富士ゼロックスは1万人リストラ撤回せよ!台湾の仲間と本社に抗議申し入れ!

富士ゼロックスは1万人リストラ撤回せよ!台湾の仲間と本社に抗議申し入れ!

10月23日から富士ゼロックスの1万人リストラ方針に反対して無期限ストライキに立ち上がった台湾富士ゼロックス労働組合。彼らの思いを託されて、上部組織の桃園市産業総労働組合の書記・吳嘉浤(ウー・チャホン)さんと通訳として王雅芳(ワン・ヤパン)さんが11月2日の夜に来日、動労千葉・全日建関西生コン支部・港合同などが呼びかける11・4全国労働者総決起集会などで台湾富士ゼロックス労働組合の闘いの支援を訴えた。

 

 

台湾の本社と4つの倉庫を拠点にして、倉庫をピケットで封鎖して闘われた無期限ストライキ。富士ゼロックス資本は、資材を海外から空輸するなど、金に糸目をつけずにストつぶしに総力をあげた。そうした中、台湾富士ゼロックス労働組合は11月2日22時をもっていったん無期限ストライキを収束させ、さらに大きな闘いに備える決断をした。

 

こうした中で、台湾から来日した2人と、合同一般労働組合全国協議会は、11月5日、東京・六本木の東京ミッドタウンにある富士ゼロックス本社に対する抗議と申し入れ行動に立ち上がった。群馬合同労組からも清水委員長が全国協議会の先頭に立った。

台湾富士ゼロックスでは975人の従業員のうちの約3割の300人の「削減計画」(解雇だ!)が打ち出された。日本に整理解雇の4要件というものがあるように、台湾でも黒字の企業にリストラ解雇など認められていない。台湾の富士ゼロックスはずっと黒字だ。本社の大号令に従ってるだけの台湾富士ゼロックスは労働組合との交渉からも逃げ回り、不誠実な対応に終始している。無期限ストライキはやむにやまれぬ闘いだ。

11月5日朝、インターネットで事前に打ち出した行動なので、東京ミッドタウン前にはすでに警備車両が待ち構えていた。「敷地の外でやってください」という警備に従い、朝8時からビラとマイクで宣伝を始める。ウーさんがマイクで訴える。「富士ゼロックスのリストラは台湾だけの問題ではない。日本の労働者もいっしょにストライキで闘ってください!」心からの叫びは東京のオフィス街にこだました。

 

 

9時に宣伝行動を切り上げ、富士ゼロックス本社への申し入れ行動に移る。台湾富士ゼロックス労働組合の「申入書」(ならびに合同一般労働組合全国協議会の申入書)を本社に届けるのが目的だ。富士ゼロックス本社は、富士フイルムHD、富士フイルムといっしょに富士フイルムHDが所有する東京ミッドタウンウェストビル内にある。1階受付は、共通の受付になっている。

回りにはすでに警備関係の背広の男たちがそこここに配置されている。まずこの受付で要件を告げ、担当者の面会を求める。ところが、3人の受付の女性は、「面会はできかねます」との対応。「それはないでしょう。担当者が言うならまだしも、なぜ受付の方にできないと言われなければいけないんですか?」受付の女性たちも途方に暮れて、横の方にいた上司の顔を見ている。ヒソヒソと指示を出しに行く上司をつかまえる。「あなたが責任者ですか?」しぶしぶ認める。名前と所属を聞くがなかなか話そうとしない。追及すると富士ゼロックスの社員ではなく、ビルの管理会社の社員だと言う。じゃあなおさらおかしい。富士ゼロックスに話をしに来たのに、管理会社がなぜダメだと言うのか?アポなしで大勢で押しかけたから、という。じゃあどうすれば会えるのか?それに従うから条件を提示させなさいと返す。答えられなくて黙ってしまう。そんな感じでワーワーやり取りをして押し込んでいく。しかしらちがあかない。じゃあ座って待つしかない、と座り込む。台湾の2人を先頭にこの日いっしょに行動した日本の仲間全員が座り込む。台湾で富士ゼロックス労働組合が座り込んだように。ビル管理会社の責任者に寄り添って指示を出していた「副責任者」が責任者に「警告を出すように」と促し、責任者が「不退去である。警告する」と繰り返す。すぐに警官隊20人ほどが隊列組んで入ってくる。冗談じゃない。警官隊の隊長に事情を話す。台湾から従業員の要請書を携えてきたのに、受付で取り次ぎもしない、こんな非常識あるか?と。隊長も頭を抱えてしまう。「それはそうだが、110番があったから…」。会社として、会えないなら会えないと、ちゃんと対応しろと要求しているところだから、警官隊は外に出せと要求すると、外に出した。結局、富士ゼロックスは本社総務部が受付の電話で対応することになった。通訳の王さんががんばる。「会わない」「受け取らない」の一点張りの本社総務に対して、「台湾の400人の組合員を代表して来ています。それではだめです!」と。最終的に、「では申入書を受付に置いていきます!」と通告。電話は一方的に切れる。申入書を受付に置いて、申し入れの一行は引き上げる。

