  前項4に対する被申立人の回答は以下の通りである。

エ ④について

第7項及び第8項は、後記クにおいて述べた経緯により追加された条項であり、これらの条項にいう「日本国憲法施行の日以後において、…政党その他団体」としては、犯罪組織等を想定しています。なお、当社は中核派の詳細を把握していませんので、中核派が該当するか否かに関する回答は控えさせていただきます。

オ ⑤について

前記エにおいて述べたとおり、第8項は格別労働組合を念頭に置いたものではありませんが、状況によっては今後検討させていただきます。

カ ⑥について

労働組合への加入行為の該当性については、前記オと同様、状況によっては今後検討させていただきます。

「関与、接触」については、個別具体的に判断いたします。

支持者との会話が「関与、接触」にあたるか否かは、一般論として、従業員が支持者のご主張につき何ら把握せずに同支持者と複数回会話したというような事案であれば、「関与、接触」にはあたらないものと考えています。

キ ⑦について

第7項及び第8項該当性については、一次的には当社が各種公的機関等から公表されている情報に基づき判断いたします。

ク ⑧について

当社は昨年よりインバウンドのお客様に対する対応を始めていますが、東京オリンピックの関係でも、今後外国人のお客様に対する対応の増加が見込まれることに加えて、大規模なイベントに関連した業務の増加も見込まれます。こうした中、近年、海外でテロ事件が頻発していることや、日本における大規模なイベントについても警備が非常に厳しくなっていることから、公共交通機関である当社としてもテロ事件の発生を未然に防ぎ又はテロ事件に巻き込まれないようにすべく努める必要があります。また、当社は、公共交通機関という公共性の顕著な業務に携わる立場にあり、行政庁より補助金等の援助を受けていることなどから、公務員の欠格事由に準じた事由を設けるべきであるという考えに至りました。第7項及び第8項は、このような経緯により追加されました。

また、第7項及び第8項は、当社の判断として追加したものです。

 

6  第3回団体交渉では、これらの点に関して、以下の通りのやり取りが行われた。(甲38頁6行目~)

 

清水  はいはい。要するに東京オリンピックで入れたということですか?

SA  よろしいですか?SAです。東京オリンピックだけではなくて、インバウンドの扱いをするとか、大きなイベントもある、それからあの国交省の方からテロに対する対策という通知が毎年来る、そういうのを考えたときに、今後についてはそういう大きな事業に、イベント等にかんでいくためには、そういう基準も必要かなと思ったわけです

清水  必要かなと思った?

SA  必要だと判断したわけです

清水  これ、他の会社でこういう規程を入れているという話を聞いたことがありますか?

SA  いや、それは調べませんでした。

清水  調べてないわけね

SA  うちの会社の判断として入れたわけです

清水  公務員に準ずる理由をもうけるべきであるという考えにいたったわけですか?

N弁護士  この書いてある通りですよね

SA  はい

I弁護士  すみません、本当に会場がもうあれなんで、このあたりで終了させていただければと思いますが

 

 

  • 2017年3月31日付被申立人とTが交わした「嘱託雇用契約書」「誓約事項」第7項及び第8項が不等労働行為であることについて

 

1   同「誓約事項」第7項及び第8項(以下「第7項」「第8項」という)の文言は以下の通りである。

第7項

「日本国憲法施行の日以後において、日本国憲法又はその下に成立した政府を暴力で破壊することを主張する政党その他団体を結成し、又はこれに加入いたしません。」

第8項

「日本国憲法施行の日以後において、日本国憲法又はその下に成立した政府を暴力で破壊することを主張する政党その他団体の傘下、下部組織又は影響下にある組織に加入いたしません。またそれら組織の構成員又は支持者と契約行為はもとより、関与、接触いたしません。」

 

2   被申立人が、いつ、どこの場で、この雇用契約書の「誓約事項」の追加を決定したのかは明らかではないが、申立人組合群馬バス分会が組合通告をして、第1回団体交渉を行った後であることは間違いがなく、Tが雇用契約書に署名をした2017年3月31日以前であることは間違いがない。

 

3   被申立人は就業規則の「服務規律」の中で「第22条-2(反社会的勢力の排除)」として「1.従業員は自己及び自己の親族、友人、関係者等(以下「従業員等」という)が暴力団、暴力団関係企業・団体その他反社会的勢力(以下「反社会的勢力」という)、または反社会的勢力の支配・影響下にあってはならない。」「2.従業員等は反社会的勢力と契約行為をすることはもとより、関与、接触してはならない。」という条文を、少なくとも2015年(平成27年)2月には規定していた。(甲48号証)

 

4   第7項、第8項は、日本国憲法21条第1項「集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する」の規定に違反するものである。

 

5   憲法違反の第7項、第8項を被申立人は、なぜ申立人組合の分会が結成されてから、しかも就業規則の「服務規程」第22条-2の規程があるにも関わらず、あらたに雇用契約書の「誓約事項」として付け加えたのか。被申立人は、その理由について、ひとつとして「インバウンドのお客様に対する対応」「東京オリンピックの関係でも、今後外国人のお客様に対する対応の増加が見込まれる」「大規模なイベントに関連した業務の増加も見込まれ」「警備が非常に厳しくなっている」「テロ事件の発生を未然に防ぎ又はテロ事件に巻き込まれないようにすべく努める必要」などという。

しかしながら、そもそも、4で述べた通り、第7項・第8項は、憲法に保障された基本的人権である結社の自由に制限を加える重大事項であり、それを制限するにあたっては、具体的な差し迫った理由が必要である。

ところが「インバウンドのお客様に対する対応」「テロ事件の発生を未然に防ぎ又はテロ事件に巻き込まれないようにすべく努める必要」というのは、なんの具体性も切迫性もなければ、行政から指導されたということでもない。

 

7   さらに被申立人はもう一つの理由として「公共交通機関という公共性の顕著な業務に携わる立場」「行政庁より補助金等の援助を受けていること」などから「公務員の欠格事由に準じた事由を設けるべき」という考えにいたった、と回答した。しかしこの主張にも理由がない。

そもそも公務員の「欠格条項」とは憲法99条「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。」との規程を根拠にしているものであって、一民間企業の被申立人が、しかも1年に期限を限った「嘱託雇用契約」において同等の条項を課すことは何の法的根拠もないものである。それでも被申立人が、公共交通機関としての責任を果たすというのであれば、まずは従業員に「公務員に準じた」労働条件を補償する努力が先であろう。

また被申立人が公共交通機関であり、行政から補助金を受け取っていることは、被申立人の会社設立以来、何も変わっていないのであり、ことさらに2017年になって、規程をつくる理由はない。

 

8   さらに申立人が「日本国憲法施行の日以後において、日本国憲法又はその下に成立した政府を暴力で破壊することを主張する政党その他団体」について、具体的にどのような団体を想定しているのか、回答を求めたところ、被申立人は「犯罪組織等を想定しています」と回答した。

しかしながら、就業規則の「服務規程」第22条-2ですでに「反社会的勢力の排除」を規定しているのであり、意味がない。

また、第7項・第8項の該当性については、「一次的には当社が各種公的機関等から公表されている情報に基づき判断」と回答したが、「各種公的機関等」とは何か、何も具体的なことは示されていない。

被申立人は、このような曖昧な誓約事項を、申立人組合分会が結成されたタイミングで、付け加えたのである。

しかも、被申立人は、労働組合への該当性についても「状況によっては今後検討させていただきます」と排除しないと回答した。

これらは、申立人組合を暗に「過激派」として悪宣伝がなされる被申立人職場において、実質的に、申立人組合を連想させるものである。

 

9   被申立人は、申立人組合を「過激派」として認識し、被申立人従業員が組織する群馬バス労働組合ならびに交通ユニオン群馬バス分会の役員や組合員と一体となって、暗に反「過激派」宣伝を行っている。

これについて、断片ながらいくつかの点を指摘する。

  • 2017年2月15日、群馬合同労働組合のブログに「労働者」と名乗る匿名の書き込み(組合の管理人は承認せず、掲載されず)があり、そこに「T村さんから(合同労組になんか入ったら公務員目指してる娘の就職がパーになる)と聞き…」との記載があった。(甲50号証)
  • 申立人組合員・Tは、被申立人・K安全管理部部長代理から、「3組と関わるとそのうち公安にマークされるわ」という話を世間話の中で言われたことがある。K氏は、元警察官である。
  • 2017年4月、被申立人榛名営業所の休憩室などで、被申立人とユニオンショップ協定を締結する群馬バス労働組合の役員が「Oさんと話をすると会社にいられなくなる」などの話をしている状況があった。情報源は明らかにできないが、群馬バス労働組合の組合員が、こっそりとOに教えたことである。
  • インターネット上の書き込みサイト「爆サイ」に群馬バス関係者が立ち上げたと思われる「群馬バス」というスレッドが2016年11月25日付で立ち上げられた。2017年2月18日から申立人組合・組合員に対する誹謗中傷が次々と書き込まれ、申立人組合を「第3組合」と呼んで、反過激派宣伝が行われている。(甲49号証)
  1. 「NAZENとか言う原発反対運動の人とつるんでるんですねあの組合。インターネットで調べたら更にヤバい所と繋がりました!」(#25 2017/02/19 21:49)、
  2. 「もう泥沼から出られないでしょう!彼らを群労に紹介した人が、なぜ第3組合に加入しないのか⁉それはその恐ろしさを知ってるからでしょう!」(#28 2017/02/19 22:55)
  3. 「赤いトラクター歌ってる人に似た人みたいですよ!この間、ブログに赤いジャンパー着てガッツポーズしてましたから。よっぽど赤が好きなんですね!」(#42 2017/02/20 12:37)
  4. 「どおりで 朝からみなさん おはようございます。じゃなくて『おめでとうございます‼』って言ってたわけだ(笑)」(#164 2017/03/10 07:44)(※申立人・M分会長がアルコール検知器に引っかかった当日の投稿)
  5. 「噂どうりの過激派ですね!」(#247 2017/03/18 20:59)

 

10 よって、被申立人が、2016年末から遅くとも2017年3月31日までに、雇用契約書の「誓約事項」に第7項・第8項を書き加えたことは、明らかに被申立人従業員が申立人組合に接触すること・加入することを妨害する目的で行われたものであり、申立人組合の組合運営に支配・介入するものであり、労働組合法第7条第3号に違反するものである。

 

第4 被申立人がOに対して、特別に法定外休日にダイヤを割り当てず、勤務をさせないという取扱いは、差別的不利益取扱いであり、労働組合法第7条第1号に違反するものである

 

  • 具体的事実等

 

1        2016年10月12日、申立人と被申立人の間で第一回団体交渉が開催された。被申立人は、Mの入社時に休日に関して「週休二日」、「休日出勤は任意」との説明を受けているが、これに関して会社の見解を示すこととの要求に対して、「当社は、M氏が入社時にいかなる説明を受けているかについては担当者退職のため把握していませんが、当社としては、『週休二日』及び『休日出勤は任意』との前提に立っています。」との回答を行った。(甲23号証)

 

2  2016年10月12日の第一回団体交渉の中で、労働時間と賃金の問題について、以下のやり取りがなされた。

 

(甲31号証22頁27行目~)

MI 今後は一切入れないからそういう問題ないでしょ

SI  本人が出ますよっていっているのを出さないってことですか?じゃあ

清水  ちょっと待ってください

MI だってそのときによって出たり出なかったり、三日前に言われても困るもん

SI  だから配車くむ前に

清水  ちょっといいですか。あのね、Mさんはそういっているのは、あのー、最初からそういう説明をうけて、家の農業もあるし、

M  ええ

清水  休みはね、ちゃんととりたいと、ここだったらとれると、いう前提で、そういう説明もされたし、それで就職決めたわけですよ。だけど就職してみたらね、週1日しか休みがとれないという状況で、これはだまされたなという感じがあるわけですよ

MI それはもう、だから、今後は入れないようにしますから

清水  だからちょっと待って。そのうえで、その、あの、いま残業代の話もありましたけれども、あの、それで食っていけるならそうしますよ、だけど食っていかなくちゃいけない、で残業代の計算もどうもよくわかんないという状況なんだから、その、ちゃんと払われているのかどうかということも含めて、全部そろわないと判断ができない

MI うーん…

N弁護士  ちょっと確認させてください。ちょっとごめんなさいね。Mさんですかね、さきほど私は言葉尻をつかんでね、あんたいったろいったろということをいいたいんじゃないんです。あとあと誤解のないように確認をしたいから聞くんです。

M  はい

N弁護士  さきほどあなたの方では今後、勢いでおっしゃったのか考えておっしゃったのか、それはいいんですけど、あらためてお聞きします。今後は一回一回聞かなくてもいいんですねと私が聞きましたよね?

M  はい

N弁護士  およそ週休2日を堅持すると、これをご希望だということでいいんですね?

M  おおよそってことですよね?

N弁護士  おおよそじゃないです。だから聞いているんですよ。まあ自分は週休2日でいきたいというふうにおっしゃったと思うんです

M  いいましたね。

N弁護士  それでいいんですか?

M  それでいいとはここで返事したらずーっと週休2日ということですか?

N弁護士  だからお互いに

M  それをいってもらわないとわからねえ

N弁護士  だからあなたの趣旨を聞いているんですよ。私はこういえとか…

M  だから任意ですよ。おれが出たいときは出る

N弁護士  出たいときは出る…

MI それだとどっちがあれかわかんないですよね。自分が、だってそれじゃあMさんが配車するみたいじゃないですか…

N弁護士  だからこういう表現でお互い先鋭化してもしょうがないんで。例えばこういうことだと理解しやすいですか。お互いですけども。おれが出たいときは出るというのはだれかをはじくことなんで。そんな簡単なことではないと思うんです、私はね。

M  あー

N弁護士  でこういう配車表を作ろうと思うんだけどどうだいと、いうことをいってほしいというのが真意なんじゃないんですか?

清水  うん。だからね、今の手取りというのは休出をね、月4日だとか5日だとかやっての、今の賃金なんだよね

M  ええ

清水  それが、その計算に疑問があるわけだけども

N弁護士  計算の方はさっき…

清水  それがだけど休出がなくなると、残業代の部分が相当減るだろうから、そうすると、たとえばOさんなんか休みたいけども食っていけなくなっちゃうわけですよ。それは困るわけ。それは当然ですよ。ローンもあるし生活もあるわけだから

N弁護士  だから、わかりますよ、その解決方法としてはね、まず前提として配車の方をするのが会社の仕事じゃないですか

清水  はい

N弁護士  それでこういうふうにくんだと

清水  はい

N弁護士  で、それで、ね、私が聞いている範囲では、基本それは押しつけではないと。どうとらえているかはわかりませんよ、あなたが。ただこれについて要するに休みの大事さと給料の大事さを従業員としては考えるでしょ?当然

清水  はい

N弁護士  それで原則会社は、ね、任意といっています、任意といっていますけども、週休、2日のうちの1日を乗務するという前提で提案しているわけですよ、従前の体制としては。それに関して、嫌だということは言えるわけでしょ?

 

(甲31号証25頁8行目~)

MT  この間もMさん、現場の者の意見として、申し込みがあって、稲刈りをするということで急遽、違う日に休みを調整させていただいてお休みをとっていただきましたけれども、…は現場の方もまわらなければいけませんから、そういう形のなかでもやっていますけれども

清水  それは有休で?ということですか?有休の申請ということですか?

MT  有休になるのか、あるいは公出の変更になるのか、わからないですけど。その辺のところは…まあ給与締めが近くならないとね、どっちを使うのか知りませんけど…調整しますけどね

清水  とりあえず今回ね、要求書であの出しましたようにこれは任意であるということの確認はとれたので、まぁ今後どういうふうにしていくか、まぁ、それは現場的にもあの、まぁどういう形でやるのがいいか、ちょっとその辺はね

MT  そういう希望であれば

MI いいよね、そういう希望だったら二日間休みあげるよね

MT  できるだけ努力しますので

MI そうしましょうよ、二日間あげますよ

清水  ちょっと待って。それはだから給料がどうなるかまだね、考えて…

AK  有休を取るときは、やっぱり労働者の方からね、

MI 有休はちゃんととってもらってますよ…

AK  ようするに休日出勤をするというときは、全員に三日前なら三日前に一応いいですかということを聞かなくちゃいけない、配車が大変だからということで全部入れてあれするということはちょっとワンマン的なやり方じゃないですか…

N弁護士  ちょっと空転しているように思うんですよ。こういう理解でいいですか?Mさんに関しては会社の方としては休日出勤をお願いしない

MI うん。しない。

AK  いや、そういうことをいってないですよ

M  そういうことはいってませんよ

M  任意というのは、任意っていうのは、たとえば今月はちょっとかせぎてぇよ

N弁護士  ちがうよそれ、

MI いや、だって

N弁護士  ことわる自由があるということですよ…

MI いいよ、週休2日希望したからいいよ、するからいいよその通り

清水  そんなことまだいってないよ

SI  そういうのを生活破壊っていうんだよ

清水  だからね

MI 希望の通りですよ

清水  希望じゃないよ

清水  いや、だから、ね、さっきからいってますけども、いったんそういうふうにいったけれども、それは最初にそういう説明をされてて、実態は違うということに対する不信感があるということで

N弁護士  まぁ僕の表現でいえば勢いでおっしゃったのかなと、さっきいったじゃないですか

清水  はいはい

N弁護士  だからそれをそのまま聞く気はないですよ、こっちは

清水  はいはい

N弁護士  もう一回もうしあげるとあのーみなさんがいう、委員長がいうようにね、いわれるように、給与規程の計算がわかんないから云々とおっしゃる、一見その通りとも思うけども、よく考えればざっくりとはわかるでしょ?1日出ればどれだけなのか、ね、で、結局は休みの大事さとかせぐ大事さとで悩まれているわけでしょ?それに対して何十何円まで出なくても1日月のうちの、要は週休2日だけど出ればどのぐらいになるかいうのはざっくりとはわかるんじゃないんですか

清水  いやだからそれは、それがわかんないから、ね、あの残業代の問題も出してるわけですよ、だからおかしいということなんですよ、だからちょっと待ってください、それについてはね

 

 

3  2017年2月1日付「要求書」において、申立人は被申立人に対して「(8)休日の振替について、本人の合意を取ること。振替日を必ず指定すること。」を要求した。(甲24号証)

 

4  3の要求に対して、被申立人は、2017年3月27日の第二回団体交渉で交付した「回答書」において、1-(5)として「当社の就業規則上、休日の振替につき従業員の同意を要しないとされているため、本件要求書(8)前段のご要求には応じられません。他方、振り替えるべき日の特定は行う所存です」と回答した。(甲18号証)

 

5  この点について、第二回団体交渉において以下のやり取りが行われた。

 

(甲19号証22頁32行目~)

清水  今まで振り替えるべき日の特定はおこなってなかったということですよね

MT  そうですね…振替のことに関しましては…休みをその週で取れるように、まぁ年休で休みたいとか希望があったときには相談しながら振り替えるのがいいのか、さきほどいったような年休で処理するのかといったような形で処理してきたんですけど、それだと…あれだということなんで、できるだけ振り替えて…振り替える日を特定するようにしたいと思っています

清水  これからそうするっていうことですね

MT  はい

清水  今までだけど本人と相談なんてしていたんですか

MT  まぁ本人がたとえば週ごとの部分になってきちゃうってことですよね、それを振替で年休を取っておいて、公休を振り替えるというのがいいのか、有休を処理したいということで…するという形をとるということであればそういう形にするということですけども、そういうところは基本給になると…2年3年前にやったわけですけども…なっているのかどうか知りませんけども時給のときには休んで年休をとれば給料が発生していたという部分と基本給だったから年休を取ったら基本給が下がらない分だけ、まぁ、になったというふうなところが、基本的に…考え方の相違という部分があったのかなと思うんですけど、振り替えについてはそういう形で事務と相談しながら振り替え日を指定したいと思います

清水  これからそうやってやるということですね

M  返事がないっすね

清水  そういうことでいいんですね

MT  はい

 

6  2017年4月25日、被申立人は、Oの法定外休日に指定されている木曜日の4月27日の勤務に関して、月のダイヤローテーション表(流れ表)ではこれまで通り法定外休日に勤務を指定しているにもかかわらず、これまでの慣例を破って、法定外休日に一方的に休日出勤を指定しない配車表を交付した。これによりOは通常の勤務日が減らされ、給与が減額になることを恐れ、MT榛名営業所長に法定外休日にこれまで通り勤務を指定するように抗議したが、MT所長は「団体交渉で決まったことだから」と、Oの要求を拒否した。(甲51号証)

 

7  2017年4月26日、申立人・清水彰二委員長がMT榛名営業所長に電話をして、Oの要望通り、これまでと同様、法定外休日に指定されている木曜日に勤務を入れて休日出勤をさせるように話す。(甲52号証)

 

8  4月27日、Oの法定外休日の木曜日、これまでは出勤日としてダイヤが割り当てられていたが、はじめて一方的にダイヤを割り当てられず、休みにされた。(甲53号証)

 

9  5月2日、5月4日の法定外休日の出勤が外されたことについて、OはMT所長に抗議したが、MT所長は「話をはぶらかせて逃げ」た。(甲58号証)

 

10 5月4日木曜日、O、法定外休日の勤務をはずされた。2回目。(甲53号証)

 

11 5月18日木曜日、O、法定外休日の勤務をはずされた。3回目。(甲53号証)

 

12 5月23日、申立人、要求書を提出して、「Oに対して、休日勤務の減少、それにともなう賃金の減少が行われているので、即刻差別的な不利益取扱いをやめること」と要求した。(甲54号証)

 

13 5月24日、O、25日の法定外休日出勤が外されたことについて、MT所長に抗議する。MT所長から「お前は、たかが運転手だろうが。わきまえろ!」と、恫喝をうける。(甲60号証)Oが「労働委員会の追加要請します」というとMT所長は「どうぞ」と答えた。(甲61号証)

 

14 5月25日木曜日、O、被申立人榛名営業所のダイヤ要員が不足しているにもかかわらず法定外休日の勤務をはずされた。4回目(甲53号証、甲59号証)

 

15 5月25日、被申立人5月度給与支給日。Oに対して、法定外休日の木曜日、4月27日、5月4日の2回分、勤務が減らされた額、291,155円が支給された(甲56号証、甲62号証)

 

16 申立人の5月23日付要求書に対して、回答期限の5月31日、被申立人が申立人に対してファックスにて、「当該団体交渉開催の必要性を含めて検討中」と回答した。(甲55号証)

 

17 5月26日、被申立人は、Oに対して2016年11月の無断掲示物の件で、3月16日付「譴責」の反省文を提出するように指示したが、Oは提出しなかった。

 

18 6月1日木曜日、O、法定外休日の勤務をはずされた。5回目。(甲53号証)

 

19 6月5日、Oから申立人清水に対して、「また木曜日休みになりました。言っても無駄ですね」とメール連絡があり(甲63号証)、申立人は「通告書」を被申立人にファックス送信して、「6月8日の休日勤務が指定されない場合、当組合はすみやかに群馬県労働委員会に救済命令の申立をすることを通告」した。(甲57号証)

 

20 6月7日、5月23日付「要求書」及び6月5日付「通告書」に対して、被申立人はファックスにて以下の内容の「回答書」を送付した。「6月8日分につきましては既に配車が行われておりますところ、同日に勤務することとなっている他の従業員との調整が必要となり同従業員に対し大きな影響が生じることを考慮しますと、O氏において同日に運転業務を行っていただくことは事実上困難ですので、ご要求には応じかねます。なお、休日勤務を望まれる揚合には、乗車日の7日前までに申し出ていただければ可能な範囲で対応いたします」(甲64号証)

