岡本工作機械製作所との第1回団体交渉ひらかれる!

 3月20日(水)19時より、メトロポリタン高崎6階にて、岡本工作機械製作所との第1回団体交渉が開かれた。既報の通り(http://gungoroso.org/?p=1604)、「就業規則、給与規定、36協定の写しの交付」「未払いだった時間外手当の支給」の要求については文書で受け入れの回答があり、この日の団交の議題は、営業手当と労働時間の管理方法の問題だった。

 出席人数の問題について事前のやり取りがあり、これは今後のルールとしてはまだ合意ができていない。原則的には団体交渉の出席者を誰にするか(何人にするかも含む)、会社が労働組合に制限を加えるのは団結権への介入であり不当であるという立場を組合は会社に説明した。今回に限り、双方5名以内という確認を行い、この日の団交にのぞんだ。

 会社からは、国内営業部長、管理本部総務部部長、総務課次長、総務係、東京から来た代理人弁護士の5名が出席。

 組合からは、当該のH、清水委員長、川谷内書記長、O執行委員の4名が出席。あと一人、同じ岡本工作機械製作所安中工場で働く請負の労働者が出席する予定であったが、仕事が残業で団交に間に合わなかった。間に合わない旨の電話が清水委員長にかかり、委員長がその場で会社に対して、事情を説明、あわせて岡本工作機械製作所の工場で働く労働者が組合員であること、次回は団体交渉に出席の意向であることを伝えた。

 議題に関しては、会社は譲歩する回答を用意していたが、とても納得できるものではなかった。クリアに、明快な回答を再度求めた。会社は持ち帰って再度回答すると約束した。

 当該の怒りが、第1回の団交の流れを決めた。それは、あいまいな形での妥協はしないという強い決意の表明だった。新しい群馬合同労働組合岡本工作機械製作所分会の鮮烈なデビューだ。

24時間営業義務廃止を!コンビニ関連ユニオン(準備会)に入ろう!

信濃毎日新聞3月19日の記事


県内外 セブン-イレブン社員らが労組

24時間営業義務廃止を

7月11日時短営業呼び掛け


 県円外のコンビニの社員やオーナー、店舗従業員らが労働組合「コンビニ関連ユニオン」(東京)を発足させ、セブン-イレブン・ジャパン(同)に対して24時蔔営業義務廃止などを求める署名活動を近く始める。人手不足から時短営業を始めた大阪府東大阪市のセブン-イレブン加盟店とも連携を目指す。

 同ユニオンは、同社社員の河野正史さん(長野市)らが中心になり、5月に正式な結成大会を開く。同社が加盟店オーナーに義務付けている24時間営業をオーナー側の希望制に移行することや、同社の負担で店舗従業員の社会保険加入を促進することを要望。オーナーや店舗利用者らから今後、賛同署名を集める。7月11日には全国一斉の時短営業実施も呼び掛ける。

 同ユニオン事務局によると、人手不足が深刻化する中、コンビニ店のオーナーが深夜の長時閤労働など過酷な状況に追い込まれるケースが少なくないという。同ユニオン事務局は「コンビニ店が置かれた現状を広く知ってほしい」としている。

※コンビニ関連ユニオンの正式な結成大会が5月というのは、河野さんの強い希望とご理解ください。まだ決まってはいません。早期に結成大会を開きたいという思いは多くの仲間が共有しています。

※7月11日=「セブンイレブン」に全国一斉の時短営業実施を呼び掛けるというのも河野さんの強い希望です。ぜひみなさんといっしょに状況を変えるようなアクションを起こしたい。かつて「すきや」で、それが実現して、24時間営業を止めたように。

コンビニ関連ユニオン(準備会)のリーフレットができました!

月の残業時間八〇時間超えは普通、多い月は百二十時間という長時間労働の末、2013年精神疾患を発症し病休。復帰後セブンの長時間労働是正を求め千曲ユニオンに加盟。オーナーへの過大な負担をやめるよう社内で求めたら2017年三月不当な降格(月額約一〇万円減給)処分。これに対し労働委員会で争って2018年十二月勝利した本部社員(長野山梨ZO付OFC)河野正史。昨年夏に下記三大要求をかかげて「コンビニ関連ユニオン」を呼びかけ、現在同準備会代表。

2月10日に松本さんから電話があって「保険金で1700万円払うために死ぬしかない・・・」と。「ちょっとまって!ストライキをやれば合法的に休める!」と訴えたのです。

本部社員 河野正史

慢性的な人手不足で2月1日に時短営業を開始したら7日に「違約金1700万円・契約解除」を本部から通告され、いったんは自殺も考えた。しかし、多くの支援もあり頑張り続け、3月11日セブン本部は、ついに「違約金、契約解除」を取消し、時短営業継続を容認した。大勝利!