「こんな大きな会社がこんな非常識な対応しかできない。何が怖いのか?」台湾の仲間が言う。「今日は日本のみなさんが、こんなにもいっしょに闘ってくれた。これからもさらに大きな連帯をお願いします。必ず勝利します!」

 

 

 

 

台湾の2人はこの後、動労千葉、韓国民主労総ソウル本部訪日団30人とともに、理念交流集会に参加。この日の闘争の報告をし、国際連帯についての意見交換と交流を深めた。

 

 

 

 

2000年にJR東海・葛西敬之らとともに「四季の会」を作り2006年の第一次安倍政権発足を支えてきた古森重隆。第1次安倍内閣時代にNHKの経営委員会の委員長に就任してNHK改革と称して安倍のメディア支配の重要な土台を敷いた男。この古森が2018年ゼロックス社を買収して、富士フイルムHDの完全子会社化し、新たに富士ゼロックス社の会長の座につくや、打ち出したのが従業員の2割にあたる1万人削減方針だ。しかし二つの問題が古森を危機に追い込んでいる。ひとつは、ゼロックス社の株主がニューヨーク州上級裁判所に提訴し、4月27日に買収差し止めを認める仮処分が下された。もうひとつが、古森の1万人削減方針に対して、台湾富士ゼロックス労働組合がストライキで反対闘争にに立ち上がったことだ。日本の改憲阻止・安倍打倒の闘いが結びついた。国際連帯の力で安倍・改憲・戦争と新自由主義に立ち向かおう。

 

無期限スト支援を訴え台湾富士ゼロックス労組の上部団体が11・4に来日! 11・5富士ゼロックス本社申し入れ行動に結集を!

無期限スト支援を訴え台湾富士ゼロックス労組の上部団体が114に来日!

115富士ゼロックス本社申し入れ行動に結集を!

 

2018年11月1日

合同一般労働組合全国協議会

 

10月23日から無期限ストライキに突入している台湾富士ゼロックス労働組合。日本の本社が打ち出したリストラ1万人削減計画で台湾で1000人の従業員のうち300人の解雇が狙われている。組合の要求は「仕事権」(労働権)の保障である。1000人の従業員のうち400人が団結して5つの拠点で闘っている。ピケを張り、暴力的な破壊や、個別の切り崩し・脅しをはねのけて闘っている。10月30日には日本交流協会前に100名を越える組合員が結集し、仕事権を保障せよ!と声をあげた。富士ゼロックスは不誠実な対応に終始し、上部団体の桃園市産業総労働組合や弁護士の団体交渉出席も認めない。何としても仲間の解雇を許さない闘いとして10月31日でストは9日目を迎えている。

諸悪の根源は日本本社だ。台湾富士ゼロックス労働組合は日本の労働者の支援連帯を求めている。この呼びかけに動労千葉、合同一般労組全国協議会、全国労組交流センターが応え、連帯のメッセージを送った。台湾富士ゼロックス労働組合はさらなる支援連帯を呼びかけるために11・4全国労働者総決起集会(正午・日比谷野外音楽堂)に上部団体の桃園市総労働組合の仲間を派遣することを決定した。合同一般労働組合全国協議会は、来日する仲間と、富士ゼロックス本社に対して抗議・申し入れをともに闘うことを決定した。11・4全国労働者総決起集会に集まり、国際連帯の力で戦争と改憲をぶっとばし、安倍を打倒しよう。

 

合同一般労働組合全国協議会は、11月5日(月)、桃園市総労働組合の仲間とともに富士ゼロックス本社へのビラまき・申し入れ行動に立ち上がります!ぜひ結集をお願いします!

 

【集合場所・時間】

11月5日(月)午前7時45分 地下鉄六本木駅8番出口集合

 

★富士ゼロックス本社行動の後、桃園市総労働組合の仲間は午後1時から千葉市のDC会館にて開催される日韓理念交流会に参加の予定です。可能な方はこちらもご参加ください。

 

台湾富士ゼロックスの組合員が23日を期し無期限ストライキに突入!