 

21 6月7日、被申立人は6月8日のOの法定外休日にダイヤを指定せず(甲65号証)、同日付被申立人「回答書」にもとづいてOは坂本榛名営業所副所長に対して法定外休日はすべて勤務を入れるように要求することを通告した。(甲66号証)

 

22 6月8日木曜日、O、法定外休日の勤務をはずされた。6回目。(甲53号証)

 

23 6月9日、O、6時30分室田始発の業務で系統・コース間違いのミス。(甲69号証)

 

24 6月14日、被申立人は、5月23日付「要求書」に対して、「回答書」をファックスにて送付し、「貴組合は、団体交渉において、休日勤務につきO氏らの同意を得ることを強く求められましたところ、当社は、O氏の同意が得られない限りはO氏に休日勤務を命じないという対応を貫いております。また、O氏が休日勤務を望まれる揚合には、配車業務の都合上乗車日の7日前までに申し出ていただければ可能な範囲で対応いたします。以上のように、当社はO氏に対し差別的な不利益取扱いを行っている訳ではありませんので、ご要求には応じかねます。」「団体交渉の開催には応じかねます」と回答した。(甲67号証)

 

25 6月15日木曜日、O、法定外休日の勤務をはずされた。7回目。(甲53号証)

 

26 6月15日、申立人が要求書を提出、以下の5項目について要求した。(甲68号証)

(1)   同「回答書」(※6月14日付)にある「団体交渉において、休日勤務につきO氏らの同意を得ることを強く求められました」とは、いつ、だれに、どのように求められたのか、明らかにされたい。

(2)   「O氏の同意が得られない限りはO氏に休日勤務を命じないとの対応」はいつ、どの場で、だれが決定したのか、明らかにされたい。

(3)   Oは、休日勤務をさせるように、休日勤務をやらせない対応は不当であると、MT榛名営業所長に対して、繰り返し抗議をしている。群馬合同労働組合としても清水彰二執行委員長が電話において、MT所長に繰り返し抗議をしている。にもかかわらず「O氏の同意が得られない」から「休日勤務を命じない」とはどういうことなのか、説明されたい。

(4)   即刻Oに対する不当な休日勤務の禁止をやめること。

(5)   この間Oの希望にもかかわらず休日出勤を禁止した勤務日について、謝罪し、休日出勤したものとして取扱い、平均賃金を支払うこと。

 

27 6月23日、被申立人、Oに対して6月9日のミスに関して「経路を誤り運行し、苦情を生じさせ、且つ携帯電話を使用した状態でバスを運転した」ことを理由に停職7日の懲戒処分を発令した。(甲69号証)

 

28 6月23日、被申立人6月度給与支給日。Oに対して、法定外休日の木曜日、5月18日、5月25日、6月1日、6月8日、6月15日の5回分、勤務が減らされた額、266,351円が支給された。(甲70号証)

 

29 被申立人は、Oに対して、6月26日、27日、28日、30日、7月2日、3日、4日を停職日として指定し、この7日間、Oは業務につけなかった。(6月29日は法定外休日、7月1日は法定休日で休日扱いとされた。)(甲53号証)

 

30 6月29日木曜日、O、法定外休日の勤務をはずされた。8回目。(停職期間中)(甲53号証)

 

31 6月30日、被申立人は、申立人の6月15日付「要求書」に対して、「回答書」をファックスにて送付して、以下のことなどを回答した。(甲71号証)

(1)   貴組合は、平成28年9月26日付け要求書(8)において、「Mの入社時に休日に関して『週休二日』、『休日出勤は任意』との説明を受けているが、これに関して会社の見解を示すこと」を要求されました。また、同年10月12日の団体交渉において、同要求事項に関し、概ね、O氏及びM氏が希望するときに休日勤務を行いたい旨のご要望が出されました。以上より、貴組合が休日勤務に関する本人の同意を求められたことは明らかです。

(2)   当社は、平成28年10月12日付け要求書に係るご回答3項(8)において、「休日出勤は任意」との立場に立っている旨回答しておりますが、O氏との関係においてもかかる立場は変わりません。なお、予め翌1か月分のダイヤローテーションを作成して各ドライバーの勤務日及び休日を周知した上で何らかのご事情により予定されたドライバーによる運転が困難となったときには休日勤務の依頼を行うという当社の勤務実態よりすれば(O氏はこのような実態につき十分にご存知のことと思います)、他の従業員に与える影響を考慮すると、この「休日出勤は任意」とは、希望すればいつでも休日勤務が可能であるという趣旨でないことは明らかです。

(3)   貴組合は平成29年6月5日付け通告書において同月8日のO氏の休日勤務を要求されましたが、当社は同ご要求には応じられない旨回答しております。当社がこのような回答を行った理由は、配車が既に完了していたために対応できないことであり、O氏の同意が得られなかったことではありません。また、貴組合は、同月13日、電話にて、1週間前に申し出たにもかかわらずO氏の休日勤務が認められなかったことにつき抗議されました。当社がこのような対応を行った理由は、運転を行う予定であったが運転を行うことが困難となったドライバーが出なかったことであり、O氏の同意が得られなかったことではありません。

(4)   これまでご説明してきたとおり、当社は、O氏の休日動務を不当に拒んでいるものではありませんので、ご要求にはお応えできません。

(5)   本件要求書に関するご回答としては本書に尽きており、団体交渉を行ったとしても本書のご説明を繰り返すのみになります。貴組合が団体交渉において解決するとは考えていない旨表明されていることをも考え合わせますと、団体交渉を実施する必要性は乏しいものと思料いたします。

 

32 2017年7月10日付で、申立人は、被申立人に対して、要求書を提出し、Tの申立人への加入を通告すると同時に、以下の項目をはじめ9項目の要求を提出した。(甲72号証)

(1)      O組合員に対する2017年6月23日付「懲戒」を撤回すること。同「懲戒」は、理由についても、処分の重さについても、当労働組合員に対する差別的不利益取扱いであるので、撤回されたい。

(2)      2017年6月30日付「回答書」の回答「1 本件要求書(1)について」で「同年10月12日の団体交渉において、同要求事項に関し、概ね、O氏及びM氏が希望するときに休日勤務を行いたい旨のご要望が出されました」とあるが、Oに関してだれのどの言動をもって「希望するときに休日勤務を行いたい旨のご要望がだされた」と主張するのか明らかにされたい。

(3)      O、Tの2017年夏期賞与が減額されている。減額の根拠を示し、不当であれば減額分を支払うこと。

 

33 7月19日、榛名営業所にて被申立人・MI専務が、居会わせたOに対して、Oの着用している眼鏡のレンズに色が入っているだろうとクレームをつけた。(甲73号証)

 

34 7月25日頃、7月19日に被申立人榛名営業所に群馬運輸支局の監査が入った件について、「先月の経路間違え、携帯電話使用により、群馬運輸支局の厳しい監査が入り、隅々までチェックされましたので、今後は、いろいろな指導を行わざるを得ませんので、皆様のご協力をお願いします」という、事実とは異なる「夏季の総点検の再確認」というMT所長名の文書が榛名営業所運転士に回覧され、各々なつ印を求められた。(甲74号証)

 

35 7月25日、被申立人7月度給与支給日。Oに対して、法定外休日の木曜日、6月29日の1回分、勤務が減らされた額、さらに停職7日分の勤務が減らされた額217,893円が支給された。(甲84号証)Oは、「手取りで13万円しか」ないと申立人組合に貸付を要請した。(甲85号証)

 

36 8月15日、O、再び8月17日の法定外休日の勤務がはずされたことに対してMT所長に抗議した。(甲75、76号証)

 

37 8月17日木曜日、O、法定外休日の勤務をはずされた。9回目。(甲53号証)

 

38 8月22日、申立人は7月10日付要求書に関して、「追加要求書」を被申立人に提出した。(甲78号証)

 

39 8月24日木曜日、O、法定外休日の勤務をはずされた。10回目。(甲53、77号証)

 

40 8月31日木曜日、O、法定外休日の勤務をはずされた。3週連続で11回目。(甲79、80号証)

 

41 9月8日、O、眼鏡の色に関して、MI専務から「パワハラ」を受ける。(甲81号証)

 

42 9月11日、申立人・被申立人の第3回団体交渉が開かれた。被申立人は「回答書」を文書で交付し、以下の通り回答した。「平成28年10月12日に開催された団体交渉における平成28年9月26日付追加要求書(8)に関する討議の中で、M氏は概ね希望するときに休日勤務を行いたい旨のご発言を行われました。こうした流れの中、O氏のお考えを確認する発問がなされ、清水委員長よりO氏は休みたいものの食っていけなくなってしまうのは困る旨の発言がなされ、N弁護士より従業員としては休みの大事さと給料の大事さを考えて判断されるのでしょう旨の発言がなされました。上記やり取りより、当社は、O氏におかれてもM氏と同様のご要望をお持ちであると考えました。」(甲46号証)

 

43 第3回団体交渉の中でこの問題について以下の通りのやり取りが行われた。

(甲47号証22頁32行目~)

清水  …で、2つ目。えーと。これOさんの休日出勤の件ですね。平成28年、えーと、団体交渉における、M氏はおおむね希望するときに休日出勤を行いたい旨のご発言を行われました。こうした流れのなか、O氏のお考えを確認する発問がなされ、清水委員長よりO氏は休みたいものの食っていけなくなってしまうのは困る旨の発言がなされ、N弁護士弁護士より従業員としては休みの大事さと給料の大事さを考えて判断されるのでしょう旨の発言がなされました。上記やり取りより当社はO氏におかれてもM氏と同様のご要望をお持ちであると考えました。おかしいでしょ。この文章が。なんで、私がね、Oさん休みたいものの食っていけなくなってしまうのは困ると発言したと、N弁護士さんがね、従業員としては休みの大事さと給料の大事さを考えて判断されるのでしょうと、このやり取りから、OさんにおいてもMさんと同じように、おおむね希望する時に休日勤務を行いたい旨の希望を持っていると判断されました。全然違うじゃん。誰がそういう判断をしたわけですか?MIさんですか?

MI いや、してませんよ

清水  誰が判断したんですか?

MI そういうふうにみんなが受け取ったということじゃないですか?

M  みんなって誰ですか

清水  みんながってどういうことですか、それ

M  全員いってください、固有名詞で。いえないの?みんなじゃわかんない

MI こっちもわかんないから

I弁護士  すみません。I弁護士ですけども。私も団交の場にいさせていただいて、流れからすると私もそのように受け取りました。ただ、それが確かに誤解だというんであればそれは申し訳ないと思います。で、実際にOさんとしてはどういう休日出勤に関してはお気持ちなのか、あらためて教えていただいてもよろしいですか?

O  これはですね、たいへん不利益が出ましてですね、こういうことになるのはわかってましたんで、えー、通常通りの出勤で、あの、家庭とかもありますので、普通通りの、今まで通りの形の方がよろしいかと、ということです。

N弁護士  教えて、N弁護士です、今の質問と重複しますが、通常通り、今まで通り、というのは具体的にはどういうことであるか、ひいてはOさんの休日と、休みの大切さと、給料が下がっちゃう、手取りが、お給料というか、…が下がっちゃうと、どっちもむずかしいだろうなということで昔いったんだと思いますよ、ね。で、今現在のお考えをもう一回教えてください。

O  今現在

清水  だからまるのね、法定外の休日については全部出勤にしてくださいと、それが、あの団交に入る前です。

N弁護士  いや、ご本人がいるんだからご本人がまず教えてください

O  ええ。一重まるですね、法定外ですね、これを自分だけこう休みにさせられていますけど、それだと不利益が生じましてですね、あのちょっと食っていくのにはたいへんなので、なるべく、なるべくというか、出勤ですね

清水  全部出勤です。基本的に全部出勤です。

N弁護士  こういう理解で正しいか教えてください。まぁどちらか天秤にかけるのむずかしいでしょうけど、休みとお給料と、お給料を優先したいとこういうお考えだと

O  はい

N弁護士  そういうご理解でよろしいんでしょうか

清水  はい

N弁護士  そういうご希望なんですよね

清水  はい。それはね、団交のこういう取扱いがはじまって、今までまるの法定外の出勤があの休日にさせられて、で、これじゃあ困るということで、Oさんは所長にも申し入れをしていますし、所長がらちあかないというので、私の方から連絡をして、これでは食っていけないんだから、今まで通りのね、取扱いにしてくれということは再三申し入れてます。

N弁護士  私がね、ごめんなさい、N弁護士です。まぁ群バスさんにも教えていただきたいんですけど、私の感想というか理解をいいますとね、まぁ休みも大事だけど、給料、食っていくため、生きていくために当然もっと稼ぎたい、ね、そのご希望があったとしますよ、現にそういうことなんでしょう、それをある方の希望を全部実現するためには、枠というものがきっとあるので、どなたか、他の方の乗務日数を減らすとか、ね、無限に枠がふえるならいいですよ、そうするとある方のご希望を全部、全部というかなるべく沿おうとするとしわよせというか、他の方の勤務、乗務日数が減ってしまうとか、余分な心配かもしれませんが、そういうことがおこるんじゃないかと思うんですけど、その点はいかがですか

MT  その点はいまおっしゃるようなことが出てくるかと思います。それもそうですが、こちらに関しては第1回の交渉の方の部分での回答ということになっておりますので、第2回は3月の交渉においてはですね、週休2日とあるいは休日出勤は任意であるという立場の前提に立っておりますとの回答を会社の方はしたと思うんですが、それにともなって、当然、休日に関しては振り替え休日を必ずすると、振替はするんだぞ…

清水  振替は必ずするんだぞ、じゃなくて、振替をちゃんと指定しろといったんだ

MT  指定しろ?

清水  うん

MT  で、指定したことによって、ちゃんと指定をするということは、その場で休みのところの期日のキチッとしたところをふり替える中で、休みの申し出を休むという申し出があったんだというふうに私共はそこでそういうことができるんだなと、振り替えするんだなと、いうことの中で、ここにおられた方の何名かだと思いますけどね、その時に私は…茶化されながら、私は、はい、振り替えますよという話を私はしたつもりでありますので、そういったなかで、任意ではございますけど休めるときには休んでいただく、休めないときには仕事に出ていただきますよという、第2回の交渉の話の中での実行をさせていただいていると私は理解してますけど

清水  だけど第2回の団交の中でも、あの、給料が下がるような扱いはしないようにっていうことはいっていると思うんですよね。だから、確かにね、あの、そこのところどう整理するのかっていう問題は出てくると、だけど一貫してね、今の給料が落ちるようだと生活に困るんで、それは絶対ダメだよと、いってます。それで、実際にそういう取扱いをOさんを休みにするという取扱いはじまってから、Oさん抗議もしたし、僕も連絡、電話を入れて直接話をしましたけれど、それについてはね、とにかく、給料落ちたら生活困るんだと、それだけはね、今の現状ではあの、絶対だめだよと、だから、ね、その、今まで通りの取扱いにしてくれという申し入れをしましたよ、だけどそれは私のレベルでは判断つきませんという形で逃げてですよ、回答もせずにですよ、それが今までずっと続いているんですよ

MT  私からすると逆のような気がしますよ

清水  どういうことですか

MT  あの、そのやり取りがあったときに、私の方としてはあくまでも、休めるときには休んでいただくと、休めないときには出ていただきますよ、任意ではあるけども振替をしながらそういった形の中で…

清水  だから、ちがうちがう

MT  …話をしたと思いますよ。それについてどうのこうのっていったらば、全部休ませちゃった方がいいのか、全部出るのがいいのか、それはたぶん本人と検討するという話で、僕の方は逆に…

清水  全部出るって言ったじゃないですか

MT  はい?

清水  全部入れてくれっていうことでいったでしょ?それからずっと…

MT  それはちょっと私の方は…、全部入れてくれといわれても、それはそういうわけにはいかない

清水  だからなんでなの?それは

MT  だから、だって、団体交渉でご要求になった問題じゃないんですか?

清水  だから、さっきから同じことをくり返させないでくださいよ、ね、どっちもバランスということが最初から出てますよ、同じ問題ですよ、だから両方あると確かに、ね、振替休日だったら振替日を指定しなさいというのはこれは法律の問題ですよ。当然の話じゃないですか、ね?それは当然の話でしょ?それは要求の話ではないんですよ。要求の話は、両方のバランスがあって、Oさんについてはね、給料減らすなと、いうことでいっているわけだから、おかしいでしょ、振替休日を振替日を指定しろという話とね、いっしょにするというのはおかしいでしょうが。それは法律の話で、法律通りにやれよといっているだけの話であって、団交の要求とかっていう以前の話でしょうが。

N弁護士  あー、N弁護士です。あの二つの問題が確かにあるかと思いますが、私がまだ理解してないんかもしれないんですが、振替休日については振替休日の指定の問題があります。それからさっき私がお聞きしたのは、Aさん、Bさん、Cさん、たくさん労働者いるわけですよ。で、いやぁ自分はなるべく働きたいんだっていうのを、群バスは全部受け入れていくことができるんですかって聞いているんです、私は。

清水  Nさん、いいですか。それは、あの、この組合、分会ができる前からずっといっしょなんです。みんないっしょなんです。その、まるのね、法定外休日は基本的に出勤にするっていうのが全員そうなんです。でOさんだけが組合に入ってからそういう扱いをやめたんです。だから差別的不利益取扱いでしょっていっているわけですよ

MT  そんなことはないですよ

O  いや、区別

MT  いや、そんなことはないですよ

O  差別ですよ、これは

MT  第2回の組合の中で、団交の中で、お話した内容ですよ

清水  だから団交を理由にして、彼だけ減らしたわけでしょ?

MT  いや、それは休みが振替もしたり、休みを必要としているというふうに…

清水  だからそれは違うといっているでしょう、さっきから。何回も申し入れもしているでしょうが。

MT  …休日の出勤に関しては任意であると、いうことの主張についてはうちの方は…

清水  じゃあ今回こういうことで確認するから、今後まるは絶対入れなさいよ

MT  絶対というわけにはいかないです

清水  なんで

MT  全体の中の流れの中で

清水  全体の流れのどういう流れですか?全部入れてるでしょ、みんな、他の人は。組合員だけ入れてないんでしょうが。

MT  入れるときには入れてますよ

清水  え?

MT  入れるときには入れてますよ。

清水  なに?

MT  そこの時に休みがあるし、仕事がやってもらわなければいけないときは…

清水  違うよ、なんでそこで最初からOさんだけはずしてんのっていってんの

MT  そんなことはないですよ。休みがある人はいろいろしながらやってる…

N弁護士  Nです。端的に言ってね、差別かどうかっていうのは評価なんですよ、ね、人によっては見方が違うでしょう、お立場も違うでしょう、ね、で事実関係として、差別かどうかは私は何とも言えませんが、Oさんだけ特別な方法をとられているんですか?

MT  別にO君が、団体交渉の流れの中で、週休2日で…

N弁護士  要望とかありましたよね

MT  要望があったことに関して、私の方はそういうことなんだろうということの中でそれを履行しているだけですよ

清水  だから特別に扱っているということでしょ

N弁護士  だからご要望は、ごめんなさい、私Nでもうすぐ話を切りますよ、団体2回目かな、1回目かな、いずれにしても要望があったと、それをふまえた対応をしてこられたとそういうことなんでしょ?

MT  そういうことなんです

N弁護士  こういうことなんでしょ?

MT  はい。そういうことです。

清水  だからそのね、それは本人が、ね、そういう希望を持っているからそういうふうにしてるんだっていうわけでしょ?

MT  ん?

清水  この回答ですよ。本人の希望をそういうふうに理解したから、そういう扱いをしているんだっていうわけでしょ?

MT  そういうふうに…組合…

清水  だからそれ違うって、最初から言ってんだっての

SI  はずしてるんは誰がやってるわけ?

清水  違うってさっきもいっただろうが。

I弁護士  すみません、今でも休日出勤はOさんにはお願いしていることもあるわけですよね?

MT  ある

I弁護士  だけどもそのやり方がちょっと違ってるんじゃないかってそういう話をされてる…従前とはやり方が変わっていて、それはちょっと違うんだろうという話をされているわけですね、主張としては。うん。

N弁護士  私も、テープをね、録音の反訳文を全部今覚えていないんでまちがったことをいうかもしんないですけどね、そうしたら訂正してもらえばいいんですが、Oさんの最初のね、あるときの団交のご要望っていうのはかんたんにいうと、ちゃんと休ませてくれと

清水  それはMさんでしょ?

N弁護士  Mさん?ああごめんなさい。でね、ごめんなさい。で、ちゃんと休ませてくれと、でそれから、その後半というかな、やっぱりそれじゃあちょっと困ったなというようなことで、お話が若干…

清水  それはMさんです

N弁護士  ですか?それはMさん?でOさんに関しては一貫してあれですか、休日出勤をしたいと

清水  だから給料が減っては困ると

N弁護士  なるべく、まぁ給料減ってというのは理由だからごもっともでしょう、誰だってね。だから、要は、ごめんなさいね、なるべく働きたいんだ、休日出勤をかなり入れてくれと、こういうことでいいんですか?ご要望というのは

I弁護士  それから私はちょっとまちがっていたら教えてほしいんですけど、群バスさんの取扱いとしてもOさんが配車の数日前、何日か前という限定があると思いますけども、それよりも前に休日勤務を行いたんだけどとおっしゃったら、それについては可能な限りは対応しているというふうに伺っていたんですけどそういう理解でよろしいですか?

MT  はい。あの、えー、6月の7日だか9日の時の回答の通りの形、でずっとおんなじ…

I弁護士  ただ少なくともこれからはOさんとしては休日出勤はできる限り入りたいとそういうご希望をお持ちであるということですよね?

O  はい。

清水  だから他の人と差別しないでくれって

吉原  他のドライバーと同じようにまるついてる日は出勤にしたいっていってるんですよ

清水  まるの日をさ、休みにしてくれっていっている人が他にいますか?

MT  中にはいますね。

清水  誰ですか?

MT  まるということではないですけども、あの、いろいろと変更して…

清水  できるだけ、ね、法定外の休日は休みしてくれと希望している運転手は他に誰がいますか?

MI 個人名は言えないよね

清水  何人ぐらいいますか?

MT  まぁ2、3名いるんじゃないですかね

清水  2,3名はそれあの…

MT  だけども、出てもらわなければいけないから、出てもらったりなんかいろいろしていますけどもね

清水  その人たちはどういうふうにいれてるんですか?基本的にはずすの?法定外の

MT  外れるようだったらはずします

清水  え?

MT  外れるようだったらはずしますよ。仕事の内容によってね

清水  外れる…その人たちは基本的に外れたいという意向なんですか?

MT  まぁできれば、ということでしょう

清水  できれば?

MT  はい

清水  で、どのぐらい、入るんですか?月に例えば、平均的に

MT  ちょっと記憶にない、ちょっと忘れました。

I弁護士  そこについては資料がないのであまり明確には答えられないということですかね

M  一件いいですかね、Mです。あの、先ほどMTさんが、あの仕事の都合で出てもらうとかいってましたけど、あらかじめカレンダー配っているんじゃないんですかね?仕事の都合もへったくれもないでしょう。ダイヤが1ヶ月ごとにでてるんだから。

MT  うん、それは月のローテーションね

M  月のローテーション出てるんだから、あの、仕事の都合とかそういう問題じゃあないでしょう。もうだから、Oさんをこうに入れればいいだけじゃないですか。その元来の普通の一重まるのところに。ダイヤを。それを忠実に出せばいいだけでしょ?寸前なんないとわかんないんですか?