■ついに本部は「時短営業」容認

セブンイレブン本部は、3月11日、一転して「契約解除や違約金」を求めないと松本オーナーに通告した。本部の狙いは事態の沈静化に過ぎないが、それにしても、1700万円といっていた違約金を取消し、契約解除もしないと言わせたのは、大勝利だ。

■今がチャンス。時短営業拡大を

「時短営業しても違約金も契約解除もないですよ。時短営業やるなら今ですよ」(松本オーナー・関西テレビ)

全国のオーナーたちが、松本さんに続いて100店舗、1000店舗と時短営業を「実力」で行なえば、本部は違約金や契約違反どころではなくなる。本格的に、「24時間営業義務化の廃止、希望制」への制度改革に着手せざるをえなくなる。今がチャンスだ。

■実力行使でしか変えられない

3・15中労委命令でも明らかなように、厚労省-中労委も安倍政権・財界にさからえない。法律や行政に頼っても何も変えられない。現代のシャイロック(シェークスピア「ベニスの商人」に出てくる悪徳金貸し)にも似たセブンイレブンに立ち向かうには、「命は契約よりも優先する」と考える「生きんが為の実力行使」が必要だ。

■経営能力のせいにして解除狙う

セブン本部は、24時間義務化を断念したわけではない。本部は、3月8日、松本オーナーに「人手不足は、オーナーが労基法違反をしているために、募集しても集まらないことが原因」とする文書をおくりつけてきた。

こんなウソのキャンペーンに騙されてはいけない。現在のフランチャイズ契約の利益配分方式では、労基法を守り、雇用保険、社会保険を加入させたら、店舗はやっていけない。その利益配分の仕方を問わないでオーナーの「能力」にすり替えるのは、サラ金なみの悪辣さだ。

■実証実験は24時間強行のため

「実証実験」も、現在の枠組みで時短をやれば、利益が減ることは明らかだ。そもそも調査事項には「オーナーや従業員の労働時間、健康への負荷」は入っていない。

■「命と健康」は全てに優先する

3・15中労委命令のように「顕著な事業者」だというなら営業時間は独立して決定できるはずで、「時短営業」もオーナーが独立して決定すれば良いということだ。「労働者性」が認められるならば、団体交渉権のみならずストライキ権もあるから、「時短営業」=時限ストを団結権の行使として拡大すればいい。

命を守るのに、会社や行政・司法の「許可」は必要ない。「ゆっくり夜休む」「健康な体を維持する」「冠婚葬祭を大事にする」のは、人間が人間らしく生きる根源的権利なのだから。

人手不足の解消には、本部負担で社保加入促進が不可欠

労基法違反のオンパレード、雇用保険・社会保険未加入90%というのがコンビニ店舗の実態だ。コンビニの利益配分方式では、雇用保険や社会保険加入は加盟店負担。平均的なコンビニの1日の売上高は50万円、ひと月の粗利益は(粗利益率30%弱として)420万円、うち約半分を本部が先取り、残りの210万円から、加盟店は人件費その他の経費を支払い、残りはせいぜい50万円。そこから社会保険料負担(この場合19万5000円)を負担すると、オーナーは生活できない。結果、有給休暇は無理、残業代のかからない時間内でのパートを使い、社会保険未加入となる。しかし、それでは従業員は定着せず、オーナーは不眠不休に。社保加入は義務でもあり、本部負担で加入を促進しなければ人手不足は解決しない !

 社員の意識が変わったとき、本部の体質が変わる !


この現実が、本部社員の「ブラック企業トップクラス」と言われる長時間労働、過労死、精神疾患の増加を生み、同時に、店舗オーナーの健康や命についてなんの痛痒も感じないFCや本部のブラック体質を生んできたのです。

■団交で24時間義務化廃止迫る

社員である河野との団体交渉を会社は拒否 できません。これまで8回の団体交渉をやっ て、「それは団交事項なのか?」と言われながらも、「24時間義務化廃止・オーナーの健康配慮・店従業員社保加入援助」についても、FCの労働条件面から問題にしています。FCは、就業規則で「オーナーとのすぐれた信頼関係の形成」が「服務原則」とされていますが、その場合、オーナーや家族の「健康」を無視することは許されるのか、という議論です。オーナー組合員も団交には参加、意見表明をガンガンやっています。ほぼ毎月定例的に継続、次回は4月1日。

■社員が変ればセブン本部は変わる

オーナーに威圧的なFCが多いのは、セブンが「労働組合を作らせない」政策をとってきたために、洗脳されているからです。本部社員から物申す労働組合ができることが、セブン全体を変える道です。社員もオーナーも店舗従業員も関連企業も入れる「強み」を生かしてセブンを変えるため闘っています。

■労働者代表選挙を闘う河野

河野は、3月21日当選発表予定の「労働者代表選挙」に立候補しました。100字に制限された立候補の抱負は以下のとおりです。

労働環境抜本改善 !長時間労働根絶。残業せず家族養える賃金。65歳定年制。有休完全取得。パワハラ根絶。FC業務明確化(24時間営業義務化廃止・オーナーの健康配慮・店従業員社保加入援助)。自爆営業根絶。

■「労働者代表選挙」とは何か?

労基法第32条で労働時間は原則1日8時間、1週40時間とされていますが、同法36条で労使協定(36協定)を締結し、労基署に届け出た場合は、協定の範囲内でこの法定労働時間を超えて、労働させることも可能です。その労使協定(36協定)の締結当事者が「労働者代表」です。

その場合労働者代表は「当該事業場に、過半数労働組合がある場合はその労働組合、過半数労働組合がない場合においては労働者の過半数を代表する者」となっています。セブンの場合、過半数を組織する労働組合がないので、選挙によって過半数代表を選出するということになります。

また、労働者代表は「就業規則の意見聴取の代表」でもありますから、就業規則の変更に際して、意見を述べることができます。

■「労働者代表選挙」怠ったセブン

セブンーイレブン・ジャパンは創業以来ずっと36協定は無効状態です。法律を遵守した適正な「労働者代表選挙」を行わず、適正に締結したように偽装して「36協定」を労基 署に提出するという、明白な労基法違反を繰り返していました。刑事罰の対象です。