台湾の富士ゼロックスの労働者が昨23日から無期限ストライキ突入です!台湾の仲間からぜひ日本の労働者に伝えてほしいとメッセージを託されました。断固連帯を!拡散を!日本の富士ゼロックス本社に対する抗議の声を!

 

台湾富士ゼロックスの組合員が23日を期し無期限ストライキに突入した!

日系企業富士フィルムは今年(2018)一月にオフィス事務機を専門的に運営するアメリカゼロックスを買収するとともに、全世界で約8千5百名の社員をリストラという消息が出た。台湾の富士フィルム労働組合によれば、台湾子会社は今回の業務合併により2020年までに全社員975名の中に約30%に当たる300人を解雇するということになる。実際に、年初のリストラ消息が出てから、既に50人あまり会社側に呼ばされ、自動離職法案を受けた。今でも多数の中高齢の社員は解雇リスクに露出している。そこで、労働組合は会社側と交渉して労働権利を確保しようとした。
台湾富士ゼロック労働組合の組合長によれば、労資双方は2017年6月から団体協約による交渉をし始めたが、そのとき主に台湾北部五股と龜山に位置する富士ゼロックス工場移転の問題について交渉した。だが、一年経っても、何の進展もない。それだけではなく、会社側は密かに社員に工場移転同意書に署名し、労働組合と協力しないように要求した。これを見るだけでも、会社側は労働組合と交渉する誠意は全くないことを分かる。しかも、会社側はその後労働部に不当労働行為裁決を申請した。今年七月、 台湾富士ゼロックス労働組合は会員大会を開き、長引いて進捗のない交渉過程に終止符を打つことに合意した。それと共に、公文書を会社側に出す傍らに、ストライキ計画を具体化しようと乗り出した。 台湾富士ゼロック労働組合によると、会社は明らかに台湾不当労働行為裁決法(勞資爭議處理法)第8条「労資争議は調停、仲裁、または裁決する間、労働者側は労資争議事件を理由にストライキ、または他の争議行為を起こしてはならない」を利用し組合がストライキすることを阻止しようとする。
労働組合は会社が社員を不当解雇する意志があること、労働部に不当労働裁決を申請したことに抗議するため、今月八日からストライキ投票を起こした。22日夜投票結果が発表され、全体労働組合員407人の中に、投票人数は377人、318人ストライキに同意し、58人不同意、1人無効票だった。つまり、同意票は全体組合員の78%を占め、半数同意を超えたので、合法なストライキ権を勝ち取った。すぐさまに、台北ヘッドクオーター、そして台北三重、台中、高雄三か所にある倉庫は一斉にピケットラインを設置した。
10月23日午前、労働組合は記者会見を開き、正式にストライキを公表すると共に、会社側に社員の労働権について、労働組合と交渉するように呼びかけた。
組合長鄭炎によると、会社は今年一月に年齢、賃金などを基準にシニア社員を中心にリストラと進めるとともに、社員に現法律で定めるものよりいい条件で自発退職法案を出した。けれど、その法案たちは労働基準法の基準を満たされたものだけだった。
その後、会社はまた前言を取り消し、今まで一度もリストラを言及したことがないと言った。しかし、このリストラは台湾を含め13個のアジア太平洋支社で執行するように上級は命令を出した。なのに、会社側は沈黙を固守し続けた。
組合長鄭炎によるとまた、今年だけでも台湾富士ゼロックスは労働基準法違反として23回も処罰され、それ数は台湾での企業ナンバー3だ。具体的に、残業時間は法定時間を上回り、残業代未支払いなどだった。
今回ストの最も重要な要求は会社側と交渉することにより組合員の働く権利を確保するシステムを構築することだそうだ。将来組合員を解雇する場合、事前に労働組合の許可を得なければならない。

 