MT  …

MI MIですけどいいですか、MTさん、ちょっと確認ですけど、だって1ヶ月分っていうのは、Fのところもあるし、ある程度前にならなければそこは全部一重まるだからってそこで入れられないですよね?

MT  その通りの日もありますね…

M  いや入ってますよね?

O  入ってる

M  カレンダーは

O  一重まるは…

M  じゃあ空欄にすればいいじゃない

清水  だからあの、Oさんについてはね、2、3名は、ね、できるだけ休みにしてくださいという希望をしているという話だけども、Oさんは全部入れてくれと希望しているんですよ、だから多少ね、現場の運行、管理上ね、あの、いろいろ、こうしないと埋まらないんだとかっていう問題が出るのは理解しますよ、だから、あの、しょうがないんだということで、その、まぁ休日の振替の問題とか、休日の振替の問題にしてもいまあれでしょ、月のおわりに有休にしますか、振替にしますかっていうね、そういうやり方やっているでしょ?これがおかしいんですよ、そもそも。ね。

MT  ちゃんとやるようにしてますよ

清水  だからそういうことじゃなくて。で有休はそんなあとでこれ有休にするとかっていうもんじゃないでしょ?本来。

MT  本人がね…

N弁護士  清水さんがおっしゃっているのは、本来の有休の時期指定権の話でしょ。本来の希望があるだろうと。労働者の方の。それの理屈というか、法律の建前がそうなっているでしょと、そのことをいっているんでしょ?

清水  はいはい。

N弁護士  それがあるべき姿でしょっていうことですよね?おっしゃっているのは

清水  だから法律の問題からして、実際に群バスの運用の仕方は、ちょっと、ね、あのファジーにやっているわけでしょ?だからその、まぁ一重まるのね、法定外の休日についてもちょっとその辺ね、ごっちゃにしながら、まぁいいように考えるという運用の仕方をしているわけですから、ね、とりあえず、それでね、それでしかやっていけないというのであれば、それでいいですよと、ただ以前のように、以前からね、給料が下がるようなやり方はやめてくれって申し入れは何回もしているわけですよ、それ一向にあらためてない。今後は以前と同じように、ね、法定外の休日については必ず入れるという対応をしてください。いいですか?

N弁護士  そういう強いご要望があったということでしょうね。

MT  まぁ検討いたします。

 

 

44 9月14日木曜日、O、法定外休日の勤務をはずされた。12回目。(甲53、82号証)

 

45 9月25日、被申立人9月度給与支給日。Oに対して、法定外休日の木曜日、8月17日、8月24日、8月31日、9月14日、の4回分、勤務が減らされた額、282,254円が支給された。(甲83号証)

 

 

  • 被申立人がOに対して、特別に法定外休日にダイヤを割り当てず、勤務をさせないという取扱いは、差別的不利益取扱いであり、労働組合法第7条第1号に違反するものであることについて

 

1  被申立人の主張について。

 

  • 申立人が「休日の振替について、本人の合意を取ること。振替日を必ず指定すること。」を要求したことに対して、被申立人は、2017年3月27日付「回答書」において、1-(5)として「当社の就業規則上、休日の振替につき従業員の同意を要しないとされているため、本件要求書(8)前段のご要求には応じられません。他方、振り替えるべき日の特定は行う所存です」と回答した。(甲18号証)
  • 6月14日付「回答書」にて被申立人は、「貴組合は、団体交渉において、休日勤務につきO氏らの同意を得ることを強く求められましたところ、当社は、O氏の同意が得られない限りはO氏に休日勤務を命じないという対応を貫いております。」と回答した。
  • 6月15日、申立人が要求書を提出、以下の点について回答を要求した。(甲68号証)「同『回答書』(※6月14日付)にある『団体交渉において、休日勤務につきO氏らの同意を得ることを強く求められました』とは、いつ、だれに、どのように求められたのか、明らかにされたい。」「『O氏の同意が得られない限りはO氏に休日勤務を命じないとの対応』はいつ、どの場で、だれが決定したのか、明らかにされたい。」
  • 6月30日付「回答書」にて、被申立人は「貴組合は、平成28年9月26日付け要求書(8)において、「Mの入社時に休日に関して『週休二日』、『休日出勤は任意』との説明を受けているが、これに関して会社の見解を示すこと」を要求されました。また、同年10月12日の団体交渉において、同要求事項に関し、概ね、O氏及びM氏が希望するときに休日勤務を行いたい旨のご要望が出されました。以上より、貴組合が休日勤務に関する本人の同意を求められたことは明らかです。」と回答した。
  • 被申立人は9月11日付「回答書」にて、以下の通り回答した。「平成28年10月12日に開催された団体交渉における平成28年9月26日付追加要求書(8)に関する討議の中で、M氏は概ね希望するときに休日勤務を行いたい旨のご発言を行われました。こうした流れの中、O氏のお考えを確認する発問がなされ、清水委員長よりO氏は休みたいものの食っていけなくなってしまうのは困る旨の発言がなされ、N弁護士弁護士より従業員としては休みの大事さと給料の大事さを考えて判断されるのでしょう旨の発言がなされました。上記やり取りより、当社は、O氏におかれてもM氏と同様のご要望をお持ちであると考えました。」(甲46号証)
  • これについて第3回団体交渉で、(清水)「『OさんにおいてもMさんと同じように、おおむね希望する時に休日勤務を行いたい旨の希望を持っていると判断されました。』全然違うじゃん。誰がそういう判断をしたわけですか?MIさんですか?」(MI)「いや、してませんよ」(清水)「誰が判断したんですか?」(MI)「そういうふうにみんなが受け取ったということじゃないですか?」(M)「みんなって誰ですか」(清水)「みんながってどういうことですか、それ」…(MI)「こっちもわかんないから」(甲47号証22頁32行目~)
  • 同団体交渉において代理人のI弁護士弁護士の発言。「すみません。I弁護士ですけども。私も団交の場にいさせていただいて、流れからすると私もそのように受け取りました。ただ、それが確かに誤解だというんであればそれは申し訳ないと思います。」(甲47号証23頁17行目~)
  • 同団体交渉でのMT営業所長の発言。「で、指定したことによって、ちゃんと指定をするということは、その場で休みのところの期日のキチッとしたところをふり替える中で、休みの申し出を休むという申し出があったんだというふうに私共はそこでそういうことができるんだなと、振り替えするんだなと、いうことの中で、ここにおられた方の何名かだと思いますけどね、その時に私は…茶化されながら、私は、はい、振り替えますよという話を私はしたつもりでありますので、そういったなかで、任意ではございますけど休めるときには休んでいただく、休めないときには仕事に出ていただきますよという、第2回の交渉の話の中での実行をさせていただいていると私は理解してますけど」(甲47号証24頁30行目~)
  • 同様に(清水)「全部入れてくれっていうことでいったでしょ?それからずっと…」(MT)「それはちょっと私の方は…、全部入れてくれといわれても、それはそういうわけにはいかない」(清水)「だからなんでなの?それは」(MT)「だから、だって、団体交渉でご要求になった問題じゃないんですか?」(甲47号証25頁23行目~)
  • 同団体交渉におけるやり取り。(MT)「別にO君が、団体交渉の流れの中で、週休2日で…」(N弁護士)「要望とかありましたよね」(MT)「要望があったことに関して、私の方はそういうことなんだろうということの中でそれを履行しているだけですよ」(甲47号証27頁4行目~)

 

2  被申立人は、O組合員に対して特別に週休2日を基本とする勤務体系に変更した。申立人の要求を一方的に歪曲して理解し、それを理由に不利益取扱いを行うという、悪質な不当労働行為である。

 

被申立人は、6月14日付「回答書」にて被申立人は、「貴組合は、団体交渉において、休日勤務につきO氏らの同意を得ることを強く求められましたところ、当社は、O氏の同意が得られない限りはO氏に休日勤務を命じないという対応を貫いております。」と回答した。(1②)

また第3回団体交渉にて「別にO君が、団体交渉の流れの中で、週休2日で…」(MT営業所長)「要望とかありましたよね」(N弁護士代理人)「要望があったことに関して、私の方はそういうことなんだろうということの中でそれを履行しているだけですよ」(MT営業所長)と言明した。(1⑧)

要するに、申立人の要求通りに、O組合員については週休2日を基本にした、要望があれば休日出勤をできるように努力している、というのが被申立人のOに対する処遇である。

 

しかしながら、申立人とO組合員は、O組合員に対して週休2日を履行しろ、法定外休日を休日にしろと要求したことは一度もない。

その点に関して第1回団体交渉の中で以下のやり取りがあった。(甲31号証35頁16行目~)

清水「とりあえず今回ね、要求書であの出しましたようにこれは任意であるということの確認はとれたので、まぁ今後どういうふうにしていくか、まぁ、それは現場的にもあの、まぁどういう形でやるのがいいか、ちょっとその辺はね」

MT「そういう希望であれば」

MI「いいよね、そういう希望だったら二日間休みあげるよね」

MT「できるだけ努力しますので」

MI「そうしましょうよ、二日間あげますよ」

清水「ちょっと待って。それはだから給料がどうなるかまだね、考えて…」…

N弁護士「ちょっと空転しているように思うんですよ。こういう理解でいいですか?Mさんに関しては会社の方としては休日出勤をお願いしない」

MI「うん。しない。」

AK「いや、そういうことをいってないですよ」

M「そういうことはいってませんよ」

 

(甲31号証26頁4行目~)

MI「いいよ、週休2日希望したからいいよ、するからいいよその通り」

清水「そんなことまだいってないよ」

SI「そういうのを生活破壊っていうんだよ」

清水「だからね」

MI「希望の通りですよ」

清水「希望じゃないよ」

 

(甲31号証26頁22行目~)

清水「いや、だから、ね、さっきからいってますけども、いったんそういうふうにいったけれども、それは最初にそういう説明をされてて、実態は違うということに対する不信感があるということで」

N弁護士「まぁ僕の表現でいえば勢いでおっしゃったのかなと、さっきいったじゃないですか」

清水「はいはい」

N弁護士「だからそれをそのまま聞く気はないですよ、こっちは」

清水「はいはい」…

清水「いやだからそれは、それがわかんないから、ね、あの残業代の問題も出してるわけですよ、だからおかしいということなんですよ、だからちょっと待ってください、それについてはね」

 

以上の通り、M組合員に関しては、2016年1月入社時に「週休2日」「休日出勤は任意」と説明されたこと、営農もしているのでもう少し休みがほしいということで、希望する時には休みがとれるように要求した事実はあるが、それについても要求としては猶予した。

さらにO組合員に関しては、一貫して、休みはほしいが収入が減っては困ると言い続けている。(清水「それがだけど休出がなくなると、残業代の部分が相当減るだろうから、そうすると、たとえばOさんなんか休みたいけども食っていけなくなっちゃうわけですよ。それは困るわけ。それは当然ですよ。ローンもあるし生活もあるわけだから」(甲31号証24頁8行目))

 

このように、そもそも「団体交渉において、休日勤務につきO氏らの同意を得ることを強く求められました」という被申立人が主張する事実がない。

 

さらに、O本人も申立人・清水委員長には何の相談もなく、最初に2017年4月27日に一方的に法定外休日のダイヤが外されて休みになったときに、Oからも申立人・清水委員長からも抗議をした。本人の希望は2017年4月25日以前と同じように、他の従業員と同様の扱い、すなわち法定外休日は出勤日として指定することであると言明し、抗議をしてきた。

 

にもかかわらず、被申立人はこうした抗議をあえて無視をし、見せしめのように、Oに対して週休2日を強制し、生活破壊を行った。

第3回団体交渉で、被申立人・I弁護士代理人が「流れからすると私もそのように受け取りました。ただ、それが確かに誤解だというんであればそれは申し訳ないと思います」と発言したが、被申立人にとっては申立人がくり返し抗議と申し入れ、要求書の提出を行っていたのであるから、誤解の余地は存在しないのである。

例えば2017年6月14日付被申立人「回答書」(甲67号証)においては「当社はO氏に対し差別的な不利益取扱いを行っている訳ではありませんので、ご要求には応じかねます」「団体交渉の開催には応じかねます」と団体交渉の拒否までして、一方的な勤務体系の変更を開きなおった。

 

C

被申立人榛名営業所において、O組合員以外のすべての従業員、また2017年4月25日以前のOに関して、法定外休日は原則出勤日と指定されている。

同営業所における配車の仕組みは、まず1ヶ月のローテーション表が作られる。その段階ですでに全員が法定外休日は出勤日として扱われている。そして直前の3日前に、このローテーション表を元に配車表が、配車受付に出される。

第3回団体交渉において、MT営業所長は、法定外休日を休日にしてほしいと希望している従業員が数名いると言明したが、そういう従業員に関しても、月のローテーション表には法定外休日も含めてダイヤが組まれ、基本的に配車表にもそれを前提にしたダイヤが組まれる。

O組合員に対しては、第2回団体交渉以降、それまでの団体交渉での経過も無視して、一方的に週休2日を適用するという処遇が行われるようになった。そのやり方は、月のローテーション表には法定外休日も含めてダイヤが組まれるが、配車表からは法定外休日に関してはダイヤを外すという、週休2日を明言することなく、実質的に週休2日制にするという差別的処遇であった。

 

 

一連の経過の中で、Oは、5ヶ月余りの間に12回の法定外休日の勤務を外された。このことによってOは、それ以前と比べて12日分の法定外休日出勤の賃金を減額され、その額は月平均2万円をこえると思われる。それは住宅ローンをかかえ、子供の養育にお金が必要なOにとっては、生活破壊というほどの不利益取扱いであった。

 

2017年9月14日を最後に現在まで、被申立人は、Oに対する法定外休日出勤はずしを行っていない。それは、第3回団体交渉と、本件群労委平成29年(不)第2号救済申立によって、被申立人が、一連の取扱いが不当労働行為であることが明らかであると判断したからに他ならない。

 

3  よって、被申立人がOに対して、一方的に週休二日制の処遇に変更し、法定外休日にダイヤを割り当てず、勤務をさせないという取扱いは、申立人組合に対する差別であり、明白な不利益取扱いであり、労働組合法第7条第1号に違反するものである。

 

 

第5 申立人組合員・Oに対する2017年(平成29年)6月23日付停職(7日)の「懲戒」は理由についても、処分の重さについても不当であり、申立人組合員であることを理由とする、差別的不利益取扱いであり、労働組合法第7条第1号に違反したものである

 

 

  • 具体的事実等

 

1  2017年6月9日、O、室田6:40発高崎行き101番系統の運行を、前日勤務終了後に107番と間違えて入力したために、本来里見経由のところを本郷経由のコースで間違えて運行した。北高崎駅付近で間違えに気づき、里見経由のバス停で待っている人に対応する必要を感じて、踏切で停止中に急いで自分の携帯電話で営業所に報告した。報告の途中で踏切が開き、通話しながら発車してしまった。被申立人は、当初運転中の携帯電話の使用という認識はしていなかったが、当該車両の当時のドライブレコーダーを再生して、運転しながらの電話の通話を確認したとして、Oから事情聴取を行った。

 

2  6月23日、被申立人、Oに対して6月9日のミスに関して「経路を誤り運行し、苦情を生じさせ、且つ携帯電話を使用した状態でバスを運転した」ことを理由に停職7日の懲戒処分を発令した。

 

3  被申立人は、Oに対して、6月26日、27日、28日、30日、7月2日、3日、4日を停職日として指定し、この7日間、Oは業務につけなかった。(6月29日は法定外休日、7月1日は法定休日で休日扱いとされた。)

 

4  2017年7月10日付で、申立人は、被申立人に対して、要求書を提出し、『O組合員に対する2017年6月23日付「懲戒」を撤回すること。同「懲戒」は、理由についても、処分の重さについても、当労働組合員に対する差別的不利益取扱いであるので、撤回されたい。』との要求を行った。

 

5  7月25日、被申立人7月度給与支給日。Oに対して、法定外休日の木曜日、6月29日の1回分、勤務が減らされた額、さらに停職7日分の勤務が減らされた額217,893円が支給された。

 

6  7月25日頃、7月19日に被申立人榛名営業所に群馬運輸支局の監査が入った件について、「先月の経路間違え、携帯電話使用により、群馬運輸支局の厳しい監査が入り、隅々までチェックされましたので、今後は、いろいろな指導を行わざるを得ませんので、皆様のご協力をお願いします」という「夏季の総点検の再確認」なるMT所長名の文書が榛名営業所運転士に回覧され、各々なつ印を求められた。

 

7  8月22日、申立人は7月10日付要求書に関して、「追加要求書」を被申立人に提出、『現在貴社の乗合バス部において、箕郷営業所のバスには無線交信システムが導入されているが、榛名営業所には無線交信システムが導入されていない。非常時対応として無線交信システムは不可欠であるので、榛名営業所にも導入されたい。またOが2017年6月9日の緊急時の運転中の携帯電話使用を理由に2017年6月23日付「懲戒」(停職)が適用されたが、無線交信システムが導入されていれば問題がおこらなかったと思われるが、貴社の見解を明らかにされたい。』『ドライブレコーダーの取扱について。現在貴社において運行する乗合バス・貸切バスに、運行状況、車内状況を録画するドライブレコーダーが設置されているが、これは運転手にとって常に監視されているに等しく、精神的なストレスを引き起こし、安全上問題である。少なくともドライブレコーダーでの運転状況の会社によるチェックは限定的なものであるべきである。よって運行管理者、会社管理職による録画動画の再生とチェックは本人の同意、組合の同意なしにはおこなわないようにすること。』などを要求した。

 

8  9月11日、申立人・被申立人の第3回団体交渉が開かれ、被申立人は「回答書」を文書で交付し、以下のことなどを回答した。『O氏に対する平成29年6月23日付懲戒処分は、当社の就業規則等に則り適正に行われたものであるため、貴組合のご要求には応じかねます。』『ドライブレコーダーは、交通事故に巻き込まれた場合、お客様からの苦情が出された場合やお客様とトラブルが生じた場合等において、事実確認等を行うために設置された当社の所有物であり、現状、録画データの確認にあたり従業員や組合の同意を得るという運用は考えておりません。』『榛名営業所の所管路線において無線交信を行えないエリアがあるため無線交信システムが不可欠であるとは言い難く、当社は無線通信システムの導入につき検討している状況にとどまります。また、非違行為の直接的な原因は、O氏が携帯電話による緊急連絡方法に関する当社の指示に従わなかったことであると考えています。』

 

9  第3回団体交渉の中で以下のようなやり取りが行われた。

 

(甲47号証7頁25行目~)

I弁護士  ちょっとだけあの、すみませんIですけども、議論を整理しますと、そもそもかつてこれまで路線間違えて、間違えの事例があるのかというとそれはあるかもしれないと

MT  はい

I弁護士  しかし今回はそれに比して度合いがひどいんじゃないかというのがご発言になるわけでしょうか

MT  そうですね。私の記憶するところはそんな感じです

 

(甲47号証8頁21行目~)

清水  質問を変えますけども、携帯のね、問題がなかったら、どのぐらいの懲戒になるんですか?この…

N弁護士  …ご判断してないんじゃないんですか

MT  そこまで…全体の総合的な判断で処分は出しているということだと思いますけど。全体の中で事実関係を会社もやりますのでその中で総合的に判断している…

 

(甲47号証9頁18行目~)

MT  私も日付的にはわからないですけども、貸切でありましたよ

清水  貸切で

MI …

MT  僕が知っているのは貸切でありました。まあ今みたいなあれじゃないですけども、いわゆるメールです、携帯電話持って通話というよりその時はメールやっていたんじゃないかな

清水  運転中

MT  ちょっと今あれですけど。そういう事実はありましたよね

清水  それは停職になった

MT  処分です、したと思うんですよ

清水  それはあれですか、発覚のきっかけは何だったんですか

MT  うーん、それは、貸切バスなので、てい団運行していたので、まぁ前の車両からの、まぁなんと言うんでしょうか、意見というか、苦情というか、それでわかったという

清水  乗合の件についてはどういうきっかけだかわかりますか

MT  乗合の方はちょっと私記憶がないのでわからない

清水  榛名の営業所ではない?

MT  私は榛名の営業所まだ3年ちょっとぐらいなんで、ちょっとよくわからない

清水  その間にはないと

MT  はないですね

 

(甲47号証10頁6行目~)

N弁護士  Nです。会社への質問もかねてですが、今回携帯電話の使用の際は、これは踏切の近くでしたっけ?

MI 踏切でしたね

N弁護士  そして、事実確認ですが、それは運行中ですか

MI 運行中ですね

N弁護士  運行中と私が聞いている意味は例えば端によせて停止しハザードランプ等をして

MI いや、そうじゃなくてですね、あぁMIですけど、すみませんね、えーとりあえず、あのー踏切で止まっているときに電話をし出して、それで踏切が開いたので、電話をしながら移動してしまったということだと思いましたよ

 

(甲47号証16頁25行目~)

N弁護士  ご本人から教えてください、よろしければ。この場合の緊急事態というのはどういう緊急事態ですか

O  まぁ経路間違いで、あの、本来行く方の待っている方に、まあ行けなかったことに対して、まだ待っていると思って、あのいち早く、あの報告を入れようと思いまして

 

(甲47号証18頁7行目~)

清水  ただね、気づいて、パニックになっててね、一刻も早く連絡しなくちゃいけないということで、踏切で止まってね、まぁちょっとこのすきにっていうことで、そういう心情は理解できるでしょ?

MT  それはね

N弁護士  質問していいですか、N弁護士です、その時乗客は乗ってらっしゃいましたか?

