「退職勧奨通知書」撤回を！ビラまきで訴える！

　第一病院グループの社会福祉法人正覚会（特別養護老人ホームことりのはな）がA組合員に対して、退職勧奨通知の回答期限とした2021年11月29日、当該のA組合員を先頭に、群馬合同労働組合組合員10名が結集して、「退職勧奨通知書」撤回！組合に結集しよう！と呼びかける門前ビラまき行動を行った。

　A組合員の「ことりのはな」が入る正覚会複合福祉施設「ことりむら」では事態を知らなかった職員が驚きの色を見せながらビラを受け取っていた。またグループ本体の隣の医療法人博仁会・第一病院では出勤する職員のほとんどが挨拶を交わしながらビラを受け取り、ビラに見入っていた。

A組合員の弁。
退職勧奨理由には
①同僚とのトラブルを発生させること
②利用者とのトラブルを発生させること
③就業規則違反行為の判明
とありますが、いずれも些細なことを
これでもかというぐらいに大げさに
あげつらうでっち上げです！

真摯な対応してもらいたいと望む私のことを考えず、職場から追い出したいという卑劣なやり方です！負けたくありません！

他の介護職場で働くNさんの弁。
「長年介護の仕事をやっていますが、Aさんが『退職勧奨通知書』で言われていることは介護職場で当たり前にあることばかりで、そんなことで解雇とか聞いたことがありません。組合つぶしの不当労働行為に間違いありません。」

配布したビラはこちら

Aさんへの「退職勧奨通知」撤回！

全従業員に駐車場代返還を！

突然の「退職勧奨通知書」
応じれば56万4千円！

　11/24、高崎市の第一病院のグループ法人・正覚会が運営する特別養護老人ホーム「ことりのはな」の介護労働者のＡ組合員に対して、正覚会・佐藤毅然施設長は、突然の「退職勧奨通知書」を突き付けました。一方的に問題を列挙して11月29日までに退職勧奨に応じるか回答せよ、応じれば特別退職金56万4千円を払うというものです。書いてはいませんが、応じなければ解雇だと判断せざるをえません。

「納得できない！」
その場で拒否！

　Ａ組合員は、納得できないと、その場で拒否しました。問題があったならば、その時々に、指摘して指導すべきです。問題としてあげていることは、Ａ組合員を退職に追いやるために取ってつけたものだとしか思えません。

　組合は11/25付で、理由の説明と「退職勧奨通知書」撤回を求めて要求書を送付しました。

労使協定なき控除は労基法違反駐車場代返還は法人の義務！

　群馬合同労組は、2021年8月15日付で組合通告と要求を提出して、9月13日に第1回団体交渉を行いました。雇用契約書が本人に交付されていない問題、人員不足の問題、駐車場代が天引き（控除）されている問題などについて要求をしました。組合としてはまずは誠実な話し合いをしたいと考えていましたが、最終的に法人の回答はあまりにふざけたものでした。それで原則的に労基法違反の駐車場天引き分は、2年分遡及して、全従業員に支払えと、新たな要求書を11/17付で送付したところでした。「駐車場代」や「親睦会費」などの控除は、労使協定がなければ労働基準法第24条1項、賃金全額払いの原則に反して違法です。

　「退職勧奨通知書」が出されたのは、その要求書を提出して1週間もたっていません。あまりにもわかりやすい法人の組合つぶし、組合差別です。これは労働組合法第7条違反の不当労働行為です。

もの言えぬ職場はごめんです

　こんなやり方で組合員を職場から排除して、労働者が物言えぬ職場にしようなんて許せません。Ａ組合員は解雇も受けて立つ、断固闘うという決意で立ちました。

　ユニオンとしても、団結してともに解雇許さず闘うことを決めました。
　みなさんのご注目とご支援をよろしくお願いいたします。第一病院グループで働く労働者はともに闘いましょう！ぜひ群馬合同労組にご連絡ください！