台湾富士ゼロックス 労働組合ストライキ声明書

使い捨てと見なされるのを拒否する!団結闘争が唯一の道
我々は台湾富士ゼロックスの社員だ。12年前(2006年)日本富士フィルムは台湾の中信グループ(CTBC Financial Holding Co)傘下の台湾富士ゼロックスを買収した。そのとき従業員の権利に損はないと宣伝したが、ただ二年経ったところでリストラを敢行した。多数の社員は事務所に呼ばれサインして会社を出ていけと命令されたり、派遣職に転落するようになった。中年失業は本当に労働者に起こる最悪の悪夢だ。その後労働組合を立ち上げたが事態を挽回するのにはもう手遅れだ。そのとき立ち去った同僚の様子はいまも我々の心に深く残った。そして、我々はもう一度同じ場面に迫られようとしている。
我々は営業、技術、そして庶務という3大業種でなりたっている。仕事をする時背広を着る。ヘッドクオーターは台北の繁華街のビルで子会社も高雄の時代富豪というビルにある。我々は社会でいうホワイトカラー労働者で、オフィスで反抗心がないという話をよく聞く社員だ。我々の専門は事務所で書類処理に関するサービスだ。我々は一所懸命に働いている。営業マンはクライアントを取るのに必死だ。だが、業績が悪くなるとほかの業務に移動するよう命令され、適応に支障が生じた場合、不適任で辞退を迫る。庶務社員は命を削って深夜まで残業をした。ところが、上司はそれを残業として認めなかったせいで過労は闇に埋もれた。技術社員、つまりエンジニアの運命は24時間お客のために待機することだ。そのせいで、多数の同僚は機械を修理し続けたところ脳梗塞になった。しかし、産業災害認定においてもわざと人を困らせた。富士ゼロックスはエコなどの事業を通し社会企業の賞を数々受賞した。だが、見た目きれいな商標の裏側に労働基準法を繰り返し違反し、その頻度は台湾で指折りのブラック企業だ。
皮肉でも、我々は無数の会社に効率と専門をもたらしたが、今は消耗品として捨てられる岐路に立たされている。
十年前会社は我々にリストラのあと賃金を上げてやると話したことがある。だが、十年経った今でも賃金は上がっていない。それどころか、十年後の今日は富士フィルムは61億ドルでアメリカの富士ゼロックスを買収した途端、全世界で1万人リストラ計画をすぐさまに打ち出した。毎年4億ドルの人件費を削減するのが目的だった。資本家の眼中に利益しかなく、労働者は犠牲を余儀なくされた。台湾富士ゼロックスは黒字を上げているのにも関わらず、300名、つまり全社員の30パーセントのリストラを‘配分’された。その後、会社側は大量の社員の勤務評定を大幅に過低評価し、B-と評した。社員は今不安の毎日を過ごしている。今回のリストラ計画について、会社側は今まで一度も台湾富士ゼロックス労働組合と交渉したことがない。日本の親会社の命令一つで、台湾の労働者は犠牲をしいられなければならないのか?日本と台湾は外交において友好な関係にある。けれど、日本の資本家は植民地の考えで台湾の労働者を対しているのか?
活路を求めるために、我々はただ自分の仕事場で革命を起こすしかない。93%の投票率、組合員全体の78%がストライキに賛成した。我々は共同でこの難しい決断をした。親愛なるお客様、私たちの立場をわかってください。我々が成功し、本当に良質なサービスを提供できるように願う。台湾各地にある組合員、団結しよう。私たちは遠くにある日本の財閥に運命を左右されることを拒否し、自分の未来を掌握しよう。対等交渉をしろ!日本資本は植民地扱いをやめろ!日本の同志たちにも呼びかける!労働者には国境はないだ!私たち台湾人労働者のストライキに支持を送ってください!

10月24日(水)14時群馬バス労働委員会審問開始!

群馬バスに対する不当労働行為救済申立事件は、いよいよ大詰めを迎える。10月24日(水)14時から群馬県庁26階審問室にて、M分会長、O副分会長に対する証人尋問が行われる。群馬合同労組は、M分会長に対するアルコールを理由とする解雇、O副分会長に対する度重なる不当労働行為、団体交渉誠実団交応諾義務違反、雇用契約書に書き込んだ不当労働行為の文言の削除を求めて闘ってきた。組合は余すところなく、群馬バスの不当労働行為意思を明らかにしてきたつもりだ。これに対して、群馬バスは会社側の証人を立てることさえできなかった。

 

群馬合同労組は、たとえ少数であろうとも、不当な組合つぶしには勝利できることを証明するつもりだ。審問は誰でも傍聴ができる。ぜひ、みなさんの傍聴をお願いしたい。

コンビニ関連ユニオンに入ろう!

コンビニ関連ユニオン始動!

