ホテル1C労働委員会、8月18日証人尋問へ

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群馬合同労組の清水書記長が、組合通告をしたらアルバイト先のホテル1C(藤岡市)を「懲戒解雇」された事件。解雇撤回を求める労働委員会が、8月18日にいよいよ証人尋問(審問)に入る。会社(社長)は相変わらず労働委員会に出てこない。落とし前はつけさせてもらう。

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陳述書

 

 

2016年6月20日   清水彰二

 

 

私は、2015年3月23日に新聞折り込みの求人広告紙でホテル1Cの求人を見つけました。週2日、平日の昼、という条件で探していたので、これが目にとまりました。

電話をして、同年3月25日に面接に行き、採用されました。面接では週末に入ってもらいたいとの話でしたが、後日杉山社長から採用の電話をもらい、平日の昼だけでもかまわないのでぜひ働いてほしい、できるだけ長い期間お願いしたいと言われ、同意しました。

週2日、基本的に月曜火曜の昼、フロントに入ることになりました。雇用契約書を書面で出してもらいました。就業規則も公布を受けました。

同年9月までは、特に問題もなく、業務をこなしてきました。6月から新人のパートさんが入ったときには、業務を教えるように、社長から指示を受けました。排水溝のつまりや、屋根の雨漏りを自主的に手当てして、社長にも感謝されました。

2015年10月になると、それまで平日の昼にはメイクが入ることになっていましたが、突然メイクの枠がなくなりました。それにともない、私は週2日のシフトが週1日のシフトに減らされました。他の従業員もシフトが減らされたり、変更になっていました。

私もそうですが、他の従業員も、勝手に変更されたら、生活が困ります。直接収入減にもなり、転職も考えなければなりません。

10月の終わりに、再度、曜日が一方的に変更されたシフト表が事務室に貼り出されていました。この件について「主任」に事情を聞いても、「主任」も説明を受けていないようでした。

私は、こんなことが平気で繰り返される会社は、とんでもないと思いました。いざとなれば、従業員を犠牲にして、社長だけ逃げる会社だと思いました。そこで、この件に関して、少なくとも事前に相談くらいしてほしいと申し入れること、あわせて私が群馬合同労働組合の組合員であることの通告をすることにしました。

2015年10月26日、フロントの仕事が終わって、帰り道で、杉山社長に電話しました。しかし不在で応答がありませんでした。

翌日27日午前9時頃、社長から折り返しの電話がありました。

用件を聞かれて「シフトの件なんですけど、この間変わったり、また変わったりみたいなことなんですが」と切り出しました。

11月のシフトを確認した後、「シフトは社長が作っておられるんでしょうかね?」と聞きました。「そうです」との返事でした。

そこで、変えるときに「事前に相談をしていただきたい」と申し入れました。

そして続けて、私が「ちょっとこの間二日だったのが、一日になったり」と、言った途端、社長の態度が厳しくなりました。

社長は「清水さん、特掃をやんなくちゃだめ」「清水さんだけやってない」「怠慢」「だから仕事が減った」と言いなしました。

10月に平日昼のメイク枠がなくなって、「主任」から「特掃もやってください」と指示を受けることがありました。しかし余裕がなくてできなかったことがありました。それで私は「それはわかりました」と答えました。

それから社長は「フロント業務を覚えていない」を言いました。それについても、その頃入力ミスをしていたので、「わかりました」と答えました。

社長は「がんばりましょう」と話を切り上げたので、私はそれに続けて「私、群馬合同労働組合という組合に加入していることを一応お伝えしておきますね」と通告をしました。

すると杉山社長は、「それは何ですか?清水さん。ああ、清水さん、それは何ですか?清水さんね、そうしたらね、うちとは雇用できません。はっきり言って。いったん切ります。いったん切ります。清水さんね、はっきり言って、ああもううちをやめてください。1ヶ月後。もう雇用できません。はっきり言って。」と解雇を通告しました。

