(株)タイヘイ物流システムに組合通告と要求書!

このエントリーをはてなブックマークに追加

(株)タイヘイ物流システムに組合通告と要求書!

 

Yさんは、埼玉県東松山市にある(株)タイヘイ物流システム東松山営業所に正社員として就職し、ドライバーとして食品のルート配送をおこなって3年余り。この度、職場を変えたいと、群馬合同労組に加入を決意、会社に対して加入通告をかねた要求書を提出した。

よくある話だが、タイヘイ物流システム(本社・埼玉県三郷市)も、求人情報や面接の説明と実際の労働条件がちがう。Yさんはだまされたと思った。給料が違う、腰痛持ちでも大丈夫という話がちがう、わからないことがあれば先輩も会社も面倒みるというが指導もフォローもなし。会社に是正を申し入れても改善されず、ひどくなりさえした。

Yさんは実は2年前に「プレカリアートユニオン」に加入し、要求書を出して、会社と2回の団体交渉を行っている。しかしプレカリアートユニオンはお金になること優先するようで、職場の改善を優先的に行いたいYさんは不信感をいだき、脱退するにいたる。その後もともに職場の改善のために闘ってくれる労働組合をさがしてきたが、見つからず、今回群馬で闘う群馬合同労組をインターネットで見つけ、加入してもらうことができた。

 

タイヘイ物流システムの労働条件や職場状況は、日本の運輸労働者がおかれているひとつの典型ともいえる。中央タクシーがそうであったように。

一つは、最低賃金を基準とした基準内賃金の低さ。初任給で本人給80,000円、職能給30,000円、皆勤手当5,000円、住宅手当5,000円、洗車手当5,000円、無事故手当10,000円、以上所定内で合計165,000円。時給にして900円あまり。二つに、それをベースにした固定残業代制度。「60時間分」を業務手当として78,000円を支給する。三つに、これらをごまかす不可解な労働時間管理。

こうして、基本的に労働者を低賃金で詐欺同然に雇い入れて、いやならやめろとばかりに使い捨てにしていく。こういうシステムを支えるパワハラやいじめ、嫌がらせ体質。

群馬合同労組は、勇気をもってたち上がる仲間がいれば、徹底的に団結して、ともに闘う。なぜなら労働者はひとつであり、労働者の団結した闘いこそが、職場と社会をかえ、世界を変える力だからだ。資本(会社)は労働者を兵糧攻めにしてくる。これと断固として闘うこと。労働者の闘う力を信頼して、闘いから団結を強くしていくこと。なにより労働組合が労働者を低めないこと。これこそが群馬合同労組が、国鉄闘争=動労千葉・動労水戸・動労連帯高崎~動労総連合から学んだ大事なところだ。群馬合同労組はY組合員とともに闘う。以下は要求書の抜粋。

 

 

 

2017年7月5日

 

要 求 書

 

群馬合同労働組合は、群馬県を中心とした、一人でも加盟できる地域合同一般労働組合です。貴社東松山営業所従業員・Yが当労働組合に加入したことを通知しますと同時に、下記の通り、要求をしますので、2017年8月5日までに団体交渉を開催のうえ、文書にて回答されるように求めます。組合加入・通告を理由とした不利益取扱いのなきように呉々もお願いします。

なお団体交渉の場所に関しては、東松山周辺~群馬エリアとされるよう要望します。

 

 

 

 

(1)    略

(2)    業務上の従業員の取扱いには差別が生じないよう、十分に配慮すること。制服の支給、運転速度の指導、担当コースの設定など、Yに対して不当と思われる状況を是正すること。…

(3)    Yの担当コースに関して、Yが担当するようになってから業務上のトラブルが多発しているので、調査をし、改善策を講じること。

(4)    Yは、貴社の求人広告や面接で「カゴ車での作業だから腰痛の人でも大丈夫」との説明を受け、採用時の面接においても腰痛の持病があることを話し配慮を要望したが、現在①配達終了後東松山営業所までおよそ3時間乗りっぱなしのコースであること、②重量物を担ぎながら階段の上り下りがある市ヶ谷店を担当させられていること、など、貴社の安全配慮義務の欠如を疑わざるをえない状況である。この点について具体的な改善を行うこと。

(5)    貴社の年間所定労働日数、年間休日数、年間カレンダーを明らかにされたい。

(6)    ハンドルを握っていない時間に関して、休憩時間を、待機時間、作業時間(荷物の整理や清掃、配送日報記入など)と区別する基準について明確にすること。休憩時間が1時間確保できなかった労働日に関して、貴社として労働時間をどのように扱うのか明確にすること。

(7)    Yがかつて所属したプレカリアートユニオン(清水直子執行委員長)から、2015年10月14日付「労働組合加入通告書兼団体交渉申し入れ書」および2015年11月20日付「要求書兼団体交渉申入書」が貴社に提出され、「Yの未払い賃金を過去に遡って全額支払う」こと等の要求が出され、2015年11月20日、2016年1月5日の2回にわたって団体交渉が開かれている。その後、Yはプレカリアートユニオンに不信感を抱き脱退、プレカリアートユニオンからは2016年8月15日付で「組合員Yに関する要求の取り下げ」なる文書が一方的に貴社に提出された。この過程でのやり取りと貴社から提出された書類から、次のことが判明している。①貴社賃金規程において、給与の計算期間に関して、他の給与は当月15日をもって締め切るのに対して、「時間外手当」「休日手当」「深夜手当」については、当月10日をもって締め切る計算がなされていること。②これによって給与明細に記載される「残業時数」「深夜時数」(おそらく休日出勤時数も)と勤務実績表に記載される「月例残業時間」、「月例深夜時間」(おそらく月例休日出勤時間も)が一致していないこと。③勤務実績表から計算した前月16日から当月15日までの「残業時間」合計、「深夜時間」合計(おそらく休日出勤時間合計も)が、給与明細に記載される「残業時数」「深夜時数」(おそらく休日出勤時数も)と一致しないこと。これらについて釈明のうえ、是正されたい。

(8)    前(7)項の要求に関連して、さらにYが自分で記載した配送日報と貴社が提出した勤務実績表の時間が一致していないことが判明している。これに関してあらためて釈明を求めると同時に、過去にさかのぼって適正な時間外・深夜・休日の割増賃金の支払いを求める。

(9)    賞与の支給基準として「会社の営業成績及び、従業員の勤務成績」と賃金規程で規定されているが、「会社の営業成績」「従業員の勤務成績」について、どのような基準で支給額を決定しているのか、説明されたい。

 

 

以上

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です