12・27栗原工業ストライキ!

 

 

 

12月27日、群馬合同労組栗原工業分会・金井組合員は24時間ストライキにたち上がった。朝8時に組合員、支援共闘会議の仲間、11人が結集。会社周辺へのビラのポスティングを行い、門前でのスト突入・抗議集会を行う。

 

11月21日付で要求書を提出。①冬期一時金を1ヶ月分とすること②弁当購入者に補助している弁当代補助を弁当持参の金井組合員にも補助すること、の2点。さらに有休取得に応じて減額されていた「皆勤手当」の減額分を支払うことを団交当日に加えた。12月7日に夏に続いて第2回目の団体交渉。会社は社長と田中義信弁護士が出席。回答は冬期賞与5万円、弁当代補助は支給しない、「皆勤手当」減額分3万円は支払うというもの。納得できない、あらゆる手をつくして、要求貫徹のために闘うことを通告。そして再回答を求めた。しかし再回答はまったく前進のないものだった。組合としては、誠意のある対応であれば、妥協も視野に入れていた。経営状態がよくないこともわかっている。今後弁当持参者にも弁当代補助することで合意できれば妥協の余地はあると考えていた。しかし、会社は、こんな当然の要求にも誠意を見せなかった。

 

金井組合員の怒りは激しかった。一人親で、一時金が昨年から半分以下になったことで、ダブルワークを余儀なくされていた。社長や社長の母親から行われる嫌がらせもハラにすえかねていた。年末で厳しい状況だったが、自腹でストライキに立つ決意を固めた。

 

この決断を群馬合同労組の組合員、支援共闘会議の仲間は断固支持して、スト当日の結集となった。群馬バス分会の仲間は有休をとってかけつけた。労働者は、同じような思いをしてがんばっているのだ。たち上がる仲間がいればそこに希望と団結が生まれるのだ。泣き寝入りしてきた現実を、闘う労働組合の団結の強化と拡大で打ち破るのだ。群馬合同労組に加入して、ともに団結してたち上がれば勝利できることを示すのだ。

 

スト突入集会では、参加者がそれぞれの思い、怒りを会社にぶつけた。最初は金井組合員に車を敷地に止めるなとわめいた社長の母親も隠れてのぞいているだけ。出てきて話を聞け!という組合員の前に姿をあらわすこともできない。最後になって、同僚の年配者が出てきて、社長一族に代わって、車を敷地から出せという。組合員の抗議にあって、「あんたらはおかしい。会社からむしり取るなんて、労働組合じゃない」と言う。冗談じゃない。群馬合同労組がいつ栗原工業からむしり取ったというのか?誠意も見せず、払うものも払わないじゃないか。「おれは運輸労連の役員をやっていたんだ。会社がうまくいって社員の生活がなりたつんだ」と言う。なるほど。こういうことを言う人間が役員をやっているから労働組合が腐ったのだ。そしてこの人はしっかり自分は弁当代の補助を受けているのである。それでこういうことを言うのだ。

 

ストライキは労働者が置かれている現実をすべて暴き出す力がある。そしてさまざまな逆風を打ち返す力を労働者の中につくり出す。群馬合同労組は栗原工業分会・金井組合員ととことん団結して必ず勝利する。みなさん、ともに闘おう!

栗原工業分会スト決定!生活できる一時金を支払え!

 

栗原工業(伊勢崎市西上之宮町)は生活できる一時金(賞与)を支払え!

私たち群馬合同労働組合は、誰でもひとりでも入ることができる労働組合です。伊勢崎市にある金属溶接工場、有限会社栗原工業(伊勢崎市西上之宮町62-1 取締役・栗原秀之)で3年半働く金井組合員は、生活できる一時金などを要求して12月7日に会社と団体交渉を行いました。しかし栗原工業はとても納得できない回答を行いました。そこで群馬合同労働組合は栗原工業分会の抗議ストライキを行うことを決定しました。ぜひみなさんのご支援をお願いいたします。