N弁護士  1人?その、確かにあわてますよね、パニックかどうかはともかくね、自分が道を間違えてしまった、これはたいへんだって。そのことだけは私も理解できます。ただお客様が乗っている中で選ぶべき行動として踏切を横断中携帯をしているっていうのはいかがなものかというのが群バスの考えなんかなというのは私の想像です。あってるかどうかわかりませんけどね。まぁ連絡を営業所の方にされてるということ自体を、うーん、非難しているわけではないんだと思います。まずお客様がひとりでもいるんであれば、運転中、ましてや踏切を横断中というのは、これは控えるべきでしょうというのが群バスの考えかなと思うんですけどね

清水  わかりますよ。だから処分としては重すぎるでしょっていっているわけ。それだったら、ね、気持ちはわかるけども、200メートルも走れば停留所もあるわけだし、そこでやりなさいよと、ね、処分出すけども、今後気をつけなさいよで済むわけですよ。7日間の停職処分でしょ?これを問題にしているわけですよ

 

 

  • 処分の理由について

 

1  被申立人の処分の理由は「経路を誤り運行し、苦情を生じさせ、且つ携帯電話を使用した状態でバスを運転した」というものであるが、被申立人は「経路を誤り運行し」たということを理由に、ことさら懲戒処分を発令したことはない。

 

被申立人は、第3回団体交渉の中で「そもそもかつてこれまで路線間違えて、間違えの事例があるのかというとそれはあるかもしれない」「しかし今回はそれに比して度合いがひどいんじゃないか」(甲47号証7頁25行目~)と証言した。

また「携帯のね、問題がなかったら、どのぐらいの懲戒になるんですか?」との申立人・清水委員長の問いに対して「判断してないんじゃないんですか」(N弁護士代理人)、「総合的に判断している」(MT営業所長)(甲47号証8頁21行目~)と答えた。

 

路線のコースの間違いは、被申立人においては、過去何度もあった。申立人組合員・Mは2016年入社して2017年3月までに2回やっているし、他のドライバーも何回かやっていることが確認されている。(甲86、87号証)しかしそれらで懲戒処分を受けた事例は存在しない。

 

本件のミスがなぜ他の経路・コース間違いと違うかというと、他の間違いは「室田中学校というのがあるんですが、その辺でたいがいみなさん気づいてお戻りになってくるんですよ、そうするとたとえ10分くらい遅れるかもしれませんけれども、また元に戻ってやり直してもらうというような形にはなる」(甲47号証7頁15行目~)というところ、本件のミスは車両が新しく、次の系統の入力を前日業務終了後に行うタイプであって、その前日の系統の入力・セッティングを間違えてしまったがために、間違いに気づかないまま北高崎駅付近まで行ってしまった、というものであった。O本人のミスの程度がひどいというよりもシステム上の問題で間違いに気づくのが遅れたにすぎない。(甲86号証)

 

2  「苦情を生じさせ」については、事実か否か、申立人は承知していない。

 

3  「携帯電話を使用した状態でバスを運転した」という理由について

 

A 本件に関する情状酌量の余地について

 

  • 申立人組合員・Oの本件ミスは経路・コース間違いに気づき、一刻も早く、会社に待っている乗客の対応をしてもらおうと思ったが故の、業務上の緊急連絡としての携帯電話の使用である。その点については第3回団体交渉の中で申立人・清水委員長に「そういう心情は理解できるでしょ?」と聞かれて「それはね」と被申立人・MT営業所長も答えた。(甲47号証18頁7行目~)
  • Oはパニック状態になる中で、北高崎駅前で踏切待ちでバスが停止したタイミングを見計らって、携帯電話にて緊急の連絡を入れた。報告が長引いて、踏切が開いてしまい、そのままバスを発進させてしまった。走行しながら携帯電話をかけたわけではない。

 

B 国土交通省・日本バス協会の指導について

 

  • 今回の処分に関して被申立人は以下の通り、第3回団体交渉の中で行政や日本バス協会の通達を理由としてあげている。

「まことに申し訳ないけどね…去年の11月の部分で貸切…のなかでですね、…、そういった形の中で通達が出ているわけでございまして」(甲47号証8頁14行目~)

「アルコールを飲んで運転すること、あと携帯電話っていうのに関して、この二つに関してはすごくうるさいわけですね、そういう中においてとくに携帯電話をしながら運転したっていうことにおいていろいろテレビでもさわがれているわけですよ、そういう中において、携帯電話に関してもいろいろと注意するようにということでいろいろと文書等も行政官庁からも来ていますのでね。そういう中においてうちでも電話携帯の使用についてということでちゃんとこういうようなやつをやっているわけですよ。その関係からして、通達でもし緊急の場合については、うちの営業所に関しては無線が使えないという状況がありますので、11月の段階でそれに関する通達の方でこういうふうに緊急の時にもお客様にきちっとしてやるという方式をえーみなさんにね確認しているところでございますので」(甲47号証18頁26行目~)

 

  • 被申立人が前項①で指摘した、国土交通省自動車局安全政策課長が公益社団法人日本バス協会会長に対して平成28年(2016年)11月7日付で出した通達(以下「国交省通達」という)は以下の通り(甲95号証)

「乗務中の携帯電話・スマートフォンの使用禁止の徹底について」

「事業用自動車の安全確保の徹底については、機会あるごとに注意喚起しているところであるが、今般、大阪府門真市において、貸切バスの運転者が運転中にスマートフォンを用いてゲームアプリを操作するという事案が発生した。

本件については幸い事故に至らなかったものの、先月26日には愛知県一宮市において運転者がスマートフォンでゲームアプリを操作しながら走行していた自家用トラックに小学生がはねられ死亡するという事故が発生している。いうまでもなく、運転中にスマートフォン等の画像を注視する行為や携帯電話を用いて通話する行為は、道路交通法で禁止されている極めて危険な行為であり、本年1月に発生した軽井沢スキーバス事故を受け、貸切バスの信頼を回復するための様々な取り組みを行っている最中に、事業用自動車の運転者が、このような安全を軽視する行為を行ったことは極めて遺憾であると言わざるを得ない。

ついては、貴会会員に対し、乗務中の携帯電話による通話やスマートフォンの操作の禁止について改めて徹底するとともに、貴会においても、同種事案の再発防止のための有効な対策を速やかに検討し報告するよう要請する。」

 

  • 被申立人が前々項①で指摘した、前項②の通達を受けて「公益社団法人日本バス協会 参与」が「各地方バス協会専務理事」に対して出した通達(以下「日本バス協会通達」という)は以下の通り(甲96号証)

「乗務中における携帯電話・スマートフォンの使用に関する社内規定策定のガイドラインについて」

乗務中の携帯電話・スマートフォンの使用は、重大事故を引き起こすおそれが高いため道路交通法においても使用が禁止され、罰則も課せられています。

しかしながら、昨年末以来、運転中の携帯電話・スマートフォンの使用事案が相次いで発生しており、国土交通省から同種事案の再発防止対策を講じるよう要請されているところです。

つきましては、会員事業者に対し、道路交通法等の法令遵守及び安全運転に関する啓発と指導教育を強化するとともに、下記を参考にした社内規程を策定し、同種事案の再発防止に努めるようご指導をお願いします。

「乗務中の携帯電話・スマートフォンの取扱いに関する社内規程のガイドライン」

1.社内規程の整備

乗務中の携帯電話・スマートフォン(ハンズフリー機能のあるものを除く。以下「携帯電話等」という。)の取扱要領等関する社内規程(以下「規程」という。)を整備する。

2.規程に盛り込むべき事項

(1)乗務中の携帯電話等の使用禁止

①運転者は、運転中に携帯電話等を使用(操作・使用し、又はその画面を注視することをいう。)してはならない。

②乗務員(運転者を含む。)は、乗務中に携帯電話等を私的な目的で使用してはならない。

(2)携帯電話等の保管

携帯電話等は、乗務中は携帯電話の保管場所(専用ケース、グローブボックスや運転席背面等の運転席から容易に手が届かない位置に設置)に保管すること。

(3)携帯電話等の使用方法

運転者は、業務目的のため携帯電話を使用するときは、休憩地点や待機場所等の安全な場所に停車してから連絡を行うこと。

(4)営業所等からの連絡及び対応要領

営業所等から運転者に連絡を行う場合には、メールや留守番電話サービスを活用することとし、休憩地点や待機場所等の安全な場所に停車させた後に連絡をさせること。

3.規程を遵守させるための措置

(1)点呼時における運行管理者の指導等

運行管理者は、点呼時に以下のことを実施すること。

①携帯電話等の電源がオフ又はマナーモードになっていることを確認すること。

②定期的に、乗務中の携帯電話等の使用禁止規程の遵守を指示するとともに、違反した場合には社内罰則規定等に基づき処分が行われることを通告すること。

③必要に応じて、乗務中に携帯電話等を使用しないことを運転者に宣言させること。

(2)乗務員相互の確認

運転者以外の乗務員が乗務する場合は、運転席への携帯電話等の持ち込みがないことを相互に確認すること。

4.規程の遵守状況の確認

(1)ドライブレコーダーの活用

ドライブレコーダーを用いて乗務中の携帯電話等の使用の有無を定期的に確認するよう努めること。また、乗客等から苦情等があった場合には、事実関係を確認すること。

(2)巡回指導等

不定期に巡回指導を実施し、乗務中の携帯電話等の使用の有無を確認するよう努めること。

5.業務用携帯電話の貸与

運転者との連絡用に通話機能専用の業務用携帯電話等を貸与するよう努めること。

 

  •  以上のように、第一に、国土交通省や日本バス協会は、運転中のゲームやメールなどの危険な携帯電話の運転中の使用に対して、厳しく事業者としての監督・指導責任を問題として、対策を立てるように通達したものである。

第二に、日本バス協会通達は、乗務中における携帯電話・スマートフォンの使用に関する社内規定策定をうながすものであり、そのガイドラインを示したものである。

第三に、日本バス協会通達は「定期的に、乗務中の携帯電話等の使用禁止規程の遵守を指示するとともに、違反した場合には社内罰則規定等に基づき処分が行われることを通告すること」としているのであって、厳格な処分を即座に実施することを通達したものではない。

 

  •  被申立人は日本バス協会通達に対して誠実な対応をしていない

第一に、乗務中における携帯電話・スマートフォンの使用に関する社内規定策定を行っていない。

第二に、運転者との連絡用に通話機能専用の業務用携帯電話等を貸与することも、ハンズフリーシステムの導入も検討せず、箕郷営業所所属のバスには設置されている無線交信システムを榛名営業所に設置することも検討していなかった。

 

  • よって国土交通省や日本バス協会の通達や指導がOの処分の理由とはなりえない。

 

 

被申立人は、日常的に、非常時連絡用として、従業員各人の携帯電話の使用を前提に業務連絡を行っている。このような実態を被申立人は認識しているにもかかわらず何ら抜本的な対策を講じていない。

 

  • 申立人組合員・Mの以下の報告の通り、被申立人は運転手に携帯電話を常に使える状態にしておくように指導していた。

・「2016年3月に一人立ちし初めの頃、バスに電話は持ち込まず、俺は携帯電話をマイカーに置いといて、運行管理の渡辺が電話をして通じなかったため、マイカーに置いとかないで常に持っていてと言われ そんな権限があるのか?MTと話すよとやりあった事があります」(甲94号証)

・「運転中の携帯電話使用で懲戒処分になるなら 営業所からドライバーに電話をするのはおかしくないですか?」(甲88号証)

・「俺は何度もありますよ 終点まで行って着信になってるのに気がついたのですが かけ直さないで怒られましたが」(甲89号証)

・「俺は運転中に榛名営業所からの電話にでた事あります」(甲91号証)

・「冬の榛名湖線は雪の影響などもあり 例えば榛名神社以降が運休が解除になったりすると運転中にも関わらず電話してきます Oさんにも掛かってくるはずです」(甲90号証)

・「2017年1月に、室田にてチェーン脱着後、斉渡上宿にて折り返しって連絡を家畜市場前ってバス停から上並榎ってバス停間を走行中で信号待ちで受け、話が終わらないまま青になり走行しました」(甲92号証)、「雪のため走行困難で斉渡以降は運休になったからです」(甲93号証)

 

小括。

被申立人は、本件懲戒処分の理由として、「携帯電話を使用した状態でバスを運転した」ことを重要視しているが、ミスを報告する緊急時の業務連絡に使用したのであり、また踏切停止中を見計らって電話をかけたところ、やむをえず発進してしまったものであり、何ら故意や悪質性は認められない。被申立人が、懲戒の理由としてあげる国土交通省や日本バス協会の指導は、主に運転中のゲームやメール、SNSなどで事故が頻発している社会情勢に鑑みて、事業者がそれを抑止する対策を立てることを求めるものであるにも関わらず、被申立人は非常時の連絡体制として箕郷営業所では導入している無線交信システムの導入など真っ先に具体的に検討しなければいけないことをしていない。また過去の被申立人による運転中の電話使用に関わる懲戒処分は、運転中のメールであり、しかも客から通報を受けるなど悪質なものであることなどと比較しても、本件の懲戒の特異性は明らかである。

 

 

  • 処分の重さについて

 

本件懲戒にあたって、「携帯電話を使用した状態でバスを運転した」ことが重視される中での「総合的判断」であることは第3回団体交渉の以下のやり取りから明らかである。(甲47号証8頁21行目~)

 

清水  携帯のね、問題がなかったら、どのぐらいの懲戒になるんですか?この…

N弁護士  …ご判断してないんじゃないんですか

MT  そこまで…全体の総合的な判断で処分は出しているということだと思いますけど。全体の中で事実関係を会社もやりますのでその中で総合的に判断している…

 

系統・コース間違いの事例は、バスが新型だったために北高崎まで行ってしまった初めてのケースである(これまではアナウンスと停留所が違うことから間違いにすぐに気づき修正できた)ことから比較ができないが、これまでに系統・コース間違いで処分された例は存在しない。

同様に、被申立人では緊急の業務上の連絡は、携帯電話の使用は禁止という扱いではなく、むしろ個人の携帯電話の使用が基本となっているのであり、安全な場所に停止してから電話をかけるというものであり、本件ではそれが踏切停止中で、動き出してしまったという事例であって、本来は停職に該当する事案ではない。

また被申立人において、「携帯電話を使用した状態でバスを運転した」ことに対する処分の基準は定められていなかったというべきである。

よって、本件停職7日という懲戒処分は、不当に重い処分である。

 

  • 差別的不利益取扱いであることについて

 

被申立人において、本件の懲戒処分にあたって、「携帯電話を使用した状態でバスを運転した」ことに対する、過去の懲戒処分の履歴を比較・検討した形跡がない。また申立人が2017年7月10日付要求書で「O組合員に対する2017年6月23日付「懲戒」を撤回すること。同「懲戒」は、理由についても、処分の重さについても、当労働組合員に対する差別的不利益取扱いであるので、撤回されたい。」との要求を出し(甲44号証)ているにも関わらず、第3回団体交渉でも責任ある回答を誰もしなかった。(甲47号証8頁35行目~)

 

清水  携帯電話で処分を受けた人というのは7日の停職を受けたということですか

MI 7日よりたぶん、今わかんないですけど、7日よりも上だったような気がしましたけどね

清水  それはいつ頃ですか

MI ちょっと日にちはわかりません

清水  だいたい

MI だいたい?何年か…

?   明確に答えられない…

N弁護士  N弁護士です、N弁護士です、MIさん、あのご質問に対して誠実に答えられていいと思いますが、わからないものはわからないですね、でおそらくといってしまって後でもちろん訂正も可能でしょうけど、現時点ではわからないのであればわからない、これが正確な回答だと思います。ご判断にまかせますが。

MI はい…日にちに関してはちょっと資料がないんでわかりません

清水  だいたい何年前とかっていう

MI ちょっとわからないですね

清水  それはどの営業所の運転手ですか

MI たしか、私、2人いたと思ったんだけど、ちょっと申し訳ないけどどこの営業所だったか、ええ…

清水  MTさんわかりますか

MT  私も日付的にはわからないですけども、貸切でありましたよ

清水  貸切で

MI …

MT  僕が知っているのは貸切でありました。まあ今みたいなあれじゃないですけども、いわゆるメールです、携帯電話持って通話というよりその時はメールやっていたんじゃないかな

清水  運転中

MT  ちょっと今あれですけど。そういう事実はありましたよね

清水  それは停職になった

MT  処分です、したと思うんですよ

 

また被申立人が処分の理由としてあげる日本バス協会通達は、乗務中における携帯電話・スマートフォンの使用に関する社内規定策定をうながすものであり、そのガイドラインを示したものである。であるにもかかわらず被申立人はなんら乗務中における携帯電話・スマートフォンの使用に関する社内規定策定を行っていなかった。さらに日本バス協会通達は「定期的に、乗務中の携帯電話等の使用禁止規程の遵守を指示するとともに、違反した場合には社内罰則規定等に基づき処分が行われることを通告すること」としているが、これさえも被申立人は行っていない。

つまり被申立人において、「携帯電話を使用した状態でバスを運転した」ことに対する処分の基準は定められていなかったというべきである。

であるにもかかわらず、先に指摘したように、被申立人は過去の「携帯電話を使用した状態でバスを運転した」ことに対する処分の事例と比較検討することもなく、Oに対して処分を下した。

 

また、この過程は、2016年夏の申立人組合分会結成以降、度重なる申立人と被申立人の争いの中で起こっており、一連の不当労働行為の流れの中で起こっているのであって、単独に判断できるものではない。

この時期のインターネット書き込みサイト「爆サイ」「群馬バス」スレッドでは以下の通り、本件事案が起こると同時にOと申立人組合員に対する誹謗中傷と非難・悪口がくり返された。(甲97号証)とりわけ翌日の6月10日には「その後が悪い!ドラレコ見れば解るよ」と会社ぐるみでこれらの投稿が行われていることを示す投稿が行われている。これらは被申立人による不当労働行為意思の表れである。

 

  • #604 2017/06/09 09:06

先日、前分会長を見掛けましたが、顔がイキイキしてました?やっと自分に合った職場が見つかったのかな⁉

やっぱり、人には、向き不向き、合う合わないがあるから彼は賢いな❕それに比べると他の人たちは、—!

皆さんも、くだらない事してないで、家族の為にも早く新しい人生探して下さい❕[匿名さん]

 

  • #605 2017/06/09 12:18

またやらかしましたね。[匿名さん]

 

  • #608 2017/06/09 17:02

どしよ?道間違えちゃた[匿名さん]

 

  • #610 2017/06/09 19:07

いつも勝ち気満々の副分会長さんの コメントすら ないですね[匿名さん]

 

  • #611 2017/06/09 20:12

今日の失敗は痛い![匿名さん]

 

  • #612 2017/06/09 22:54

庇いきれないな(笑)[匿名さん]

 

  • #613 2017/06/10 05:21

道路交通法第71条五の五[匿名さん]

 

  • #618 2017/06/10 15:45

>>615

とても反省しているとは思えませんが…[匿名さん]

 

  • #619 2017/06/10 17:48

反正しまくりでしょ[匿名さん]

 

  • #620 2017/06/10 18:09

迷惑な人です![匿名さん]

 

  • #621 2017/06/10 18:30

路線間違えても普通修正できないほど走らないで気付きますよね?[匿名さん]

 

  • #622 2017/06/10 18:57

その後が悪い!ドラレコ見れば解るよ‼[匿名さん]

 

また、本件懲戒によって、被申立人は、Oに対して、6月26日、27日、28日、30日、7月2日、3日、4日を停職日として指定し、この7日間、Oは業務をつけなかった(6月29日は法定外休日、7月1日は法定休日で休日扱いとされた。)。7月25日、被申立人は、Oに対して、停職7日分の勤務が減らされた額を7月度給与として支給した。その額は総額で217,893円、手取りでは138,150円であり、Oは大幅な減額で生活に困り、申立人組合に借金を申し出るほど(甲85号証)であった。これは明らかな不利益取扱いである。

 

よって、申立人組合員・Oに対する2017年(平成29年)6月23日付停職(7日)の「懲戒」は理由についても、処分の重さについても不当であり、申立人組合員であることを理由とする、差別的不利益取扱いであり、労働組合法第7条第1号に違反したものである。

 

 

第6 被申立人が、就業規則(賃金支給規程含む)、三六協定(別添協定書含む)、ダイヤグラム及びそれぞれのダイヤグラムのハンドル時間・中休時間を記した書類、「中休時間における賃金の取扱いに関する事項」及び「正社員化に伴う労働条件に関する事項」の群馬バス労働組合との労使協定の写しを申立人組合に交付しないことは組合差別であり、不当介入・支配に該当する

 

  • 具体的事実等

 

1  申立人、2016年8月31日付で、被申立人に対して「要求書」を提出して、M、Oが申立人組合に加入したことを通知すると同時に、(1)として「就業規則、三六協定を開示すること」を要求した。

 

2  申立人、2016年9月26日付で、被申立人に対して「追加要求書」を提出して、(1)として「現在有効な「賃金支給規程」、及び三六協定に関する「別添協定書」の写しを当組合に交付すること」を要求した。

 

3  2016年10月12日、申立人と被申立人の間で第一回団体交渉が開催された。被申立人は「回答書」を申立人に交付して、以下の通り回答した。

【(1)「(1)就業規則、三六協定を開示すること」について】株式会社群馬バス(以下「当社」といいます。)は、当社従業員がいつでも閲覧できるようこれらを掲示し、周知を図っています。したがって、貴組合にこれらを開示する必要性はなく、その意思もありません。

【(1)現在有効な「賃金支給規程」、及び三六協定に関する「別添協定書」の写しを当組合に交付すること。』について】当社は、当社従業員がいつでも閲覧できるようこれらを掲示し、周知を図っています。したがって、貴組合にこれらを開示する必要性はなく、その意思もありません。

 

4  2016年10月12日、第1回団体交渉の中で、被申立人・MI代表取締役(専務)は、群馬バス労働組合に写しを交付していることから、就業規則、36協定、賃金規程、36協定の別添協定書の写しに関して申立人にも交付することを約束した。

その時のやり取りは以下の通り。(甲31号証20頁8行目~)

 

清水  いや新たに出されたんじゃないよ、最初から出しているよ、何でねそんなもん検討しないで来ているんですか?ね、差別…ね、群馬バス労働組合に出しているもん出してくださいと、それはね、いえないと、なにがあるかもいわない、ね、具体的にね、具体的な問題で、出してくれと、だから具体的な問題で出しているんじゃないですか、賃金規程ね、群馬バス労働組合に出しているのか、出しているっていったでしょ、そうしたらね。、いっしょに、おんなじように扱えっていっているだけですよ、当たり前でしょ

組合員 ワーワー

清水  だからさ、そんなインチキな対応しないでくださいっていっているの

N弁護士  なにがインチキですか

清水  群馬バス労働組合にも出しているんだから、じゃあこちらにも出しますよといえばすむ話でしょ?それをしないというんだったら、それは組合に対する差別扱いだよといっているんですよ。差別扱いするんですね?

MI いや

清水  じゃあ出しなさいよ

SI  出しなさいよ。なんではいって言えないの?社長連れてきなよ。専務じゃダメみたいね。社長連れてきなよ次は。話にならねぇから。

MI (出させていただきます)

清水  はい

SI  最初からそういえばいいんだ。時間かせぎだ、それは

清水  同じ理由でですね、えーっと、別添協定書と36協定も当組合に交付をしてください

MI どれですか

清水  36協定と別添協定書。よろしいですか?