「中労委命令」は安倍の「雇用関係にない働き方=事業主化」推進と一体

「中労委命令」は安倍の「雇用関係にない働き方=事業主化」推進と一体 が安倍首相と会食している事実もあり、「労働組合のない社会」をめざす安倍政権と一体となった政治的な力を否定できない。安倍政権の「働き方改革」は、「雇用関係によらない働き方」として雇用労働者の個人事業主化を拡大するものだがこれと一体だ。社員、オーナー、関連企業をバラバラにすることで、雇用主責任を逃れることで不当な利益をあげてきたのがコンビニ・モデル。それをさらに究極まですすめるものだ。現場で分断を乗り越え団結を拡大し、労働組合の「実力行使」を力にして闘うことが、反動命令をはね返す道だ。

■松本オーナーに続いて、全国のコンビニでそれを望むオーナーが次々と「時短営業」を始めることが、松本オーナーを孤立させず、守り、そして「24時間営業義務化廃止、希望制へ」を制度化する最短の道です。松本オーナーの例で明らかになったように「実力で開始すれば、違約金や契約解除なんてできません」。今がチャンスです。

松本オーナーと同じに19時間営業にするでも、夜間数時間だけ閉店するでもいい。体調不良や冠婚葬祭など必要に応じてその時だけ「休みます」でもいい。マスコミに公表しても良いし、静かに「休む」のでもいい。お客さんには「張り紙」をして理解を求めて下さい(ユニオンにも一報ください)。

■また、「時短営業」「ちょっと休業」「数日閉店」等までやらなくても、「当店は本部に24時間営業義務化廃止を要求しています」とアピール文を張り紙するだけでも社会的効果は大きいです。従業員の胸に「24時間営業義務化廃止、希望制に」や「オーナーにもゆっくり休む夜をください」のアピールバッチをつける方法もあります(ユニオンでも作成します)。労組ではよくやるアピール行動です。

■こうした「時短営業」「アピール行動」の自発的・散発的開始から、連絡をとりあいながら、一斉行動へと運動を広げていきましょう。そして、7月11日(セブン、イレブン)には、全国の多数の店舗で一斉「時短営業」をやりましょう。そこまでいけば、社長・古屋一樹を話し合いの場に引き出し、「24時間営業義務化廃止・希望制」制度化を実現できます。そしてその力を背景に、「本部負担で店舗従業員の社保加入促進を」交渉のテーブルに乗せましょう。必ず勝利できます。頑張りましょう。

コンビニ関連ユニオン(準) 代表 河野正史

〒124-0024東京都江戸川区新小岩2-8-8クリスタルハイム203

☎ 080-6494-7243 メールzenkokukyoml@yahoo.co.jp

協力しているお近くの地域ユニオン へ

「時短営業」とアピール行動の全国的拡大を

■河野正史OFCと松本実敏オーナーがよびかける「24時間営業義務化廃止・希望制へ 本部負担で店舗従業員の社保加入促進を」要求書(別紙同封。ないしは右を切り取って拡大してもらっても結構です)への記名をお願いします。

協力してくれる地元の地域ユニオンに渡してくださるか、コンビニ関連ユニオン(準)宛てに郵便ないしメールで送ってください。

コンビニ関連ユニオン(準)と千曲ユニオンが責任をもって団体交渉の場で、古屋一樹社長宛に本部人事部を通して提出し、要求します。(次回団交は4月1日長野市内で)

■また、店舗利用者向けの「賛同署名」(別紙同封)も活用して、お客さんの理解と協力を得る努力をされてください。

利用者さんの多くは、オーナーの過大な負担や健康悪化に心を痛めてくださっています。本部の言う「社会的インフラ」「利便性」に必ずしも同意しているわけではない、利用者さんの真実の声を会社に届けることが、会社に経営方針を転換させる大きな力になります。送り先は「要求書」と同じです。

※7月11日=「セブンイレブン」に全国時短ストへ、という方針については、河野さんの強い希望です。まだコンビニ関連ユニオン(準備会)で十分な議論とコンセンサスが取れているわけではありません。ぜひみなさんといっしょに状況を変えるようなアクションを起こしたいということで現在的にはご理解ください。かつて「すきや」で、それが実現して、24時間営業を止めたようなアクションをぜひとも実現しましょう。

私たちにもゆっくり休める夜をください !

24時間営業義務化の廃止・希望制へ 本部負担で店舗従業員の社保加入促進を !

要 求 書

セブン-イレブン・ジャパン

古屋一樹 代表取締役社長 殿

昨今の人手不足深刻化のなかで、コンビニの24時間・365日営業を継続することはもはや不可能です。店舗オーナーや従業員の負担が大きすぎ、過労死や健康破壊、冠婚葬祭への出席もできないなど、基本的人権を侵害する事態にいたっています。24時間営業義務化を廃止し、オーナーの希望によって選択できる制度への変更を求めます。

また、この制度改革の持続的実現にあたっては、従業員が長期に安定的に働けるための待遇改善が不可欠です。そのためには店舗従業員への社会保険加入について本部が負担して促進していただく制度の導入を求めます。

呼びかけ:河野正史 松本実敏

2019年 月 日

(コメント欄)

店舗名

氏名(オーナー、従業員) 公表 (可 ・不可)

■コンビニ関連ユニオン(準)代表河野正史

〒124-0024東京都葛飾区新小岩2-8-8クリスタルハイム203

℡080-6494-7243Eメールzenkokukyoml@yahoo.co.jp※この要求書は、地元の取扱い地域ユニオン組合員に手渡されるか送付してください。もしくは下記のコンビニ関連ユニオン(準)まで郵送もしくは、写メ画像、スキャン文書等を添付してメールで送ってください。ほぼ月1回定例的に行っている本部人事部との団体交渉(次回4月1日)で、古屋社長宛に提出し、要求を代弁します。(公表不可の方は、店舗名氏名欄を切り離して提出します。なお、店舗情報は、今後の資料送付などユニオン活動に活用させていただきます。) 協力取扱い地域ユニオン

 オーナーさんたちにもゆっくり休める夜をあげてください !