オーナーも店舗従業員も、本部社員も、配送Drも、工場労働者も、みーんなコンビニ関連ユニオンに入って、コンビニ本部と闘おう!
【3大要求】
■24時間営業義務化廃止、オーナー希望に
■本部負担で店舗従業員に社保加入を
■「自爆営業」の根絶

 

コンビニ関連ユニオン(準)
代表 河野正史(セブンイレブンジャパン本部社員)
連絡先所在地〒124-0024東京都葛飾区新小岩2-8-8クリスタルハイム203号
あなたは独りではない。全世界に闘う仲間がいる!
コンビニ関連ユニオンを一緒に作ろう!
労働相談にのって欲しい!
という方は⇒電話:080-6494-7243
メール: zenkokukyoml@yahoo.co.jp

 

 

 

公益財団法人群馬県健康づくり財団との第1回団体交渉ひらかれる

2018年9月7日、群馬合同労組は、公益財団法人群馬県健康づくり財団との第1回団体交渉を、前橋テルサにて行った。当該のA組合員は持病があり、経済的にも苦しいので、何とかやっていけそうな職場を求めて、慎重にさがしてきた。そしてこの春、ハローワークの求人募集で見つけて、面接を受け、この条件ならばと公益財団法人群馬県健康づくり財団への就職を決めた。公益財団法人であり、「健康づくり財団」なのだから間違いはないだろうとも思っていた。4月3日から就業することに決まった。ところが後に労働条件に矛盾があることに気づく。求人票では就業時間が8:30〜15:45となっていた。残業もしてもらいたいと、面接でもいわれた。ところが、求人票の別の欄には社会保険の加入なしとなっていた。週30時間をこえる短時間労働者は社会保険に加入する義務がある。おかしい。電話で問い合わせる。財団のミスであることが判明し謝罪を受けるが、最終的に労働時間が確定したのは3月26日。いまさらここをあきらめてまた仕事探しという気持ちにもなれない。泣き寝入りするしかない。しかも労働条件通知書が届いたのは、働き始めて3週間も経ってからだった。人生設計がぶちこわされた気持ちの中で、それでも慣れない仕事に一生懸命専念していたが、配属された職場では上司の対応が忍耐の限度をこえてしまった。不眠や頭痛、動悸など精神的な適応障害の症状が出てしまう。もうだめだ、という限界で、群馬合同労組に相談の電話を入れた。相談し、加入書を書き、闘うというハラを固めたら、しっかりした。そしていよいよの第1回団体交渉だ。

事前のやり取りで、双方出席者は7名以内、時間は1時間30分と合意。組合側からは当該のA組合員先頭に7名が、財団側からは当該部長以下5名及び代理人弁護士と社労士の計7名が出席した。A組合員は、しっかりと言うべきことを言い、財団のごまかしを許さない気迫に満ちていた。適応障害をおこして苦しそうだった時とはまるでちがう。

要求項目と回答は以下の通り。

①A組合員の雇用と労働条件に関して、雇用契約書の締結が遅延した状態で2018年4月3日から就労が開始されました。また求人票や口頭説明時と実際の労働条件に当人の意思をないがしろにして変更がなされました。さらに、その後も当人の希望をないがしろにし、さらなる労働条件変更を打診されました。これらによってA組合員は精神的に大きな打撃を受け、不眠や頭痛、動悸など、適応障害というべき状態を強制されました。これらは労働基準法にも抵触する事態であり、また、貴法人の安全配慮義務にも違反する事態であると認識します。これらについて、理由と経過を調査のうえ説明すること、また責任の所在を明らかにし、謝罪することを求めます。

【回答】ハローワークに提出した求人票の就業時間欄に記載の誤りがあり、また、連絡の不徹底から当初の勤務時間の説明に関しても齪齪があり、混乱を生じさせてしまったことについて、お詫びいたします。その後、当方の希望する勤務時間(1日当たり5時間45分)について説明し、本人の要望にも沿った形で勤務を開始していただいたと考えております。

勤務後の労働条件の変更等については、あくまでも意向を伺ったものであり、現在も本人の要望に添って勤務いただいていると考えております。

②A組合員の労働時間に関して、雇用契約締結時の確認通り、1日6時間15分、週31時間15分としてください。

【回答】現在の勤務時間は本人の希望に沿ったものと理解しておりますので、本人の希望を確認させていただきます。

③貴法人の雇用と労働条件をめぐる不誠実な対応と、職場でのパワーハラスメント、それに類する事案によってA組合員は不眠、頭痛、動悸の症状を来すほどに精神的ストレスを受けています。貴財団の安全配慮義務の問題として、二度と繰り返されることのないように職場の改善をはかってください。