一時金の減額によってダブルワークに

栗原工業は、従業員3人の小さな家族経営の金属溶接工場です。金井組合員は、3年前の春に栗原工業に就職。その時毎年の昇給と年2回の賞与支給を確認しました。
今年春、金井組合員は、有給休暇のこと、個人加盟の労働組合のことを聞いて、群馬合同労組に相談。組合に加入して、有給休暇の取得に関して要求書を提出して、会社に認めさせました。ひとり親で子供3人を育ててきた金井組合員からすると切実な問題でした。法律で決まっていることで、取得は当然のことです。群馬合同労組としては円満解決と判断していました。
ところが、今年の夏の賞与を会社は「工場の修理にお金がかかったので今回は出ません」の紙切れ一枚で不支給を通知しました。もともと12万円、10万円と出ていた賞与です。それもおりこんでの生活です。これは組合に入ったこと、有給休暇取得の仕返しか?こんなことは許せないと団体交渉を行い、分割で3万円の支給をさせました。決して満足できないけれど、冬はちゃんと支払うように念を押した上で合意をしました。やむをえず金井組合員は、夜のアルバイトのダブルワークで生活を支えています。しかし栗原工業は、これらのこともなかったかのように今冬の賞与を5万円と回答しました。

闘う労働組合を職場に取り戻そう

それだけではありません。栗原工業では出勤している従業員の昼食に関して、弁当購入の補助をしています。本人負担200円で残りは会社が負担しています。金井組合員は、生活が苦しいのでこの200円も節約しようと弁当持参で出勤してきました。しかし弁当持参の金井組合員に補助分の支給はありませんでした。金井組合員が弁当を注文していたら受けたであろう補助額は全部で約12万円になります。この分も含めて今期の賞与で埋めあわせしてほしい、今後は弁当代の補助を弁当を注文しなくても受け取れるようにしてほしいと要求しました。しかしこれに関しても会社は聞く耳をもちませんでした。会社のやっていることは嫌がらせにひとしいと思わずにはいられません。

安倍政権の「働き方改革」ぶっとばそう!

いま安倍政権は、「働き方改革」をかかげ、「長時間労働の是正」や「同一労働同一賃金」「最低賃金の引き上げ」と言っています。しかし、安倍政権がめざしているのは、日本を「世界で一番企業が活動しやすい国」にするということです。大企業がやりたい放題できる状況を作り出そうとしています。そのために労働者の権利を奪い取り、労働時間規制も含めて、規制を撤廃する労働法制の抜本的改悪を進めようとしています。こうした状況に対して、労働者の生きるための団結、闘う労働組合を職場、地域に作りだしていくことだけが、労働者の命と生活を守る道です。労働者は一人では弱いものですが、職種や雇用形態、会社の枠をもこえて団結し、連帯して闘える存在でもあります。おかしいことはおかしい、ダメなものはダメだと、労働者が団結して声をあげなければいけません。

労働者の闘いで社会を変えよう!

電通の若い女性社員が長時間労働とパワハラで自殺したことが問題になりました。労働者にとって団結と闘う労働組合を作り出すことは、本当に切実な問題になっています。
12月13日、群馬県労働委員会が、群馬合同労働組合・清水委員長の不当解雇問題で、救済命令を出しました。解雇をなかったものとして取り扱い、50数万円を支払えというものです(毎日新聞記事参照)。
群馬合同労組・エムエスジー分会の仲間は、上司のパワハラで「そううつ病」になりました。組合に入り、団体交渉をやり、ビラまきをやりました。孤立させられましたが、負けずに組合で会社と地域を取り囲むデモをやり抜きました。するとパワハラをやった上司が今度は「うつ病」になったそうです。ざまぁみろ、です。労働者には、団結には、力があるのです。

群馬合同労働組合は一人でもOK!