24時間営業義務化の廃止・希望制へ 本部負担で店舗従業員の社保加入促進を !

店舗利用者の賛同署名

セブン-イレブン・ジャパン

古屋一樹 代表取締役社長 殿

日頃から「近くて便利 !」を利用させていただき感謝しております。しかし昨今の人手不足のなかで、コンビニの24時間・365日営業が店舗オーナーや従業員さんに過大な負担を強いていることを知り、心を痛めています。

かつては24時間営業がなかった時代もありました。買い置きしたりすれば特別困るということでもありません。「便利さ」の裏側で働く人が過労死したり健康を害したりすることを利用者としても望んでいません。24時間営業義務化を見直してもいいのではないかと思います。24時間営業義務化廃止を要求しているオーナーさんらの活動を応援し、賛同しますので、会社幹部の方はぜひ聞き入れてやってください。

2019年 月 日 お名前 ご住所

群馬バス分会、3・16ストを貫徹!群馬春闘行動2019に大きな反響!

以下、写真報告

群馬バス貸切バスセンターで組合員が24時間ストライキ突入を通告し、スト突入集会を勝ち取る
貸切バスセンター前でスト突入集会
群馬バス榛名営業所にて組合員が24時間ストライキの通告。所長は組合のスト予告を受けて、事前に配車の段階で組合員を予備ダイヤに入れ替えるというストつぶしを行った。これに対する抗議を申し入れる。これに対して群馬バス労働組合の組合員が 「営業妨害をやめろ」と言ってきた が、「冗談じゃない。営業妨害じゃない。スト通告だ」と抗議して、スト突入集会を勝ち取る。
榛名営業所にてスト突入集会
群馬バス箕郷総合バスセンターにてスト突入集会
「昨日で解雇から2年。不当解雇を撤回しろ!」と分会長。箕郷総合バスセンター。
仲間に手を振る組合員。箕郷総合バスセンター。
箕郷総合バスセンター前。
箕郷総合バスセンターでシュプレヒコール
群馬春闘行動2019。高崎市労使会館での集会で発言する群馬バス分会
中央タクシー分会から断固たる決意表明。
千葉からかけつけてくれた動労千葉OB会長永田さん。1985年の国鉄分割民営化に最大拠点・千葉運転区支部を率いてストライキで闘い不当解雇された。群馬合同労組の「最高顧問」
国際連帯闘争を背負って奔走する動労千葉国際連帯委員会代表の山本弘行さん。動労千葉を支援する会の代表でもある。ついに群馬にまで来てくれた。
群馬合同労組支援共闘会議共同代表の石川まさお玉村町議会議員。熱い連帯のあいさつ。
集会のまとめを行う須永副委員長
集会後高崎駅を一周するデモ。高崎駅西口ではバスの運転手にともにストで闘おう、と呼びかけた。運輸労働者の団結こそが求められている。
この日はJR東のダイヤ改正日。もうけ優先、合理化と地方切り捨て、組合つぶし・団結破壊のダイヤ改正に対して、闘う労働組合に結集して闘おうと、JR労働者に呼びかけた。
高崎駅東口

動画 3・16群馬春闘行動2019デモでJR高崎鉄道サービスに抗議!

群馬合同労働組合は2019年3月16日、群馬バス分会の春闘ストライキを中心とした群馬春闘行動2019を闘い、午後から高崎市労使会館から高崎駅西口から東口まで一周するデモを行った。共闘する動労連帯高崎の鈴木副委員長が雇止め解雇の通告を受け、解雇撤回の要求をして闘う中、この日は解雇を通告したJR高崎鉄道サービス本社への抗議行動としてもデモを貫徹した。3月18日に開催された団体交渉で、JR高崎鉄道サービスは動労連帯高崎に対して鈴木副委員長の解雇を撤回する勝利を勝ち取った!3

3・16群馬春闘行動2019に結集を!

群馬バス分会24時間ストライキ突入!

