中央タクシー分会、割増賃金等請求裁判を提訴!

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10月28日、群馬合同労組中央タクシー分会の3名の組合員は、ブラック企業中央タクシーに対して、不払い残業代等の請求裁判を提訴した。固定残業代制度で過労死するまで労働者をこき使う中央タクシーをゆるさない。群馬県労働委員会の命令は来年3月頃に出る予定であるが、不当労働行為の責任を取らせるだけでは終わらない。闘う労働者の力、闘う労働組合の力でブラック企業を、とことん追いつめる。電通のような会社を絶対にゆるさない。

以下は 訴状

 

訴状

2016年10月28日

前橋地方裁判所 民事部  御中

 

原告ら訴訟代理人弁護士  吉野晶

同弁護士  松井隆司

 

当事者の表示  別紙当事者目録記載のとおり

 

割増賃金等請求事件

訴訟物の価額  金465万0000円

貼用印紙額    金2万9000円

 

第1 請求の趣旨

1 被告は、原告らそれぞれに対し、各金100万円及びこれに対する本訴状送達の日の翌日から支払済みまで年6%の割合による金員を支払え

2 被告は、原告らそれぞれに対し、各金55万円及びこれに対する本訴状送達日から支払済みまで年5%の割合のよる金員を支払え

3 訴訟費用は被告の負担とする

との判決及び仮執行宣言を求める。

 

第2 請求の原因

1 労働契約

原告都丸富美男(以下「原告都丸」という。)は、被告と労働契約を締結し、群馬営業所に勤務している。

原告柴崎青侍(以下「原告柴崎」という。)は、被告と労働契約を締結し、群馬営業所に勤務している。

原告川谷内政樹(以下「原告川谷内」という。旧姓は小林)は、被告と労働契約を締結し、現在は群馬営業所に勤務している。

 

2 不払い割増賃金請求

原告らは、被告の業務命令に従ってタクシー乗務員として、別紙拘束時間一覧記載の通り、労務を提供した。労働基準法37条により制限される労働時間を超過した労働時間は別紙時間計算書記載の通りであり、別紙基礎時給計算書をもとにして算定された割増賃金は別紙割増賃金計算書記載のとおりである。

もっとも、原告らが上記期間中の賃金として被告から支払を受けた金額は、別紙給与明細一覧記載のとおりであって、割増賃金の支払いをまったく受けていなかった。

そうすると、被告による原告らに対する前記期間中の各月における不払い割増賃金額は、別紙不払割増賃金額一覧表記載のとおりであり、原告都丸は229万8828円、原告柴崎は135万8016円及び原告川谷内は117万9541円に及んでいる。

よって、原告らは、被告に対し、それぞれの労働契約に基づき不払割増賃金相当額のうち、各月の不払い割増賃金についての各一部請求の総額として、各内金100万円及びこれに対する本訴状送達日の翌日から支払済みまで商事法定利率年6%の割合による遅延損害金を支払うよう請求する。

 

3 労働組合の結成と不当労働行為による嫌がらせ

原告らは、2015年7月28日、労働組合の結成通知を被告に対して行って公然化し、以後、団体交渉を行うなど労働条件等の改善に向けた労働組合活動を行ってきた。

被告は、原告らの労働組合活動を嫌悪し、原告川谷内に不当配転を命じたうえで千羽鶴を折る業務を命じたほか、原告都丸及び原告柴崎に対しては他の従業員と区別して不当に賃金カットを行うなど、極めて悪質な不当労働行為(差別的取扱いや嫌がらせ)を維持継続している。

原告らの所属する労働組合としての不当労働行為に対する救済命令申立は、すでに群馬県労働委員会に申し立て済みであるが、前記のとおり不当労働行為による不当な差別的取り扱いを受けている原告らを慰籍するには、それぞれ慰謝料50万円をくだらない(弁護士費用はその10%相当額各5万円が相当)。

よって、原告らは、被告に対し、それぞれ、不当労働行為意思に基づく差別的取り扱いや嫌がらせは不法行為(民法709条)に該当するから、不法行為による損害賠償請求として、慰謝料各55万円及びこれに対する本訴状送達日から支払済みまで民法所定の5%の割合による遅延損害金の支払いを求める。

 

附   属   書   類

1 訴状副本                       1通

2 現在事項全部証明書                  1通

3 訴訟委任状                      3通

 

以上

pa230042

中央タクシー分会、割増賃金等請求裁判を提訴!」への2件のフィードバック

  1. 権力に負けずに1年間、デモやビラマキ、労働委委員会などで戦いぬき、ついに裁判まで持ち込めましたね。
    おめでとうございます。
    減給、不当な乗務外しなどをしても、辞めずに生き延びている組合員3名。
    会社は、もう後がない崖っぷちまで追い込まれた。
    パワハラした管理者は、組合員に対して腫物を触る扱いになるほど立場が逆転。

    ブラック企業との闘いは、頑張って裁判まで持ち込めば、90%以上は勝てると思います。

    裁判まで持ち込めれば、裁判官が公平な立場で判定してくれる。
    会社の嘘や言い訳は裁判官には通用しないとうのが、11月4日の裁判にて実感しました。

    1年以上、追い出し攻撃から負けずに裁判まで持ち込んで、本当に良かったと思う。
    戦わずして辞めたら、パワハラ上司や会社の思う壺。
    パワハラ行為をした上司と会社には、裁判にて責任を取らせる。

    お互いに法定まで相手を引きずりだしたのですから、勝利は近いです。

    理不尽な権力に屈せずに立ち向かう労働者、労働組合は、すごいと思う。
    このような組合がなければ、どんどん社員を使いすてるような会社が増えてしまう。

  2. ピンバック: 中央タクシー分会、群馬県労働委員会結審と割増賃金等請求裁判第一回裁判 | 群馬合同労働組合

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