【回答】働きやすい職場づくりを目指して、これまでもハラスメント研修などを実施して参りました。今後もより一層の職場環境の整備に努めて参ります。

④これまでの経過にふまえ、A組合員の希望を再度聞き取り、A組合員が安心して、業務にあたれるように、貴財団の最大限の努力と誠意をみせてください。

【回答】本人の希望をよくお聞きして、誠意を持って対応させていただきます。

⑤貴財団の就業規則と賃金規定の写しを当労働組合に交付してください。

【回答】公益財団法人群馬県健康づくり財団アシスタント職員取扱要綱を別添のとおり交付します。

⑥貴財団で就労するパート従業員すべてに一般健康診断を受けさせてください。(後略)

【回答】これまでも法定の健康診断は実施しております。法定外の健康診断についても、経営状況等を考慮しながら検討して参ります。

 

交渉の中で明らかになったのは、5年ルールが適用される今年の4月から、財団がアシスタント職員という新しい制度を整備したこと、それは夫の扶養に入る女性を念頭に置いた制度であること、したがって週30時間未満の就業しか想定していないこと、健康診断も夫の配偶者として夫の保険で受診することが想定されていること、などである。

そして新しい制度の整備が遅れたこと、各部局への制度の理解の徹底がはかられなかったことによって、A組合員が振り回されたあげくに適応障害の症状を発するまでにいたったということが明らかになった。

組合としては、財団が財団の非を認め、A組合員の希望を聞いて、誠意をもって、対応を検討するというのであるから、再度あらためて当初の説明通り一日6時間15分の就労を要求したい。

 

A組合員の問題は、女性労働者がおかれた、社会保険に加入することもむずかしい非正規労働者の現実を突き出している。

上記グラフを見ればわかるように、非正規女性労働者の年収は極端に低い、そして年を重ねても基本フラットなまま(微妙に下がる)。この背景には、資本・経営者が女性を扶養の枠内で都合よく安くこき使う現実がある。「女性労働者のためを考えて」と言いながら、女性労働者を生きていけない低賃金に縛りつけることになる。

さらに、この8月27日、厚生労働省が厚生年金の収入要件の緩和を検討していることが明らかになった。これが行われれば、パート主婦にとって、大きな負担増にもなりかねない“新たな収入の壁”が生まれることになる。その額は年収82万円。いずれにしてもこの先、女性の非正規労働者の状況はさらに厳しくなる。だとすれば、労働者は今から労働組合に団結して、自ら声をあげ闘うしかない。A組合員の闘いはまったく正しく、勇気あるとても意味のある闘いだ。労働者は、一人では闘えない。女性の非正規労働者のみなさん、群馬合同労組に加入して、力を合わせて、ともに闘い、未来を切り開きましょう。

高崎環境保全社との第3回団体交渉で「敬礼」廃止!

2018年9月12日、18時からビエント高崎にて、高崎環境保全社(一般廃棄物収集運搬業務など)との第3回団体交渉を行った。団交の議題として合意したのは3つ。業務前の朝の神棚への礼拝をやめること、業務出発時の社長の見送りの際「敬礼」をさせる習わしの廃止、収集作業のスタート地点が遠いコースの出発を早めること。

ひとつめ。会社は朝の神棚への礼拝は今後も継続する、「安全祈願」であり、従業員に強制をするものではないので理解していただきたい、と回答した。神棚への「二礼二拍手一拝」、完全な神道の宗教儀礼だ。高崎市が過半の出資をしていて、社長はじめ重要ポストは高崎市からの出向、就業規則にはちゃんと「一党一宗に偏した政治及び宗教活動」を排するとうたっている。8時に業務課長の号令で一斉に礼拝、誰もが強制(業務命令)だと思ってきた。しかもじゃあ同席しなくてもいいのかとの質問に同席は必要、業務命令だという。納得できない。安全祈願の仕方は従業員の意見を集めて、検討する、しかし決めるのは会社という。組合は、様子をみる、市民に広く知らしめると通告した。

ふたつめ。出発時の社長の敬礼は廃止するとの回答。やっとまともな回答があった。高崎環境保全社は経営陣のとんでもない軍国主義で会社を回してきたのだ。廃止は当然。

みっつめ。遠いコースの出発時間の見直しは、作業効率からも認めるとの回答。

7時45分に運行管理からコースの確認を受け、安全運行の確認を受ける。8時に「安全祈願」。その後仕業点検。それからラジオ体操。「安全祈願」というが、そのおかげで仕業点検に時間が取れない。この団交の日にも車のバッテリーが上がっていて使えない車両もあった。そうすると対応で出発が遅れ、作業に余裕がなくなる。社長の敬礼にしても安全のためにやっていると説明するが、A組合員にすると敬礼の仕方で処遇が変わる。安全のためには意識が社長に集中してしまうので百害あって一利なしだ。