春闘集会 3月16日(土)13時30分 高崎市労使会館(高崎市東町80-1)第4会議室

春闘デモ 3月16日(土)15時30分 高崎市労使会館前→高崎駅西口→和田町地下道→高崎駅東口→ヤマダ電機LABI1前解散(約1時間)

3月16日(土)に群馬バス分会のストライキを先頭に、「群馬春闘行動2019」を取り組みます。ぜひみなさんの参加をお願いします。職場で孤立したり、信頼できる仲間がいない状況で苦しんでいるのは、みなさん同じではないでしょうか?そんなみなさんが、参加して、団結を実感して、職場でがんばろうという気持ちになってくれたら成功だと思っています。朝から群馬バス門前スト突入集会、13時30分から高崎市労使会館(高崎市 東町80-1)で「群馬春闘行動2019」集会、集会後15時30分デモで高崎駅一周します。

群馬バス分会の闘いは、はじめてのストライキを行うところまで前進してきました。5月には不当労働行為についての群馬県労働委員会の命令が出されます。かさにかかって、会社は分会つぶしを行ってきましたが、屈せずに闘い続けた分会の3人の仲間の勝利の地平です。分会の闘いは全くの正義です。この春の闘いから一気に攻勢に打って出る決意です。みなさんのご支援をよろしくお願いします。

中央タクシー分会の闘いは、昨年11月川谷内分会長が出勤時に暗闇の中で襲撃されるという、とてもショッキングな事件が起こりました。PTSD(外傷後ストレス症候群)で、不意なフラッシュバックで身体が動かなくなるというとても困難な状況が続いて、今も仕事に復帰できていません。その間にも、会社の嫌がらせで、苦しい思いをしてきました。しかしこれにも屈せずに、闘う体制をつくり出しつつあります。中央タクシー分会の闘いは、絶対に負けるわけにはいかない闘いです。会社を追いつめ、勝利するためにも、「群馬春闘行動2019」を闘います。

3月16日はJR東のダイヤ改正日。動労千葉は前日の15日からストライキで闘いに立ち上がります。また動労連帯高崎も鈴木副委員長の不当な雇止め攻撃を許さない闘いに入っています。群馬春闘行動2019はJRの闘う仲間たちとともに国鉄闘争勝利を勝ち取る闘いです。

昨年秋に長野の千曲ユニオン副委員長でセブン-イレブン・ジャパンの本社社員(OFC)河野さんを中心に合同一般労働組合全国協議会で「コンビニ関連ユニオン」の結成を呼びかけました。いま東大阪市のセブンイレブンのオーナーの24時間営業拒否の闘いが大きく社会を動かしています。オーナーも労働者も人間らしく生きられる状況を団結して作り出すという、大きな新しい挑戦が始まりました。群馬合同労組もともに闘います。労働者や中小事業主が使い捨てにされる「新自由主義」社会を引っ繰りかえす大運動に発展させましょう。

韓国の旭(AGC旭硝子)非正規職支会の請負労働者の解雇撤回闘争は、4年を前についに違法派遣で会社が起訴されるという決定的な勝利をつかんでいます。3月28日のAGC旭硝子の株主総会に向けて韓国から訪問団がやってきます。労働者の国際連帯の力で一日も早く解雇撤回を実現したいと思います。

群馬合同労組は、困難な壁をひとつひとつ打ち破り、組織拡大に勝利してきています。大きな組織力は、それだけで会社との力関係に転じます。7月の定期大会までに100名組織拡大を実現する決意です。そのために、春闘行動2019を全力で闘います。みなさんの結集を心から呼びかけます。ともに闘いましょう!

ブラック企業がのさばるのは私たちがだまっているから
闘えば勝てる!ブラック企業をぶっとばそう!

低賃金に長時間拘束、闘わなければ生きていけない!

 群馬合同労組群馬バス分会は、3月16日(土)に24時間ストライキに入ります。
 2016年に、会社の手先になった群馬バス労働組合に怒り、群馬バスの労働者が群馬合同労働組合に加入して、闘いが始まりました。
 1年契約の嘱託雇用で運転手を長年使ってきた群馬バス。その基本給は時給800円でした(現在は810円)。運転している時間にはハンドル手当をつけますが、待機時間は半分にしてしまいます。このやり方で、低賃金の長時間拘束、おまけに自分の給料が計算できない。おかしいと言えば、いじめのような嫌がらせを受けることも。
 2015年に群馬バスは、労働契約法改正にともなう「5年ルール」(5年の継続雇用を続けた労働者に「無期転換申込権」が与えられる)を見こして、1年契約を正社員に転換しましたが、それはベテラン運転手の賃下げを強制するものでした。
 こうした労働者の生活や誇りを踏みにじる群馬バスに対する分会の勇気ある闘いが始まりました。
 しかし群馬バスは、群馬合同労組群馬バス分会に対して、不当な組合つぶしの攻撃をくり返し仕掛けました。不当解雇、不当処分、不当労働行為の連続です。これにも分会の仲間は屈せずに闘い、群馬県労働委員会での救済申立はついに5月に命令が出されるところにきました。
 現在、バスの労働者をめぐる悲惨な状況は社会問題になっています。関越自動車道での高速バスの事故、軽井沢スキーツアーバスの事故…あれほどの事故を起こしても、運輸労働者の状況はまだまだ改善していません。路線バスの運転手も同様の状況があります。労働者の生活と命を守るのは、乗客の命を守ることと同じことです。
 このような状況を変える力は、労働組合が団結してストライキで闘うことです。

労働者の未来はまっくらだ!

