ホテル1C社長・杉山嘉章は労働委員会命令をまもれ!

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昨年11月24日付で、群馬県労働委員会は、群馬合同労組・清水委員長の解雇が不当労働行為であると認定して解雇をなかったものとして取り扱えとの救済命令を発出した。(既報)

ホテル1C(ワンシーン)不当解雇、群馬県労働委員会で勝利命令!

ところが、株式会社ホテル1C・代表取締役・杉山嘉章はいっこうに、これを無視し続けている。

こんなブラック会社・ブラック経営者は絶対に許さない。

ということで、あらためて命令の履行と、慰謝料の支払いを求めて提訴。

さらに会社法429条1項「役員等がその職務を行うについて、悪意又は重大な過失があったときは、当該役員等は、これによって第三者に生じた損害を賠償する責任を負う」という規定を使って、杉山嘉章個人を別に提訴した。以下はその訴状。これまで労働委員会はこんなブラック企業を相手にしたことがない。絶対に逃がさない、逃げられないということを示さなければならない。

杉山嘉章、絶対に後悔させてやるからな。

 

 

訴 状

 

平成29年3月10日

 

 

前橋地方裁判所高崎支部 御中

 

原告   清水彰二

 

原告

氏名  清水 彰二

 

 

被告      〒

住所

氏名  杉山 嘉章

賃金請求及び慰謝料請求

 

訴訟物の価額   2,532,048円

貼用印紙の額      18,000円

 

 

1 請求の趣旨

 

1 被告は、原告に対して、次の金員を支払え。

金 532,048 円

 

及び

上記金額の…まで

各年6パーセントの割合による金員

2 被告は、原告に対して、金2000,000円及びこれに対する本訴状送達日から支払済みまで民法所定の5%の割合による遅延損害金を支払え。

 

3 訴訟費用は、被告の負担とする。

 

との判決及び1項・2項について仮執行の宣言を求める。

 

 

2 請求の原因

 

1  被告は、株式会社ホテル1C(本店 神奈川県小田原市栄町一丁目1番5号)の代表取締役である。同社は旅館業を営み、群馬県藤岡市中島583番地にある「HOTEL ONESCENE」という屋号のホテルを経営している。

2  原告は、被告が代表取締役をつとめる株式会社ホテル1Cと平成27年4月1日付で「パートタイマー雇用契約書」を結び、時給820円、週2日(後に週1日に変更)勤務のパートタイマーとして、ホテルのフロント・清掃業務に勤務した。賃金締切日は毎月20日、賃金支払日は毎月27日である。

3  原告は平成27年11月26日付で同社・被告から解雇された。

4  3の解雇について原告は群馬合同労働組合の組合員通告をしたことが理由であり、労働組合法第7条違反の違法な解雇なので解雇の撤回を要求した。しかしながら同社・被告はこの要求にこたえず、同組合との団体交渉も拒否をしたので、群馬合同労働組合は、平成28年3月10日付で群馬県労働委員会に同解雇をなかったものとして取り扱うこと、同解雇以降の賃金の支払いを求めて、同社を被申立人として不当労働行為救済申立を行った。

5  群馬県労働委員会はこの件に関する群労委平成28年(不)第4号株式会社ホテル1C不当労働行為救済申立事件において、平成28年11月24日付で「命令書」を発出した。その決定では、被申立人である同社は原告に対して「平成27年11月26日付解雇をなかったものとして取り扱い、解雇の翌日から更新した契約が終了する同年9月末日までの賃金相当額及びこれらに対する年6分相当額を加算した額の金員を支払わなければならない」とした。

6  原告と群馬合同労働組合は同決定を受け入れ、再審査の申立てをしなかった。同社・被告もまた再審査の申立てをしなかった。命令は確定した。

7  しかしながら同社・被告はその後も同命令を履行せず、原告に対して命令された賃金を支払っていない。

8  未払い給料は以下の通り。

 

合計  金532,048円

9  また上記群馬県労働委員会命令は、原告が加入する群馬合同労働組合に対する文書の交付を被告に対して命じたが、同社・被告はこれも履行していない。

10 3の原告に対する同社・被告の解雇は、理由のない「懲戒解雇」として行われており悪質であり、かつ原告の社会的名誉・信頼を傷つけ、原告に精神的損害を与えた。また不当労働行為による理不尽な解雇、不当労働行為救済命令の不履行によって精神的損害を与えた。それら精神的損害に対して原告を慰籍するには、慰謝料200万円をくだらない。

12 原告は、株式会社ホテル1Cを被告として、8項記載の賃金について主文1項の通り支払いを求めるとともに、7頁・9頁・10項は不法行為(民法709条)に該当するから、不法行為による損害賠償請求として、慰謝料200万円及びこれに対する本訴状送達日から支払済みまで民法所定の5%の割合による遅延損害金の支払いを求めるとして、平成29年(ワ)89号の訴訟を前橋地方裁判所高崎支部に提訴している。

13 会社法429条1項は「役員等がその職務を行うについて、悪意又は重大な過失があったときは、当該役員等は、これによって第三者に生じた損害を賠償する責任を負う」と規定する。3項・7頁・9頁・10項の不法行為は、株式会社ホテル1Cの代表取締役であり、唯一人の取締役である被告の悪意と重大な過失によって行われているので、被告を相手として、同訴訟と同じ請求の趣旨で、本件を提訴する。

14 よって、原告は被告に対して、8項記載の賃金について主文1項の通り支払いを求めるとともに、7頁・9頁・10項は不法行為(民法709条)に該当するから、不法行為による損害賠償請求として、慰謝料200万円及びこれに対する本訴状送達日から支払済みまで民法所定の5%の割合による遅延損害金の支払いを求める。

 

以 上

ホテル1C社長・杉山嘉章は労働委員会命令をまもれ!」への1件のフィードバック

  1. 労働委員会って何の為にあるんでしょうね?

    確定した救済命令に違反しても罰は50万円以下の過料のみとか。普通の経営者は労働委員会の救済命令に従うであろうことを前提とした制度だと思うのですが、従わなかった場合を想定していない気がする。

    連合や全労連とも協力して従わなかったら懲役や禁錮等のもっと重い罰則を科すよう制度変更に動かないとまた同じことを行うブラック経営者が出ると思います。

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