MI 36協定ですよね?じゃあ出します。

清水  はい。協定書もね?別添の

MI …

 

 

5    被申立人、2016年11月30日付で、申立人に対して「回答書」を交付して、以下の通り、就業規則(賃金支給規程含む)及び三六協定、ダイヤグラムの開示を拒否するなどの回答をした。(甲25号証)

(1)【就業規則(賃金支給規程含む)及び三六協定を開示することについて】就業規則(賃金支給規程含む)及び三六協定には、上記団体交渉(※第1回団体交渉のこと)においてお渡しした「労働時間の考え方」という書面と同様、競合他社に渡すことのできない機密情報が含まれています。同書面は、当社が貴組合に対し開示すべき義務を負わないにもかかわらず貴組合を信頼して団体交渉における便宜を図って交付したものであったところ、貴組合は、上記団体交渉の後、当社の許可を得ずに貴組合のウェブページ上に同書面を掲載して競合他社にとって閲覧可能な状況を作出しました。当社は、貴組合によるかかる取扱いにつき遺憾の意を表するものです。したがって、機密情報の取扱いに関して貴組合と信頼関係を維持することはできず、「労働時間の考え方」よりも秘匿性の高い機密情報が含まれる就業規則(賃金支払規程含む)及び三六協定を貴組合に対し開示することはできません。もっとも、就業規則(賃金支給規程含む)は当社において閲覧可能な状態にして周知しておりますので、M氏及びO氏がこれらを閲覧することは可能です。

(2)【各路線のダイヤグラムを開示することについて】当社は貴組合に対し同ダイヤグラムを開示する義務を負わないことに加え、同ダイヤグラムは部外秘の記載のあるとおり機密情報を含む社内資料ですから、貴組合に対し同ダイヤグラムの開示はいたしません。なお、上記団体交渉時においてM氏が当社の許可も得ずに機密性の高いダイヤグラム写しを所持していたことは当社及び貴組合間の信頼関係を損なうものであり、当社としては甚だ遺憾である旨表明いたします。

 

6  申立人は、2017年2月1日付で、被申立人に対して「要求書」を提出した。その中で、冒頭、被申立人が第1回団体交渉の場で約束した、申立人への賃金支給規程・36協定書の交付を、2016年11月30日付「回答書」であらためて拒否したことに抗議すると同時に、次の要求をした。

(5)「中休時間」のうち時間外にあたる部分を二分の一に計算する根拠となっている「中休時間における賃金の取扱いに関する事項」に関する群馬バス労働組合との労使協定について、当組合に開示、写しを交付すること。

(6)現在のOの労働条件に関して、2015年に群馬バス労働組合と合意された労使協定「正社員化に伴う労働条件に関する事項」について、当組合に開示、写しを交付すること。

(7)最近2カ年のM・O二名の「乗務員乗務報告書」の写しを当組合に交付すること

 

7  2017年3月27日、申立人と被申立人との第2回団体交渉が開かれた。被申立人は同日付「回答書」を文書にて申立人に交付して、その中で「当社は、貴組合に対し、群馬バス労働組合との交渉結果そのものともいうべき協定を開示することはできませんので、本件要求書(5)及び(6)のご要求には応じられません」「「乗務員乗務報告書」は社内文書であり、当社は貴組合に対し同文書を開示すべき義務を負わないので、本件要求書(7)のご要求には応じられません」と回答した。

 

8  2017年8月22日付追加要求書(甲45号証)で、申立人は、被申立人に対して「(1)2016年4月1日から一年間のTとの雇用契約書の写しを当人および当組合に交付すること。」「(3)過去3年間の当労働組合組合員、O、T、Mの3名の給与明細ないしは賃金台帳の写しを当人および当組合に交付されたい。」と要求した。

 

9  被申立人は、8の事項について、平成29年(2017年)9月11日付回答書(甲46号証)にて、以下の通り回答した。

「(1)について

平成28年4月1日から1年間を有効期間とするT氏及び当社間の雇用契約書につき、当社は貴組合に対し交付すべき義務を負っていません。また、T氏は同契約書原本を保管されているはずです。したがって、貴組合のご要求には応じかねます。」

「(3)について

給与明細につき、当社は貴組合に交付すべき義務を負っておりません。また、当社は、既に、O氏、T氏及びM氏に給与明細を交付しております。したがって、貴組合のご要求には応じかねます。」

 

 

  • 被申立人は誠実団交応諾義務を履行していない

 

1  そもそも労働組合法において、使用者は、単に団体交渉に応じるのみならず、誠実に交渉をなす義務を負うとされ、これに反した場合は不当労働行為となる。具体的には組合の要求・主張に対し回答や反論をなし、これによって組合との合意達成の可能性を模索することである。また、必要な資料の提示を求められた場合は、合理的理由がない限りこれを提示しなければならないとされる。

 

2  しかしながら、被申立人は、(1)の経過で見たように、申立人が必要な資料の提示を求めても、申立人に開示する「必要性がない」「義務がない」「意志がない」と要求を拒み続けている。

 

3  就業規則(賃金支給規程含む)、三六協定(別添協定書含む)については、被申立人は、第1回団体交渉の中で申立人への写しの交付について明言しながらも、「機密情報」が含まれていること、団体交渉で被申立人が提出した「労働時間の考え方」という資料を申立人がホームページ上で公開したことを理由として、約束を反故にして、交付を拒否した。しかしながら、被申立人が申立人が交付した「労働時間の考え方」という資料は、あくまでも「考え方」であって、「競合他社に渡すことができない機密情報」などではない。このような給与計算の基本的考え方でさえ「機密情報」だと主張する姿勢そのものが、問題である。また申立人と被申立人の間で、この資料を公開しないという約束は存在せず、一方的に「機密情報の取扱いに関して貴組合と信頼関係を維持することはでき」ないと(甲25号証2頁6行目~)決めつけた。信頼関係を云々するのであれば、気がついた時点で申立人に対して、それは困るという申し出をするべきであろう。

 

4  申立人が写しを交付するように要求した、就業規則(賃金支給規程含む)、三六協定(別添協定書含む)、ダイヤグラム及びそれぞれのダイヤグラムのハンドル時間・中休時間を記した書類、「中休時間における賃金の取扱いに関する事項」及び「正社員化に伴う労働条件に関する事項」の群馬バス労働組合との労使協定は、群馬バス労働組合には交付しているものである。就業規則(賃金支給規程含む)、三六協定(別添協定書含む)、ダイヤグラム及びそれぞれのダイヤグラムのハンドル時間・中休時間を記した書類については、群馬バス労働組合には写しを交付していることが明らかになっている。「中休時間における賃金の取扱いに関する事項」及び「正社員化に伴う労働条件に関する事項」の群馬バス労働組合との労使協定は、群馬バス労働組合との労使協定であるが、それぞれ、被申立人従業員すべてに適用されているので、申立人組合員の労働条件も規定するものとなっている。

 

5   同一企業内に複数の労働組合が併存する場合には、各組合は、それぞれ独自の存在意義を認められ、固有の団体交渉権及び労働協約締結権を保障されている。使用者は、労使関係のすべての場面で、中立的態度を保持し、その団結権を平等に承認、尊重しなければならず、組合の性格、傾向や従来の運動路線の違いによって差別的な取扱いをしてはならないとされる(日産自動車救済命令取消事件・最三小判昭和60年4月23日)。

ところが、被申立人は、群馬バス労働組合に写しを交付している就業規則(賃金支給規程含む)、三六協定(別添協定書含む)、ダイヤグラム及びそれぞれのダイヤグラムのハンドル時間・中休時間を記した書類を不当に申立人組合には交付せず、また、申立人組合員の労働条件を規定している「中休時間における賃金の取扱いに関する事項」及び「正社員化に伴う労働条件に関する事項」の群馬バス労働組合との労使協定の写しを交付しない対応を続けている。

 

6  よって、被申立人が、就業規則(賃金支給規程含む)、三六協定(別添協定書含む)、ダイヤグラム及びそれぞれのダイヤグラムのハンドル時間・中休時間を記した書類、「中休時間における賃金の取扱いに関する事項」及び「正社員化に伴う労働条件に関する事項」の群馬バス労働組合との労使協定の写しを申立人組合に交付しないことは組合差別であり、不当介入・支配に該当するものである。

 

 

 

以上

群馬バス第3回団体交渉の記録

群馬バス第3回団体交渉の記録

 

日時  2017年9月11日(月)19:23頃~21:14頃

会場  ビエント高崎会議室

出席者 群馬合同労働組合(9名)

清水彰二(執行委員長) M分会長分会長 O副分会長副分会長 T

SN(副委員長) S執行委員(執行委員) TO U Y

群馬バス(10名)

M専務 S総務部長 K安全管理部長 M榛名営業所長

S貸切バスセンター長 O乗合バス部長 H経営企画室

代理人N弁護士 同I弁護士 同S弁護士

 

 

(開始 19:26頃)

清水  よろしいですかね?じゃあ

N  …ごめんなさいね。はい、では、清水さんはじめましょうかね

清水  はい。

N  ではすみません。定刻、若干早いですけども、おそろいのようなのではじめましょう。どういう進行でいきますか。

清水  えっと、今回答書の方はいただいたんですけども、まだ目を通せておりませんので、まずこれを読んで組合員に確認したいと思いますけど、いいですか

N  はい

I  あとかんたんに名前の読み上げを

清水  ああそうですね。はいはい。じゃあこちらから。えーっと清水、委員長の清水です

M分会長  Mです

O副分会長  Oです

T  Tです

SN  副委員長のSNです

S執行委員  執行委員のSです

U  Uです

TO  TOです

Y  Yです

N  じゃあこちらからいきますかね

清水  はい

I  代理人弁護士のIと申します

N  同じくN、と申します

S  同じくSです

O乗合バス部長  Oです

S総務部長  Sです

M専務 Mです

H経営企画室  Hです

S貸切バスセンター長  Sです

M榛名営業所長  Mです

K安全管理部長  Kです

N  いま全部、私、メモ取り切れなかったんで、お名前よぶとき失礼しちゃうかもしれないけど、それはおゆるしください

清水  はい。じゃあ回答書の方を読みます。

回答書

平成29年9月11日

冠省 当社は、平成29年7月10日付要求書(以下「本件要求書」といいます。)及び同年8月22日付追加要求書(以下「本件追加要求書」といいます。)につき、下記のとおりご回答いたします。草々

1本件要求書について

(1)(1)について

O副分会長氏に対する平成29年6月23日付懲戒処分は、当社の就業規則等に則り適正に行われたものであるため、貴組合のご要求には応じかねます。

(2)(2)について

平成28年10月12日に開催された団体交渉における平成28年9月26日付追加要求書(8)に関する討議の中で、M氏は概ね希望するときに休日勤務を行いたい旨のご発言を行われました。こうした流れの中、O氏のお考えを確認する発問がなされ、清水委員長よりO氏は休みたいものの食っていけなくなってしまうのは困る旨の発言がなされ、N弁護士より従業員としては休みの大事さと給料の大事さを考えて判断されるのでしょう旨の発言がなされました。

上記やり取りより、当社は、O氏におかれてもM氏と同様のご要望をお持ちであると考えました。

(3)(3)について

当社は、ご指摘の給与体系改訂を行う前に説明会を開催しており、新体系による場合と嘱託契約運転手となる場合とを対比して説明しました。T氏はその説明を受けた上で嘱託契約運転手となることをお選びになったものです。

給与の減額については、T氏から体調不良の申出を受けたため、T氏にバスの運転業務ではなく事務業務をご担当いただいた時期があります。かかる時期においてはハンドル手当が支給されなかったため、給与の減額が生じたものと思われます。したがいまして、当社がT氏に対し給与の減額を強要した事実はありません。

以上より、貴組合のご要求には応じかねます。

(4)(4)について

当社は、配置転換等の人事異動については基本的に当社の人事計画に基づいて実施しており、これまでT氏と締結してきた嘱託契約書においても貸切バスの運転業務をご担当いただく旨の記載があります。

したがって、貴組合のご要求には応じかねます。

(5)(5)について

当社は、第1項(3)で述べた説明会において、嘱託契約運転手となることを選ばれた場合には退職手当が支給されなくなることを説明しました。

そして、同説明会後の平成28年2月29日にT氏と締結した嘱託雇用契約書においては、T氏には退職手当が支給されない旨の記載があります。

したがって、貴組合のご要求には応じかねます。

(6)(6)について

予備「手当」という手当は存在しません。給与明細上の「予備」欄には、研修会への出席等予備業務に従事いただいた場合の賃金が記載されます。

(7)(7)について

平成29年2月期乃至同年4月期において支払った閑散期補償金とは、同年1月乃至同年3月においては例年に比して貸切バス運転業務が著しく減少することが見込まれたため、貸切バス部所属運転手の給与補償として一律に月額3万円を支給したものです。

(8)(8)について

当社は、帰庫後40分については、車両清掃等の作業がその時間内に終了していようとも作業時間として取り扱っています。車両清掃等の作業が40分を超過することが見込まれる場合については、当番運行管理者に申告されれば実労働時間を作業時間として取り扱うことにしています。

以上のとおり、車両の清掃等に関する未払賃金は発生していません。

(9)(9)について

当社は、平成29年度夏季の賞与につき、正社員である従業員にA乃至E評価により賞与評価下限額を決定する旨周知していますが、正社員であるO氏の夏季賞与減額は、夏季賞与の基準となる期間中、O氏において1度の譴責処分を受けたこと及びお客様から苦情を受けたことが考慮されたものです。

T氏の夏季賞与は、嘱託雇用契約書に記載されているとおり、当社の経営状況に照らして決定されますが、T氏の平成28年夏季賞与は7万円であった一方、同氏の平成29年夏季賞与は7万5000円でしたので、同氏につき夏季賞与が減額された事実はありません。

2本件追加要求書について

(1)(1)について

平成28年4月1日から1年間を有効とするT氏及び当社間の雇用契約書につき、当社は貴組合に対し交付すべき義務を負っていません。

また、T氏は同契約書原本を保管されているはずです。

したがって、貴組合のご要求には応じかねます。

(2)(2)について

当社は、T氏との間で平成27年4月1日から1年間を有効期間とする雇用契約書を締結しておりましたが、T氏が新体系によらず嘱託契約運転手となることを望まれたため、平成27年8月から平成28年3月末日までの間、平成28年4月1日から1年間を有効期間とする雇用契約書以外には別途T氏と雇用契約を締結していません。

(3)(3)について

給与明細につき、当社は貴組合に交付すべき義務を負っておりません。

また、当社は、既に、O氏、T氏及びM氏に給与明細を交付しております。

したがって、貴組合のご要求には応じかねます。

(4)(4)について

ア①について

平成29年1月以降に当社が締結した雇用契約書には全て、同内容の規定が記載されています。

イ②について

T氏及び当社間の雇用契約については、平成29年4月1日から1年間を有効期間とする雇用契約書において初めて追加されたものです。

ウ③について

N弁護士、S弁護士及びI弁護士は、ご指摘の誓約事項につき契約書作成以前に承知していませんでした。

エ④について

第7項及び第8項は、後記クにおいて述べた経緯により追加された条項であり、これらの条項にいう「日本国憲法施行の日以後において、…政党その他団体」とは、犯罪組織等を想定しています。

なお、当社は中核派の詳細を把握していませんので、中核派が該当するか否かに関する回答は控えさせていただきます。

オ⑤について

前記エにおいて述べたとおり、第8項は格別労働組合を念頭に置いたものではありませんが、状況によっては今後検討させていただきます。カ⑥にっいて労働組合への加入行為の該当性については、前記オと同様、状況によっては今後検討させていただきます。

「関与、接触」については、個別具体的に判断いたします。

支持者との会話が「関与、接触」にあたるか否かは、一般論として、従業員が支持者のご主張につき何ら把握せずに同支持者と複数回会話したというような事案であれば、「関与、接触」にはあたらないものと考えています。

キ⑦について

第7項及び第8項該当性については、一次的には当社が各種公的機関等から公表されている情報に基づき判断いたします。

ク⑧について

当社は昨年よりインバウンドのお客様に対する対応を始めていますが、東京オリンピックの関係でも、今後外国人のお客様に対する対応の増加が見込まれることに加えて、大規模なイベントに関連した業務の増加も見込まれます。こうした中、近年、海外でテロ事件が頻発していることや、日本における大規模なイベントについても警備が非常に厳しくなっていることから、公共交通機関である当社としてもテロ事件の発生を未然に防ぎ又はテロ事件に巻き込まれないようにすべく努める必要があります。また、当社は、公共交通機関という公共性の顕著な業務に携わる立場にあり、行政庁より補助金等の援助を受けていることなどから、公務員の欠格事由に準じた事由を設けるべきであるという考えに至りました。第7項及び第8項は、このような経緯により追加されました。

また、第7項及び第8項は、当社の判断として追加したものです。

(5)(5)について

『「応援」の休日出勤』が何を指すのか不明ですので、明らかにされるようお願いいたします。

なお、T氏の乗合応援日数は、平成29年6月期においては0日、同年7月10日付要求書を受領した日の含まれる同年7月期及び同年8月期はそれぞれ1日となっているため、当社が同要求書を受領した後に同氏の乗合応援日数が減少している事実はありません。

(6)(6)について

ドライブレコーダーは、交通事故に巻き込まれた場合、お客様からの苦情が出された場合やお客様とトラブルが生じた場合等において、事実確認等を行うために設置された当社の所有物であり、現状、録画データの確認にあたり従業員や組合の同意を得るという運用は考えておりません。

(7)(7)について

榛名営業所の所管路線において無線交信を行えないエリアがあるため無線交信システムが不可欠であるとは言い難く、当社は無線通信システムの導入につき検討している状況にとどまります。

また、非違行為の直接的な原因は、O氏が携帯電話による緊急連絡方法に関する当社の指示に従わなかったことであると考えています。

(8)(8)について

平成29年5月1日に行われたダイヤ検討会議には、ダイヤ編成に必要な知見を有する従業員複数名が出席しました。人選については、いかなる労働組合に所属しているかという点とは無関係に、ダイヤ編成に必要な知見を有するか否かという観点から行ったものです。

また、ダイヤグラムや中休に関する書類は当社の機密情報ですので、これらの書類を貴組合に交付することはできません。

(9)(9)について

前述のとおり、ダイヤ検討会議にはダイヤ編成に必要な知見を有する従業員にご出席いただいているところ、同知見の有無を問わずに貴組合員の出席を認めることはできません。

以上です。

 

まぁちょっと一つずつ、あのーこれ一部しかもらってないんで、あのー今読み上げただけではえーっと頭に入っていかないと思うので、まぁ1項目ずつ、まぁ時間もあんまりないので、あのーあれですけど、えーっとまぁ組合員からのね、組合員からの意見も含めて、えー、交渉を行いたいと思います。まずひとつめ。Oさんの懲戒処分、停職の件ですけども、適正に行われたものであるということですけれども、今まであのー、道を間違えたということで、路線を間違えたということで処分をされたケースは、たとえばこの4月以降ということでいうとどのぐらいあるでしょうかね?

M専務 道を間違えたというんではないですよね。道を間違えただけで処分したって言う人…

N  まずですね、よろしいですか、まずご質問について、こう答える、たとえば今急なご質問なんで資料がまだわからないとか、明確に答えられれば4月以降ということですか、その次の段階で、今回の処分の原因が何かというのが、今の清水さんのお話しされたところで、その2段階にわたるかなと思います。まず最初のご質問はこの4月以降道を間違えたという理由で処分ですか、ご質問は、

清水  はい

M専務 懲戒処分ということですよね

N  うん、他に例がありますか、あるとしたら何件ですか、それを現時点で報告することが可能でしょうか、という質問だと思います

M榛名営業所長  えー、Mでございます、まぁ室田の方でも…乗っていただいているんですけども、基本的にはえー路線を間違えたという事例は…私が記憶している限りではないかなと思います。

清水  4月以降ということで

M榛名営業所長  4月以降、処分もないと思います

M専務 間違えるということ自体がないということですよね

M榛名営業所長  そうですね。もりかりに…とすればですね、室田の営業所から出てですね、本郷経路というのと、里見経由という二つの系統があるんですけども、今回間違えたのが里見経由で行くところを、本郷経由という系統に間違えたということなんですけども、まぁもし仮に間違えたとしても、まあ室田という場所をみたらわかるんですけども、室田中学校というのがあるんですが、その辺でたいがいみなさん気づいてお戻りになってくるんですよ、そうするとたとえ10分くらい遅れるかもしれませんけれども、また元に戻ってやり直してもらうというような形にはなるんです。今回のO君の経路間違えというのはですね、里見を出て、本来行っていただくべき…までいって、そのところで、停留所が何回かありますからそこのところで気づけばいいんでしょうけども、…それがはっきり言って北駅、…ほぼ高崎のところまで来てしまっている状況でございましたので、そこまで行くっていうケース、今まで経路間違えとしてはなかったです。というような経路間違えでした。

I  ちょっとだけあの、すみませんIですけども、議論を整理しますと、そもそもかつてこれまで路線間違えて、間違えの事例があるのかというとそれはあるかもしれないと

M榛名営業所長  はい

I  しかし今回はそれに比して度合いがひどいんじゃないかというのがご発言になるわけでしょうか

M榛名営業所長  そうですね。私の記憶するところはそんな感じです

N  ご質問は、Nです、Nです、清水さんのご質問は4月以降というふうに限定されてご発言されていますから、それについては現時点での記憶では、答えは、ない、ですね?

M榛名営業所長  そうです

N  ない

M榛名営業所長  そういうふうに記憶しています

N  あとはそれに関連してのご説明というふうに受け止めます

清水  はい。えーっと、そうすると、経路間違えにしても、実際の被害が大きかったということでの処分ということなんですか?

M榛名営業所長  ちょっと聞き取れなかったのでもう一回

清水  まぁ実際のね、そのミスにともなう実害の大きさと言いますか、それが、一定の意味をもっているということですか、今回の処分の重さに関して言えば

M榛名営業所長  それで当然のことながら報告方法に関する問題ですね

清水  ん?うん、報告の問題ありますけども、それの問題と、その経路間違えについても、今までそういうことはなかったと、それだけでも懲戒に値するということなんですか?

M榛名営業所長  それだけじゃなくて、結局はそこの部分で報告するにあたって、今現在ですね、やっぱりバスの運転手さんが携帯でですね、運転中に、運行中に、携帯を使ったと、そのことに関しては、まことに申し訳ないけどね、O副分会長さんもご存じだと思うけど、去年の11月の部分で貸切…のなかでですね、…、そういった形の中で通達が出ているわけでございまして、その関係からして、通達でもし緊急の場合については、うちの営業所に関しては無線が使えないという状況がありますので、11月の段階でそれに関する通達の方でこういうふうに緊急の時にもお客様にきちっとしてやるという方式をえーみなさんにね確認しているところでございますので…

清水  質問を変えますけども、携帯のね、問題がなかったら、どのぐらいの懲戒になるんですか?この…

N  …ご判断してないんじゃないんですか

M榛名営業所長  そこまで…全体の総合的な判断で処分は出しているということだと思いますけど。全体の中で事実関係を会社もやりますのでその中で総合的に判断している…

清水  判断についてはMさんに聞けばいいんですか?

M専務 判断って…それをどういうふうに判断したか…

清水  7日の停職になりましたよね

M専務 そうですね。

清水  でー、ど、ど、比重としてはどちらが、たとえば5対5だとかね

M専務 それは、何対いくつっていうのははっきりしたあれはないですけども、ただ、全体的なことで、それは過去においても、携帯電話で処分を受けている人はいますから、それからくらべれば逆に今回の7日というのは路線を間違えた上ですから、前の人たちからくらべれば、私個人は軽いのかなとは思いますよ

清水  携帯電話で処分を受けた人というのは7日の停職を受けたということですか

M専務 7日よりたぶん、今わかんないですけど、7日よりも上だったような気がしましたけどね

清水  それはいつ頃ですか

M専務 ちょっと日にちはわかりません

清水  だいたい

M専務 だいたい?何年か…

?   明確に答えられない…

N  Nです、Nです、Mさん、あのご質問に対して誠実に答えられていいと思いますが、わからないものはわからないですね、でおそらくといってしまって後でもちろん訂正も可能でしょうけど、現時点ではわからないのであればわからない、これが正確な回答だと思います。ご判断にまかせますが。

M専務 はい…日にちに関してはちょっと資料がないんでわかりません

清水  だいたい何年前とかっていう

M専務 ちょっとわからないですね

清水  それはどの営業所の運転手ですか

M専務 たしか、私、2人いたと思ったんだけど、ちょっと申し訳ないけどどこの営業所だったか、ええ…

清水  Mさんわかりますか

M榛名営業所長  私も日付的にはわからないですけども、貸切でありましたよ

清水  貸切で

M専務 …

M榛名営業所長  僕が知っているのは貸切でありました。まあ今みたいなあれじゃないですけども、いわゆるメールです、携帯電話持って通話というよりその時はメールやっていたんじゃないかな

清水  運転中

M榛名営業所長  ちょっと今あれですけど。そういう事実はありましたよね

清水  それは停職になった

M榛名営業所長  処分です、したと思うんですよ

清水  それはあれですか、発覚のきっかけは何だったんですか

M榛名営業所長  うーん、それは、貸切バスなので、てい団運行していたので、まぁ前の車両からの、まぁなんと言うんでしょうか、意見というか、苦情というか、それでわかったという

清水  乗合の件についてはどういうきっかけだかわかりますか

M榛名営業所長  乗合の方はちょっと私記憶がないのでわからない

清水  榛名の営業所ではない?