 いま、社会にはAI(人工知能)が導入され、労働者の仕事が機械に奪われています。労働者はまともな仕事がなくて困っているのに、「人手不足」が騒がれて、AIと機械の導入は不可避だとされています。
 ある調査では、レジうちや運転手、事務、接客、宅配、プログラマー、機械修理工、組立などの仕事は90パーセント以上が、公認会計士、翻訳士、証券会社の社員、弁護士などの知的職業でも、60%がAIにとって代わられる、日本は特に置き換えが激しいだろうとされています。
 すでに銀行では、大規模なリストラが打ち出され、苦労して就職した若者が、苦悶の中で転職活動に追いやられています。
 資本主義は、いくら機械を導入して安くてすばらしい商品を生産しても、それを購入する労働者の生活を保障することができなくなりました。
 いまや貧困国では貨幣の信用が崩れ、世界恐慌の時代のように、理不尽な飢えに苦しんでいます。
 一方でもうけを確保できない資本は、アジアの貧困国に進出して、詐欺同然の「高利貸し」で暴利をむさぼり、借金で生きていけなくなった農民や中小自営業者を、無権利な労働者として酷使しています。また多くの若者がサギ同然にだまされて、外国で無権利な外国人労働者として酷使されています。
 安倍政権は、この日本と世界の資本主義の行き詰まりを改憲と戦争で突破しようとしています。「国のため」と労働者の怒りと不満を封じ込め、実際に戦争と侵略で資本家の危機を突破しようとしています。

労働者の団結と闘いだけが希望の道!

 この日本で、労働者の団結と闘い、春闘をよみがえらせましょう。群馬合同労組は、群馬バス分会、中央タクシー分会を先頭にして、断固として立ち上がります。ブラック企業をぶっとばしましょう!職場からともに声をあげましょう!改憲・戦争に立ち向かえる労働組合をつくりましょう!群馬合同労働組合に相談・加入してください!
 みなさん、春闘集会とデモに集まってください!

岡本工作機械製作所とのやり取り

 岡本工作機械製作所から迅速にファクスで連絡が来た(原本は追って郵送とのこと)。団体交渉の開催について、本来は3月8日が期限の指定だったが、3月15日までの回答猶予を要請するものだった。

 まぁ、了解の返答をした。ただし、遅くとも、3月中・年度内に団体交渉を開催するように、あらためて申し入れた。一日だって、裏切られた状態を放置してもらっては困る。当然のことだ。岡本工作機械製作所の労働者の、強い関心が伝わってくる、と、当該組合員の弁。

  群馬県とは利根川の向かいにある埼玉県本庄市のD社の20代の労働者が昨日加入して、本日予備交渉となった。彼も切羽詰まって群馬合同労組に相談してきた。やはり切羽詰まらないと、なかなか相談できないのかな、と思う。切羽詰まってから、追いつめられてから、相談するよりは、隣に仲間がいるよ、そんな感覚で群馬合同労組に相談、加入してもらいたい。

3・16群馬バス分会ストライキを決定!

 群馬合同労働組合は群馬バス分会の3月16日(土)の24時間ストライキを決定しました。

 これに先立ち、群馬合同労組は、群馬バスに対して、以下の通り、通告書を送付していました。

        通告書(2019年2月27日付)

 …当労働組合は、同年2月7日付で「春闘要求書」を提出し、同月28日までに団体交渉を開催し、文書にて回答することを要求しました。

 また、2017年12月26日付で、貴社の誠実団交応諾義務違反を群馬県労働委員会に救済を求めて申立を行い、命令を待っているところです。

 かかる状況の中で、貴社は、上記「FAX送信の件」において、団交期限の2日前になって「現在、株式会社群馬バスは、貴組合のご要望に応じることが困難な状況にあります。つきましては、平成31年3月29日午後3時から、団体交渉を行うことを提案させていただきます」との回答を行いました。

 当労働組合はこのような不誠実で、侮辱的な対応を許すことはできません。春闘要求であるにもかかわらず実質的に年度最終日を団交日に指定する悪意、そのような回答を団交期限の2日前になって通知するという悪意。不当な組合差別に基づくこのような対応に断固抗議するものです。 当労働組合は再度2019年3月5日までに団体交渉を開催することを要求します。この要求が受け入れられない場合は、抗議のストライキに入ることを通告します。

 そして群馬バスは最終的にこの3月5日までの団交開催の要求を拒否してきました。

 群馬合同労組は断固として3・16ストライキに入ります。群馬バスは今は群馬合同労組をなめています。しかしそれに対する回答がこのストライキです。ストライキこそ、労働者が、資本・会社との力関係を引っ繰りかえす道であると信じます。セブンイレブンの24時間営業止めた東大阪市のオーナーを見てください。たった一人でも不退転の闘いが始まったときに大きく状況が動き出す…それほど、生きさせろ!の底深い怒りが労働者に社会に満ちあふれています。

 みなさんのご支援、ともに立ち上がるという勇気が、勝負を決めます。ぜひご支援をお願いします。群馬バスのストライキをともに闘う「群馬春闘行動2019」の集会とデモに集まってください!

(株)岡本工作機械製作所からの回答書

 既報の通り、群馬合同労組は2月19日付で安中市に本社をおく岡本工作機械製作所にH組合員の加入通告をかねた要求書を提出したが、3月5日、前日付の「回答書」が届いた。

 要求通り、就業規則、給与規定、36協定の写しを交付してくれた。

 未払いだった時間外手当も支給するとの回答。

 しかし営業手当と労働時間の管理方法について、納得のいかない回答。

 そして肝心の団体交渉についての言及がない。これではダメでしょう…

 ということで、再度の要求書を早速提出した。

 岡本工作機械製作所の労働者のみなさん。群馬合同労組に入っていっしょに闘いましょう。

 このところ労働相談も増えて、何かと忙しい。闘いのひとつひとつの前進が歴史の扉を押し開いていく。

無期転換の申込みを!