私は「これは録音してますから。不当労働行為で訴えますからね」と言いました。社長は「なにいってんですか、あなた?」「いったんきります」と電話を切りました。

同じ日の2015年10月27日付で群馬合同労働組合は、株式会社ホテル1Cに対して解雇撤回と労働基準法32条違反の労働条件をあらためること、団体交渉を開催することを要求する「要求書」を東京都中央区八重洲の住所に簡易書留にて送付しました。

また後日、同日付の会社の「解雇通知書」が普通郵便で私に送付されました。「11月26日をもって懲戒解雇する」というものでした。

私は要求書の回答を求めて、同年11月2日に社長と電話で会話をしました。また11月2日付、11月19日付で「通告書」を社長の自宅にファクスで送信しました。11月19日付の通告書では期限までに回答と団体交渉の開催がない場合、群馬県労働委員会への不当労働行為救済申立を行う旨の通告もしました。

しかしながら、会社からの連絡はその後一切ありませんでした。団体交渉も拒否され開催されませんでした。

そして2015年11月26日付で私は株式会社ホテル1Cから「懲戒解雇」されました。

それをうけて群馬合同労働組合は、不当労働行為救済の申立に及びました。

「懲戒解雇」と通告されていますが、「懲戒解雇」に該当するようなことはひとつもありません。特掃が余裕がなくてやりきれなかったこと、入力のミスがあって同僚の手助けを必要としたことは認めますが、それでホテルに損害を与えたり、客を帰らせてしまうようなことは一度もありません。杉山社長は私が群馬合同労働組合に入っていると通告した途端に態度を一変させ、解雇を通告しました。

最初は、株式会社ホテル1Cの登記簿が取ることができず、株式会社Yプロパティを相手にして2015年11月30日付で不当労働行為救済申立を行いました。雇用契約書に記載の会社の住所が虚偽記載でした。仕方なく「誓約書」の提出先である「株式会社Yプロパティ」を相手に申立をしました。

しかしながら、会社は何らの対応もせず、無視をしました。そこで再度の調査が必要になり、藤岡保健福祉事務所に旅館業法上の許可申請者を情報公開請求して、ホテル1Cの事業主体を確認することができ、本件申立におよびました。雇用契約書の会社の所在地すらウソを書いて、何かあったら責任を逃れる、まさにブラック企業だと思います。

群馬合同労働組合は、要求書の中で、労働基準法第32条違反の労働条件をあらためることを、私の解雇撤回と同時に要求しました。それは私の雇用契約書の労働時間が8時間45分になっているように、明らかに8時間労働制に違反しているからです。夜のフロントになると、15時間近い労働時間になります。一人体制なので休憩時間もありません。36協定の話も聞いたことがありません。また毎日、30分くらいは、引継の時間と、やり残した仕事を片付ける時間はサービス残業でした。タイムカードに記録は残りますが、支払われていません。この現状もただしたいと思いました。

しかしながら、団体交渉を、会社は拒否をしています。というより組合の要求書を無視をしています。とても悪質です。

私は、こうした職場の状況は違法であることを自覚していましたが、ここで生計を立てている従業員も多数いるので、労働組合としての活動は自粛していました。しばらく仕事に慣れて、他の従業員に信頼されるのが先だと思いました。しかし他の従業員に組合の活動を隠していたわけではありません。しつこく勧誘するということはありませんでしたが、親しくなった人にはこういう活動をしているんだよ、声をあげなければならないときは声をあげるつもりだよと言う話はしていました。社長はその話を聞き及んでいたのだと思います。組合などできたらホテルの運営が根底から崩れるという危機感を持っていただろうと思います。だから組合の通告をした途端に対応が一変して解雇通告されました。

私は現在、群馬合同労働組合の書記長をしています。労働者の生活と雇用を守るために、組合員とともに、これまでもいくつもの会社と交渉をやり、闘ってきました。労働基準法も労働組合法も守らない会社が多すぎます。このような社会を変える、労働組合には力があるということを示したいと思います。群馬県労働委員会の委員のみなさんには、ぜひとも救済命令をお願いしたいと思います。

 

以上

 

 

 

 

 

 

 

 

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