軽井沢バス事故 事故責任を運転手に押しつけるな!

軽井沢バス事故から今日で一年。

メディアはこの日「運転ミスと断定」「死亡した土屋運転手も、自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死傷)の疑いで容疑者死亡のまま書類送検」(朝日新聞)などと一斉に報じた。政府・国土交通省、警察は死人に口なしとばかりに運転手のミスに責任をかぶせた。

私たちは、絶対にそれを許せない。土屋運転手は、明らかにフットブレーキを踏み込んでいた。それでもブレーキがきかない状況で全身全霊をかけて車体を制御し、事故を回避しようとしていたことは明らかだ。

実際に事故現場を訪れたらわかる。事故現場は、旧碓井峠の国道ではなく、バイパスだ。登り坂を終わって峠を過ぎたの二つ目の下り坂のカーブ。フットブレーキがきけば、素人だって事故はおこさない。

国土交通省のホームページに「軽井沢スキーバス事故対策検討委員会」の記録がある。事故から半年の間(6月3日まで)に10回の委員会が開かれている。規制緩和、営利優先によって、さまざまな問題が明らかになっている。ご遺族の方々の尽力も大きかったろうと思う。しかし本当の事故原因が明らかになっていない。

昨年末に国土交通省に問い合わせた。本当の事故原因は特定されたのか?調査はどうなっているのか?と。国土交通省は、事故原因調査は長野県警が担当だ、そちらに確認してくれといった。長野県警本部に電話した。それは軽井沢警察署が担当だといった。軽井沢警察署に電話したら交通課に回された。結局個別に話すことはできない。メディアに発表する以上のことは話できないとのことだった。これは、運転手のミスにされて、闇に葬られるなと思った。その通りになった。

「下り坂で速度を出し過ぎたため、ギアを低速用に入れられず、エンジンブレーキやその働きを補助する排気ブレーキが利かない「ニュートラル」の状態になった。事故直前にブレーキを踏んだ形跡があったが、十分減速できなかった、との見方を固めた。」…これは本当にとんでもない濡れ衣だ。フットブレーキがきけばあんな事故になるわけがないのだ。

群馬合同労組組合員のドライバーは、以下の見方に同意する。

「そこで問題になるのが(ブレーキ)エアで作動する部分の凝水です(空気タンクには水が溜まる)…30年程前よりエアドライヤという除湿装置が装備され凝水はほとんどなくなりましたが全くゼロでははありません。…外気温は低かったでしょうから凍結することは十分考えられます。坂を下り始めて排気ブレーキなりクラッチなりフィンガーシフトなりを操作した際にエアが流れ氷の固まりがどこかに詰まったと考えられます。」「エアブレーキ系の配管が凍結したことによる事故であれば、溶けた時点で原因全くわからなくなる。しかも全て正常に見えてしまう。」(http://bylines.news.yahoo.co.jp/kunisawamitsuhiro/20160125-00053801/

こういう見解は早くから出されていた。十分な検証は、国土交通省と長野県警の対応から判断するに、まったくされてはいない。結局、運転手のミスに責任はなすりつけられ、一時的に対策・規制が強化されてもブラック企業がこれからも安全に力を入れることはない。

事故で亡くなった青年が、『社会を変えるには』という遺品の本を残していた。韓国ではセウォル号の犠牲者の遺族、生き残った友人たちが、パク・クネ大統領打倒のデモの先頭にたっていた。問題は労働者がつながり声をあげること。やはり現場のドライバー、労働者が、自分たちで声をあげるしかない。群馬合同労組、合同一般労働組合全国協議会は、一人でも入れる労働組合。ともに声をあげて自分と乗客の命を守ろうと呼びかける。

2017年、あけましておめでとうございます!

 

2017年、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

 

 

新年むけに作ったビラです。

「私たちの労働組合」を職場につくろう!

一人でも入れる群馬合同労組に入ろう!

ブラック企業ぶっとばそう!

 

2017年を労働者の希望の年に!

2017年、あけましておめでとうございます。
昨年は、1月15日から軽井沢スキーバス事故の悲惨なニュースがありました。15人が亡くなりました。監視カメラの映像からは、運転手が必死でブレーキを踏んで、ハンドルを切っていることがわかります。事故の本当の原因は今もわかっていません。
そして電通の新入女性社員の長時間労働とパワハラによる自殺。それを聞いたある労働者が「うちの会社では自殺者なんて毎年出てるよ」と言ったという話もありました。
労働者はこのままでは、ブラック企業によって命もとられかねない。この一年で明らかになった深刻な状況です。
2017年。あらたな年を労働者が希望を持てる転換の年にしなければいけません。