 今の会社で5年以上続けて働いている非正規雇用の労働者のみなさん。

 4月から契約更新になる方も多いと思います。

 5年以上になっている人はぜひとも無期転換を会社に申し入れましょう。

 むずかしいことはありません。

 「5年以上継続して働いているので無期転換を申し込みます。よろしくお願いします。」で大丈夫。何か記録を取っておきましょう。

 文書で出した方が確実です。日付と名前を書いてはんこ押してコピーを取って出しましょう。

 こんなことを言うのは、この間でたらめな雇い止め解雇を通告されるケースが増えているからです。

 某企業(大企業のグループ会社)もそうでした。ある労働組合役員に対して、ささいな口実をつけて3月末での雇い止めの通告をしてきました。ところが彼は1年契約をくり返してすでに5年10ヶ月。5年経過してから2回も無期転換申込みをしましたが、そのたびに「無期転換申込みの期間が決まっているのでその時に」とごまかしてきました。そうしておいて雇い止め解雇を通告してきたのです。

 しかしこれはおかしい。労働契約法第18条に書いてあります。5年を経過したらその契約期間の間、いつでも無期転換を申し込むことができるし、会社は拒否はできません。組合は当然にも不当解雇だ、撤回せよと要求書を出しました。そして会社は、団体交渉でこれまでのやり方が間違っていたことを認めました。「今日間違いがわかった」そうです。これまでもこんなやり方で雇い止めされた労働者が何人もいたのではないかと思ってしまいます。しかも雇い止めの理由がまたひどい。

 この会社はまだ解雇撤回を正式に認めたわけではありません。しかし労働組合の闘いで不当な雇い止めをぶっとばせることは明らかにできました。

 非正規労働者にとってはこの雇い止めこそ、自らの奴隷状態の根源です。最近は求人票と雇用契約に更新は4回までと明記する悪質なケースも増えています。しっかりと権利を行使して、無期転換申込みをしましょう。闘う労働組合に相談することもあわせておすすめします。

岡本工作機械製作所に要求書提出

 2019年2月19日、群馬合同労働組合は、安中市に本社のある岡本工作機械製作所に対して、Hさんの加入通告をかねて要求書を提出しました。

 要求項目は4点。①就業規則・賃金規定・36協定書の写しを交付すること、②労働時間管理について説明すること。③未払い残業代の支払い、④未払い手当の支払い、です。

 株式会社岡本工作機械製作所は創業から80年、東証2部上場、タイとシンガポールに工場をおき、世界中に販売拠点をおくグローバル企業でもあります。1982年に安中工場が完成し、2012年に安中に本社を移しました。

 岡本工作機械製作所には、企業内組合があります。しかし今回Hさんは、おかしいことにしっかりと声をあげてしっかりと正す、ということを決意しました。そのためには、しっかりと闘う労働組合が必要だというのがHさんの結論でした。そして群馬合同労働組合のことを知り、分会を作りたいと相談、加入し、この通告と要求書提出に至りました。  岡本工作機械製作所で働くすべての労働者のみなさん。ともに声をあげませんか?労働者は仲間と団結すれば、必ず職場を変えることができます。相談、加入をお待ちしています。

コンビニオーナーも労働者!24時間営業の強制をやめよ!

 「もう無理!」24時間営業を打ち切るコンビニオーナーの登場が話題になっている。

 そんな中で東京新聞の「こちら特報部」が2/23付ですばらしい特集をした。

 コンビニ加盟店ユニオンが労働委員会で勝利した根拠の一つが、二十四時間営業の義務付け。事業主ならば自分で営業時間を決められないといけない。「団体交渉が認められれば、労働協約を結ぶことができる。フランチャイズ契約よりも効力が強く、二十四時間営業に歯止めを掛ける道筋が開ける」

 転載させてもらいたい。

つらすぎるコンビニ店主

バイト不足 業務増える一方

24時間営業「もう無理」

コンビニの24時間営業に注目が集まっている。大阪では、オーナーが時間を短縮して営業し、本部と対立している。背景にあるのは、人手不足と忙しさ。現場の、とりわけオーナーには、ブラック企業も真っ青の長時間労働を強いられている人がいる。実態はどうなのか。このままでいいのか。

(石井紀代美、榊原崇仁)

「ゴールのないマラソンをやっているような感じ。人手が足りず、ここ三年、全然休めない状態が続いているんです」中部地方でコンビニ店を経営する五十代の男性は二十二日、「こちら特報部」の取材にこぼした。声に疲労がにじんでいた。

男性は毎日、午後九時半から翌朝九時ごろまで働く。無理なく勤務を回すためにはアルバイトが二十人ほど必要。しかし、家族を含め、今は十二人しかいない。足りない分を男性と妻の二人で補う。単純計算でアルバイト四人分の仕事をしなくてはならない。とりわけ、人手が足りなくなるのが深夜帯だ。だから、こんな働き方になる。

年間二十万円かけて求人情報誌などでアルバイトを募集しても反応は少ない。

「業務の大変さのわりに、コンビ一一各社のコーヒーカップ。マシンの手入れも店員の負担になっている

低賃金にプラスアルファぐらいしか出せない。若者や主婦がお金を稼ぐための仕事選びから、コンビニ店は対象外になっている」時給を上げようにも、おいそれとはいかない。コンビニ本部との契約で、店の粗利の六割を納める。残り四割で、人件費など経費の大半をまかなわねばならないからだ。