M榛名営業所長  私は榛名の営業所まだ3年ちょっとぐらいなんで、ちょっとよくわからない

清水  その間にはないと

M榛名営業所長  はないですね

清水  で、それに関連してということで、あの、無線のね、システムについて、まあ無線交信システムが入っていれば、こういうことはおこらなかったんではないのかと、その点会社の見解を伺ったんですけども、それについてはふれてなかったように思うんですけど、どうでしょうかね

N  Nです。会社への質問もかねてですが、今回携帯電話の使用の際は、これは踏切の近くでしたっけ?

M専務 踏切でしたね

N  そして、事実確認ですが、それは運行中ですか

M専務 運行中ですね

N  運行中と私が聞いている意味は例えば端によせて停止しハザードランプ等をして

M専務 いや、そうじゃなくてですね、あぁMですけど、すみませんね、えーとりあえず、あのー踏切で止まっているときに電話をし出して、それで踏切が開いたので、電話をしながら移動してしまったということだと思いましたよ

N  重ねて質問ですが、バスのね、私も代理人をしておりますけども、細かい規程というのは熟知しておりません、何かの非常時の連絡が必要になる、性があるときに、乗合バス、ね、次の停留所に何分までに行かないといけないとかっていうそういうあれがあるでしょうけども、これは大事な連絡だとなれば非常的に停止し、さっきいったようにハザードをつけるなどして、それから携帯電話で連絡をするということはありえるんでしょうかね

M専務 そうですね

N  はい。わかりました。

M分会長  一件いいですか。先ほどの携帯の問題でいってましたけど、携帯持っていない人はどうやって連絡すればいいんですかね、非常時に

M専務 今その話と違うと思うんですけど

M分会長  いやいまその、だって携帯やったからあれなんでしょ。

M専務 だって携帯持ってるって、それで話脱線しちゃう…

M分会長  そうじゃなくって、脱線じゃなくって、携帯持ってない人はどう非常時、さっきM(榛名営業所長)さん、そういう話をいってましたよ

M専務 だからいま…団体交渉の中身として携帯持ってない人どうするんだって…

M分会長  答えらんないの

M専務 答えらんないも何も、だけど話関係ないでしょ、いまその携帯の

M分会長  いや関係ある

S執行委員  関係なくないよ

TO  私用の携帯だったわけでしょ?もし何かあったときに私用の携帯を使う使わない、どうやって連絡するんですかと、緊急時、それをM専務さんはね、はぐらかして、そういうことをはじめるからね闘わなくちゃいけないんですよ、誠実に答えてくださいそういうときに。答えてないじゃないですか。…

M専務 Mですけども、あんまり大きな声出さないでください

複数  (ワーワー)

TO  ひどすぎる

M分会長  答えなければしょうがないんじゃないの

I  えっと。始まりのところで申しあげませんでしたけれども、群バスさんに対して、個別的にですね、人格攻撃みたいなことがあった場合にですね、こちらとしてはその場で団交を打ち切らせていただくこともありますので

TO  人格攻撃だというんですか

I  今のところ、そういったことは申しあげてませんけれども、今後こういったことがエスカレートして、そういったことがあるというときには団交をその場で打ち切らせて…

TO  …M分会長さんの発言について、もうちょっと誠実に答えてください。答えたらどうですか、Nさん

清水  ちょっと押さえてね。ちゃんとね、返事を、回答を聞きたいので、あの、まぁ

N  わかりました

M榛名営業所長  あの

N  名前をなのって

M榛名営業所長  ああMでございます。携帯電話がまぁつかわれるようになってきたんで、携帯電話で連絡をするということがありますけども、携帯電話がない場合、あるいは緊急の場合、というのはいろいろあるんです、まぁ近くの例えば公衆電話とか、そのところからきちっとまぁ連絡をいただく、その時にお金がかかったとすれば後で請求をしていただければそれなりに請求で会社の方から出しますよ…

S執行委員  貸切の方はいいけどさ、路線はできねぇよ、おれもしてたからわかるんだけどさ

M榛名営業所長  ちょっとまって。携帯の、その自分でやった場合についてもいわれたのがそのお金についてはやるということで、たぶんM分会長さんにはそういう話を僕はしたと思います。

M分会長  いや

M榛名営業所長  もし仮にですね、全然なければ、全然ない場所あるわけですよ、だけども交通事故だとか、いろいろなことがバスの状況において発生するんです、そういったときにどうするかっていったらば、近所のうちに、電話でも何でも借りてやるというのが基本原則ですよ

S執行委員  お客様乗ってて?

M榛名営業所長  お客乗ってたって事故があれば、交通事故が…

S執行委員  路線バスが?

N  よろしいですか、M榛名営業所長さん。いいですか、Nから申しあげます。二つの問題がいま混在しているようにお聞きしました。まず前半はですね、踏切を横断中携帯電話を使用したということの是非、これがひとつのお話です。次に後半ご質問どなたからあったのは、その問題と、似てるようですが、実は緊急時にどういう連絡方法をとればいいんですかという、ある意味、違う話題です。それをまず区別しましょう。で前半の方もそれが緊急時であれなんであれですよ、お客を乗せて踏切を渡るときに携帯電話、携帯電話であろうが、メールしていようがですよ、要するに運転に集中すべきことでないでしょうと。私も実は過去携帯電話で反則切符を切られたことがあります。その問題と、繰り返しになりますけども、ある緊急時がおこったときにどういう連絡方法をすべきかというのはこれ別次元の話なんでそこをわけて議論された方がよろしいかと思います、これは私の意見です

清水  まぁちょっと、その通りだと思うんですけども、最初に電話したとき、踏切で電話したということなの?

M榛名営業所長  はい

清水  踏切で止まっているときに電話したということなんですね

M分会長  さっきそうにいってましたよね

清水  うん。それで踏切がひらいちゃったんで、そのままあの動いちゃったということなわけですね?事実確認として

M専務 そうですね

M榛名営業所長  そうですね

清水  うん。わかりました。まぁなおさら不当な処分だというふうにいわざるをえません。で、それで、もう一つの緊急時の通報問題、で、無線交信システムの問題ですけども、あの、電波が入らないところがある?

M専務 ありますね

清水  どこですか

M専務 それは室田営業所から上の方ですね

清水  それが理由なんですか?無線システムを入れない

M専務 それはやっぱりいろいろ当社の考えの中で、それだけというわけじゃないけども…

清水  あと何があるんですか

M専務 いやそれはいろいろな中でいっているんであって、まぁ多くの問題はさっきの倉渕村とかほとんどの場所が無線が、室田営業所より上の方がまず届かないというのが、ひとつの理由ではあります

清水  問題はあと何があるんですか。それしか書いてないですもん

M専務 他にはいろいろと

M分会長  いろいろって何ですかね

M専務 …

清水  えっなに?

M専務 予算的な問題とか

清水  予選的な問題ね

M専務 いろいろありますよね

清水  予算的な問題で…逆に言うと榛名の営業所の方は…榛名じゃない、箕郷の営業所の方は入らないところは全然ないんですか?無線システムが全然入らないところはないですか?

M専務 一部だけでほとんど入りますね

清水  一部あるんですね

M専務 うん。ある…あると思いますよ

清水  うん。じゃあ一部とその一部がちょっと広いというだけですよね?要するに予算の問題でしょ?

M専務 いやそうじゃないですよ

清水  そうじゃないんですか?

M専務 そうじゃなくてやっぱり入れてみてもある程度、まかなえる、まあ部分が少ないっていう部分で、いま検討している最中です。入れるか入れないかは。

N  私の、Nです、質問よろしいですか。確認の意味で。その無線、携帯電話でなくてですよ、その無線を、仮に入れたとしても、まぁ通じない、要は機能しない区域が相当程度あると

M専務 そうですね

N  したがって入れたと、入れるについて、それが万全な方法ではないということで、まだ踏み切っていないと、こういうふうにお聞きしましたが、私の理解で正しいですか

M専務 おっしゃる通りです

清水  いやだから、榛名の営業所と箕郷の営業所の違いは何なんですかっていってるの

M専務 だから無線の、なんていうんですか、あの届く範囲の違いですね

清水  届く範囲がそんなに違うんですかって聞いてるの

M専務 違いますね

清水  どの程度ですか

M専務 どの程度っていわれても

清水  検討したんですか

M専務 検討していますよ。前々から。

清水  それはあの…箕郷はいつから入れてるんですかね

M専務 ちょっと昔なんでわかんないですね

清水  わかんないぐらい

M専務 わかんないですね、いつかは

清水  無線のテストをしてみたんですか

M専務 してみましたよ

清水  で、入らないところがあるって

M専務 そう

清水  それいつしたんですか

M専務 そこまではいちいち…資料持ってきてないからわかんない

清水  いやだいたいだいたい

M専務 いやだいたいもわからない

清水  わからないんじゃ話にならないじゃない

N  またNです、よろしいですか。M専務さん、今日いらしている中で、職制上おそらく上のお立場だと思います。上下という言い方、失礼かもしれませんがね。で、この手の事実関係についてはお立場はどうであれ、一番正確な事実をお知りになっている方がお答えされた方がいいと思いますが、M専務さん以外の方で、より正確に把握できる、またはお答えできる方がいますか?例えば具体的にはさっき清水さんの質問の中で2点ほど、…ある区間で無線が通じない、それについては単なる想像ではなく、実験というか、実験というかね、試したことがありますかという質問があります。次にそれがいつ頃ですかっていう…。これについても、いつ頃が、先ほどいいましたように、わかんない、わかんないというのは恥ではございません。いい加減にっていうか、当てずっぽうでいう方が失礼だと思うので、これはわからなければわからないでいいんですが、そういう点についていかがですか?

M榛名営業所長  じゃあ、Mですけどもね、いろいろ室田の方のところは、先ほどいったように私は3年しかいませんので前の部分はわからないのですけど、一応違うセクションにいたときの状態で室田の状況を、無線的な話を聞いている中においては、室田の営業所の建物からですけども、届く範囲というのが、室田の方では路線の中では権田関係、室田から、室田にいく路線、それと安中・松井田方面は届かない。それとあと…はよく届いて…からちょっと上ぐらいだと、あとは神社から上はもう全然届かない、範囲っていうことですかね。あと高崎の方に関してどこまで届くかちょっとそっちの方は記憶がないですけども…箕郷の方はどのくらいかな、まだ10年は経ってないんじゃないかと思いますけどね

清水  それはあの、M榛名営業所長さんはどこ、何をやっていたときなんですか

M榛名営業所長  私、まぁ正確にはあれじゃないですけど、貸切の方の担当だった頃だと

清水  貸切の担当で、無線の導入の検討をどうするかって議論があったというのを覚えているということですか

M榛名営業所長  検討というか、ためしにね、やってみようかという形ではやっていたようです。でもなかなかうまく実用化はしてなかったと

清水  その時に無線が届く、届かないというのは何か実験みたいなことをやってたって

M榛名営業所長  もちろんバスにのせて、室田、営業所、事務所の中に、キャッチするものがあるでしょうから、それでどの程度飛ぶのかと

清水  箕郷の無線機を使ってということ?

M榛名営業所長  箕郷の無線機というか、もともと貸切バスに無線機ありますよね…

清水  うん。貸切は無線機ついているんですか

M榛名営業所長  ついています。それは貸切の方はついていますから、その無線機をいろいろどの程度飛ぶかと、ためし的なことは、当然室田もやっているし、箕郷もやって、まぁある程度飛ぶだろうという中で箕郷が先行して入っているということにはなっています

清水  貸切というのは入っているわけね、今ね

M榛名営業所長  貸切は入ってます

清水  貸切はどこに行くかわかんないわけじゃないですか?

M榛名営業所長  貸切は入ってますね

清水  どこに、バスが、行き先がわからないわけじゃないですか?

M榛名営業所長  貸切の無線の使い方というのは当然のことながらそんなに遠くまで飛ぶわけじゃないですから、まぁバスどおしの無線

清水  ああバスどおしの無線ということね

M榛名営業所長  バスどおしの無線。またはある程度、たとえば営業所から飛ばしたときにだいたいどの辺にきているかという無線が飛ぶ位置、だいたいもう20キロ圏内に来てるなとか、まぁ帰庫の時間に来てるなとか、そういうことではまぁ概算ね、わかると思いますけどね。そういう使い方、いろいろな使い方できます

清水  その貸切の無線と、箕郷の営業所で使っている無線機と、全然性能も違うんじゃないんですか?

M榛名営業所長  まぁ物理的なことはよくわかりません

清水  まぁうん、正確にはだからわかんないってことですよね。そんなことをきいたことがあるっていうことですよね。貸切の無線機をつかってやってみたことがあると

M榛名営業所長  貸切しか入ってませんでしたので、その貸切の無線機でもって、ある程度の模索を、試行してみた。箕郷でも試行してみた、室田でも試行してみた、結果として箕郷の方から飛ぶ範囲が多いですからそっちを先行して入れたと

清水  ふーん、そういう経過があるんですか

M榛名営業所長  そういう経過だと思いますよ

清水  思いますよ?

M榛名営業所長  そうだってことじゃなくて、そういうことを、で、というふうに私の方で記憶してますけどね

清水  それはM専務さんわかんないわけですよね

M専務 今の話は私もはじめて聞きましたね…

清水  でいま、榛名にも無線、導入するって検討しているんですか

M専務 一応してますよ

清水  一応してますよ?

M専務 うん。

清水  そういう、今回のようなことがおこっているわけですよ

M専務 今回のこととは関係なく、前々から入れようかっていうのを考えもあるんだけど、どうしても飛ぶ距離等で…

清水  飛ぶ距離っていうけども、ね、山んなか行くよりも、ね、緊急事態ってのは圧倒的にね、町中でおこっているわけでしょ?事故だって。

M専務 うん。

清水  町中で必要なことが多いわけじゃないですか。カバーできないエリアが広いからっていって導入しなくていいということにはならないでしょ。実際彼の場合だって踏切でね、止まってから連絡して、それをね、ドライブレコーダーで見つけてね、大騒ぎして、7日の停職処分なんて冗談じゃないですよ

N  質問、いいですか。清水さんでもご本人でもいいんですが、今回の一般的ないわゆる非常時における緊急手段のどういうのがあり得るかという、さっきいま話しましたね、M榛名営業所長さんからお答えになられたと思うんですけど、今清水さんが、今おっしゃっていた意味の今回のこの案件における緊急事態というのは何を指していますか

清水  いや、緊急事態というか、まちがえちゃったわけで、お客さんも待っている、待っていたりするだろうし、Oさん

N  ご本人から教えてください、よろしければ。この場合の緊急事態というのはどういう緊急事態ですか

O副分会長  まぁ経路間違いで、あの、本来行く方の待っている方に、まあ行けなかったことに対して、まだ待っていると思って、あのいち早く、あの報告を入れようと思いまして

N  わかりました。…私の評価を申しあげているわけではないんですが、緊急事態といいますとね、例えば車内で異音がする、異臭がする、煙が出る、等々もあるでしょうし、何か昼間であれば酔っ払いはいないんでしょうけども、なんか乱闘騒ぎがおこったとか、いろんなこと、つまり運転手さんがみなさんのあずかり知らない、災難といいますか、ね、そういうことを、が、あると思ったんですね、で、あらたまて確認しますけれども、経路を間違えてしまったと、そんな…間違える方はいないと思いますが、それを連絡しようと思ったと、それが今回の緊急事態と評価するかどうかは人によって違うでしょうけど、それが事実なんですね?

O副分会長  はい

N  はい。わかりました。

清水  それで時間は何時頃だったっけ?

O副分会長  すみません。忘れました。

清水  何時くらいでしたかね?時間が

M榛名営業所長  どの時間ですか?

清水  電話をしたっていう時間が。

M榛名営業所長  電話はね、ちょっとあれですけど、室田が6時40分発の、里見経由で行ったやつですからたぶん10分前後、7時10分前後…

清水  7時10分前後ですかね

M榛名営業所長  北駅だったと、30分ちょっとはいってますかね、30分ぐらいという時間帯です

清水  そういうとだから渋滞がはじまってたいへんな時間帯ですよね?

M榛名営業所長  いや、まだはじまってないですよ

清水  でもまぁはじまりかけてますよね?高崎の。場所どこだっけ、高崎の北駅のところでしょ?

M榛名営業所長  6時40分、6時台に出ていれば高崎駅そんなに渋滞にはなってない…

清水  7時10分ぐらいでしょ、の話でしょ?7時10分ぐらいならあのへん混み出すでしょ

N  あのへん、というのは、Nですが、北駅周辺をさして、あのへんとおっしゃっているんですか

清水  はいはい

N  北駅周辺というのは高崎市の都心部ですよね、郊外から通われている方からすればゴールに近いですよね?そこが7時頃に渋滞があるんですか?

M榛名営業所長  さほど渋滞はないと私は…

N  私の、私は…に住んでいるんですが

清水  はいはい

N  あまり、それはどうかなというのは個人的な…

清水  渋滞ではない?それほどでもない?

O副分会長  そうですね…

清水  だったらバスをね、止めて、あのへんで止めて、連絡するって状況ではないんじゃないかなと思うんですよね

M榛名営業所長  まぁ残念なことにその先が北駅のバス…切ってある新しいバス…があるところがあるんですよね、あと踏切渡ったちょっと先に、だからできれば…の場所で、私の報告は北駅のところあたりにいたという話なので、…停留所に止まって連絡いただいたのかと思ったんで、私はその辺の確認をちょっと…みただけの話なんですけどね。それがそうではなかった。だからもう少し踏み切りこえて、200メーターない

M専務 ないですよね

M榛名営業所長  停留所までね

清水  ただね、気づいて、パニックになっててね、一刻も早く連絡しなくちゃいけないということで、踏切で止まってね、まぁちょっとこのすきにっていうことで、そういう心情は理解できるでしょ?

M榛名営業所長  それはね

N  質問していいですか、Nです、その時乗客は乗ってらっしゃいましたか?

N  1人?その、確かにあわてますよね、パニックかどうかはともかくね、自分が道を間違えてしまった、これはたいへんだって。そのことだけは私も理解できます。ただお客様が乗っている中で選ぶべき行動として踏切を横断中携帯をしているっていうのはいかがなものかというのが群バスの考えなんかなというのは私の想像です。あってるかどうかわかりませんけどね。まぁ連絡を営業所の方にされてるということ自体を、うーん、避難しているわけではないんだと思います。まずお客様がひとりでもいるんであれば、運転中、ましてや踏切を横断中というのは、これは控えるべきでしょうというのが群バスの考えかなと思うんですけどね

清水  わかりますよ。だから処分としては重すぎるでしょっていっているわけ。それだったら、ね、気持ちはわかるけども、200メートルも走れば停留所もあるわけだし、そこでやりなさいよと、ね、処分出すけども、今後気をつけなさいよで済むわけですよ。7日間の停職処分でしょ?これを問題にしているわけですよ

I  済みません、Iですけど、本件のO副分会長さんが携帯電話を使いながら運転してしまったことについて、行政関係から何か指導とかあったんですか?

M専務 M専務です。あの、…いまやっちゃいけないものっていうのが、アルコールを飲んで運転すること、あと携帯電話っていうのに関して、この二つに関してはすごくうるさいわけですね、そういう中においてとくに携帯電話をしながら運転したっていうことにおいていろいろテレビでもさわがれているわけですよ、そういう中において、携帯電話に関してもいろいろと注意するようにということでいろいろと文書等も行政官庁からも来ていますのでね。そういう中においてうちでも電話携帯の使用についてということでちゃんとこういうようなやつをやっているわけですよ。どういうふうにやるかっていうことで。これはM榛名営業所長所長の方でやった資料ですね

M榛名営業所長  そうです

M専務 そういうふうに、こういうふうにちゃんとはんこ押して、携帯はいざっていうときには、あの特にスマホ操作に関してはあの厳禁ですよって、運転席に着座したスマホ操作は厳禁にしますってことで、こういうふうにやっているわけですよ

清水  それはなんていうものですか

M専務 これは携帯電話の使用についてっていうことで、室田の方で所長がちゃんとこういうふうに出してますよね

清水  回覧、回覧というか

M専務 回覧というかはんこまでいただいてますよ。そういうふうに携帯電話、とくにさっきも言いましたけど、ここに書いてある、運転している画像がテレビに放映されたりして、そういう当社に、そういうことがないようにってことで、交差点に停車中にスマホを操作してたりとかそういうことはしないでくださいねってそういうことで、えーお願いしているわけです

N  Nです、質問してよろしいですか、

M専務 はい

N  その、今の周知されて、…もらってますね、それは群バス独自のものなんでしょうか?または監督官庁等から10年前はともかくね、例えば酒気帯びが今もありえないくらい厳しいですね。ありえないというか、あるんでしょうけど、それも時代とともに厳しさを増してますよね

M専務 そうですね

N  それは一般の私みたいな素人のドライバーでも感じます。他方同時に携帯の運転中の使用についてもまぁ官公庁というかね、何というかわからないけど、当局から指導とか、そういうものが、まぁ今の質問と重複しますが、そういうものがあったんでしょうかなかったんでしょうか、あったとして最近は最近はそれが強くなっているとか弱くなっているとかそこら辺ご存じであれば教えてください。みなさんにも共有していただく。

K安全管理部長  はい、Kでございます。いま携帯電話、アルコールと覚せい剤ですね、これについては絶対させるなと、…国の方から安全運動だけでなくてですね、…ご存じの通りテレビ等で日本全国で携帯問題だとかね、覚せい剤の問題だとか、たくさん出ていますので、これは群馬バスが独自にやったとかいうことよりも国からのいまこの官公庁の中のですね、やらなければならない、阻止しなければならない命題なんですね

SN  SNですけど。なんか会社という形からみるとですね、あの要するに、行政から来る指導は絶対ということでそれに反論はしているんだけど、逆の意味で言えばあのそういう緊急事態の時には要するに電話どこかで借りろとか、あと結局携帯は使うことはその時に使うことに対して、そのまま使わせてるという状態をつくっているじゃないですか、もしそういう携帯を使うことがその安全の上から絶体ダメだっていう観点で会社が考えるとすればあのまず会社はエリアが全部カバーできないまでも、そういう無線の措置をしているということを明らかにした上で

清水  そうだ

SN  そのあの働く人に徹底していくとそういうことであるはずですよ。それは上からいわれたことについては労働者にそのままぶつけて

清水  そうだよ

SN  それで会社の方は自分の努力、それは会社としての努力のはずですよ

N  いいですか、SNさんでしたっけ。ごめんなさい、お名前ね、それに関連してよろしいですかね、まああの、おっしゃる意味わかりますよ、私が先ほど行政当局であれなんであれね、ご指導や注意や通告なりがあったんですかっていっているのは、お上に従えといっているんではないんです。ただしね、許認可業務なので群バスの全く自由に行える仕事ではないなという制約があるなと思ったのが一つ。それともう一つ、お上がえらいとかそういう発想は私はしていませんので、もうちょっといわせて、それでね、そのどこからいわれたかと私が聞いた趣旨はですね、群バスさんだけが独自にそういう厳しいことをしているんですかという裏返しで聞いているんです。これは公共交通機関としては当然守らなければいけないことだとすれば、ああそうなんですかということの確認で質問しました

SN  私はだから別の問題です。安全の問題としてあのそういう通達については会社として考えるということであれば会社の努力として無線を車につけるということをやった上でね、そういう、働いている人に徹底させていくということであるべきなんです。だからそこのところをのぞいてただ上からきたものをそのまま働いている人にぶつけるというようなやり方ではまちがってる、筋として、努力の筋としてまちがってるところがあるんじゃないですかと

清水  U君は

U  かなりかぶってしまいましたんで

清水  いい?

TO  はい、いいですか?