安全を口実にするな。労働者にとって、安全は命にかかわる問題。安全のために何がいいのかは、答えは明白。軽々しく安全を口実にする会社と代理人は許しがたい。

議題にしないと会社は伝えてきたが、親睦会について説明を求めた。役員も会計報告もわからない。規約も見たこともない。小林優公代理人は、議題ではない、そちらで調べてください、という。誰に聞いたらいいのか、役員は誰か、規約はどこで見られるのか、それすらわからないのに。誰が会長なのか、再度聞いたら、総務課長が「規約上、総務課長の私です」というので爆笑。規約を掲示しているかもわからない、総会も会計報告もしていない、なのに毎月2000円を強制徴収、使い道もわからない。規約で総務課長が会長と決めている、これで何が別団体なのか?代理人として無責任というしかない。

この日の団交はA組合員が社長からパワハラを受けて適応障害をおこし休職してから、復職後初めての団交だった。会社は要求項目が団交にそぐわない、人数は双方5名以内にしろなど、さまざまな条件をつけて団交を先延ばしにしようとした。団交には社長は出てこず、総務課長、総務庶務係長、それに代理人弁護士3名が出席。組合はとにかく団交を開かせて職場を変えるという方針でのぞんだ。大きな成果だ。これからは職場が軸になる。

 

2018年9月14日加筆

第3回団体交渉の翌日、A組合員から組合に届いたメールを紹介します。

「ブログ拝見しました。

昨日の今日で迅速なアップありがとうございます。

弁護士、公務員のレベルが低すぎて本当に爆笑でした。

 

敬礼の件は会社は現場の役職などに全員の意見を聞いてから判断すると通達があったらしいのですが、それを行わず団交で敬礼撤廃を言い出したので現場課長などは保全社の二枚舌に呆れています。

 

これからは現場の闘いに力を注ぎます。

 

本日出発の際、いつもはしないのですが私が敬礼をした時に社長は敬礼を返さず唇を震わせていました。滑稽で皆さんにお見せしたかったです。

 

親睦会の件は引き続き会社に言っていきます。

 

また執行委員会にはできる限り参加いたしますのでこれからもよろしくお願いします。」

病院給食外注会社A社との第2回団体交渉

病院給食外注会社A社との第2回団体交渉が開かれた。

※第1回団体交渉の経過はこちらの記事

求人詐欺を許さない!病院給食外注会社A社との第1回団体交渉開催

会社は解決金として〇〇万円を提示。会社には非はない、というのが前提だ。

当該と組合の怒りが爆発する。当該は「私の人生を返して!」と言った。それに対する回答がこれなのか!と。

現場のパワハラぶり、無責任ぶりもひどいものだが、やはり会社自体の問題だと言わざるを得ない。

そもそものハローワークの求人は「正社員」「栄養士」。シングルマザーのC組合員は先々のことを考えて、これまでの好きだった職場をやめて、ここにかけた。

今回の団交で、求人票を会社から提出させて内容を再確認させることができた。確かにCさんには実務経験がなかった。しかし求人票には「業界経験者を歓迎します。ただし就業に向け意欲のある方は選考対象とさせていただきます」とちゃんと書いてあって、ご丁寧に「初任者研修制度あり」とも書いてある。

担当のSV(スーパーバイザー)は、面接で突っ込んだ話もせずに、3ヶ月様子をみさせてもらいますと言った。求人票にはもちろん、試用期間あり、3ヶ月と書いてある。不思議には思わなかった。

ところが職場ではチーフのパワハラとイジメが始まり、示された「労働条件通知書」には、1年の有期雇用、「嘱託」となっている。おかしいとSVに確認の電話をすると、「よほどのことがない限り3ヶ月で正社員に切りかえる」と言った。

しかし3ヶ月たっても正社員に切りかえるという話はない。職場でのパワハラは続く。仕事の内容も「栄養士」から遠ざかるばかり。正社員になれないのかと迫ると「作業が遅い」「現状では無理」と。精神的に追い詰められ、ついには適応障害で、動悸・めまい・頭痛・嘔吐・脱毛などで仕事に行けなくなった。