労働組合なんていいことない…と多くの人が思っています。30年前、国鉄の分割・民営化(JR設立)で労働組合は闘う魂をが抜かれてしまい、役に立たなくなってしまいました。しかし、解雇撤回闘争を軸に国鉄闘争は30年にわたって不屈に闘われ、勝利してきました。群馬合同労働組合は、この国鉄闘争をともに闘ってきた誇りある労働組合です。一人でも加入できます。職場に労働組合があってもなくても、正規雇用でも非正規雇用でも入れます。ぜひ群馬合同労働組合に加入していっしょに闘いましょう。栗原工業分会のストライキにご理解・ご支援をお願いいたします。

経営が厳しいから約束をやぶってもいいのか?

8月30日、A工業と団体交渉が行われた。組合から9名が交渉団として結集した。

今年3月に有給休暇をキチンと取りたいと、群馬合同労組に相談、加入してくれたK組合員の件だ。

組合に入って有給休暇が取れることになった

既報の通り、有給もしっかり取れるようになって落ち着いていたのだが、それもつかの間、約束されていた賞与がこの夏支給されなかったと怒りの連絡。しかも何の説明も謝罪もなく、給与明細の封筒に“工場の修理に金がかかったので今回の賞与は出ません”とのメモ書きが入っていたとのこと。

年2回の賞与は、雇用契約を結ぶ際の確認事項。しかしその額も年々下がる一方。そして春に組合通告して有休取得を認めさせた途端に、ゼロになった。

K組合員はシングルファーザー。少額とは言え、当てにしていた賞与が一円も出ないとなれば、一族の生活が破綻する。絶対に許すことはできないと、要求書の提出と団体交渉となった。

団体交渉には、会社側は社長と代理人の弁護士が出席。回答は、「お金がない。出せない。」「経営状態が出せる状況ではない」「社長も報酬が月○○円しかない」の一点張り。

中小企業が大変なことは、群馬合同労組も理解している。新自由主義の、もう一方の犠牲者であることは間違いがない。しかし、最近、それを開きなおって、働きに来てもらうときにはいいことをいっぱいいっておきながら、そんなことは忘れてしまって、「経営が厳しいんだから」「赤字なんだから」と、最初の約束も平気でやぶる経営者が何と多いことか。しかもそれに不満を言う労働者の方が悪者にされる。労働者をなんだと思っているのか?

組合は、他にも昼食代補助をKさんだけ受けていない問題などを具体的に挙げながら、分割でもいいから最低3万円は支払えと譲歩した。

そして会社の代理人から、昨日回答が届いた。

「団交の席でお話しをさせていただきましたように、社長は42才で、月給24万、お母さんは0円、赤字経営です。また、私の手元に、「平成28年1月~7月迄の給与・賞与支給実績一覧表」がありますが、その記載によりますと、差引支給額が社長「136万4,580円」、Kさんが「118万6,952円」になっており、僅か
「17万7,628円」の違いがあるだけです。そのような会社がボーナスを支給するということは、考えられないことだと思いますが、今回は特別として申し入れの通り、9月から月1万円合計3万円をお支払いさせていただきます。」

組合はこの会社代理人の回答を以下の総括と共にK組合員に伝えた。

「満足なものではありませんが、いったんは出させたことが重要だと総括したいと思います。 勝手なことはできない。もっと会社としてしっかり責任持ってやらないと通用しないということを、労働組合として思い知らせたことは、こういう厳しい経営状況の中だからこそ重要なことであり、労働者に希望を与えるものであると思います。」

それに対するK組合員の返事がこちら。

「先ほどは、有り難うございました。 赤字経営は、会社側の努力不足。 私の父親は会社経営しておりますが、経営が苦しい時には、父は自分の報酬はゼロでも、社員の給料は必ず支給しておりました。 赤字、赤字と言いながら、相変わらず改善策は見られません。『約束は守らせる。』断固立ち向かいます。 今月から、バイト始めました。ダブルワークです」

 

最近はこういったケースが増えている。こういうときだからこそ、労働組合の力を示さなくてはいけない。労働者の生きるための闘いは、決して個別の救済で終わってはいけない。団結して、労働者が人間らしく生きられる社会を切り開く、それだけが中小企業経営者を救う道でもある。

群馬合同労組は一人でも加入できる労働組合。組合に入ってともに声をあげよう。