昔と比べ、仕事も複雑で大変になっている。例えば、紙コップで入れたてのドリップコーヒーが飲める機械。豆の補充や機械の洗浄が必要になった。宅配便を受け付けるようになり、伝票や宅配物の管理などの手間が増えた。

買い物でたまるポイントも仕事を難しくしている。レジの仕組み上、決済する前にポイントカードを通す必要がある。「支払いの後でカードを出す人もいる。その場合はいったん取り消して、もう一度最初からやり直さないといけない」その決済方法も、現金、クレジヅトカード、電子マネーと多岐にわたる。「従業員にきちんと教えるのは結構大変。お金のやりとりという一番大事なところ24時間営業「もう無理」で、絶対ミスが起きないように気を付けないといけない」。心労は尽きない。

店で売る揚げ物は、油の酸化度合いをチェックして基準値を超えれば交換する。処理を間違えば、火災が起きる気を使う作業。ほかにも、ごみの分別やトイレ掃除…。

男性は新天皇即位に伴う十連休を恐れる。「絶対に休めない。アルバイトが休みを取るだろうから。話題の『働き方改革も、コンビニ店は蚊帳の外。このままでは、どんな人でも体が持たなくなる」。実際、男性の妻も以前、疲労で体調を崩して休んだ。

二十四時間、三百六十五日営業してます。本部はコンビニ店を「社会インフラ」とアピールする。男性は痛烈に批判する。

「人手の確保は現場任せで、本部からは何もサポートがない。『社会インフラ』の現実は、コンビニオーナーと家族の犠牲で成り立っている。営業が継続できなくなっても、本部にとっては違うオーナーを探すだけ。私たちは本当にコンビニエンス(便利)なものとして扱われている」

権限ないのに事業主

労組結成 団体交渉求め闘争

「本部も意識改革を」

都心のコンビニも訪ね歩いてみた。

「人手が足りないのはどこの店も変わらない」。ファミリーマートの男性店長はそう語る。十人のアルバイトはすべて外国人。「お金を稼ぎたいから、たくさん働きたいという人ばかり。こちらから『長時間は引っ掛かっちゃうから』と止めないといけないぐらい、働く意欲が旺盛。外国人がいなければ、もうやっていけないよ」と断言する。

ローソンでは、オーナーが多数の店を経営しているという。「他の店から人を出してやりくりしている。うちは、しっかり休みが取れていますよ」

セブンーイレブンの男性店長は週六日で働くほど忙しい。時短営業に踏み切った大阪の店について聞くと、「気持ちは分からなくない。本部が二十四時間営業の姿勢を崩せば、確実に、全国各地で山ほど、後に続くオーナーが出てくる」と推測した。

オーナー、店員が身を粉にして働かなければいけないのは本部側と結ぶフランチャイズ契約のためだ。「コンビニビジネスの根幹に据えられてきたのが二十四時間営業。本部側は、経営ノウハウの提供などとともに、統一的な契約内容として盛り込んできた」。学習院大の橋本陽子教授(労働法)はそう語る。

いつでも立ち寄ることができる二十四時間営業は、コンビニの信頼感を高めてきた側面はあるだろう。今は深夜の防犯、さらに災害時の物資供給も期待される。それに何より、深夜でも店を開け続けることで売り上げは伸びる。

日本労働弁護団の棗一郎弁護士は「本部には、売り上げに応じた額が懐に入る仕組み。一方、オーナー側からすれば、深夜は人件費がかさんで、利益が出にくい。何かと接客トラブルも起きやすい。やりたくないのが本音」と指摘する。

こんな状況に異を唱え続ける人たちがいる。二〇〇九年八月以降、首都圏や関西のオーナーらによって「コンビニ加盟店ユニオン」「ファミリーマート加盟店ユニオン」といった労働組合ができた。彼らは本部側に団体交渉を繰り返し求め、拒否されると、労働委員会に救済を申し立てた。争いは今も続く。

代理人の棗弁護士は「本部側は『ノウハウと商品を提供するだけ』『店舗経営はオーナーが独立してやっている』と言う。しかし、オーナーが最も裁量を働かせたい営業時間は、フランチャイズ契約で縛られている。『独立した事業主』とは到底言えない」と語る。

事業主なら、労働管理は自分の責任。どんなに長時間働こうが違法ではない、

しかし、使われる労働者なら、労働時間の制限や休日など法律上の保護がある。両者を区別する条件の一つが、自分の労働時間にどれほどの裁量があるかだ。地方レベルの労働委では一四年、「加盟店主は労働組合法上の労働者」「本部側の団交拒否は不当労働行為に当たる」という判断が出た。根拠の一つが、二十四時間営業の義務付け。しかし、本部側が受け入れず、結論は先送りに。「団体交渉が認められれば、労働協約を結ぶことができる。フランチャイズ契約よりも効力が強く、二十四時間営業に歯止めを掛ける道筋が開ける」(棗弁護士)

ユニオンに加わるオーナーたちは多忙なのに、月に一~二回ある労働委の聞き取りや打ち合わせをする。時間を取られるので、費用をかけて人を雇い、留守を任せるケースもある。

「やっぱり、おかしいことはおかしいと言わなきゃまずい」。東京都江東区でコンビニを営む吉村英二さん(六二)は、そんなオーナーの一人だ、、「働き方改革と言うけど、今のコンビニ業界は配送業者も巻き添えにしている、世間の意識も変わっていると本部の人たちには分たってもらいたい」と二十四時間営業を見直すよう求める。