清水  まぁいい。ちょっと待って。あんまり長くやるとあれだから。この問題はそういうのであれば、ね、会社としての責任として無線交信システムを入れてください。そうすればおこらないことです。エリアで、カバーできないエリアができるだろうけども、ね、そういうときは携帯を使いなさいよでいいわけだよ。それもちゃんと止めて。だいたいそういうところはね、そんな車なんて通ってないんだから、止めて携帯で、電話すればいい。それだけの話ですよ。だから。

O副分会長  箕郷の…なんかには設置されてて、ものははずされているんだけど、フリーハンズシステムみたいなのが、あれがついてるんですよ。それを導入すれば榛名湖だろうが、榛名神社だろうが入ると思うんですよ

Y  Yです。うちの会社は、無線とかは使ってないんですけど、トラックで出発する前に、あの、まぁ携帯の持ち込みもあるんですけど、もし何かあったときというのは必ずセンターから連絡をしなくてはいけないんですけど、その際にやっぱりながら運転は危ないじゃないですか。絶体にやってはいけないことだとは思うんですよ。なので必ずハンズフリーを導入されているんですよね。で、会社は必ず、その入社する際に必ずハンズフリーを買うためにお金を出しているんですよね。要はそれは会社も安全運転をさせるために、ながら運転をさせないためにそういうことを導入させているんですよね。自分この話を聞いたときに無線がないから携帯使っちゃったみたいなところがあると思うんですけど、ハンズフリーシステムを導入していればこういうことは未然に防げたんじゃないかと思うんですよね。実際かける、あとはもうかけたらつけっぱなしで普通に話できますからね、すればながら運転しながらすることもできないですから、普通に。いいやつですとここでボタン押せば直でつながりますからね。会社がなんでそれ導入しないのかなと思ったんですよね。無線が使えないんでしたら、そういうのを各ドライバーに導入させておけば、無線を導入する前にそういうのを、先にハンズフリーの方を導入しておけば、まず今回のような事件は防げたと思うんですよね

M分会長  ごもっとも

N  よろしいですか、今のは、私が答えるべきことではなく、経営判断の最終的なことになると思うんですが、一つのご要望、ご要求、ね、表現、どういうか、それ今あなたがいってくださった一つの具体例ということを参考として受け止めるとこういうことかなと思いますけどもね

M専務 質問、Mですけど、ハンズフリーというのはよく携帯電話でここに、耳にと、口に…

Y  耳につけたりとか、あとは、いや、口にはつけないですね、耳につける時に固定はするものや、あとはそのラジオと周波数あわせて、そのまま直で話せるというのもあるんですよね。いろんな、けっこうあるんですよ。あとはもうここに直接イヤホンさしている状態でそのままこう

M専務 携帯は…

Y  はい。携帯はそのまま置きっ放しの状態で話できるんですよ、なんで操作はいらないんですよね

N  乗用車でも使っている方多いですよね

Y  そうです。あれなんですよ。ゲームとかするバカいるじゃないですか。そういうのを防ぐために本当に電話とかの目的のためで使っている人たちにはもう運送会社とかやっぱドライバーっていうのは電話かかってくるときもあるんですよ。それであのどうしても止まりたくても止まれない場所が出てくるんですよ。そういうときのためにそういうハンズフリーを使っているんですよね。

N  ひとつの参考というふうにお聞き…他にもあるんじゃないですか

TO  いいですか。TOですけどね。…僕も年中電話してますよ、運転中。ブルートゥースとか…使って。かかってくることもあるし。かけることはあまりないんだけどね。これをバスでね使えないなんてね、民家に借りに行くなんてちょっと遅れてるしそれじゃあちょっとね、経営側の方の責任は重大だと思いますよ。こういう時代になって全然コミュニケーションが取れない状態にしておいて

S執行委員  そうだ

TO  全然専務がやってないんだもん。M専務さんの対応みて、そんなのがあるんかいなぁなんてそんな顔しているんだよ。それじゃあね、これだけ通信が大切な時代になってね、経営者としてね、残念だと思いますね。

M榛名営業所長  あの、職業はどんなお仕事

TO  いや僕はタクシードライバー。中央タクシーの。

M榛名営業所長  タクシーですか

TO  そうですよ

清水  あの、空港送迎の、タクシー。空港送迎の乗合タクシー。

TO  …

M専務 ちょっといいですか

TO  はい

M専務 うち、いま、乗合バスだと、まずは案内しながら、要は進んでいくわけですよ

TO  ええ

M専務 だからそういう中でいまハンズフリー、はたして無線をね…

Y  緊急時に…

清水  いや、だから…だから…ハンズフリーはだから別の話で、無線交信システムを入れればいいんですよ

N  いずれにしてもどうですか。他にも話題があると思うんで。

清水  はいはいはい。だから今回、だから携帯電話の問題は、たいへん厳しいんだと、社会的にもね、いうんであれば、ね、無線交信システムをいれてそういうことがおこらないようにまずするというのが会社の責任であって、おこらないようにしなさいというのは会社がまずそうしなさいということなんですよ

N  そういうご要望があったと、で次に行きましょう。

清水  はい。えー、だからこの件についてはそれにふまえてですね、あの、全部ね、O副分会長さんに責任をおっかぶせて7日間の停職処分にしているんで、これについて、処分の見直しも含めて検討するように申し入れます。で、2つ目。えーと。これO副分会長さんの休日出勤の件ですね。平成28年、えーと、団体交渉における、M分会長氏はおおむね希望するときに休日出勤を行いたい旨のご発言を行われました。こうした流れのなか、O氏のお考えを確認する発問がなされ、清水委員長よりO副分会長氏は休みたいものの食っていけなくなってしまうのは困る旨の発言がなされ、N弁護士より従業員としては休みの大事さと給料の大事さを考えて判断されるのでしょう旨の発言がなされました。上記やり取りより当社はO氏におかれてもM氏と同様のご要望をお持ちであると考えました。おかしいでしょ。この文章が。なんで、私がね、Oさん休みたいものの食っていけなくなってしまうのは困ると発言したと、Nさんがね、従業員としては休みの大事さと給料の大事さを考えて判断されるのでしょうと、このやり取りから、OさんにおいてもMさんと同じように、おおむね希望する時に休日勤務を行いたい旨の希望を持っていると判断されました。全然違うじゃん。誰がそういう判断をしたわけですか?M専務さんですか?

M専務 いや、してませんよ

清水  誰が判断したんですか?

M専務 そういうふうにみんなが受け取ったということじゃないですか?

M分会長  みんなって誰ですか

清水  みんながってどういうことですか、それ

M分会長  全員いってください、固有名詞で。いえないの?みんなじゃわかんない

M専務 こっちもわかんないから

I  すみません。Iですけども。私も団交の場にいさせていただいて、流れからすると私もそのように受け取りました。ただ、それが確かに誤解だというんであればそれは申し訳ないと思います。で、実際にOさんとしてはどういう休日出勤に関してはお気持ちなのか、あらためて教えていただいてもよろしいですか?

O副分会長  これはですね、たいへん不利益が出ましてですね、こういうことになるのはわかってましたんで、えー、通常通りの出勤で、あの、家庭とかもありますので、普通通りの、今まで通りの形の方がよろしいかと、ということです。

N  教えて、Nです、今の質問と重複しますが、通常通り、今まで通り、というのは具体的にはどういうことであるか、ひいてはOさんの休日と、休みの大切さと、給料が下がっちゃう、手取りが、お給料というか、…が下がっちゃうと、どっちもむずかしいだろうなということで昔いったんだと思いますよ、ね。で、今現在のお考えをもう一回教えてください。

O副分会長  今現在

清水  だからまるのね、法定外の休日については全部出勤にしてくださいと、それが、あの団交に入る前です。

N  いや、ご本人がいるんだからご本人がまず教えてください

O副分会長  ええ。一重まるですね、法定外ですね、これを自分だけこう休みにさせられていますけど、それだと不利益が生じましてですね、あのちょっと食っていくのにはたいへんなので、なるべく、なるべくというか、出勤ですね

清水  全部出勤です。基本的に全部出勤です。

N  こういう理解で正しいか教えてください。まぁどちらか天秤にかけるのむずかしいでしょうけど、休みとお給料と、お給料を優先したいとこういうお考えだと

O副分会長  はい

N  そういうご理解でよろしいんでしょうか

清水  はい

N  そういうご希望なんですよね

清水  はい。それはね、団交のこういう取扱いがはじまって、今までまるの法定外の出勤があの休日にさせられて、で、これじゃあ困るということで、Oさんは所長にも申し入れをしていますし、所長がらちあかないというので、私の方から連絡をして、これでは食っていけないんだから、今まで通りのね、取扱いにしてくれということは再三申し入れてます。

N  私がね、ごめんなさい、Nです。まぁ群バスさんにも教えていただきたいんですけど、私の感想というか理解をいいますとね、まぁ休みも大事だけど、給料、食っていくため、生きていくために当然もっと稼ぎたい、ね、そのご希望があったとしますよ、現にそういうことなんでしょう、それをある方の希望を全部実現するためには、枠というものがきっとあるので、どなたか、他の方の乗務日数を減らすとか、ね、無限に枠がふえるならいいですよ、そうするとある方のご希望を全部、全部というかなるべく沿おうとするとしわよせというか、他の方の勤務、乗務日数が減ってしまうとか、余分な心配かもしれませんが、そういうことがおこるんじゃないかと思うんですけど、その点はいかがですか

M榛名営業所長  その点はいまおっしゃるようなことが出てくるかと思います。それもそうですが、こちらに関しては第1回の交渉の方の部分での回答ということになっておりますので、第2回は3月の交渉においてはですね、週休2日とあるいは休日出勤は任意であるという立場の前提に立っておりますとの回答を会社の方はしたと思うんですが、それにともなって、当然、休日に関しては振り替え休日を必ずすると、振替はするんだぞ…

清水  振替は必ずするんだぞ、じゃなくて、振替をちゃんと指定しろといったんだ

M榛名営業所長  指定しろ?

清水  うん

M榛名営業所長  で、指定したことによって、ちゃんと指定をするということは、その場で休みのところの期日のキチッとしたところをふり替える中で、休みの申し出を休むという申し出があったんだというふうに私共はそこでそういうことができるんだなと、振り替えするんだなと、いうことの中で、ここにおられた方の何名かだと思いますけどね、その時に私は…茶化されながら、私は、はい、振り替えますよという話を私はしたつもりでありますので、そういったなかで、任意ではございますけど休めるときには休んでいただく、休めないときには仕事に出ていただきますよという、第2回の交渉の話の中での実行をさせていただいていると私は理解してますけど

清水  だけど第2回の団交の中でも、あの、給料が下がるような扱いはしないようにっていうことはいっていると思うんですよね。だから、確かにね、あの、そこのところどう整理するのかっていう問題は出てくると、だけど一貫してね、今の給料が落ちるようだと生活に困るんで、それは絶体ダメだよと、いってます。それで、実際にそういう取扱いをOさんを休みにするという取扱いはじまってから、Oさん抗議もしたし、僕も連絡、電話を入れて直接話をしましたけれど、それについてはね、とにかく、給料落ちたら生活困るんだと、それだけはね、今の現状ではあの、絶体だめだよと、だから、ね、その、今まで通りの取扱いにしてくれという申し入れをしましたよ、だけどそれは私のレベルでは判断つきませんという形で逃げてですよ、回答もせずにですよ、それが今までずっと続いているんですよ

M榛名営業所長  私からすると逆のような気がしますよ

清水  どういうことですか

M榛名営業所長  あの、そのやり取りがあったときに、私の方としてはあくまでも、休めるときには休んでいただくと、休めないときには出ていただきますよ、任意ではあるけども振替をしながらそういった形の中で…

清水  だから、ちがうちがう

M榛名営業所長  …話をしたと思いますよ。それについてどうのこうのっていったらば、全部休ませちゃった方がいいのか、全部出るのがいいのか、それはたぶん本人と検討するという話で、僕の方は逆に…

清水  全部出るって言ったじゃないですか

M榛名営業所長  はい?

清水  全部入れてくれっていうことでいったでしょ?それからずっと…

M榛名営業所長  それはちょっと私の方は…、全部入れてくれといわれても、それはそういうわけにはいかない

清水  だからなんでなの?それは

M榛名営業所長  だから、だって、団体交渉でご要求になった問題じゃないんですか?

清水  だから、さっきから同じことをくり返させないでくださいよ、ね、どっちもバランスということが最初から出てますよ、同じ問題ですよ、だから両方あると確かに、ね、振替休日だったら振替日を指定しなさいというのはこれは法律の問題ですよ。当然の話じゃないですか、ね?それは当然の話でしょ?それは要求の話ではないんですよ。要求の話は、両方のバランスがあって、Oさんについてはね、給料減らすなと、いうことでいっているわけだから、おかしいでしょ、振替休日を振替日を指定しろという話とね、いっしょにするというのはおかしいでしょうが。それは法律の話で、法律通りにやれよといっているだけの話であって、団交の要求とかっていう以前の話でしょうが。

N  あー、Nです。あの二つの問題が確かにあるかと思いますが、私がまだ理解してないんかもしれないんですが、振替休日については振替休日の指定の問題があります。それからさっき私がお聞きしたのは、Aさん、Bさん、Cさん、たくさん労働者いるわけですよ。で、いやぁ自分はなるべく働きたいんだっていうのを、群バスは全部受け入れていくことができるんですかって聞いているんです、私は。

清水  Nさん、いいですか。それは、あの、この組合、分会ができる前からずっといっしょなんです。みんないっしょなんです。その、まるのね、法定外休日は基本的に出勤にするっていうのが全員そうなんです。でOさんだけが組合に入ってからそういう扱いをやめたんです。だから差別的不利益取扱いでしょっていっているわけですよ

M榛名営業所長  そんなことはないですよ

O副分会長  いや、区別

M榛名営業所長  いや、そんなことはないですよ

O副分会長  差別ですよ、これは

M榛名営業所長  第2回の組合の中で、団交の中で、お話した内容ですよ

清水  だから団交を理由にして、彼だけ減らしたわけでしょ?

M榛名営業所長  いや、それは休みが振替もしたり、休みを必要としているというふうに…

清水  だからそれは違うといっているでしょう、さっきから。何回も申し入れもしているでしょうが。

M榛名営業所長  …休日の出勤に関しては任意であると、いうことの主張についてはうちの方は…

清水  じゃあ今回こういうことで確認するから、今後まるは絶対入れなさいよ

M榛名営業所長  絶対というわけにはいかないです

清水  なんで

M榛名営業所長  全体の中の流れの中で

清水  全体の流れのどういう流れですか?全部入れてるでしょ、みんな、他の人は。組合員だけ入れてないんでしょうが。

M榛名営業所長  入れるときには入れてますよ

清水  え?

M榛名営業所長  入れるときには入れてますよ。

清水  なに?

M榛名営業所長  そこの時に休みがあるし、仕事がやってもらわなければいけないときは…

清水  違うよ、なんでそこで最初からO副分会長さんだけはずしてんのっていってんの

M榛名営業所長  そんなことはないですよ。休みがある人はいろいろしながらやってる…

N  Nです。端的に言ってね、差別かどうかっていうのは評価なんですよ、ね、人によっては見方が違うでしょう、お立場も違うでしょう、ね、で事実関係として、差別かどうかは私は何とも言えませんが、Oさんだけ特別な方法をとられているんですか?

M榛名営業所長  別にO副分会長君が、団体交渉の流れの中で、週休2日で…

N  要望とかありましたよね

M榛名営業所長  要望があったことに関して、私の方はそういうことなんだろうということの中でそれを履行しているだけですよ

清水  だから特別に扱っているということでしょ

N  だからご要望は、ごめんなさい、私Nでもうすぐ話を切りますよ、団体2回目かな、1回目かな、いずれにしても要望があったと、それをふまえた対応をしてこられたとそういうことなんでしょ?

M榛名営業所長  そういうことなんです

N  こういうことなんでしょ?

M榛名営業所長  はい。そういうことです。

清水  だからそのね、それは本人が、ね、そういう希望を持っているからそういうふうにしてるんだっていうわけでしょ?

M榛名営業所長  ん?

清水  この回答ですよ。本人の希望をそういうふうに理解したから、そういう扱いをしているんだっていうわけでしょ?

M榛名営業所長  そういうふうに…組合…

清水  だからそれ違うって、最初から言ってんだっての

S執行委員  はずしてるんは誰がやってるわけ?

清水  違うってさっきもいっただろうが。

I  すみません、今でも休日出勤はOさんにはお願いしていることもあるわけですよね?

M榛名営業所長  ある

I  だけどもそのやり方がちょっと違ってるんじゃないかってそういう話をされてる…従前とはやり方が変わっていて、それはちょっと違うんだろうという話をされているわけですね、主張としては。うん。

N  私も、テープをね、録音の反訳文を全部今覚えていないんでまちがったことをいうかもしんないですけどね、そうしたら訂正してもらえばいいんですが、Oさんの最初のね、あるときの団交のご要望っていうのはかんたんにいうと、ちゃんと休ませてくれと

清水  それはMさんでしょ?

N  Mさん?ああごめんなさい。でね、ごめんなさい。で、ちゃんと休ませてくれと、でそれから、その後半というかな、やっぱりそれじゃあちょっと困ったなというようなことで、お話が若干…

清水  それはMさんです

N  ですか?それはMさん?でOさんに関しては一貫してあれですか、休日出勤をしたいと

清水  だから給料が減っては困ると

N  なるべく、まぁ給料減ってというのは理由だからごもっともでしょう、誰だってね。だから、要は、ごめんなさいね、なるべく働きたいんだ、休日出勤をかなり入れてくれと、こういうことでいいんですか?ご要望というのは

I  それから私はちょっとまちがっていたら教えてほしいんですけど、群バスさんの取扱いとしてもOさんが配車の数日前、何日か前という限定があると思いますけども、それよりも前に休日勤務を行いたんだけどとおっしゃったら、それについては可能な限りは対応しているというふうに伺っていたんですけどそういう理解でよろしいですか?

M榛名営業所長  はい。あの、えー、6月の7日だか9日の時の回答の通りの形、でずっとおんなじ…

I  ただ少なくともこれからはOさんとしては休日出勤はできる限り入りたいとそういうご希望をお持ちであるということですよね?

O副分会長  はい。

清水  だから他の人と差別しないでくれって

Y  他のドライバーと同じようにまるついてる日は出勤にしたいっていってるんですよ

清水  まるの日をさ、休みにしてくれっていっている人が他にいますか?

M榛名営業所長  中にはいますね。

清水  誰ですか?

M榛名営業所長  まるということではないですけども、あの、いろいろと変更して…

清水  できるだけ、ね、法定外の休日は休みしてくれと希望している運転手は他に誰がいますか?

M専務 個人名は言えないよね

清水  何人ぐらいいますか?

M榛名営業所長  まぁ2、3名いるんじゃないですかね

清水  2,3名はそれあの…

M榛名営業所長  だけども、出てもらわなければいけないから、出てもらったりなんかいろいろしていますけどもね

清水  その人たちはどういうふうにいれてるんですか?基本的にはずすの?法定外の

M榛名営業所長  外れるようだったらはずします

清水  え?

M榛名営業所長  外れるようだったらはずしますよ。仕事の内容によってね

清水  外れる…その人たちは基本的に外れたいという意向なんですか?

M榛名営業所長  まぁできれば、ということでしょう

清水  できれば?

M榛名営業所長  はい

清水  で、どのぐらい、入るんですか?月に例えば、平均的に

M榛名営業所長  ちょっと記憶にない、ちょっと忘れました。

I  そこについては資料がないのであまり明確には答えられないということですかね

M分会長  一件いいですかね、Mです。あの、先ほどM榛名営業所長さんが、あの仕事の都合で出てもらうとかいってましたけど、あらかじめカレンダー配っているんじゃないんですかね?仕事の都合もへったくれもないでしょう。ダイヤが1ヶ月ごとにでてるんだから。

M榛名営業所長  うん、それは月のローテーションね

M分会長  月のローテーション出てるんだから、あの、仕事の都合とかそういう問題じゃあないでしょう。もうだから、Oさんをこうに入れればいいだけじゃないですか。その元来の普通の一重まるのところに。ダイヤを。それを忠実に出せばいいだけでしょ?寸前なんないとわかんないんですか?

M榛名営業所長  …

M専務 M専務ですけどいいですか、M榛名営業所長さん、ちょっと確認ですけど、だって1ヶ月分っていうのは、Fのところもあるし、ある程度前にならなければそこは全部一重まるだからってそこで入れられないですよね?

M榛名営業所長  その通りの日もありますね…

M分会長  いや入ってますよね?

O副分会長  入ってる

M分会長  カレンダーは

O副分会長  一重まるは…

M分会長  じゃあ空欄にすればいいじゃない

清水  だからあの、Oさんについてはね、2、3名は、ね、できるだけ休みにしてくださいという希望をしているという話だけども、Oさんは全部入れてくれと希望しているんですよ、だから多少ね、現場の運行、管理上ね、あの、いろいろ、こうしないと埋まらないんだとかっていう問題が出るのは理解しますよ、だから、あの、しょうがないんだということで、その、まぁ休日の振替の問題とか、休日の振替の問題にしてもいまあれでしょ、月のおわりに有休にしますか、振替にしますかっていうね、そういうやり方やっているでしょ?これがおかしいんですよ、そもそも。ね。

M榛名営業所長  ちゃんとやるようにしてますよ

清水  だからそういうことじゃなくて。で有休はそんなあとでこれ有休にするとかっていうもんじゃないでしょ?本来。

M榛名営業所長  本人がね…

N  清水さんがおっしゃっているのは、本来の有休の時期指定権の話でしょ。本来の希望があるだろうと。労働者の方の。それの理屈というか、法律の建前がそうなっているでしょと、そのことをいっているんでしょ?

清水  はいはい。

N  それがあるべき姿でしょっていうことですよね?おっしゃっているのは

清水  だから法律の問題からして、実際に群バスの運用の仕方は、ちょっと、ね、あのファジーにやっているわけでしょ?だからその、まぁ一重まるのね、法定外の休日についてもちょっとその辺ね、ごっちゃにしながら、まぁいいように考えるという運用の仕方をしているわけですから、ね、とりあえず、それでね、それでしかやっていけないというのであれば、それでいいですよと、ただ以前のように、以前からね、給料が下がるようなやり方はやめてくれって申し入れは何回もしているわけですよ、それ一向にあらためてない。今後は以前と同じように、ね、法定外の休日については必ず入れるという対応をしてください。いいですか?

N  そういう強いご要望があったということでしょうね。

M榛名営業所長  まぁ検討いたします。

N  次、話題、清水さんね、せかせるわけではないんだけどね、いろんな話題があるじゃないですか

清水  はい

N  追加要求書もね

清水  はいはい

N  限られた時間なので、まぁ全部はできないと思いますよ、このペースだとね、だから次の方に移ったらいかがでしょうか

清水  そうですね。いい回答をすぐしてくれればいいんですけどねぇ。どうしようかな。Tさんの問題ですけども、えー、「給与体系改定を行う前に給与体系改訂を行う前に説明会を開催しており、新体系による場合と嘱託契約運転手となる場合とを対比して説明しました。T氏はその説明を受けた上で嘱託契約運転手となることをお選びになったものです。給与の減額については、T氏から体調不良の申出を受けたため、T氏にバスの運転業務ではなく事務業務をご担当いただいた時期があります。かかる時期においてはハンドル手当が支給されなかったため、給与の減額が生じたものと思われます。したがいまして、当社がT氏に対し給与の減額を強要した事実はありません。」っていうことなんですけども。体調不良の申し出をした?