ブラック企業がのさばるのは
私たちがだまっているから

「ブラック企業」ということばがすっかり定着してしまいました。政府もマスコミも「長時間労働」をなんとかしなければならないと、連日のように問題にしています。
しかし、誰も一番大事なことを言っていません。ブラック企業、長時間労働、パワハラ、いじめをなくすことができるのは、私たち自身が、勇気をもって「おかしいことはおかしい」「法律を守れ」と声をあげ、会社・上司と闘うことです。
しかし、労働者はひとりでは声をあげることもできません。ひとりで声をあげてもクビになったり、いじめられて追い出されるのがオチです。
ではどうすればいいのか?
「私たちの労働組合」と呼べるような労働組合をつくること、そういう労働組合の組合員になることです。
群馬合同労働組合は、ひとりでも、だれでも入ることができます。組合費は毎月1,200円。非正規や解雇者は減免もあります。
ひとりでも群馬合同労組に加入して、会社に要求書をだして、団体交渉をやることができます。会社がこれを拒否するのは、労働組合法違反です。ふだんは言えないこと、これまであきらめてしまっていたこと…これを要求として出して交渉をやり、改善を求めます。不誠実な対応であれば、ストライキやデモもやります。
群馬合同労働組合は、労働者の気持ち、怒り、悔しさがわかる労働組合です。なぜならみんなが同じ思いをして、勇気をだして、立ちあがって闘った仲間たちばかりだからです。

闘えば勝てる!

勇気を出して闘えば必ず勝利できる。群馬合同労組の仲間たちは、この一年、これを証明してきました。

中央タクシー分会

藤岡市に群馬営業所のある中央タクシー(株)は、長野市に本社をおき、成田・羽田への空港送迎の乗合タクシーを運行しています。テレビの「カンブリア宮殿」にも取り上げられ、いい会社だと絶賛されました。ところが実態は、固定残業代で「定額働かせ放題」。過酷な勤務が続く中、運転業務中に脳血管障害で運転手が死亡する事故もおこしました。
このままでは殺されると、3人の運転手が群馬合同労組に入って闘いを始めました。会社は、組合つぶしで対抗。分会長を運転業務からはずし、仕事をさせない(千羽鶴折りを命じる…)、パートの時給にする、長野に配転するなどの脅しをかけました。ほかの二人には固定残業代を8万円減額する
という兵糧攻め。こうした組合つぶしに対して、群馬合同労組は、速度違反をしないという「安全・順法闘争」、3回のストライキ、労働基準監督署への告発・告訴、群馬県労働委員会への救済申立、残業代等請求裁判などの闘いで、ついに会社を追いつめるところまで前進してきました。3月には群馬県労働委員会の救済命令が出され、今までの組合つぶしの責任を取らせるつもりです。

群馬バス分会

中央タクシー分会の闘いは群馬バスの仲間につながり、二人の組合員が声をあげました。新しく採用される運転手ほど給料が安い。古い労働者を大事にしない。パワハラが繰り返されて、どんどん人がやめる。人員不足で長時間のきつい仕事。労働組合が闘わない。組合に相談しても会社に筒抜け。
自分の長い残業時間と明細書の残業時間が合わない。残業代も何かおかしい。組合通告と同時に、賃金計算を説明しろ、根拠になるものを提出しろと第1回の団体交渉を行いました。会社は、いったんは提出を約束したものさえ「機密文書」だからと提出を拒否。ふざけた対応で逃げようとしています。しかし、群馬合同労組は許しません。現在新たな要求を準備しています。

エム・エス・ジー分会

太田市下田島町354バイパス沿いにある村山製作所・エム・エス・ジー(株)。食品トレーの製造と販売の会社です。ここの営業部で働く労働者が新しく来た部長にパワハラを受けていると組合に相談・加入。孤立させられ、「そううつ病」を発病して苦しみましたが、絶対に負けたくないとがんばり、団交、ビラまき、裁判、そして抗議デモにたち上がりました。するとパワハラ部長が「うつ病」になったそうです。ざまぁみろ!です。労働者・労働組合をなめるんじゃない!ということです。

ホテル1C解雇撤回闘争

2015年11月清水執行委員長がアルバイト先を不当解雇されました。従業員のシフトを勝手に減らす社長に組合通告したら、懲戒解雇をでっち上げらました。解雇撤回を要求して、群馬県労働委員会で闘ってきました。12月13日に勝利の救済命令が公布されました。

栗原工業分会

12月27日、伊勢崎市西上之宮町にある栗原工業分会のK組合員は、一時金1ヶ月分支給と弁当代補助の差別的な扱いをやめろと要求して、24時間ストライキを闘いました。無理な要求をしているわけではありません。約束を守らない、不誠実な交渉態度が許せないということです。労働者が泣き寝入りするだけという現状を変えようという決起です。いっしょにたち上がろうというK組合員の呼びかけにみなさん、こたえましょう!

韓国労働者民衆のように

昨年末韓国では労働者民衆がまともに生きていけない世の中を変えよう、パク・クネ大統領に責任をとらせよう、退陣させようと100万人をこえるデモが繰り返され、ついにパク・クネを政権の座から引きずり下ろしました。労働者が先頭でゼネラルストライキで闘いました。労働者が団結してたち上がれば、すごいことができます。私たち群馬合同労組は韓国の闘いと連帯し、日本でもそのような闘いをめざして闘います。30年間勝利してきた国鉄闘争があるから必ず勝利できます。みなさん、群馬合同労組に入り、団結していっしょに闘いましょう!まずは相談を。詳しくはウェブで。
http://gungoroso.org