最大の問題は「求人詐欺」だ。ハローワークで正社員という求人票を出して、それに応募したCさんに、本人にしっかり説明することもなしに、有期の嘱託雇用にしてしまった。就業してから「労働条件通知書」にサインさせて、それに気がついたCさんに「よっぽどのことがない限り」正社員に切りかえるとごまかして、そのまま嘱託のまま、Cさんを追い詰めて、適応障害に追い込んだ。

誠実な回答のない会社側の出席者を前に、Cさんは「私はいつでも死ねますよ」と突きつける。正社員にしないのならば最初からこんな会社には入っていないし、すぐに辞めていた。本当に無責任。これは現場もそうだが、会社のやり方、経営方針そのものだとしか言いようがない。都合のいいように人を簡単に、いい加減に採用して、そして切る。労働者をなんだと思っているのか。金の問題ではない。C組合員が納得して新しい一歩を踏み出せるような誠意を見せろということだ。

新自由主義によって無責任な会社がはびこる世の中になっている。そんな中で非正規労働者が健康を奪われ、命をも奪われている。労働者の団結、闘う労働組合が彼らの生きる希望にならなければいけない。近く第3回目の団体交渉にのぞむ。

 

群馬の集会などのご案内

 

耕し働く者に権利あり 市東さんの農地を守ろう!9・16群馬集会

9月16日(日)14時~ 高崎市中央公民館1階視聴覚室

資料代 300円(高校生以下無料)

 

 

 

無実を訴え牢獄に44年 星野文昭絵画展

2018年9月21日(金)~25日(火)(10時~18時)

高崎シティギャラリー1階予備室

入場無料

 

 

別団体ですが、こちらもご紹介させていただきます!

歌い!つながろう!9・30川口真由美ライブin群馬

2018年9月30日(日)午後2時開演

高崎市総合福祉センター たまごホール

1000円

主催 じょうしゅー、うちなーユイマールの会・群馬ネット

 

 

 

 

 

 

この夏の前進

バタバタしているうちに9月に入ってしまった。

この暑い夏も群馬合同労組は着実な前進をしてきた。簡単にまとめてみた。

 

①某居酒屋チェーン店の店長だったA組合員の「パワハラ」問題で団体交渉を行う。納得いく和解で解決。

②某コンビニ店の副店長だったB組合員の賃金・労働条件の問題で団体交渉を重ねる。和解で解決。

③群馬バスの東京営業所開設にともなう募集に応募して4月に入社したCさん。条件とはちがう現実に退職を決めたが、不当な退職条件に怒って群馬合同労組に相談・加入。会社に加入を通告。

④訪問介護労働者のDさん。退職を申し出たとたんに、客のクレームが多いと社長から呼び出しを受け、絶対に行きたくないと組合に相談。加入してもらって、組合が社長に掛け合い、話し合いの録音を認めさせるということで、呼び出しに応じることになった。結局たいしたクレームではなく、退職をめぐる話し合いでDさんにとって期待以上の条件での退職となり、労働組合ってすごいですねとの感想。休みの日でも対応してもらえて助かったとも。

⑤請負労働者日系ブラジル人E組合員とペルー人F組合員の、日成産業株式会社を相手取った地位確認訴訟の第1回裁判が勝ち取られる。不当な雇止めを許さない闘いが新たな段階に入った。

⑥中央タクシー分会の闘いも、新たな段階に入った。労働委員会と残業代裁判も着実に前進。

⑦群馬バス分会の闘いも、掲示板の設置を勝ち取り、労働委員会もいよいよ証人尋問の山場に入る。群馬バスは会社側の証人申請をすることもできなかった。ふつうはこういうのを「負け戦」という。

 

安倍政権による、改憲をめぐる歴史の大きな節目を迎えている。改憲は、どんなに言い逃れをしようとも、「自衛」といえば戦争ができる国家にかじを切るもの。戦後の憲法をひっくり返すことは、「国防」の義務を憲法の柱に据え直して、戦後的な諸権利や「人権」・命までも奪うものになる。これと対決する運動と組織が必要だと、「改憲阻止!大行進」運動が全国で始まり、群馬でも8月19日に結成集会とあいなった。群馬合同労組はその中心としての役割を果たしている。小規模ではあれ、広範な運動の下地ができた。

 

8・6ヒロシマ大行動にも参加。旭非正規職支会支援共闘会議の取組はじめ、国際連帯闘争はとても重要な内実を築きつつある。

 

すべての要は職場と地域における労働者の団結と組織にある。ブラック企業がやりたい放題の新自由主義をぶっとばす闘いを!組合員と仲間の力をあわせて、さらに前に進もう!

11・4全国労働者総決起集会で闘う労働組合の力を示そう!