T  27年度、えー、給料説明会の、えー、日に、そういう話の方向になってしまったんですね。で、明日からおりろと、M専務からいわれて、それで、それから何日か休んで、医者行ってこい、無呼吸やれ、いろいろ診断されました。あといままで路線、十何年間やってきまして、えー、ほんとに休む暇なく、長時間週一でやってきましたので、どうしても慢性になって、これ以上できないよっていうことを給料説明会でいってしまいました。

I  すみません、Iですけど。そうしますと、体調不良の訴えをされたという事実はあるということでよろしいんですか?

T  はい

清水  Tさんの方から、まぁちょっと運転できないというような話をした?

T  これ以上長いダイヤでこんな金額じゃあできないということを、そういうことをいいました。

N  Nです。清水さんのご質問というのは端的にいうと、Iからのもそうかもしれませんが、あなたの方で理由はともかく体調不良による申し出が、というものがあったかなかったかというのがまずはっきり教えてくださいと。で、あったと受け止めたんですが、理由はいろいろあるでしょう。そういう理解でいいですか?

T  そうです…ね…はい

清水  で、事務に行くという話も、事務のね、事務の方に行くっていう話は、それもTさんが希望したの?

T  いや、希望してないです

清水  えっと、その辺はM専務さん、どう

M専務 よろしいですか、M専務ですけど、確か眠くて、もう睡魔で云々という話をしたわけですよ、それだもうとバスの運転は危ないからということで翌日、安全管理部の方で、あのK安全管理部長部長の方からヒアリングしてもらってねという話にして、で、最終的に、いろいろと、そういうなかでバスに乗れない段階で、じゃあうちでずっと待機してもらっていても困るんで、うちも、そういう中において、あの、事務の補助的な仕事をやってもらっていたと、そういうふうに、だよね?

T  Tです。ちょっと給料説明会のことをまた思い出しました。その日、朝5時からずーっと給料説明会7時半にありました。身体もうやっぱ週一だからそういう状態で働いてきました。週一の形で。けっこう、7時半となると身体の方も疲れてきます。バスの運転手はけっこう神経、かなり使います。はい。その中で、もう9時近かったです。おわりが。

N  9時というのは21時のこと

T  21時です。はい。それでまた次の翌日も早かったと思います。その記録もあります。メモに残ってます。

I  すみません、Iです。今のTさんのお話というのは、給料説明会の説明がその疲れであまり理解できなかったと、そういうご主旨でいいんですか?もっと群バス側にちゃんと説明してほしかったとそういうことですか?

T  それもあります。はい。

N  Tさん、せっかくなので遠慮されずに、私も群バスのみなさんもお聞きする用意があるので、お聞きすることですよ、自分のことばで言ってくださいよ。今説明会の話をされだしたじゃないですか。

T  はい。その全部、内容はその全部でよろしいんでしょうか?

N  全部というか、Tさんが今この場で、群バスさん、それと私とか群バスさんの代理人ですよね、そこにあとお仲間の組合のみなさんもいらっしゃるけど、あなたが伝えたかったこと、それが何なんだかまだわかんないんですよ、よく。

T  はい。えーっと、私、その席ではいま、高校生と大学生になっている子供がいます。一番かかる時期なんですよって、いったんです。16年間、こんなにがんばってきて給料さがるん、これじゃあ、なんですかって感じでおれはいったんですね。それじゃあ困っちゃうっておれはいったんですね。

I  群バスさんのその新しい処遇の給与の体系と、それから別のものを説明されましたよね?でそこの中で確かにそのまぁあの新しい体系によると基本給が若干下がるというのは話もある中で、ただ他方で他の手当とかでは少しよくなるという

M専務 要は60歳以降、すぐっていうのはあれかもしれない、60歳以降は逆に現行16万円の基本給のみなのをTさんがもし移行していくとするならば、19万円と1万円で20万円、20万円に60歳以上、まぁ65まではそういうふうになるよという話と、賞与、月々の賞与に関しましても今までよりも若干ですけど多く出しますよと、という、まぁ会社がそういう努力をしますよって、そういうお話をさせていただいたと思うんですよね

N  重ねて質問、確認ですが、そういうAコース、Bコースね、かんたんにいえば、その二つがありますよとご説明ですよね、そういう理解でよろしいんですよね?

M専務 そうです

N  その時にTさんの方でご判断されて、どちらかを選ばれたというふうにお聞きしているんですけど

T  専務は、どちらでもいいんだよって、いう形でいったんですね。その給料説明会、27年度7月28、8日…

N  ごめんなさいね、Aコース、Bコース、正確に言えばもっとあれだけど時間もあれなんで、二つの方法がありますよって、で、どっちでもあなたの、でいいんだよってM専務さんが言われたとそういうことですね?

T  そうです

N  わかりました

清水  その時にだから、正社員になると、賃金が月額いくらぐらいか下がるよと、2万円ぐらいですかね?そういう説明をされたんですかね?

M専務 あのその説明もしましたし、あとは平成28年の2月頃、彼にはあの、なんていうんですか、正社員じゃない方がいいっていうふうに彼は判断したんだけど、私は何度か彼に関してはひとりだけ体系が違うのも会社的にもなかなかむずかしいっていうか、面倒な部分もあるんで、彼に関してはできることだったら正社員にならないかっていうような誘いは何度か、させていただいたし、その時に一万二千円の退職金もなくなっちゃうから正社員選んだ方がいいよっていう話はしましたよね?構内かどっかでちゃんとしてるよ、おれなんか

N  Tさん、それについていかがですか?

T  1万2千円、その退職金、あの東急時代からずっと続いていた退職金なんですけど給料説明会のあとに、それも落ちると、おれはビックリしましたね。

N  ごめんなさい、Tさん、ごめんなさいね。僕が聞いた意味をもう一回いいますね。あなたがさきほど説明してくださったのはAコース、Bコースの説明があって、M専務さんから、というか群バス側から、ね、どちらでもいいんだよといわれたとあなたがおっしゃった。それの次にM専務さんが、確かにそうだけども、どちらかというとこっちがおすすめだよといわれたと、ですね?

M専務 いいましたよ

N  それについて、Tさん、それは覚えていますか?事実ですか?間違いですか?ってそれを聞いているんです、私は。

清水  覚えていなければ覚えていないでいいんだよ

T  覚えてないです

N  はい

清水  で、その二万円減額という話の中に、その内訳とかっていうのは、例えば1万2千円の、さっきTさんが言いましたけども、退職手当は減額するっていう話は説明会の時には聞いてないっていうわけですよね

M専務 いったよ。あと二万円減額って、月々二万円減額っていう言い方したかどうか、逆にごめんなさい、ちょっと訂正させてもらうと、要は一番下の人間が17万いくらなんでTさんは他の人にくらべてまだ二万円くらい多いよねっていう話はしたと思うんだけど、月々二万円減るっていう話をしたかどうか私はちょっとそこのへんは定かじゃないんで申し訳ないけど

T  自分の記憶だとM専務専務は三万円くらい減るかもしれないねって、古い方は、って聞きました

M専務 ああ、そうですか。その辺の記憶が…ただ何万円くらい下がるといったかその辺の記憶は、申し訳ない、定かじゃないんだけど、一番上の人たち、前々からいる人たちの給料は下がるけれども、そのかわりとして60歳以上っていう時にその分はお返ししますねってそういう話をしましたよね?

N  よろしいですか、いずれにしても、このお話のポイントはね、AとBの説明があって、それを選んでもらったというところまで一致しています。それから先、ね、だけれどもあなたのことを考えるとこっちの方がいいと思うんだけどね、と、いった記憶がある、あなたは聞いた記憶がない、したがってこれはわからないということですね、まぁ私が裁判官であればそう認定をします。そういう整理でよろしいですよね

清水  いいですか、あのね、会社の説明は、正社員になればね、うんと、いったんは給料下がるかもしれないけれども60歳以上のこと考えれば、そんなことないよという説明だったということですよね?

M専務 そうですね、あの、だからある程度、全額というのじゃなく、ある程度の補填はできるから、ということで、そういうご協力のもとで下の人たちの給料が安かったのでその人たちの給料をあげる原資に、当面の原資にしていただくってそういう話でしたね

清水  協力してくださいねって話でお願いをしたわけですよね?

M専務 そうですね

清水  で、O副分会長さんもね、前回二万円か二万五千円くらい下がるという説明のされ方をされたというふうに聞いていますけれども、Oさん、あ、Tさんについては、さっき話しましたけれども、子供が大学生と高校生がいて、それは困るんだと、給料下がらないようにしてくれっていうふうに希望したってことでしょ?

T  そうです

清水  なのに、下がったわけですよ。60、ね、これはおかしいでしょということでこの要求を出しているんですけども、その回答が、ね、体調不良につき、ハンドル手当が減った分落ちたんだというわけですよね?

M専務 いいですか?Mですけど。だからこれは平均として落ちているということでしたので、その平均としての一部はこれじゃないのですかっていうことですよね?

清水  うん。

M専務 あとは、いまいったように1万2千円がなくなればその分月々は減りますよね

清水  だからその1万2千円についても、ね、あとから下げるというのは、契約変更しなければ、その1万2千円もね、いままで通り出るって、そういう理解で選んでいるわけだから

M専務 すみません、ちょっとよろしいですか、Mですけど。だからその時の3月までは一万二千円契約の通りだったんで、それで4月1日からの契約に関しては1万2千円ない契約を2月の幾日かに、これですと2月幾日ですかね、私実際に契約していないんであれですけど、2月29日にTさんが新しい嘱託契約にサインしたってことですよね?

清水  それはだけどTさんひとりだけでしょ?その契約は?

N  そうそう。そこを聞きたいんですよ。あの時間もないので、かんたんに教えてください。あのTさんお一人だけでしょって、まさにありましたよね、多くの方がTさんが選ばれてない方を選ばれたわけですよね?で、Tさんお一人か、二人かはともかくとして少数派だと。Tさん、その時にね、あなたへの質問なんだけど、万が一、説明がよく理解できないとかね、ってことは世の中程度の差こそ、キチッとしてても誤解っていうのがある場合があります、これ一般の問題です、で、お仲間、群バスの同僚の方々がみなあなたとは違う方向を選んだやに聞きました。その時に他のお仲間や同僚と、どうなんかねぇとか、そういう話は一切しなかったんですか、または友達や同僚の方に君はどっちを選ぶんだいとか話題は、質問とかはしなかったんですか?

T  はい。えーと、私の給料体制の人たちは群バス内ではえー少ないです。ほんとに数える程度です。私、どちらでもいいよと給料説明会にありましたので、いいです、おれはこのままで、って

N  わかりました。あの、それだけです。

清水  まぁだから、この退職金が、まぁ契約社員には出さないというふうに就業規則、賃金規程を変えたわけですよね?

M専務 そこまで変わっているかどうかちょっとわかりません。契約の中でやっているのは間違いないですよね

清水  それによって一万二千円の手当がなくなったのはTさんだけですか?

M専務 そうですね

清水  はい。Tさんにそういうふうにしたいんだけどもいいかねという合意があったんですかね?

M専務 だから最終的に一万二千円なくなるけど、さっき聞いてないっていわれればもうどうしようもないんだけど、私も2月の段階で、本当にいいんかいって、本当だったら選んだときに正社員じゃないのをえらんだわけだけど、だけど会社とすると最後の最後まで正社員になった方がいいよと、私は、覚えてないといわれても私はいっているわけです。それの中で彼は契約、要は契約書で書いてあるにもかかわらず、その契約をしちゃったということなわけじゃないですかね

I  ですから契約書の中にその一万二千円の減額が記載されていると

M専務 うん、その金額一万二千円ていうのが書いてないわけですよ

I  で、それをご覧になったうえで署名押印をTさんがされているということであると

清水  その時に正社員であれば、あのその退職手当はなくならないよという話はしてるんですか

M専務 してますよ。だからさっきもいったけども、この契約する前に、私はたぶん2回くらいは少なくともしていると思いますよ、構内でTさんと、引き留めて構内の中で。別室とかいわないけど、構内の中でですよね。…今だったらいいから、正社員になった方が一万二千円つくからそっちの方がいいと思うよっていったのに、いやいいんですよみたいなことをいってましたけどもね。

N  …どうぞ

T  はい。私、えー、16回契約を取っております。えー契約書にはんこを押しています。一六年間。えー、契約の時には何も変わらないよって感じでいつもの形なんですね、群バスは。そんな感じではんこ押してくれっていう感じでいつも通りやって…

N  今のは、従前の15回とかね、この問題となっている選択の時より前の慣行についてのご説明と伺いました。先ほどTさんがおっしゃったのは今回のこの時のことですが、二つの違いをふまえてどちらでもいいよといったとあなたがおっしゃったんで、今のご説明と若干違うんかなって聞きますけど、従前は今回のその時の新制度創設にあたっての、ね、わざわざそういう説明会をなさったわけでしょ、それより前、15年間であれ13年間であれ、今までと同じだよ更新するよって、あなたがおっしゃってる、Tさんがおっしゃっているのはめくら判とはいわないけれど、ああそうですかということでずっとなってきたんでしょう、くり返しになって、時間もあれなんでね、今回のはその会社説明、会社の説明会をしてAコースとBコースがこういうのがありますよと、それでその説明があってどちらでもいいんだよっていったってことを、Tさん自身さっきしっかりおっしゃってくれたじゃないですか。それをふまえていま話をしてきたんだけど。そういう理解でいい、いいんですかね?えーっと清水さん

清水  はい

N  あのさ、あの、もうタイムリミットですよ、もうほんとに。それで回答については、書面でお出ししていて、この中で特にディスカッションした方がいいと思われることをこちらが指定しているんじゃなくて三つほど話題にされたじゃないですか。

清水  はい。

N  そろそろおわりにした方がいいと思いますよ。

清水  まぁちょっと、それはだけどね、回答がはっきりしないからこういう

N  誰が悪いとかいっているんじゃないですよ私は

清水  はい。えーっと。それで、うんと、その一万二千円の減額と、だけですか?いまTさんの賃金が下がっている原因は

M専務 あとなんかありますかね?それはちょっと資料がないとわかりませんけど

清水  まぁここで出しているだけでも、えっと、いくらになるんだ、けっこう平均で5万円ぐらい下がっているんですよね

N  まぁだけど今の、正確な資料がなくて当てずっぽうでは申されないといっているのでそれ以上ここでは無理じゃないかな

清水  えー、だからちょっと今、生活が成り立たないくらいの、かなり賃金が下がっているんですよね。その辺の状況を是正してもらわないと、ちょっと生活立ちゆかないんで、それがなんで下がっているのか、一回検討してもらって、あの、調整金、予備手当だとか、そういうのもボーンと出ているのがあったりするんですよね、それは会社も自覚されていると思うんですが

M専務 それはオフシーズンだからですよ。

清水  それはあれでしょ?閑散期…

M専務 閑散期手当か。

清水  予備手当が8万円とか出ているときがありましたよね?

M専務 ん?

N  いや、いずれにしても、清水さん、ね、このあたりにしましょう、ご要望の趣旨は伝わってますよ

清水  いやいや。いやいや。基本的にね、きちんとした前向きの回答はないので。

N  今日の段階ではこれは無理だと思いますよ、私は。あと10分かかろうが、5分かかろうが。

清水  もう一回やりますかね、じゃあ。

N  やるやらないはともかくとして、今日はこれですよ

M分会長  一件いいですか、聞いて。まだだってまともな回答受けてないんだけどこの回答はいつ…

N  まともかどうかは誰が判断されるかという話になりますね、最終的には…

M分会長  全部の項目を具体的に説明してもらわないと、納得いかないじゃないですか。ここで時間だよっていわれたら続き開催しなくちゃなんないでしょ

N  まともかどうかってのは、立場によるんですよ、ね、群バスさんからすればおそらくまともだと思って書いているんですよ

M分会長  ええ、

N  みなさん、あなたにとっては納得いかないって、そういうことでしょ

M分会長  ええ

N  その解決方法として団体交渉というのは意義のあることだと思います。だから我々はみなさん一番わかる、一番かどうかわかりませんが、団体交渉に関しては我々はかなり誠実に対応しているつもりです。よそ様とくらべてどうかはよく知りませんが、そう思っています。そこで交渉ごとです。交渉で解決できない場合には第3者の強権的な判断をあおぐしかないじゃないですか

M分会長  ああ、なるほど

N  残念だけど世の中ってそうなっちゃうんですよ

清水  ちょっと最後に、うんと、追加要求書の、えー、かっこ4のね、ク、今回この誓約事項を入れた理由ですね、当社は昨年よりインバウンドのお客様の対応をはじめていますが、東京オリンピックの関係でも今後外国人のお客様に対する対応の増加が見込まれることに加えて大規模なイベントに関連した業務の増加も見込まれます。こうした中近年海外でテロ事件が頻発していることや日本における大…

I  時間もあれですから読み上げはそれでけっこうですから

清水  はいはい。要するに東京オリンピックで入れたということですか?

S総務部長  よろしいですか?Sです。東京オリンピックだけではなくて、インバウンドの扱いをするとか、大きなイベントもある、それからあの国交省の方からテロに対する対策という通知が毎年来る、そういうのを考えたときに、今後についてはそういう大きな事業に、イベント等にかんでいくためには、そういう基準も必要かなと思ったわけです

清水  必要かなと思った?

S総務部長  必要だと判断したわけです

清水  これ、他の会社でこういう規程を入れているという話を聞いたことがありますか?

S総務部長  いや、それは調べませんでした。

清水  調べてないわけね

S総務部長  うちの会社の判断として入れたわけです

清水  公務員に準ずる理由をもうけるべきであるという考えにいたったわけですか?

N  この書いてある通りですよね

S総務部長  はい

I  すみません、本当に会場がもうあれなんで、このあたりで終了させていただければと思いますが

N  清水さん

清水  はい

N  そうしましょう

清水  なんか、いいたいことある?

O副分会長  そうですね、ひとつだけいいですか。このあいだ専務に、眼鏡の色が就業規則に出ていると

I  それちょっと、いただいている議案と違うのかなと思いますので

O副分会長  M所長、これですよ。10年間使っていて一度もいわれたことのない

N  私から打ち切りたくないのでお願いします

清水  これだけど、この間いわれて、で、この就業規則に、この眼鏡がね、あの懲戒に値するような…

M専務 懲戒なんていってないですよ。サングラスは

O副分会長  これサングラスですか?

M専務 違う、あなたがいまかぶっているやつ

O副分会長  これサングラスですか?同じ

M専務 サングラスとか、そういうふうに色がついているのに関してはちゃんと規程の方法に沿ってちゃんと許可をとってねって。しちゃあいけないとはいってない。

N  新しい話題でしょ。これは。これは新しい話題ですよね。今日の話題ではないと私は考えますがいかがなんですか

清水  じゃあそういうことで。

O副分会長  はい

清水  とりあえず、ね。

おつかれさんでした。

 

 

(終了 21:14頃)

群馬バス分会、第二次救済申立と門前抗議行動にたつ!

群馬合同労組は、9月29日に、群馬県労働委員会に対して、株式会社群馬バスの不当労働行為の救済命令を求める新たな申立を行った。今年(2017年)5月9日にM分会長の解雇撤回の申立を行い、すでに2回の委員調査が行われているが、今回、新たに4つの不当な差別的取扱いについて、群馬県労働委員会の救済を求めたものだ。

群馬合同労組は、今回の不当労働行為救済申立で、群馬バスの「不当労働行為意思」を証拠をあげて明確にさせる。そして不利益取扱いについて、すべてなかったものとして、不利益の原状回復を行わせる。

 

今回の申立の柱は、群馬バスが今年の4月以降の雇用契約書の中に「誓約事項」として次の文言を付け加えたことだ。「日本国憲法施行の日以後において、日本国憲法又はその下に成立した政府を暴力で破壊することを主張する政党その他団体を結成し、又はこれに加入いたしません。」「日本国憲法施行の日以後において、日本国憲法又はその下に成立した政府を暴力で破壊することを主張する政党その他団体の傘下、下部組織又は影響下にある組織に加入いたしません。またそれら組織の構成員又は支持者と契約行為はもとより、関与、接触いたしません。」。会社の管理職や、群馬バス労働組合の役員などが「群馬合同労働組合は過激派」などとふれ回っている現状で、群馬合同労組とつきあったら解雇されるかもと従業員を不安におとしいれるものであり、明々白々たる不当労働行為である。群馬合同労組の追及に追いつめられた会社は、第3回団体交渉で「犯罪組織等を想定している」「当社は、公共交通機関という公共性の顕著な業務に携わる立場にあり、行政庁より補助金等の援助を受けていることなどから、公務員の欠格事由に準じた事由を設けるべき」などと苦し紛れの説明をした。しかし犯罪組織等を想定した「反社会的勢力」という規程はすでに以前から就業規則の中に加入・関与・接触を禁ずる規程が存在している。また補助金などはこの会社が設立したときからもらっている話。なぜこの4月からなのか、群馬バスは人を納得させる説明が全くできないでいる。

状況があやしくなったことを悟った会社と代理人の対応が、第3回団交から、明らかに変化している。労働委員会を意識して、「誠実な交渉態度」を必死に演出している。しかし団体交渉の中で、会社の不当労働行為意思はますます明らかになっている。

O副分会長に対する停職7日の懲戒処分、法定外休日の休日出勤を本人の希望を無視して差別的に業務をはずす兵糧攻め、そしていったんは第1回団体交渉で賃金規程や36協定など会社の書類の提出を約束しておきながら、一方的に言いがかりをつけて一転して提出を拒否した問題…。群馬合同労組はこれらを絶対に許さない。ホテル1C、中央タクシーに続いて群馬県労働委員会で勝利する。

 

第二次申立に先だって、9月25日(月)、群馬合同労組は、朝から群馬バス総合バスセンター(箕郷営業所)、貸切バスセンター、榛名営業所の3か所に対して、解雇撤回闘争を闘うM分会長、懲戒処分に負けずに闘うO副分会長、この夏新たに結集したT組合員、分会を先頭に15名で抗議行動にたち上がった。たくさんの群馬バスの労働者からエールが送られ、手応えが伝わる。何より、群馬バス分会の仲間が、堂々とマイクをにぎって、怒りにあふれて会社をだんがいし、仲間に闘いを訴えたことが重要だった。

 

 

さらに同じ9月25日の午後からは、M群馬バス分会長の解雇撤回を争う労働委員会の第2回委員調査が開催された。会社は管理職6名と代理人弁護士3名の9名。群馬合同労組は補佐人11名の参加。ここでもバチバチと闘いの火花が散る。

 

第3回団体交渉にあたり、群馬合同労組は、18個の要求を出しているが、貸切バスセンターの清掃時間の問題についての会社の回答を掲載する。

「当社は、帰庫後40分については、車両清掃等の作業がその時間内に終了していようとも作業時間として取り扱っています。車両清掃等の作業が40分を超過することが見込まれる場合については、当番運行管理者に申告されれば実労働時間を作業時間として取り扱うことにしています。以上のとおり、車両の清掃等に関する未払賃金は発生していません。」

貸切バスセンターの運転手・ガイドのみなさん。会社の言う通り、たとえ一分一秒でも、サービス残業は拒否しよう。働いた時間は残業時間として申請しよう。

九州ではさせぼバスの運転手が「待機時間は休憩ではない」と会社を提訴した。また長崎バスユニオンの労働者がはやり組合つぶしの処分撤回を求めてストライキにたち上がっている。全国でバス労働者がもうガマンならないとたち上がりはじめた。問題は闘う労働組合を取り戻すこと。すべての群馬バスの労働者のみなさん、群馬合同労組に入って、ともに闘いましょう!